【連載8回目】映画の歩き方: イタリア『ローマの休日』編(後)
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【連載8回目】映画の歩き方: イタリア『ローマの休日』編(後)

2014-10-09 00:41
    ▼第008号
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    映画の歩き方®
    イタリア『ローマの休日』編(後)
    KIYASUWALKER
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、マレーシア、中国…
    映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。

    これからロケ地へ行く人の、
    何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
    行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を
    楽しんでいただければと思う。

    ▼ロケ地をまわります







    ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

    【04.ローマの3時間の休日】

    映画の中で、アン王女は約24時間の休日を楽しんでいた。
    しかし、前章でも述べた通り、飛行機の乗り継ぎ時間を利用している旅。
    本旅行は、テルマエ駅を降りて3時間しか無い



    欲張ってロケ地を廻ろうとした為、駆け足の旅行となった。
    きっと同伴者がいたら、喧嘩になっていたに違いない

    以下、作中の時系列に合わせて、ロケ地を紹介する。
    ※つまり、筆者が歩いた順番ではない。

    また、パブリックドメインにつき、
    本編の画像付きで紹介したい。
    きっと、他のロケ地探訪シリーズよりも判りやすく読めるはず。



    【05.トラヤヌスの記念柱】

    ローマ皇帝トラヤヌスのダキア戦争での勝利を記念したもの。
    113年にできたらしい…が、
    今回の旅で重要なのはその歴史的価値ではない。



    拡大してみます。



    はい!こちら、オープニングの背景に使われた柱となります!




    【06.バルベリーニ宮殿】
    どんどん、いきます。
    今は、絵画を展示しているところなのですが…



    ここは、アン王女が滞在していた場所、という設定です。
    アン王女が宮殿を出る場面の、門を見れば一目瞭然。



    ▼外の世界に出発するアン王女


    大きな宮殿を想像していましたが、
    筆者が思っていたよりは、
    ささやかな場所に、ささやかな規模でありました。

    ▼遠ざかって行く門


    【07.共和国広場とナイアディの噴水】

    筆者が一番最初に訪れたロケ地。駅から比較的近い距離にあります。
    何のシーンに使われたかというと、



    アン王女が初めて、
    外の世界に"降り立った"場面



    車を降りて歩く王女。建物と噴水が見える。


    ロケ地とは関係ないが、つい載せてしまう、眠そうな王女の姿。
    睡眠薬など、細やかな伏線の詰まった、物語展開が『ローマの休日』の魅力である。



    【08.トレヴィの泉】
    ローマでも有数の観光地に到着。



    アン王女が髪を切っているときに…




    ジョーがそわそわしている場面のところで登場!


    子供からカメラを拝借しようとしている場面
    だとより判りやすい



    ちなみに筆者が訪れたときは何かの撮影中であった。



    この方、誰でしょうか?教えてください。




    ちなみに、
    トレヴィの泉というと、
    筆者は、『ローマの休日』やトリビアの泉…よりも、
    …この映画を思い出す。

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    映画史の中でも、名場面中の名場面!
    圧倒的オーラである。折角ならこの映画を観てから訪れたいものだ。

    【09.スペイン広場に来た!】
    最も知られたロケ地はここなのでしょうか?
    スペイン広場と、トリニタ・デイ・モンティ教会。



    歩いていたら、映画と同じ角度で登場したときは感動しました。






    勿論、アン王女がジェラードを食べる場面で登場。
    町のあちこちにジェラード屋があります。



    またこの場面は、時計の針が変わることでも有名。
    画像の画質が悪く申し訳ないのですが、上の画像と下の画像をお比べください。



    こういう、ブルーパーが発見されている映画は、愛されている証拠。
    『スターウォーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なども、
    無茶苦茶発見されている。


    ▼階段から見下ろしてみたの図


    尚、ジョーの家のロケ地は、
    ここから比較的近い場所にあります。


    【10.パンテオン】

    約2,000年の歴史をほこる、パンテオンが町の中にさらっと登場。
    中も入れます。



    さて、映画上重要なのは、
    パンテオンの隣の、このへん…。



    カメラマンのアーヴィングと待ち合わせたカフェがある、
    という設定になっております。※内部は別の場所で撮影されました。



    この場面をご確認ください。
    パンテオンの柱が見えます。



    上の画面と同様、
    馬車も走っていました!




    【11.コロッセオなど、スクーターコースを廻る】

    ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
    筆者が高校の世界史で覚えた人物…!
    随分と立派な建物であるが、重要なのは…



    スクーターでデートした場面であること!
    ここを走るのは、気持ちよいだろうなあ。



    上記場所から、
    コロッセオへ向かう途中にも、スクーター場面のロケ地が。
    それなりに場所の整合性は取れているのですね。



    ここです、ここです!



    尚、この場面の後ろで、アン王女を探す黒服の男達が!
    こういうところが、細かくて好きです。



    さて、お目当てのコロッセオに到着。



    映画の角度まで行きたかったが、
    3時間の旅では時間が無かった…。

    コロッセオと、中に入ろうとする行列を拝んで、
    直に引き返す筆者。

    ▼筆者が引き返したライン


    王女様は中に入れました。




    【12.真実の口】
    有名な『真実の口』のロケ地を拝みたいと思います。
    場所は、コロッセオとヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の間くらい。

    左の白い建物と、右の茶色い建物がロケ地です。



    余談ですが、
    しれっと、イタリアの名作映画『自転車泥棒』のロケの背景にも映っています。
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    まず、左の白い建物…は、
    映画では警察署という設定です。
    スクーターに乗っていて捕まった場面



    警察署設定の白い建物の正面に、
    ヴェスタの神殿(ローマで一番古い大理石の神殿らしい)なるものがあるのですが…



    警察署から王女達が出てくる場面で映っています!
    それにしても楽しそうな3人。



    歓談のあと、ジョーが、ひらめく。
    「そうだ、ついてきて」…と、
    徒歩で10数秒程の所にあるのが



    真実の口である!



    先ほどの写真に載せた、茶色い建物の中にある。

    手を口に入れると、
    偽りの心がある者は、手を噛み切られるという伝説の場所。
    嘘が上手いという会話をした後の彼らに、ぴったしの場所である。



    ▼手を噛み切られる?ジョー





    この場面は、オードリー・ヘップバーンには伝えずに、
    アドリブで驚かせたことで有名。素晴らしいなあ。


    【13.サンタンジェロ城】
    真実の口から、サンタンジェロ城へ向かいます。

    テヴェレ川に沿って歩く。
    何度、タクシーを使おうと思ったことか…・



    寄り道?してバチカンにも行きます。





    そして、着いた!
    筆者が訪れたときは、何やら工事中。
    川岸には、映画と同じように、階段を使って下りることができます。



    勿論、
    川辺のパーティー場面で使われた場所。
    この旅、一番、グっときたロケ地はここでした。



    思ったより、川岸で歩ける面積は少ない。
    映画では、特設の足場が川の上に作られていたからなあ。

    余談だが、オペラ『トスカ』の終幕で、トスカはサンタンジェロ城の屋上から川に飛び降りる…のだが、如何せん、距離がある(当時は違ったのかもしれないが?)。
    『ローマの休日』の2人のように川岸から飛び込む方が、現実的。

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    さて、折角なので、王女捜索隊に見つかった、
    アン王女とジョーの姿を思い出そう。



    川に落ちた捜索隊に、浮き輪を投げる王女のやさしさ。
    こういうシーンを載せるユーモアが、好き。



    ギターを脳天に叩き付けるところ。
    アーヴィンに撮影された場面は、筆者の記憶にも強く残ります…。



    ここは、今敏監督の『パプリカ』にも引用されていましたね。

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    さて、テヴェレ川に飛び込んだ、ジョーとアン王女。





    もうね、美しいですね。



    この後、ジョーの家から、最初の方で紹介した滞在先の門へと戻って行く。

    素晴らしい、3時間の休日旅行でした!



    筆者は、気力と体力で強引に廻ったので、
    「自分も3時間で行ける!」とは思わないように…。無理のない旅行を!



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    バックナンバー


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