【連載22回目】映画の歩き方: ドイツ『ラン・ローラ・ラン』編(中)
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【連載22回目】映画の歩き方: ドイツ『ラン・ローラ・ラン』編(中)

2015-02-11 15:36
    ▼第022号
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    映画の歩き方®
    ドイツ『ラン・ローラ・ラン』編(中)
    KIYASUWALKER
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、マレーシア、中国…
    映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。

    これからロケ地へ行く人の、
    何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
    行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を
    楽しんでいただければと思う。

    前編はこちら

    ▼この回では判る人には判る、この壁に行きます!



    ▼今度はポツダムの映画博物館へ行きます(not ポツダム広場)




    ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

    【04.ローラが走り抜けた曲がり角

    映画博物館を出て、ベルリンのビジネス街を中心に歩く。
    ローラが駆け抜けた場所がいくつかあるのだ。

    例えば、この曲がり角は…!


    左折すると…



    「おお、見覚えがある場所だ!」
    自転車を売り付けの場面あたりですね。

    ロケ地を歩いて判ったことだが、
    ベルリン中の、ちょっとアクセントがある場所
    選んで撮影されているのが良く判る。こちらがローラの視線側の写真。



    ▼来た道を映すとこうなります。こちらが、映画上のカメラの視線。


    こちらも、映画の視線
    f:id:kiyasu:20150228190337p:plain

    ざっくり書くと、ウンターデンリンデンエリアです。


    【05.ローラが罵られる、あのへ】

    ローラが、乳母車の女性に「ブタ女!」と罵られる場所へ行きます。
    判る人には判る場面なはず。



    景色を楽しみたい筆者は、例え、足が棒になろうとも歩く



    …が、地下鉄から行きたい人はこの駅を使うと便利です。



    さらに歩きます



    このへんの店のデザインに気を取られつつ・・・



    「お!?見えてきたか?」



    「この壁です、この壁!」


    ▼このへんだ!


    道しるべの写真を残しておきました。
    場所はここです。地図で探してみてください。




    ここが、女性に罵られるあたり!
    知らない人には、「何じゃそら」ですが、記憶に残る場面の一つ。
    この角度が見たかった!



    折角なので、気を取り直して、
    反対側から、ゆっくり歩いてみる。
    劇中では疾走するローラとは違ってじっくり。



    右に曲がりまーす…



    垂直の角じゃなかったんだなあ



    さらに進んで



    曲がり角終了。ふむ!完璧!このへんで罵られるのですね。



    以上、あっけないが、
    ロケ地その2、拝むの完了!

    しかし、うーむ。
    このへん、落書きが多い!!
    こんな、荒んだ?地区だったのか…。
    いや、荒んでいる地域だからこそ、ローラは罵られたのかな?



    映画とはデザインが変わってしまった、落書きたち。というか増えに増えている。
    どんどんアップデートされているのですね?



    「I SAY YES」と書いてある





    【06.落書き天国&漫画ショップ】

    折角なので筆者が撮った、
    落書き集を載せておく。










    ▼さらに歩くところにあった落書き。ここまでくると立派だ。



    余談だが、この落書き文化を考える上では、
    『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』という映画が素晴らしい。
    お時間がある方は鑑賞あれ。

    イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD]
    さて、ローラが罵られた場所の近くを歩いてくると見つかるのが、
    コミック・ショップである。
    ベルリンのオタクショップがどんなものか、確認したかったのだ。



    入り口はこちら。



    日本の作品も多数。
    ディスプレイには、『思い出のマーニー』『名探偵コナン』など。



    ただし、どちらかというと、
    かなりアメコミ重視の店であった。



    筆者の大好きな『タンタン』の品ぞろえも。




    個人的にはこのお店は、
    日本のオタク文化に力を入れているようには見えなかった(まあ、あるだけ凄いけど)。
    ただ、日本作品が控えめだったのは、この店の方針の問題であろう。

    駅の本屋やフランクフルトのオタクショップを見る限りは、
    日本作品の比重は大きい。クールジャパンも捨てたもものでは無いように感じた。

    [番外]ちなみに、森鴎外博物館はお休みであった。
    残念。




    【07.ポツダム映画博物館

    ここで、ロケ地探訪を一時中断して、
    ポツダムへ向かう。

    筆者の旅行で「ドイツの映画博物館を出来る限り制覇する!」
    というものがあった為、どうしても寄りたかったのだ。

    1.ベルリンの映画博物館 ←前章
    2.ポツダムの映画博物館 ←今から
    3.フランクフルトの映画博物館 ←『大脱走編』で言及予定
    4.ミュンヘンの映画博物館 ←同上。こちらは正直博物館と言えるものではなかった。

    ▼まずはベルリンの中央駅へ



    この電車で向かいます



    ポツダム駅は暗くなってきた…。
    尚、有名なポツダム宣言があった場所は結構離れている。
    もっと便利なところで会議いただければ良いのに…。



    ちなみに、映画テーマパークもある。
    ※冬場は閉まっている


    ▼ネバー・エンディングストーリーの竜がいるアトラクションがあるとのことで、興味はあったのだが…
    ネバーエンディング・ストーリー [DVD]


    さて、映画博物館自体は、駅から歩いてすぐの場所
    この地で有名映画がたくさん作られたので、この博物館がある





    アニメ『マルコポーロ』の特別展もあった。
    子供向け。



    内部はこんな感じ。
    1Fの緑色の空間が常設展。
    2Fの青い空間が特別展。




    通路の展示コーナーは、筆者が知らない映画が一杯。
    ドイツ映画には、こんな側面もあったのかと、勉強になった。

    後ほど作品を入手してみた。ここで新たに知った作品で、
    強くオススメできる映画は少なかったけど、まあよし!



    ▼おかげで知れた映画の一つ
    Eolomea [DVD] [Import]

    常設展の入口はこちら。
    フリッツ・ラングの『メトロポリス』を意識したらしい?
    (ドイツ語の説明文のどこかに書いてあった)



    展示内容としては…
    「うーん、ごめんなさい、不満足!」

    前章のベルリンの映画博物館の方が満足度は高い

    なぜなら、このポツダムの方の映画博物館は、
    どちらかというと、ドイツ映画の冬の時代を多めに展示しているのだ。
    つまり、折角この地で作られた、黄金期の作品はあまり…展示されていない!

    この博物館の創設者たちが仕事をしていたのが、冬の時代であり、彼らの思い出の展示が多いのではないか…と勝手な疑いをしてしまう。


    中途半端に技術や、冬の時代の作品を集めていて、
    どんな文脈を後世に残したいのか、理解に苦しんだ。

    数少ない面白かったところは、
    フリッツ・ラング監督の『二ーベルゲン』に登場したが、
    内部でどういう風に、人に操作されていたかが判る

    というもの。

    ▼この作品
    ニーベルンゲン (フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション) [DVD]

    『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』で登場した、
    フリッツ・ラング監督と竜は、
    ようするにこの展示あたりの頃のエピソードを基にしているんですな?

    劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 完全生産限定版 プレミアムDVD BOX

    さて。これだけ、
    ドイツ映画黄金期の作品を除外して展示しておきながら、
    お土産スペースでは、
    ドイツ映画黄金期のポストカードを
    売っているという矛盾




    幅広くて構わないから、
    映画ファンに嬉しい展示を増やしてほしいなあ…
    きっとその方が観光客増えると思う!

    この辺を踏まえると、
    日本のフィルムセンターはバランスとれているなあと思った。


    【08.オーバーバオム橋と高架下へ】

    さて、夜になって、ベルリンに戻ります。

    劇中でローラが疾走する場面の中でも印象的な場所は、
    実は、有名な、
    ベルリンの壁(アートっぽいところ)の近くにある。


    ▼これが有名なアートの壁!


    f:id:kiyasu:20150211025642p:plain

    f:id:kiyasu:20150211025628p:plain

    壁の写真はいろんなところにUPされているだろうから、省略。

    ▼とはいえ紹介。この壁のユーモアはすごいなあ



    さて、ロケ地を目指して西へ


    そして壁の終わりのところで、川と橋が見えてくる。

    ▼左の方に映っているのが、橋の歩行者用通路
    f:id:kiyasu:20150211025739p:plain

    ▼そこを歩いて行くと…
    f:id:kiyasu:20150211034823p:plain

    このトンネル状の通路が、
    ローラが走ったところ!
    f:id:kiyasu:20150211025610p:plain

    そして、通った通路を振り返ると、こんな感じの風景。
    印象的なお城のようなオブジェがついている
    高架下である!勿論、映画でも登場した景色!


    ▼映画でおなじみの高架下&橋
    写真の奥が、筆者が来た通路であり、ローラが走り抜けたところ。




    こちらが映画のカメラの視線
    f:id:kiyasu:20150211035124p:plain

    つまり、
    ローラの走る直ぐ先には、
    ベルリンの壁があったのである!
    行ってみないと判らなかった。

    そして、流石、アートなベルリンの壁が近くにあるところで、
    あちこちが落書きだらけだった。
    ローラは落書きスポットを走っているのかもしれない。

    ▼マイケルが子供を抱いています。わかるかな?

    f:id:kiyasu:20150211025656p:plain

    ▼カラフルな通路
    f:id:kiyasu:20150211025725p:plain

    f:id:kiyasu:20150211034840p:plain


    【09.クリスマスマーケット】

    前章の朝に設営がされていた、クリスマスマーケットに向かう。
    恐ろしく移動している日だ。

    f:id:kiyasu:20150211025812p:plain

    このとき、ドイツ各地のクリスマスマーケットに寄る機会があったのだが、
    ここは首都の中心とあって、大人向け度合いが強かったように感じる。
    何にせよ、どこも楽しそうだった。


    f:id:kiyasu:20150211025935p:plain


    ▼急遽現れた、2人の天使のパフォーマンス

    f:id:kiyasu:20150211025842p:plain

    映像でも撮ってみた



    f:id:kiyasu:20150211025906p:plain



    ビールを頼もうとしたが、
    この場ではホットワインが主流のようで。

    f:id:kiyasu:20150211025754p:plain


    次回、まだまだ続くロケ地編


    KIYASUWALKER®

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