【連載30回目】映画の歩き方: チュニジア『スター・ウォーズ』編(完全版)
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【連載30回目】映画の歩き方: チュニジア『スター・ウォーズ』編(完全版)

2015-05-11 23:08
  • 27
▼第030号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画の歩き方®
チュニジア『スター・ウォーズ』編(完全版)
KIYASUWALKER
2016/5/10 アップデート


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連載30回目を迎えました。有り難うございます。
人気の高かった『スター・ウォーズ』編のロケ地探訪。
この、写真や文字を増量し、
完全版として改めて再構成しました。


□どんな新規文章を追加したか(抜粋)
1.同じくチュニジアで撮影された『インディ・ジョーンズ』について。ボツロケ地など
2.『エピソード7』最新情報に合わせた文章。UAE撮影の惑星Jakku
3.各種メイキング文献を読み比べ、当時の撮影情報を、より正しそうな内容に変更
4.筆者のロケ地での楽しみっぷりをもう少し追加

□どんな新規写真を追加したか(抜粋)
写真、110%を目指しました。

▼ルークの家(2代目)の前方からの写真。ここからルークやパドメが出てくる。
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▼アナキンの住む奴隷地区の写真も多めに追加
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▼水分抽出機のセットに書かれた落書きまで網羅
f:id:kiyasu:20150413230427p:plain


さらに興味があれば、
別の映画のロケ地詳細や連載も是非読んでください。
こちら
個人的オススメは『シェルブールの雨傘編』『ローマの休日編』『去年マリエンバードで編』。映画観ていなくても楽しめるはず。スターウォーズ好きなら『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦編』もありかな。

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□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

■そもそもスターウォーズとは?(知っている人は読み飛ばしてください)

1,977年のアメリカに、突如、爆弾のように現れた映画
話の構造はSFというよりファンタジーである。
最新SFXを使い古典的な活劇を復活させた。


スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 ポスター Star Wars (A New Hope - Landscape)

老若何女が楽しめる。
大抵のアメリカ人はこの作品を観ており、
スター・ウォーズリテラシーが非常に高い。

アメリカのディズニーランドで
細かいスター・ウォーズネタを語る少年少女に驚いたものである。
日本だと、ポケモンかトトロに詳しい少年少女達、といった感じか。


▼スターウォーズのメイキング本はどれも面白い(※商品写真はAmazonに飛びます)

The Making of Star Wars (Enhanced Edition) (Star Wars - Legends)


特に、映画公開が"お祭り"となることにかけて、
人類史上最大級の映画シリーズとなった。


1.コンテンツ公開に合わせてコスプレ集団が繰り出す
2.公開の一ヶ月前から劇場前で並ぶ
3.映画のバージョンの違いや矛盾に、愛憎にも似た激論を繰り広げる

「もうエピソード7以降は無いよ」とさんざん話していたはずの
生みの親のジョージ・ルーカス監督が、掌返しのように、
製作にGOを出した、新シリーズ『エピソード7〜9』でも、
やるからには、その伝統が維持できるだけの"熱量"を維持してほしい。

▼EPISODE7のロゴ
The Force Awakens (Star Wars)

3番「映画のバージョンの違いや矛盾に、愛憎にも似た激論を繰り広げる」について補足しておく。
映画公開からずっと積み重ねられた
細かいルールや情報、ウンチクが、ファンにとって魅力である。

例1:
オリジナル、特別編、DVDと、バージョンによって1秒程
変わる、
ハン・ソロとグリードの一騎打ちのタイミング。
これについては、ルーカスを憎む?人多数。


例2:
A long time ago in a galaxy far, far away....

という有名な冒頭の「点は、4つ。
3つで書いているサイトは勉強が足りない。


それがどうした!なのだが、
恐ろしく重要なのである。

▼こんな表紙一つで100個くらい語れてこそファン
Creating the Worlds of Star Wars: 365 Days

※ちなみに、ややこしいのですが、
上記画像の場所はチュニジアではありません…

『People vs GerogeLucas』という映画で
俺たちが死んだら(スターウォーズグッズが廃棄されて)地球環境が大変なことになる
と言っていたファンがいた。果たして、この映画の未来はどうなるか。

▼こういう本を貪り食うように読む・映画を何百回も観る…とファンになる

Star Wars: The Visual Dictionary


〜初めて鑑賞したい方へ〜
エピソード順ではなく、シリーズの製作順に観た方が良い。
4→5→6→1→2→3

あと、つまらないと思ったら、それは、
コアなファンとは全く別の視点で映画を観ているのだ
と思って割り切ってください。
そう思っていただくしか無い…。


■スターウォーズとチュニジア

Lonely Planet Tunisia



チュニジアはアフリカの北に位置する国。
ざっくり位置を言うと、エジプトより西、モロッコより東。
地中海に面していて、ローマと戦争したカルタゴの遺跡があるところ。
ローマの歴史を学んでいるとちょっと燃える地である。
日本の約2/5の国土がある。西洋人の避暑地でもあった。

映画中に登場する砂漠の惑星タトウィーンの舞台に利用された。
ざっくり纏めるとこうなる。

1作目 『エピソード4』ロケ地
2作目 『エピソード5』関係なし
3作目 『エピソード6』関係なし ←同惑星は登場するが撮影メインはアメリカ
4作目 『エピソード1ロケ地
5作目 『エピソード2ロケ地 ←1作目と同じ場所が出てきて感動!
6作目 『エピソード3ロケ地に ←5作目の撮影で先回りして素材を用意
7作目 『エピソード7』関係無し ←Jakku(ジャクー)という砂漠惑星がUAEで撮影。予告編公開時に「タトウィーンらしくない砂だ!撮影UAEとはいえ気持ち悪い!何とかならんものか!」と公言していたら、その後、公式にJakku設定が発表された。であれば、仕方ない!


番外: 『インディ・ジョーンズ』1作目のロケ地に。この場所も行きます。

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》 [Blu-ray]

…このロケ地を拝んで色々検証する!
のが、本ブロマガの内容である。

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ちなみにチュニジア以外にもこんなロケ地があるのだ、
と判るのが、この
イギリスのページ
EP2前あたりから日本でも発売されていたFactfileの新作バージョンがあり、そのプロモーション用ページであったりします。新作Factfileのデザインはいい感じですが、これ、日本で出る予定あるのですかね?

また、上記リンクやUAE 以外だと、
エピソード7 『フォースの覚醒』では、
最後にルーク・スカイウォーカーがいた、アイルランドのスケリッグ・マイケルが挙げられます。

エピソード8では(以下、念のため、情報を完全封鎖している人のために反転)
クロアチアのドゥブロブニクにて撮影。映画が公開されたら筆者も行きたい!

エピソード9は(以下、念のため、情報を完全封鎖している人のために反転)
本物の宇宙で撮影!?という噂が。すごいなあ。


■自己紹介

▼筆者



◇映画
ナチス台頭前のドイツ映画と、戦後暫くしてからの日本映画が好物。
・好きな監督は、フリッツ・ラング、黒澤、山中貞雄、溝口あたり。

◇宣伝
・100年後の学生に薦める映画2112本をひたすら書いています。
※文字制限でこのページの更新が止まってますが、実際は2000本ほど掲載。もうすぐひとまずのゴール。



◇スター・ウォーズと私
・コアなファンの部類に入る。どれだけ時間とお金を使ったことか。
・最新作を観る為に大学を休んでアメリカへ行っていた。筆者史上最高の映画体験。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【01.大まかなロケ地と旅程】

ざっくり、この位置関係を覚えてほしい
首都からかなり離れたエリア…かつ、西と東にロケ地がある。




先駆者は多いので、
インターネット上でもそれなりに調べられる。

まずは先駆者によるgooglemapを見る。
実際行ってみると場所はズレていたりするが、これでざっくり場所を掴む。


▼西エリア(例えば、ルークの家の外装。砂漠にぽつんとある)



▼東エリア(例えば、ルークの家の内装。ホテルになっている)


そりゃあ、
どっちも行きたいに決まっている!

スターウォーズ初心者の方は、
Blu-rayの表紙にも使われているほど重要な場所の、
内部と外部、両方が拝めるルートを筆者は行きたいと思った、と捉えてください。

▼Blu-rayの背景に…ほら!(※Amazonに飛びます)

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]



まず、先に西エリアへ行くプランを立てた。
西エリアの拠点となるトズールの方がアクセスが大変な為、
先に行っておいた方が融通が利くと判断した。

首都チュニス→(国内線飛行機)→西エリア→(バスなど乗り継ぎ)→東エリア→(電車)→首都チュニス

首都とトズールは電車で繋がっているが、
ストライキによって行けない可能性が高かった為、断念。

バスでも行けるはずなのだが、弾丸旅行につき、
時間をお金で買うことにし、飛行機で国内線の予約。

▼国内線予約サイト
http://www.tunisairexpress.com.tn/

ただし、そもそも本数が少ないので、同じ旅程を組む人がいる場合は留意すること。
あと、この国内線予約サイトがあまり良いものではなく、ちょっと苦労した。


【02.治安とか言語とか諸々】
治安
ひとまず私が行ったときは大丈夫であった。
夜は注意が必要である。

本来はアフリカで最も治安が良いと言われていたのだが、
「アラブの春」以降、そのイメージが落ちてしまった。
首都は確かに厳戒態勢はひかれているが…、仕方ないところか。

▼チュニスにて。デモ対策で大通りが使えない…ので凄く不便。



とはいえ、むしろ、自動車にぶつかって死んでしまうリスクの方
を考えるべき世界であった。
実際、事故も目にした…。南無…。

何にせよ、どこの旅でも言えることだが注意は怠らないよう。自己責任の世界である。

言語
英語が通じるのは観光客相手に商売している人達。
フランス語しか喋れない人達の方が、心の底から親切にしてくれる。
だから、英語が通じない地方の町の方が喜楽。

何にせよ、英語メインで、最悪、フランス語の単語と、ジェスチャーを使えれば乗り切れる。奥地に行くと、アラビア語の看板しかないところがあり、私も勉強しておけばもうちょっと良いことがあったかもしれないが。




食事
あまり美味しくないかも…。是非ともまた食べたいというものは無かった。地方のホテルは、そこそこ良いところでも、パンとコーヒーとチーズとヨーグルトばかり…。

でも、下記画像のものは美味しかった。
チュニスで朝、行列になっていた。凄く甘いです。




乗り物
バス、電車、乗り合いバス(人数が溜まったら出発)の3つを活用する。
タクシーはせいぜい観光地のみ利用。

現地のお金(チュニジア・ディナール)
結構特殊。入国時の両替は問題ないが、国外も持って行ってはいけないので、出国時にドルやユーロに戻す必要がある。その出国時は、日本円には戻せないという噂。自分は、その後の旅程でユーロが必要だったのでユーロに変えた。
あと、お金を円から現地通貨に変えられるところは、首都チュニス以外は少ないので注意。

トイレットペーパー
持ち歩くと良いとのことだったが、
自分は活用する機会は無かった。

スーツケース
…はあまり使わない旅の方が筆者としてはオススメである。


イスラム圏ということもあり、女性は肌は露出しないよう注意されたし。






【03.現地ツアーを調べる】

特に西エリアにおいて、
ロケ地を廻るには、

自分で車を運転するか、
ガイド付きのツアーを見つけるしか無い。
徒歩や電車で行きやすい場所になどないのだ。

後者は、朝早くにゲットする必要がある。

実際に現地へ行ったら自力でバイク旅をしている猛者もいたが、
少なくとも筆者は、
砂漠の真ん中で迷わず行ける自信は無かった。

時間を有効かつ確実に使う為、
出発前に当たりをつけておこうと思った。

ただし検索しても、
どうも、納得できるサイトが見つからない。

そこで、思いつく。
トズールのホテルに、
インターネットで予約する時に質問
するのだ。

筆者
「自分は、あなたのホテル近辺の、スター・ウォーズのロケ地巡りをしたいんだ。良いガイドがどこにいるか教えてほしい」

予約サイトは、お好きなのを使えば良いと思う。
電話ではなく文字で上記質問をすれば良いので、
さほど難しいことではない。

暫くすると、メールが直接届く。

ホテル
「OK。ガイドを紹介するよ。
彼が君を連れて行ける場所はここだ。○○、××〜」

やった!

だが、
そのメールには違和感が。

おかしい!

その場所には、近辺にあるはずの、
ルークの家(外観)が含まれていない。

ファンとしては、
死活問題であった。

▼えっ!ここに行けないの?それは困る!



筆者
「申し訳ない、
これでは自分が行きたいロケ地を廻ったことにはならない
ここのスポットにも行きたいんだ。
場所ははここだ。わかるだろ?」


このメールを出した後、
ホテルからメールの返信がなく
そのまま出国となってしまう。

若干不安が残ったが、
仕方あるまい。いざ、上陸である。

▼そんなわけで、不安な旅が始まる!
ビンテージディズニーランドスターツアーズポスター9×12平行輸入


【04.飛行機】
日本からの直行便は無い。
筆者の場合は、トルコ経由で首都チュニスに到着した。

ここで、別のロケ地探訪をしている。
『007/ロシアより愛をこめて』編。余裕があれば読んでください。

余裕があればこちら

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▼こちらの映画の世界に行ってきました

ロシアより愛をこめて [Blu-ray]



【05.ロケ地前の寄り道。タクシー洗礼編 ※ロケ地とは関係ない
両替を済ませた私は、約5-6時間、
トズール行き国内線飛行機まで余裕があった。


選択肢は3つ。


1.じっと国内線を待つ
2.首都チュニスを観光する
3.シディ・ブ・サイドへ行く


で、3番を選んだ。
青いドアが有名な観光地。

▼ここが『シディ・ブ・サイド』




『インディ・ジョーンズ』1作目では、
ナチスの秘密の島のショットとなるはずだったのだが、
あえなくボツとなった場所でもある。


Raiders of the Lost Ark


タクシーで、そんなに時間がかからないとガイドにある。

30分タクシー、1〜2時間観光、30分で戻る。うむ、完璧。

本当は、この後乗る飛行機は、
「念のため3時間くらい前から空港で待機してほしい」
と注意書きされている飛行機。
そんなばかな。

流石に早く出発することは無いだろうと判断した上の、
小旅行開始であった。


だが、ここからがしんどい。
ガイドにも書いてあることだが、空港からのタクシーは、
ボラれる可能性が無茶苦茶高いのだ。
99%の可能性かもしれない。


私が乗ったのは、
気の良さそうな白人のおじさんのタクシー。


まず、荷物はトランクに入れずに車内へ持ち込む。
降りる際の値段交渉の人質にしたくない

そして
「1kmいくら」
かを聞いて妥当そうであることを確認する。

運転手
「シディ・ブ・サイドへ行きたいのか?
この地図を見ろ。ここからこう行くんだ」
地図を片手にご機嫌に回答。


しかし、
寄り道を試みるなど、
だんだん、
筆者からの信頼性を失って行く運転手。
メーターも怪しい


ご機嫌な顔になっていく運転手と、
不機嫌になる私。


結局、精算のときに「高い」と伝えると、
顔を豹変させて怒鳴り立てる運転手

人はこんなに顔を変えることができるのか


▼このへんでタクシー運転手と戦うことに



筆者
「でもさ、さっきの地図見せてよ。ここに縮尺があるでしょ?
だから空港からここまで○kmくらいだ。
で、さっき1km毎の値段は▲と言ったじゃない?
道がこれだけ曲がっていたとしても倍以上の値段にはならないよ。
これは往復以上の値段だ


これに対して、何度聞いても
理屈に合わない言葉で
怒る運転手。

私は、正規料金だと思う金額を残し、
荷物を持って、バっと、タクシーの外へ出た。

咄嗟の判断だったので、
複数人数の旅では、
できない行動だったと思う。


恨めしそうな運転手。暫くは私の後を車でつけてきた。

世界の秘境ガイドにも載っているくらいの綺麗な場所であったが、
そんなこんなで、私の心は暗かった。

タクシー1台の交渉で心が暗くなっているようでは、
海外旅行はやっていけないのであるが。



▼そんなこんなで着いたシディ・ブ・サイド
秘境ガイドにも載っているような美しい場所であるが、
こんな暗い思いをして辿り着かなければならないのか…







メモ:
余裕があれば、近くのカタルゴ遺跡へ行くのも良いだろう。
あと、電車でも行ける。

▼旅の後半で改めて向かったカルタゴ遺跡。詳細は『補足編』をご参照あれ。










【06.国内線での歓声】

シディ・ブ・サイドから飛行場へ戻った私は、
のんびりと国内線でトズールへと向かった。





筆者がこれまで乗った飛行機の中でも、
最も
緊張度が高かった飛行機内。

到着間際、随分とガクガク揺れたのだ。
無事着陸したときは歓声が上がった。


私はこの場では事故の存在を知らなかったのだが、

マレーシア航空の事故があったことが、
この歓声を強く助長していたようだ。


▼ホテルで観た事故のニュース映像




【07.ホテルへ】
そして、夜中になったが、SWロケ地探訪の拠点となるトズールに到着した。

『スター・ウォーズ』のロケだけでなく、
『インディ・ジョーンズ』1作目のチュニジアロケの最初の拠点となったのもこの町


The Cinema of Steven Spielberg: Empire of Light (Directors' Cuts)

すっかり懸念がちになったタクシーで、
予約していたホテルへ移動する。


【08.ロケ地へようやく出発】


朝。
ホテルの
従業員で英語が判る人は僅か

「数日前にスター・ウォーズツアーについて
メールしたのだけれど、どうすればよい?」

と伝えても、困った顔をされるだけ。

片言フランス語だけでは限界がある。
英語で「スターウォーズ
」という単語も通じない。
そういうものなのか。

イラストとフランス語のチャンポンで理解してもらった上で、

英語が喋れるオーナーが登場した。
筆者は、このオーナーとメールのやりとりをしていたようだ。

ルークの家は、アルジェリアとの国境付近の為、
料金が高くなるとのこと。

車と、ガイド兼運転手をGETし、
さらに、自分が行きたいところは
一通り廻れるプランとなった。

▼移動中の一コマ1



■システム
1.ホテルがガイドを呼ぶ。
2.筆者はツアーが終わったら、ホテルにお金を払う。
3.ホテルがガイドにお金を渡す(何なら筆者が別途チップをあげてもよい)

お金はともかく、この方が安心である。

▼移動中の一コマ2


【09.ジャンドランド荒野でR2-D2の気分】

まず、向かったのはスター・ウォーズ作品内では
ジャンドランド荒野と呼ばれていた地である。

実際の地名は、シディ・ボレール渓谷
通称スターウォーズ渓谷。※現地の人には意外と伝わらない

場所は、トズールから、少なくとも30分くらい車で移動したところにある。
道しかない道を進み、ちょっと寂れた町を過ぎると、確かにおなじみの渓谷が見えてくる。


▼見えてきた!



まず、作中の、ジャンドランド荒野が
どんなところか説明しておこう

■EP4
1.R2-D2がジャワ族に捕まる場面
2.ルーク・スカイウォーカーがサンドピープルに襲われていたところをオビ=ワン・ケノービに救われたりする場面
3.帝国軍に襲われたサンドクローラー(ジャワの乗り物)を検証する場面
4.「あれがモス・アイズリー宇宙港だ」と言う場面

▼Amazonより画像を拝借。このパッケージに使われている場面など

スターウォーズ SAGA2 VINTAGE Sand People US版


■EP1
・EP1で父親のアナキン・スカイウォーカーがポッドレースをするコースに組み込まれているのもこの渓谷とされている。

■EP2
・シミ・スカイウォーカーが連れ去られた場所

▼頂上らへん
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まず、かなり狭い道を登り、車で渓谷を見下ろせる場所までくる。
そのときの映像がこちらである。




運転手
「自分で降りてきてくれ」

運転手は筆者を置いて、
車で下山(下山というとオーバーな表現であるが)。

筆者は自分の足で、
ルークやR2-D2、オビ=ワン・ケノービらがいた場所に降り始める。

▼頂上




▼景色良し…!



そして、よく知っている景色がどんどん登場する。

▼この岩は見覚えがあるぞ…!



▼Amazonより画像を拝借。判りにくいですが、このパッケージの一連の場面。R2-D2がジャワ族に襲われて、ぶっ倒れる岩である。

1996 Hasbro Star Wars - Power of the Force Jawas Hologram Green Card Action Figure

▼別角度から。
折角なので、R2-D2と同じ場所で横になってきました。



▼反対側にあるこっちの岩陰も映画に出てきましたね



ファンとして興味深いのは
映画に登場するシーンの場所が

それぞれかなり近くにあるということだ。

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例えば、この岩の近くには、

今度はルークが倒れた岩陰だと思われる場所がある。

▼しばし、SWらしさを堪能する。



悲しいことは、入り口には先人達が残した
ゴミや、たき火の跡があったこと。うーむ、けしからん。

▼この他にもペットボトルなど
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ちなみに、『インディ・ジョーンズ』1作目や、
『イングリッシュ・ペイシェント』のロケ地もここである。
前者は、失われたアークを空けるあたり。

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》 [Blu-ray] イングリッシュ・ペイシェント [Blu-ray]

▼名残惜しいが、この地とお別れ



下山。写真奥の方で車で待ってもらっている
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【10.ダース・モールがいた砂漠の岩陰で、死にかける】

EP1でダース・モールが、
女王の捜索の拠点としたあたりへ向かう。

▼Amazonより。こちらの撮影された場所とは全く違いますが…。
ブロマイド写真★『スター・ウォーズ/EP1』クワイVSダース・モール/砂漠/クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)、ダース・モール(レイ・パーク)


今度はトズールの西南に位置するので、
一旦、トズールに戻り、それから砂漠をひたすら移動する。

▼再移動…



▼砂漠、砂漠、砂漠…。だんだん、映画で覚えがある砂の色になっていく。



360度、岩と砂の世界。
どこに町があり、どこにオアシスがあるのか判らない。

もしこの地に目隠しで放り出されたら、死を覚悟するしかない。
ガイドを雇って本当に良かった。

砂漠の神秘性と恐ろしさを知った。
1910年〜1940年くらいの映画に登場する砂漠の雰囲気。

さらには、『星の王子さま』の世界を思い起こした。
実際は隣の隣の国であるモロッコが基になっているが。

The Little Prince

▼参考: トズールの町にいた星の王子さま




▼オアシス。クワイ=ガンvsダース・モール撮影と言われるあたり?




そして、登場したのが、この岩であった。
正確な名称は、オング・ジャメル(ラクダの首)。

▼おお、この岩は…?


確かに、この特徴的な景色を見れば、撮影したくなる気分が判る。
この後に行く、モス・エス
パのロケ地(エピソード1のメインの撮影地の一つ)とも近い。

この岩の麓に休憩所と売店がある。
おそらく、何か買って行く代わりに観光して良いよ、
ということなのであろう。

私はここで水を買った。

▼頂上あたりで撮影した。筆者が乗ってきた車と休憩所も映っている。


▼らくだ岩。『新三部作』っぽい、砂の色ですね。


▼頂上から



さて、
死にかけるエピソードである。

私は、休憩するドライバーを置いて、
高さ30mほどの砂地に登ぼり、地上を見下ろしていた。

そして、のんびりとこしかけていたのだが…

地上で、もの凄いスピードで、
砂埃を上げて近づくものがあった。


他の観光客が乗るツアー車である。
客の歓声と悲鳴が聞こえる。

筆者は癖でカメラを構えたのだが、

視認して10秒後には、
その車は私の正面まで、登りきっていた。

写真を撮る暇など無い。

私は転げるように、
逃げ参じた。

筆者を轢き損ねた車は、
今度はバックで丘を下って行った。

ジェットコースターのような体験を、
ツアー客に提供していたらしい。


▼この頂上でのんびりしていたところで奇襲にあった



ジェットコースター用の凸凹ルートは他にもあり、
その後も、その車や、
私が乗る車も、凸凹ルートをエンジョイしていた。

▼筆者を轢きかけた車達。




【11
.モス・エスパ。まさにスター・ウォーズの町へ】


まずは、この写真を見てほしい。


おそらく、この地が、
一番、スター・ウォーズらしく見える場所なのではないだろうか。

正式名はショット・エル・ガルザ
撮影のセットがそのまま残されている。



町にはロープで柵が用意されており(無いところもある)、
土地の所有者に、
お金を渡すと入れるシステム。

▼入れてください…


▼すぐにスター・ウォーズの世界



ちなみに
こちらは、エピソード4に登場した町、モス・アイズリー…ではなく、
エピソード1&2に登場した町、モス・エスパである。

公式の、エピソード1のメイキングビデオにも、
このロケ地での撮影の様子が映っている。


▼こちらのDVDに収録されている

スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス [DVD]

エピソード4のモス・アイズリーの方は、
主にチュニジア東にあるジェルバで撮影されている

▼というわけで?「モス・エスパ」の文字が




▼動画をUPしました。セットの"中"まで入っています
一番見てもらいたい動画は上段。結構ハリボテっぽいことが判る。






残っているセットで特筆すべきは、
砂漠惑星タトウィーンの風景を代表する水分抽出機

作中で、この機械は、人々の生活に必須であった。
ルークスカイウォーカーが育った"農場"とは、
そもそも水分農場のことである。

このセットの実際の質感を味わえただけでも、面白い。
▼木じゃないか!


▼とにかく触って確認したくなる病


▼文字が書いてある
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▼色んなパーツが面白い


▼セットの文字を確かめたくなる病…


▼とにかく触って確認


▼廃品もどきから作ったのだろうな、と思われるパーツの数々
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また、近年チュニジア政府が補助金を呼びかけている、
この地の保存運動
確かに、セットの扱いは雑である。

▼セットの骨格が見えている


▼埋もれているセット

ちなみに、砂の感覚からして、
C-3POが砂漠を彷徨う場面(クレイトドラゴンと一緒や、
ストームトルーパーのドロイド探索場面は、
このショット・エル・ガルザ付近で撮影されたのではないかと思った。
最もスターウォーズらしい「砂」を感じた場所であった。


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尚、町中に住んでいる人は、
ちょっと不機嫌だった。理由は判らない。

▼写真撮影をお願いした代価?にお土産を買う。『STARWARS』と書いてある。
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自身の率直感想からすると、
思ったよりあっけなく感じたロケ地であった。

ただ、
この後に訪れるロケ地は
鳥肌ものであった。

▼ラクダ注意の中、移動…





【11.映画史上最高の聖地、ルークの家へ】

大砂漠を抜け、一旦町中に戻った後、
トズールを拠点にしたツアーの最後の砦である、

ルークの家(正確には、ルークの伯父さんの家なので、ラーズ家)へと向かった。

場所はネフタ
アルジェリアとの国境近くである。
スターウォーズ撮影時に、
嵐でセットの一部がアルジェリアかどこかへ飛んで行った!?
なんて冗談まじりの証言もある。

▼Amazonより。ネフタを起点に、こんな撮影が行われていたはず
Star Wars: The Making of the Movie (Step-up Books)


また、ネフタという地は、
『インディ・ジョーンズ』1作目のロケでも使われており、
この地で病気にならなかったのは、150人中、15-20人だった…
なんてエピソードもある(そしてスピルバーグ監督は無事だった模様)。

Interviews with John Williams, Steven Spielberg and George Lucas (Album Version)


そんな映画と縁のある道を、ひたすら進む。



そしてある時点で左折。
道など整備などされていない場所へ。
この先にルークの家がある!



見えてきた


この様子は動画にしました



この旅の中で、最も興奮したのが、
このルークの家であった。


EP4、EP2、EP3に登場した
スター・ウォーズの聖地中の聖地である。




ただし正確には、

ここで訪れているのは
EP2&EP3の撮影用のものである。

「EP4では、マトマタで撮影。
そして、その建物は現存しない。
つまり二代目である」

…と、日本の、とあるファンブックに書いてあったのだけれど、
『The Making of STARWARS』の方を拝読する限りだと、
該当場面は、マトマタではなくネフタで撮っているようだ。

個人的には、土地柄や撮影記録を優先して、
ネフタ説を信じたいところ。


▼折角なので内部の写真も



▼筆者にとっては凄く新鮮な角度の写真(その1)



筆者にとっては凄く新鮮な角度の写真(その2


▼これは、サンド・ピープルの?


▼ラーズ家の格納部分のセット跡
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尚、この建物は近年、ファンによって修復がされたもの
それまでは、おそろしくボロボロであった。

当時、こちらの記事などを見たときは、真っ白過ぎ!と思ったのだが、
筆者が訪れたときは良い案配になっている。

修復時にファンが作った説明文


さて、折角なので、
筆者は、ルークスカイウォーカーが
夕陽を眺めるシーンを再現してみた。

家から出てきて、
このポーズをするまでの場面を検証したい。

★直筆サイン◆スターウォーズ◆STARWARS◆マーク ハミル as ルーク スカイウォーカー★Mark Hamill as Luke Skywalker

二つの夕陽とルークスカイウォーカーの図
A New Hope: The Life of Luke Skywalker (Star Wars)


スター・ウォーズで最も美しく、感傷的なシーンは、
ルーク・スカイウォーカーが、
この家から、二つの夕陽を眺める場面である。

Blu-rayのパッケージでも、この家が使われているのは、
ようするに、ライトセーバーのバトルよりも遥かに、
この場面がファンの心を捉えているからである。

彼の目線の先はどうなっているのか。


スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]

▼正面より。この入り口から出て夕日を眺める
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夕日は無いが、やってみた動画はこちら




ただし、この検証には問題がある。

この建物は、2代目であり、また場所も違うはずなので、
ルーク役のマーク・ハミル氏が見た視線は、異なる場所ははずだ。

なので、これが正しい目線ではないことは注釈として載せておく…
がやらなければならない!

尚、動画のコメントで、
「あれ埋まっちゃっているのか」というコメントがあったが、
そういうことなのだ。

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しかも、そもそも、
映画上、その埋まって見える内部の部分は別の場所にある。

EPISODE2で一瞬覗けるようになっているのは、
おそらくCGでくっつけたものだ。

その内部のロケ地は、この後の旅で向かう。

▼ルークの家の構造は、この本が判りやすい。後付け設定が多そうですが。

Inside the Worlds of Star Wars Trilogy: The Ultimate Guide to the Incredible Locations of Episodes IV, V, and VI

ガイドさんに、何度も写真を撮ってもらった。お気に入りの写真。




【12.トズールの町】
そんなわけで、トズールに戻った。
「今度、スターウォーズセレブレーション トズールがあるんだ。惜しかったな。また来なよ。」と言われたが、情報としては初耳。本当か?


ホテルに戻り、二泊目となる。

以下、トズールのいくつかのスポットである。










▼ハローキティのお店。中東寄りの国のキティ人気は凄い
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尚、インディ・ジョーンズ1作目の町中の追いかけっこはここで撮影されたわけではありません。注意。


【13.トズールを離れる。次のロケ地へ】
乗り合いバスと通常のバスを乗り継ぎます。電車はどうやら厳しかった模様。

【14.ロケ地へ向かう途中の町、ガフサ】
乗り合いタクシーでやって来た町。
バスを待つ間に昼食とする。
バスの時刻を教えてくれた、英語が喋れるビジネスマンも格好良かった。

ほぼフランス語しか通じないが、
その分、親切な人が多い。一番共感を持った町である。



▼ランチ "サンドウィッチ"



▼乗り換え先のバス停



▼さらに移動
ルーカス監督が撮影当時発狂した理由が判った気がした。
これだけ長い移動をして、予算も超過すれば、プレッシャーになるよ…




【15.乗り換えの地ガベス、そして新マトマタ、旧マトマタへ】
ガフサから、ガベスに到着。
ガベスはそれなりに、人が集まっている町である。

さらに、新マトマタ行きの、
乗り合いタクシーの場所を教えてもらい、そこへ向かう。

さらに、この新マトマタから、
ロケ地のある旧マトマタへ。

朝トズールを出発して、旧マトマタに夕方に到着した。
もともとガフサに着くくらいで時間切れも想定していたので、
悪く無いスケジュール感である。

▼西エリアから東エリアに移動した




▼旧マトマタに到着。ここが新たなロケ地だ!




【16.ルークの家の内側
ここで、遂にルークの家(ラーズ家)の内部に到着する。
こちらの方が、旅行会社のツアーに組み込まれていることが多いようである。

▼入り口


▼内部


具体的には、下記の場面で使われた。
EP2: アナキンとパドメがラーズ家を訪れる
EP4: ルークがラーズ家と暮らしている

この内部の階段を登ると、
先に行った、ルークの家(外側)に出る、
というのが映画の設定だ。


▼内部を動画にてUP。
もっと感動するはずだったのだが、
こちらはあっけなく思えたルークの家である。




▼アカデミーへ行きたいよ!とルークが語る食卓。
天井の模様がそのまま
EP4とEP2に登場。



▼反対側はこうなっている!(ロケ地に行くとカメラの反対側が気になる)




ルーカス監督は、EP2撮影時に、
EP4とほぼそのままの状態で撮影できるこの地にご満悦だったようだ。
確かに、そうだろう。



記録によると、そもそも、
第一作製作時、キャストとクルーは、この地には1日しか滞在しない。

超弾丸撮影だったらしい。

尚、当時の、中庭の製作費は6200万ポンド。

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そんなあっという間の撮影で、
このホテルは長らく、筆者のような訪問者がいることで儲けているのだ。
不思議な縁である。

▼このヴェイダーは、ファンに貰ったのだとか
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尚、泊まるのはちょっと微妙に感じた。
同じ料金で別のホテルの方が良い。
ホテルのぬくもりが感じられないし、寒い。



【17.交渉バトル ※長い】
ここで観光中に、ズカズカと登場したツアーガイド。
何となく、いそうな気がしておりました。

▼ガイドが持参していた"日本語"の地球の歩き方。
E08 地球の歩き方 チュニジア 2012~2013

ここからEP1で撮影されたロケ地へ行くことができるのだが、遠い。
自力で行くこともできるが、ガベスに戻らないといけなし、
バスの数も少ないことから、心細い。

一方、ガイドは日本語の「地球の歩き方」に載っているロケ地を手に、
言葉巧みにしかけてくる。手強い。

廻りには、ツアー代を割り勘できそうな他の観光客はいない。
払うにしてもそれなりの大金になってしまう。
交渉が必要だ!

筆者
自分は直接行こうと思っていた。ツアーは必要は無い」(半分嘘)

ガイド
「クレージーだ。どうやって行くか判っているのか?遠回りだぞ」

筆者
「ガベスからだろ?今日はガベスに戻って、それからバスで行くさ」

さて、
筆者はこんなこともあろうかと、
ギリギリのお金しか財布に入れていなかった。


実際はまだ隠し持っているのだが、
それは見せない。

少ない財布の金をテーブルにぶちまけた。

筆者
いいか、私はこの金しか無いんだ。あなたの言う金額は無理だ

ルーク・スカイウォーカーが
「大学に行きたい!」と訴えたテーブルの場所で、
筆者は、交渉を開始する。


▼ここで戦う



テーブルに並べたお札とコインを
二人が取りあう


ガイド
「このロケ地と、綺麗な所に、連れて行ってやる」

まずは、金を手に取るガイド。

筆者
「待て。そこにはあのロケ地が含まれていない。確か、クサール・メドニンだ。

ガイド
「メドニン!?馬鹿な。あそこは遠い。クサール・ハッダダと綺麗な景色で我慢しろ

筆者
「ダメだ。私はスター・ウォーズファンなんだ。そこに行けないなら、このツアーに意味は無い

もの凄く悩んだガイド
本当に行きたく無いらしい


ガイド
「…じゃあ、行こう。ガソリン代が二倍になるこれだけ貰うぞ

と、さっきより多めに
お金を確保するガイド。


筆者
待て。黙っていたが、それでは交渉不成立だ。
私はこの金で、
ホテル代(二泊)と、
ガベスに戻るお金と、
チュニスまで電車に乗るお金が必要なんだ。
食事代もいる。
私は日本に帰りたいんだ。」

と、とられた金をかなり多めに引き戻す

ガイド
「なんだと!…だが、確かに帰れないな。
クレジットカードは使えないの?うーん、うーん」

筆者
「なんとかしてくれ」

ガイド
「よし、マトマタのホテル代を安くするよう交渉してやる。
…あと、帰りはガベスまで連れて行ってやる
そうだ。食事もつける。サンドウィッチだ。


と、とられた金を一部引き戻す

筆者
「いや、まだ足りない。
ホテルはもう一泊ある。
チュニスはここよりホテル代が高いんだ。」


と、とられた金を引き戻す

ガイド
「わかった。チュニス行きは夜の電車に乗れ。移動中に朝になる。それで一泊分浮く。」

筆者
「ふーむ」

実際はもう数泊予定だし、お金は別にあるから、
実際にそうするとは思えないが内緒である…

ガイド
交渉成立だな?
明日の朝に集合しよう。場所は…」


と、浮いたホテル代を取ろうとする。

筆者
「…。待ってくれ。忘れていたが、
私は日本の友人達に
お土産を買わないといけないんだ。
だから、まだ金は足りない」


と、ホテルが浮いた分でとられた金を、
ほぼ引き戻す。


ガイド
「ぐううううううう。
どうしても…遠くにあるロケ地も行きたいのか


筆者
行けないなら、これまでの話は無しだ。
そういえば、お土産の人数は…1,2,3 …。」


と、さらにお金を引き戻す。

ガイド
判った。十分だ!これがベストだ!
ただし、この1チュニジアドルは譲らない。」


交渉成立である。握手した。

実際の相場は判らないが、
筆者としては、妥協点。
満足いく金額になったと思っている。
まあ、何人かで行けば割り勘で安くなるのであるが。

▼安くしてもらったホテル




ちなみに交渉を終えても一悶着あった。

実際のツアー担当者である若者がきて、
行き先が伝えられると…

ツアー担当「えええ、何でそんな遠くの場所まで行かなきゃいけないの?
交渉担当馬鹿もん!日本人はスターウォーズが好きなんだ!
ツアー担当「クレージーだ」
交渉担当「ええい、先に小遣い渡しとく!言うこと聞け!あと、明日はサンドウィッチと…」

筆者はかなり強引な要望を出したらしい。


【18.ジャワ族一杯の中、ツアー開始】
翌日



ツアー開始である。

早速だが、
スターウォーズに頻繁に登場する、ジャワ族を覚えているだろうか。
R2-D2とC-3POを砂漠で捕まえて売りさばいていた種族である。
EP5以外の全てのエピソードで登場している。

▼ジャワ族。Amazonより
Whack-A-Jawa

これが、一杯いるのである。
きっと、彼らにインスピレーションを受けたのがジャワ族に違いない。

▼ジャワ族にそっくりの皆さん。あちこちにいらっしゃる。





▼ガソリン用意


▼山越え、山越え…





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ガイドが車でかける曲が新鮮であった。


【19.アナキンの奴隷地区の町並みへ】

クサール・ハッダダに到着である。
エピソード1でアナキンが生活した奴隷地区として登場。

▼入り口。ホテルとあるが…ホテルには見えなかった






具体的には、
1.ポッドレーサーが完成する場面
2.アナキンは特別とクワイ=ガン・ジンとシミ・スカイウォーカーが話す場面

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尚、クサールとは穀物庫のことである。














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【20.アナキンの奴隷地区の町並みへ】

場所を変えて、もう一カ所。
正式名称はクサール・メドニン。
この場所に行きたい為に、ツアーの交渉がより複雑になったのである。




スターウォーズでは
EP1で、アナキンの家の入り口(嵐のシーンを思い出してほしい)と、
母との別れの場面で使われた。

Star Wars Power of the Jedi Shmi Skywalker Action Figure by Hasbro [並行輸入品]











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【21.おまけ
帰宅ルートの町。タタウィン。
これは惑星タトウィーンの名前の元ネタである。




完全版はここまで!
------
もしこの先のチュニジア旅を知りたければ、

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補足編をご参照ください!遺跡廻りなどをします。




次回、ワシントンD.C.『フォレスト・ガンプ』編 か、日本『七人の侍』編か、インド『きっと、うまくいく』編

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その他、バックナンバーはこちら!
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バックナンバー

★総集編
こちら


★スターウォーズ編
前編はこちら
中編はこちら
後編はこちら ←オススメ&凄く人気
補足編はこちら





★ロッキー編
前編はこちら
後編はこちら






★ローマの休日編
前編はこちら
後編はこちら ←判りやすくてオススメ






★シェルブールの雨傘編
前編はこちら
中編はこちら ←オススメ

後編はこちら





★インファナルアフェア編
本編はこちら





★アメリ編
前編はこちら
後編はこちら




★インディ・ジョーンズ 最後の聖戦編
前編はこちら
後編はこちら
補足編はこちら





★ミッション:インポッシブル編
前編はこちら
後編はこちら





★尾道三部作&新三部作編
前編はこちら ←ささやかながらオススメ!
後編は更新中







★ラン・ローラ・ラン編
前編はこちら
中編はこちら

後編はこちら




★007/ロシアより愛をこめて編
本編はこちら
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★キングコング編
本編はこちら





★去年マリエンバードで編
本編はこちら ←意外と面白いかも
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f:id:kiyasu:20150310012711p:plain

★菊次郎の夏編
前編はこちら
中編はこちら

後編はこちら

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KIYASUWALKER®

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他17件のコメントを表示
×
>>10
交渉の場面は、この『完全版』の前のバージョンの時から好評なんですよね。最初のバージョンを書いたときは、長いから削除しようと思っていたくらいだったのですが…残しておいて良かったです。
45ヶ月前
×
>>11
有り難うございます。『007』を始め、スターウォーズ以外のロケ地探訪も連載中なので、興味あれば是非。
45ヶ月前
×
>>12
ファンによる"修復"までされていますからね。ちょっと脆そうな建物が多いのが気になりましたが、今後も長く残ってほしいです。
45ヶ月前
×
記事面白かったです。
とくに値段交渉してるところなんか勉強になりました。

自分もスターウォーズ好きなんですが、
風景を見ても思い出せないシーンがあって
また映画を見直そうかなと思いました。
44ヶ月前
×
>>21
値段交渉のところは、こんなに皆さんのツボになるとは思っていませんでした。書いて良かったです。
スターウォーズは、観直せば観直すほど新たな発見がある作品なので、機会があれば是非とも観直してみてください!
44ヶ月前
×
はじめまして。記事、楽しく読ませて頂きました!
私も8月の後半に、トズールを訪れて、スターウォーズのロケ地を巡ろうと計画しているのですが、
一番重要となる、ネフタ近郊のラーズ家の外観のアクセスがわからず困っています。

そこで、KIYASUWALKERさんに、トズールでツアーの手配・宿泊したホテルの名前、ツアーの費用など
何かしら情報を頂けると、嬉しいです。

突然のコメント失礼しました。返信お待ちしています。
31ヶ月前
×
>>23
なるほど。後ほど詳細お返事しますのでお待ちください!
31ヶ月前
×
>>24
ありがとうございます!
では後ほどお願い致します。
31ヶ月前
×
>>25
ちょうど私も先日、自分の別の旅の為に、ロケ地探訪の先駆者に問い合わせをしていたところでした。
参考になれば嬉しいです。

◆ホテル
町の中心からはちょっと離れたところでした。
http://www.booking.com/hotel/tn/residence-loued.ja.html

◆ツアー代
申し訳ないのですが、記憶が曖昧です。今の為替だと変動しているかもしれませんが、感覚的に日本円で8,000円くらいだった気もします。

◆帰国してから気づいたこと
スターウォーズキャニオンの中にあるインディ・ジョーンズ1作目の撮影場所のgooglemapを記している海外の方がいました。見ると、渓谷の中でも、私が当時ツアーで降ろされた場所より東寄り(ただし歩いて移動するにはしんどい距離だったはず)にありました。もしそこにも行きたい場合は、事前に調べて、渓谷に着いた時に相談すると良いかもしれません。車でうまく近づけるのかどうかまでは未検証です。地図のURLを失念してしまったのですが、「starwars tunisia googlemap」でひたすら検索したら出てきた地図でした。

◆もしも、メドニンにも行く場合(念のため)
もう少し調べた上で、どこかで訂正しなければと思っていたのですが、母とアナキンの別れ場面(アナキンの家)のロケ地を、私を含め、複数のWEBサイトが微妙に勘違いをしている可能性があります。訪れた時は、なんか違うけど、合成したからかなあと思っていたのですが・・・。現地の人はスターウォーズを知らないので、わかりやすい案内はしてくれません。メドニンに行ったら、下記ページに記載の場所や写真を参考に、ここ辿り着くようにしてみてください。このページは感覚的に合っていそうです。
http://www.tunisiaonline.com/star-wars-tunisia/
Anakin Skywalker’s home
Lat/Long coordinates 33.347272,10.492051

では、気をつけて、楽しんできていただければ!
31ヶ月前
×
>>26
とても詳細な情報で大変助かります。何とか辿り着けそうで、安心しました!
これからもロケ地探訪、楽しみ&応援しています!

私もチュニジア旅行、楽しみたいと思います。
今回はどうもありがとうございました!
31ヶ月前
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