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KIYASUWALKER
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チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、中国…
映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。
これからロケ地へ行く人の、
何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を
楽しんでいただければと思う。
■例えば、こんなロケ地に行きます
X.標高4000Mにあるパンゴンツォ(パンゴン湖)
日本でも話題になったラスト場面の場所
Y.「日本人が云々!」と口論する橋
筆者のお気に入りのロケ地。ここは、無理にでも行って良かった。
■さらに、野を超え、山超え…旅します!
絵になる情景は多かったです
往復12時間の旅を2度もします
■そもそも『きっと、うまくいく』とは?
1.インドで大ヒットした記録づくめの映画
2.ノリ良く、ラストの気持ちがよい映画
筆者が「この映画のロケ地探訪の為にインドへ行った」というと、作品を知らない人は、かなり怪訝な顔をされることが多かったのだが、パッケージの印象以上に楽しい映画である!
日本で大々的に紹介される前から
筆者はこの映画のファンであった。
原題は『3 idiots(3馬鹿)』
『きっと、うまくいく』という邦題がついたときは、
最初、知っている映画のことであると気づかなかったのだが…。
ともあれ、筆者の知人も何人か鑑賞していた(観に行かない?と誘われたりした)ことを加味すると、(タイトルを含め)宣伝は上手くいったということだろう。
『きっと、うまくいく』の関係
当然ながら?、インドで撮影されている。
調べると、撮影された地方は多岐に渡っているが、
印象的な場面の多くはラダック地方(Ladakh)で撮られている。
おおまかに言うと、インドの北部。
中国との国境に近いあたり。
この場所は、一般的なインドのイメージとは異なる。
チベット仏教の影響が色濃く残る文化圏で、
本家チベットよりも貴重な寺院が残っていると言われる。
▼ダライ・ラマがフィーチャーされた寺院が多数
▼なので、このような場所も、今回の旅では廻ります
そんな、ラダック地方を旅します。
■改めて自己紹介
▼筆者
ネットの中の社会人
◇映画
・ナチス台頭前のドイツ映画と、戦後暫くしてからの日本映画が好物。
・好きな監督は、フリッツ・ラング、黒澤、山中貞雄、溝口あたり。
◇宣伝
・100年後の学生に薦める映画2112本をひたすら書いています。
※文字制限でこのページの更新が止まってますが、実際は2000本ほど掲載。
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【01.大まかなロケ地と旅程】
■まず、ラダック地方に到着する
東京からインドのデリーの空港へ(筆者は周遊でしたが)。
さらに、国内線でレー空港に向かう。
■そして、ラダック地方にてロケ地廻り
◇最終目的地は?
秘境と言われるパンゴンツォ(ラストシーンのロケ地の湖)。
ここが、映画の印象的なロケ地だからだ。
◇最終目的地へ着く為の留意点
パンゴンツォは、高度が4000m以上と大変高い高度にある。その為に、体が慣れないうちに訪問されると重篤な高山病の症状が出てしまう可能性がある。レー到着後最低2-3泊の順応期間を経てから、向かう必要がある。
順応期間中には、パンゴン湖以外の『きっと、うまくいく』のロケ地を廻る。
学校、橋、道などだ。
■上記を基に立てた予定 ※後に変更
1日目 夜 日本発
2日目 深夜 デリー着
朝 国内線経由で レー空港着。ホテルへ。
3日目 高山病対策順応期間1泊2日目 観光・ロケ地廻り
4日目 高山病対策順応期間2泊3日目 観光・ロケ地廻り
5日目 パンゴンツォツアー・ロケ地廻り 日帰り ※後に学んだことは日帰りよりは1泊2日にした方が良い点
【02.治安とか言語とか諸々】
治安
正直、ラダックにて、危険はあまり感じませんでした。
言語
ラダック語(チベット語の派生系)
基本、観光客が来そうな場所は英語が通じる人が、誰かいる。
完全に英語で通してしまった旅であるが、
チベット語もちょっと覚えたくなるものである。
ビザ
有名なことであるが、ビザを取るのは手間。
ちょうど、WEBで申告が全て完結するようになったので、嬉々として使ってみた。
申請すれば72時間以内にメールで書類が届く。インド大使館へ行く必要は無い。
インドの空港に着いたら、専用ブースへ行けばOK。
だが、このWEB申請であっても、もの凄く時間がかかった。
写真など用意していなかった為、後手後手にまわる。
フォーマットや容量の制限は、PCに慣れていない人は対応できるのかなあ?
【03.到着編】
■デリー到着と両替
深夜にデリー空港に到着。
デリーの空港の両替があまり評判が良くないので、
デリーでは少額しか両替しなかった。
まず、欲しい金額は、食事代など色々含んでも、数千円で十分。
この後向かうレーの空港に両替所は無いので、
少なくとも、町までのタクシー代は事前に必要。
あとは、デリー空港での朝食代。
デリー空港内で両替をしようとしたところ、
「1万円」以上じゃないと両替しないと言われる。
が、これは事前情報でもあった対応だ。
ここは強引に両替していただき、国内線の飛行機に乗り込んだ。
■レーに到着
早朝に、デリーから国内線を経て到着。
この空港は、基本、朝しか運用されていない。
旅人を朝方にしてくれる町なのだ。
▼青い空
■タクシーで、ホテルへと向かう
利用するのは、プリペイドタクシーだ。◇プリペイドタクシーとは?
・行き先を伝えると、カウンターで、料金が伝えられる
・料金を払うと、伝票のようなものを貰う
・それを、群がるドライバーの方の1人に渡すと、乗せて行ってくれる
・ドライバーは客を届けた後、伝票を持ってカウンターに戻れば、お金が手に入る
→つまり、ドライバーと金額交渉をする必要がない!
▼写真の人だかりは、ほぼタクシーの運転手
このシステムは、ボラれる確率が低いので、大変有り難い。
空港を出て直ぐ、観光客に優しいシステムがあって安心する。
事前に、空港からホテルまで「300ルピー程度」という情報を得ていたが、
もう少し安い金額で、ホテルへ向かうことができた。
これなら、もっと少ない金額で両替して来ても良かったなあ。
■ホテル
ホテルは事前に予約していた。
「インターネットが使える宿泊所を探しています。かなり重度に利用したいです」という要望を、現地の旅行代理店に質問して、返信いただいた候補だ。
代理店のお得意先なのだろうとは思いつつ、大変安心できる良いホテルであった。
もうちょっと安価な旅行も好きなのだが、満足である。
http://www.hotelomasila.com/tariff.html
▼ホテル
肝心のインターネットは、
町全体で停まったり動いたりを繰り返している。
町にネットが来ていれば、Wifiが、このホテルのロビーで使える。
ただ、自分の場合、ロビーでなくとも、部屋からWifiは使用できた。
比較的、良い位置の部屋だったと言えよう。
ちなみに、現地で知り合った、
インターネットが無いホテルに宿泊していた方は、
インターネットカフェを活用していた。
▼ホテルからの景色
もっと高いホテルもある。
先述のインターネットが使えるホテルの問い合わせで、
「(ロビーではなく)お部屋でのネットをご希望でしたら、料金は高いですが、レーで一番設備が良い以下のホテルがお勧めです。http://www.thegranddragonladakh.com/ 」とのことであった。なるほど。
だが、筆者が訪れたホテルでも、
十分に良いところであった。
先駆者のブログにもあったが、今回宿泊したホテルは
著名人も、過去に訪れていた。
例えば、ブラッド・ピット。
▼ブラッド・ピットの写真が飾ってある! 尚、肩にかけている白いのは筆者もホテルを離れる際にいただきました。
wikipediaの情報を見るに、
ブラッド・ピットも『きっと、うまくいく』を鑑賞して
「心震えた」とコメントしていたらしい。
彼も筆者と同じ映画のロケ地探訪者として、
パンゴンツォを目指していたのかも。
▼ちなみにブラッド・ピット氏主演の作品で筆者が好きなのは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『セブン』です。『ファイト・クラブ』も圧倒されたかな。あと、『テルマ&ルイーズ』や『トゥルー・ロマンス』の端役時代を眺めているのが好きです。
さらに、今回のロケ地探訪の
アーミル・カーン氏写真もありました。
調べれば調べる程、凄い役者さん。
ちなみに、カーン氏は、2015年現在、50歳。若作りして『きっと、うまくいく』を撮影したとは聞いた(2009年)が、こんな年齢だったとは。
▼こちらの写真だと、確かに50代くらいの印象?
最後に。こちらは、フランスの著名人さんらしいのだが…。
すいません、筆者が無知です。
【04.高山病対策】
「ひとまず、町を散策しよう」
そう筆者は思って出かけようとしたところで、
ホテルの従業員に止められる。
「まだ遠出しちゃ駄目だ。高山病に気をつけて。疲れてはいけませんよ。」とのことだ。なるほど。
あまり、無理して、パンゴンツォに辿り着けなくなるのは困る。
おとなしく、アドバイスに従う。
ちなみに、結局飲まなかったが、ちょっと頭痛がしたときに、高山病用の薬をいただく。
ただし、よっぽどじゃないかぎり飲まないように、と言われる。
それを踏まえ、1日目は遠出は止めて、ホテルでランチをいただく。
まだ見ぬ冒険に向けて、腹ごしらえだ。
次回 ロケ地 探訪 開始!
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