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KIYASUWALKER
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チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、中国…
映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。
これからロケ地へ行く人の、
何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を
楽しんでいただければと思う。
▼今回はこんなロケ地に行きます!
観光地の中ではありますが…主人公が靴脱を拝借するスポット!
※ロケ地の位置とは若干違います(ここは脱ぐスポット)
今回は観光地が、映画撮影地なだけですが…折角なので掲載。
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【07.ドライバーGETから荷物を預けるまで】
長く電車に揺られて、アグラ・カント駅に到着。
ここから、タージマハルへ行くことができる。
この駅で群がってくるドライバーは、
大抵あやしいという情報をいただいているが、
どうすることもできない。日本人とは価値観が違うしなあ。
早速、ドライバーがやってくる。
ドライバー
「君は ヒガシノコウジ と デガワテツロウ を知っているか?」
筆者
「?。知っているよ。東野幸治と出川哲郎は、日本のお笑い芸人だ」
ドライバー
「私は彼らを乗せたんだ!見てくれ!」
確かに、東野幸治と出川哲朗が、
物凄くにこやかにドライバーと一緒に映っている写真が出てくる。
日本人旅行客を引っ張る、
客引きに利用されているじゃないですか。良いのか!?
▼たぶん、この番組でタージマハルへ行った写真であろう
というわけで、乗る。
■怪しい場所で荷物を預ける
タージマハル近くの、とある建物で車はストップ。
ドライバー
「荷物検査があるから、大きな荷物は置いておかなければならない。
このホテルに預ければ安心だ。オレも見張っておいてやる」
確かにこのホテルには、
沢山の荷物が置いてある。
だが、こういうところで、預けるのは怖い。
貴重品を抜き取られる可能性がある。
しかし、筆者はそこそこ自信があった。
筆者
「大丈夫だ。盗まれない。
この鞄は厳重にパックされている」
ちょうど筆者はインドの軍港経由でデリーに来たので、
警備が厳しく、大きな荷物は空港の係員によって、
ハサミが無いと開封できないようになっていた。
それの鞄を見てドライバーが、
「そんな…、神よ…」
と言ったのを、筆者は聞き逃さなかった(笑)
このビルごと窃盗のグルである可能性が高そうである。
だが、ハサミで切ると盗んだことがすぐにバレるので、
リスクはおかさないだろう。
荷物を預けて、
タージマハルへ出発する。
[後日談]
後ほど気づいた筆者の失敗。
ハサミが無くても開封できた、ポケットの収納箇所に
携帯電話の充電用のコードがあった。
これが盗まれてしまった可能性がある。中々難しいものだ。
タージマハル入り口で、チケットを購入。
水と靴カバーもセットで貰える、外国人旅行者用だ。
男の子が物乞い?をしてくるのを振り切り、中に入る。
早速、『スラムドッグ$ミリオネア』を思い出す。
▼入り口
ここをくぐると見えてくるのが…
映画にも登場したロケ地であり、大いなる建物、
タージ・マハルである!
映画では主人公も、
今、筆者が歩いてきたルートでやって来たし、
エセツアーを行っていた。
主人公は、この少年時代、
タージ・マハルで、外国人向けのガイドもどきをしつつ、
観光客の靴を盗んで売りさばくことをしていた。
これは建物に入る前に、靴を脱ぐ必要があり、
それを狙った犯罪であった。
少なくとも、筆者の訪れたときは、
靴シューズカバーをつける選択肢が新たに用意されている。
▼映画のような看板は無い。もっと立派だ。
▼靴シューズカバーはこれだ。
映画を観て、靴が盗まれるようなことを怯える必要は無い。
▼靴シューズを履いて入場
これが、近づいたときのタージマハルである。
存在感がある。妹尾河童さんが、この地で毎日のようにスケッチしたエピソードを思い出す。
▼ここから中に入れる。映画でも中へ入って行く場面がある。
後ほど、「大理石のお土産はいらないか?」
という商売人に何度か遭遇数する。確かに美しい。
この建物は、お墓である。
有名なエピソードは映画でも語られているので割愛。
決して、中の人は交通事故で死んだのではない(映画参照)。
▼本当は建築されるはずだった黒のタージマハル跡
実際に劇中で、
写真撮影中に靴を盗む場面が撮影されたのは
こちらの建物?(ちょっと自信無し)
こちらの建物の可能性もある。
▼さらば、靴シューズ
▼劇中では、エセガイド中に「プール」と表現されていたのを思い出す
写真では伝わらないかもしれないが、美しい。
離れる前に、何度も振り返った。
移動が面倒な場所にあるので、
もう人生の中で二度と肉眼では見れない可能性が高い。
そう思いながら。
【10.アグラ城】
「午後にはラールキラーへ行かなければならないの」と観光客が少年に喋る台詞が映画であったが、ここのことを指す。
一般的には、ラールキラーといえばデリーにある城だが、このタージマハル近くのアグラ城を指すこともあるらしい。
入り口の荷物預け場で、「日本人ならボールペンを持っているだろう。くれないか。」と言われた。あいにく持っていなかったが…。
ここから、タージマハルも見れる。
【11. 引き上げトラブル?】
まず、ドライバーのお兄さんは、
流れるように、商売のお店に連れて行こうとした。店の前で止まる。
筆者は「×××」と語りかけ、この店に入ることを止めさせる。
結果、かなり怒っていたが…、これをいないとボスに大目玉をくらうだの言っていたが…日本人の価値観からして、仕方が無い。
さて、電車到着時刻20分前に駅に戻る。
しかし、問題はこれからであった。
ある白人男性が声をかけてきたのだが…、
彼は筆者と同じ電車ではなく、
1時間前の電車を、同じホームで待っていたのだ!
▼電車はルーズと聞いていたが…うーむ。
というわけで、1時間遅れて筆者が乗る電車も到着。
ホームも変わっていたので、注意が必要であった。
まあ、マシな方なのかな?
【12. 電車編(戻る版)】
満員の電車。筆者が予約していた席には、
お婆さんが座っていた…。
目をウルウルさせており…
だが…
筆者の心が凄く痛んだのだが…
筆者は自分がまだ若いのだからとも思ったが…
移動してただいた…。
反対側には、他の外国人観光客。ネットで席を予約していたらしい。
筆者のような席の取り方は稀だったのだろうか?
大変嬉しかったのは、
筆者の隣に座った席に座ったインド人の方は、
日本の古い映画(侍映画)が大好きだったのだ。
『大菩薩峠』や『仲代達也』『座頭市シリーズ』
なんて単語をポンポン出す人は、日本人でもあまりいない。
素敵な出会いであった!
▼デリーに着いたあと、誰もいなくなった席を撮影。この席で楽しいひととき!
このあと飛行場へ向かう筆者にアドバイスもして貰えた。
改めて、良い出会いだった!
さて、次に国へ向かう…(時系列的には、支那の夜編へ続く)
次回 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦編(完全版)!
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