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「血瓶の底(ちびんのそこ)」
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「血瓶の底(ちびんのそこ)」

2019-03-21 18:19

    あらすじ
    鏡花と直也は恋人同士。
    同棲して3年、家庭的な彼女に直也は満足していたが
    ある悩みがあった。
    それは彼女の束縛だった。
    そしてだんだんひどくなりそしてついに
    鏡花の目的を知ってしまった。

    *グロテスクな表現が含まれております
     ご注意ください。


    登場人物
    鏡花 ♀ 20歳 表示 鏡
    直也の彼女。
    家庭的な女性で笑顔が幼い
    でも彼女の本性を直也は知らない

    直也 ♂ 20歳 表示 直
    鏡花の彼氏、基本的優しく懐いて来る
    鏡花が好きだった
    一番の被害者。


    役表
    鏡花♀:
    直也♂:
    ○m…モノローグ




    鏡「これで”ずっと一緒だよ?”あっはははははははははは」

    直m「遠のいていく意識の中で頭の衝撃と彼女の声がこだまする」


    鏡「(題名)血瓶の底(ちびんのそこ)」


    鏡「夜ご飯できましたよ」

    直「おぉ、腹減ったよ、いただきます」

    直m「俺と彼女の鏡花(きょうか)は恋人同士。彼女は家庭的でとても優しくて
       笑顔が幼い女の子だ。でも一つだけ悩み事があった」

    鏡「あれ?ネックレスは?私のあげた」

    直「あぁお風呂入ったから洗面台だよ」

    直m「すると鏡花は立ち上がって洗面台の方へ行くと
       ネックレスを持ってきて俺に差し出す」

    鏡「つけて?」

    直「いや、今はいいだろ?ご飯食べているんだから」

    鏡「つけて!!」

    直m「その時の鏡花の顔は冷たく俺はいつも背筋が凍る。
       この瞬間だけは彼女ではない何かになっている」

    直「分かった。付けるよ」

    直m「俺がそのネックレスを付けるといつも通りの顔にもどった。
       そして自分の席に戻ってご飯を食べ始める」

    鏡「おいしい?」

    直「うん、うまい」

    鏡「よかった」

    直m「これさえなければ、よかったのだ。そう、この瞬間までは」

    直「なぁそういえば鏡花の部屋にあるあの花瓶水かえなくていいのか?」

    鏡「大丈夫、ちゃんと水かえてるよ」

    直「そっか」

    直m「鏡花の部屋にある不釣り合いな赤黒い花瓶
       そこには必ず白い百合が飾られていた。俺は不思議だった
       その花瓶は不気味で何故置いているのか聞けずにいた」



    直m「そんなある日、会社にうっかりネックレスを付けて出社してしまった」


    ピンポーン(効果音)

    直「あっすいませんこれですね」

    直m「その時に気が付いてしまった。ネックレスが少し剥がれていることに。
       俺はトイレに入り、剥がれているところを爪を入れて
       剥がしてみたするとそこには」

    直「なんだよ…これ」

    直m「そこには小さな黒い物体だった。
      その黒い物体は赤く点滅している所がある。
      その時思った。これは発信機だということに俺は背筋が凍った
      こんなものつけられていたなんて知らなかったからだ。」

    直「鏡花の仕業か?でもなんでこんなもの。聞いてみる必要があるな」

    直m「俺は仕事を片付け、家に帰った」





    直「ただいま」

    鏡「おかえり」

    直「なぁ鏡花。聞きたいことがあるんだけど」

    鏡「今日はハンバーグだよ」

    直「これ、ネックレスの間と間についてたんだけど」

    鏡「知らないよ?なにそれ?」

    直m「その顔はいつもの鏡花の顔…ではなかった。」

    直「とぼけるなよ、これ鏡花がくれたんじゃないか」

    鏡「だから知らなってば」

    直「じゃなんでこんなもんついてたんだよ」

    鏡「知らないったら知らないもん」

    直m「鏡花の顔がだんだん冷めていく
       あの冷たい表情へと変わっていった。
       そして少し沈黙が続き鏡花は元の顔に戻る」

    鏡「またネックレス買うから今日はご飯にしよ?」

    直m「納得がいかなかった。でもあの冷たい顔を見たくなかった」




    直m「その一件がきっかけで鏡花の束縛がひどくなった。
       少しでも時間に遅れるとなん十件もの電話やメール。
       仕事の関係で遅くなって深夜に帰ってきた時も”なんで遅れたの”
       ”私の事嫌いなの?”などと口走り口を一週間聞いてくれなかった
       正直、嫌気がさしていた。あの頃が懐かしいと思うほどに。
       そんなある日、また喧嘩していた」

    バチンッ(効果音)

    直「なにすんだよ。」

    鏡「なんで私のいうこと聞いてくれないの!」

    直「なんで言うこと聞かなきゃいけねぇんだよ」

    直m「俺は鏡花の部屋へ向かった。そして鏡花の花瓶を持った」

    鏡「何してるの!やめて!」

    直「うるさい。いい加減にしろよ。何回も何回もうぜぇんだよ!」

    直m「俺は頭に血が上って鏡花の部屋に置いてある花瓶を持った
       そして気が付いてしまった。”赤い模様”の花瓶ではなく
       ”赤い液体”がたっぷり入った花瓶だということ。
       そして白百合は造花だということにその瞬間」


    ガンッ(効果音)


    直m「強い衝撃と痛み。俺はその場に倒れこんだ覗き込んだ鏡花の顔。
       その顔は今までに見たことないほど凍り付いた笑顔だった」

    鏡「あーあ知られちゃった。でもこれで…」

    直m「鏡花の本性が見えた顔だった」

    鏡「これで”ずっと一緒だよ?”あっはははははははははは」

    直m「俺の意識はそのまま落ちた」




    直m「起きたらそこは薄暗い部屋。
       壁も天井もどうやらコンクリートで覆われていて
       鉄パイプもむき出しだった。ふと体の自由が利かないことに
       気が付いたのはその後だった」

    直「誰か!誰か居ないのか!」


    鏡「ふふふっはぁーい」

    直m「その声は聴きたくない人物の声だった」

    直「鏡花…」

    鏡「やっと起きた?もうお寝坊さんなんだから」

    直「俺をどうする気だ?」

    鏡「どうもしないよ?でも…あの花瓶の事知っちゃったからさ
      ずっと一緒に居ようと思って」

    直「あの花瓶の液体あれはまさか…」

    鏡「そう、血だよ?元カレの」

    直「!?」

    鏡「元カレはさすっごく私に暴力を振るう人だったの
      でもいまでも愛してたの私は考えたよー。どうしたら一緒に入れるかって」

    直「まっまさか…」

    鏡「そう!血だけ抜き取ってしまっておけば遺伝子レベルで
      一緒に入れるって思ったの」

    直m「血の気が引くレベルではなかった。頭から警告音が流れ続けている
       もしかしたら最悪な結果になると告げている」

    鏡「勿論、直也君も愛してるだから」

    直m「暗さで気が付かなかったが鏡花が手に持っていたのはのこぎりだった」

    直「何する気だ?」

    鏡「なにって足もういらないでしょ?もう鏡花とずっと一緒なんだから」

    直「はっ?お前頭おかしいぞ!ふざけるなよ!」

    鏡「ふざけてないよ証拠にほら」

    直「ひっ!左手が…ない…」

    鏡「喧嘩した時、直也君のぶっちゃったでしょ?だから左手さんをバイバイしたの」

    直m「左手は切り傷レベルじゃないほど血が出ていた。俺は固まった。
       ドンドン近づいて来る鏡花の顔は冷たく狂気に満ちた顔だった。
       俺はただ叫ぶことしかできなかった。」

    直「やっ・・やめろぉぉぉぉぉ!!!」

    直m「その後は覚えていない。そのまま痛みとともに俺は意識を失った」

    鏡「これで一緒だよ?直也くん♪」

    終わり


    ーーーーーーー

    作者感想
    …いやっ怖いわっ!(ツッコミ)
    もう狂愛もヤンデレも通り越してサイコパスですね汗
    この台本のもとはTwitterである方からキーワードをもらい作らせていただきました。
    キーワードをくださった方ありがとうございます!


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