星の子ポロンを発掘しよう09 ~プロトタイプ版ポロンについて~
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星の子ポロンを発掘しよう09 ~プロトタイプ版ポロンについて~

2016-09-24 23:32
  • 2

どうも、今回も長くなりそうなので、今の内に記事にまとめてしまおうかと。
今回もヤバいぞ!記事タイトルにある通りだ!ちゃんと『星の子ポロン』に関わる重大な内容だから見よう!しかし、まず解説と行こうか…!


~『ゼンちゃんツーちゃん』という作品について~


皆さんは『ゼンちゃんツーちゃん』という作品をご存知だろうか?恐らく熱心なポロニストの方々でも名前とかだけしか聞いた事がないような作品であろう。
まとめWikiの時報映画社のページにも記載されているので、そちらを見ていただいた方が早いのだが、ザックリ説明すると、『星の子ポロン』や『ガンとゴン』を作った日本動画の親会社である時報映画社が製作したとされる、交通教育アニメ作品…らしい。

前回の記事でも書いたが、どうやら主に70年代頃にTV放映版が各地の放送局で放映されていたらしい。しかし、関連文献や新聞の番組表以外の一切の情報がなく、録画映像はおろか、画像すら見つかっていないという、『星の子ポロン』『ガンとゴン』以上に幻とされている問題作である。一応昔に見たという方々はいるし、目撃談もあるのだが…。

さて、この作品だが実は、TV放映版とは別に、教育教材として作られた映画版(?)が存在する。71年に映研から配給されたという記載が文献から確認できるのだ。
あらすじはこんな感じ、

>>子供たちの夢をマンガの世界に引込みながら現代の複雑な交通問題や標語などを、やさしく具体的に教える交通漫画映画。

…これ『星の子ポロン』の前身っていうかプロトタイプ版じゃね?
というわけで…












~見ました!プロトタイプ版ポロン~


はい、最近コロ助の写真ばっかあげてる重度のポロニストであるケフィアさんと一緒に見ました。何をだって?『ゼンちゃんツーちゃん』だよォー!

様々な関係者のご協力のもと、見る事に成功しました、ええ…。大変感謝しております、本当に貴重な経験です…!

ただし、様々な事情により映像の公開は実現不可能です。あと、いつ・どういった手段で見たか、といった情報も関係者の意向により、公開はできません。
以後の調査の妨げや迷惑になりますので、「恐らくこうだろう」「こうじゃね?」と思っても、それについて言及をしたり、くれぐれも俺やケフィアさんを含めた関係者の方々に問い合わせる事はないようにお願いいたします。
事情を知っている方々もご協力お願いいたします。



しかし、その代わり『ゼンちゃんツーちゃん』の内容などにつきましては、公開の許諾を得る事ができました!
我々が見たのは三回程ですが、その間に必死にストーリーやセリフといった内容をメモいたしましたので、それらを清書(?)した物を当記事にて公開いたします。
相変わらず読みにくい内容だし、文字だけじゃ魅力を伝えきれないのが辛い…!

注意点としましては、全てのセリフや内容を完璧にメモれたわけではないので、全体的に俺のうろ覚えの主観や、セリフの創作があります。ニュアンスは80%ぐらい合ってますが、50%ぐらい不完全だと思ってください。イラストも一緒にいたケフィアさんに描いていただきました。(個人的に再現度80%ぐらい、すごい再現率!)
なので、くれぐれもWikipediaなどの客観的な正確性や情報源が求められるサイトなどに、当記事の内容をもとにしたこの作品などの情報を載せないようお願いいたします。
先日「時報映画社」のWikipedia記事などが作成されたみたいですが、主観的な憶測が多く含まれている、とても目に当てられないような状態で、俺としては思うところがありました。まぁお前が言うなや、って感じですが…。

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基本情報(という名の感想)
・「中部日本教映」の記載(パブリッシャー的な?)

・作中本OPクレジットに目新しい情報はなし(文献通り)、「時報映画社」表記。

・ロゴより正式タイトルは、『ゼンちゃんツーちゃん』。


▲色までは覚えてないです…。

・ゼンちゃんツーちゃんは、片方が男でもう片方が女だが作中ではどちらがどっちなのかは明言されていない。とりあえず、男の方をゼンちゃんとして扱う。







・ゼンちゃんの声や喋り方はどう聞いてもポロン、つまり野沢雅子の可能性が高い。
語ってる内容は『のら犬ペスの冒険』っぽい、と俺とケフィアさんは同時に思った。

・登場キャラが人間だが、基本スタンスは『星の子ポロン』の交通教育要素を強めた感じ。学生とかが何かやらかすから、ゼンちゃんが魔法(ポロンビームみたいな物)で解決したりする内容。

・ポロン以上に上から目線な態度が気になる。自分の能力を自慢したがる感じ。

・呪文(作中では魔法と表現)は、「ダリベツダリベツスルーリー」、人差し指から黄色の輪っかで囲まれた紫のジグザグの細い光線を発射。俺には「ダイブツダイブツスルーリー」に聞こえるが、作中でハッキリと「ダリベツ」というワードも単体で聞こえた。





▲下部の魔王様みたいに、アップで指を突き出して魔法を出すカットもあった



・全体で体感15分、全6話が連続で流れる。エピソード前に簡易的なOP(BGMなし)が入り、サブタイトルとキャラの絵が表示される。(サザエさんのサブタイトル静止画を簡略化した感じ。)

▲大体こんな感じ

・エピソード自体は、まず交通マナー標語と小学生達が通行中の様子が映った実写パート(BGMあり)で始まり、ゼンちゃんもしくはツーちゃんのナレーションで、「みんなもこんな経験あるよね?」的な導入が基本。次にアニメパート(BGMなし)が開始、ポロンの交通教育的な内容をさらに深めた感じ。最後に再び実写パート(同じBGMあり)に戻り、教訓を言って締める。
第一話~第四話がゼンちゃん主体で進み、第五話~第六話がツーちゃん主体で進む。

・女の子(ツーちゃん?)は魔法を使う描写がない上に、男の子(ゼンちゃん?)と本編で共演する描写もない。本OPにはあるけど…。




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各話の大まかな流れやストーリー

本OP(曲あり):
逆S字に虹が出現。
笑点の背景を90度回転させたみたいな背景で「ゼンちゃんツーちゃん」のタイトルロゴ。
アニメーション映像開始、道路の地面から白い棒が何本かニョキニョキ生えてくる。通行中の車(顔がある)がそれに驚いて止まる。
その様子を見たゼンちゃんツーちゃん(以下ゼンツー)がゲラゲラ笑う。
交通標識から体が生えたような謎の生命体が三体アップで登場。


▲ ※文字の色は捏造してるし、背景の色の順番までは覚えてない…!


1.あさねぼうはいけません

実写パート:線路と遮断器が映る。
(ゼンちゃんナレーション)朝にもうちょっと寝たくて朝寝坊をして、学校に遅れるそうになり、周りが見えなく事あるよね?
(※映像には確かに小学生が映っているが、おばさんだけが、信号の遮断機に間に合わず線路中にいる。)

アニメパート:寝坊で道路に飛び出した小学生のせいで、三台の車が衝突し、破損。
ゼンちゃん「あーあ、寝坊した子一人のせいで、三台も車がダメになっちゃったじゃないか。ダリベツダリベツスルーリー!」
魔法に当たった車が元通りになる。
ゼンちゃん「運転手には、ケガはないみたいだね。」
小学生の母親登場、ゼンちゃんに、子供に早起きさせ、朝ごはんを食べさせるように注意をされる。

実写パート:登校中の小学生達が映る。
(ゼンちゃんナレーション)しっかり早起きして、準備も済ませようね。ランドセルの中身もちゃんとチェックしようね。


2.一人一人でよく注意

実写パート:小学生達が通学している映像。
(ゼンちゃんナレーション)歩いてる時、話に夢中になって、気づかずに車道に出ちゃう事あるよね?

アニメパート:歩道で歩く三人の中高生。
めんどくさがってガードレールを飛びこえようとする。
ゼンちゃん「あっいけない!飛び越えようとする人は大丈夫だと思ってても、車の運転手はガードレールがあるから安心しきってるのに!ダリベツダリベツスルーリー!」
魔法によって、ガードレールに接着する形で、謎のマジックハンドらしき物体が出現。学生がマジックハンドに掴まれ、歩道に戻される。
ゼンちゃん「これは、特殊な磁石で人間だけを中に戻すんだ。」
学生「(倒れながら)助かった〜。」
〜場面転換〜
また同じ中高生三人が今度はギリギリガードレールのない所から車道を渡ろうとする。
ゼンちゃん「あっまただ!どうやら話に夢中になると車道に入るクセがあるみたいだな?よーし、少し懲らしめてやろう。ダリベツダリベツスルーリー!」
車道の端に花のガードレールが出現、これで車道に入れなくなった。

実写パート:帰宅中の小学生グループの様子。
(ゼンちゃんナレーション)話に夢中になってこういう事よくあるでしょ?「ゆずる心が事故なくす」一列二列にちゃんと並ぼうね。


3.右と左をたしかめて

実写パート:黄色い旗を持ってそのまま横断歩道を渡る小学生グループ。
(ゼンちゃんナレーション)黄色い旗を持ってても油断できないよね?

アニメパート:車を運転してる成人男性。
ゼンちゃん「運転者全員が注意してるわけじゃないよ?」
成人男性、運転中にタバコを吸う。
ゼンちゃん「ほら!こういう風に!僕なんかね、他の人には使えないダリベツっていう奥の手があるからいいけどね。こういう事も出来ちゃうんだ、ほら。」
魔法で横断歩道の両端に花を並べて出現させる。それを見て急停止する車達。
顔アップで右と左に視線を動かす女の子。
ゼンちゃん「右と左をよく見て、黄色い旗を持って渡ろうね。」
律儀に黄色い旗を持って横断歩道を渡る小学生グループ…だが一瞬だけ横断歩道中でジャンケンを始める。
ゼンちゃん「ふざけるんじゃない!ちゃんと黄色い旗を持って渡る、知らないの?」

実写パート:横断歩道の前に集まる小学生グループ。滅茶苦茶カメラ目線。で、黄色い旗を持って渡る。


4.道で遊ぶとあぶないよ!

実写パート:(ゼンちゃんナレーション)おや?あの子達何か危ない事してないかな?
"歩道"の標語看板の前で「せっせっせーのヨイヨイヨイ」っぽい手遊びをしてた小学生グループ。
(ゼンちゃんナレーション)やっぱり悪い事してたね!
(※どうみても普通に遊んでるだけである。)

アニメパート:やたら長い尺を使って道路で遊ぶ学生グループ。遊んでる時の台詞はなんかすごい適当。
そこに赤い車がやってきて、ぶつかりそうになる。
ゼンちゃん「あっ危ない!ダリベツダリベツスルーリー!」
赤い車が魔法の力でジグザグ運転をさせられ、衝突をなんとか回避。
車の中から警察帽をかぶった男性登場、「コラー!道路で遊んだら危ないじゃないか!」
しかし魔法をかけられたままで制御の効かない車。
学生グループ「ジ〜グザ〜グ運転事〜故の〜もと〜wwwwwwwww」
ゼンちゃん「いっけない、魔法をかけたままで車のジグザグ運転のクセが治ってないや。ダリベツダリベツスルーリー!」
車、直進に戻る。

実写パート:公園で遊んでる子供達の様子。
(ゼンちゃんナレーション)道路で遊ばないで、家にまっすぐ帰ってから、公園で遊ぼうね?


5.よそみをせずに遊びましょう

実写パート:歩道を渡る小学生グループ。
ツーちゃん(女の子)「横断歩道を早く渡れる人もいれば、遅い人もいるのよ。」

アニメパート:横断歩道を渡るおばあちゃんと孫。横断歩道中に立ち止まる。
孫「おばあちゃん!あれ見てー!」
孫、パン屋の看板に描かれたキャラクターを指差す。
おばあちゃん「おやまあ、おもしろいマンガだわねえ。」
ツーちゃん「あっ!横断歩道で立ち止まってたら危ないわよ!」
おばあちゃん、急いで移動しようとするが、転んでしまう。
ツーちゃん「あら…横断歩道でも急いじゃいけないわよ。そうだわ、交通局のおじちゃんに頼んで、つり革を配置してもらおうかしら!」
横断歩道上の空から突然大量のつり革が垂らされる。(画面上部で何が起きてるかは不明)
老若男女問わず笑顔でつり革を握っているが、中にはつり革にぶら下がって遊んでる子供や虎などの動物もいる。ケフィアさん曰く中にいたジト目のおとなしそうなJKが可愛い。
ツーちゃん「これでゆっくり転ばずに横断歩道を渡れるわね!」
(※恐らく全話で一番教育になってない回)

実写パート:メモってないです、ごめんなさい。印象に残ってないって事は、いつも通り、歩道で小学生グループが歩いてる映像かと。


6.みんなといっしょに帰りましょう

実写パート:歩道で一人で帰宅してる小学生の女の子。
ツーちゃん「あらあら、下校中かしら?一人で帰ったら危ないわよ?」

アニメパート:下級生を引き連れて帰宅する上級生の小学生の男児。
ツーちゃん「上級生がちゃんと一列で下級生を引率してて偉いわね〜。」
下級生の一人の自宅に到着、人数確認をする。
上級生男児「おや?一人足りないぞ?」
次の場面では、下級生の女の子が花屋で花を買っていた。
上級生男児「こんなところで何してたんだい?」
下級生女児「…これ。(花を差し出す)」
上級生男児「一人で勝手に離れたら危ないじゃないか。」
下級生女児「うわーん!お母さんー!(突然泣き出す)」
(※これでアニメパート終了である。)

実写パート:(ツーちゃんナレーション)一人になってしまった場合は、近くの大人に話しかけて、自宅まで連れて行ってもらいましょうね?
電柱の近くで小学生女児がスーツ姿の大人に話しかけてどこかに連れてってもらうシーン。
(※誰がどうみても事案な光景。)


ED(静止画):背景緑、文字色が青で縁取りが白の細い「おわり」。
ゼンちゃんと、頭身の高いゼンちゃんの母親らしき女性、ペットらしき犬も写っている。


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というわけで以上になる。文字じゃわかり辛いが、作画や展開が『星の子ポロン』その物だと思ったし、ツッコミどころも中々多い。しかし、尺がある分ポロンよりわりと丁寧に交通教育している作品だと思ったぜ。
何より驚きなのは、野沢雅子が男の子(ゼンちゃん?)の声を担当しているっぽいところである。クレジットもなく、俺とケフィアさんの主観による判断になってしまうが…。
登場人物の一人の声が野沢雅子だという昔の目撃談は確かにあったが、これはどこのアニメ雑誌などにも載っていない重大な情報かもしれない。
それらをほぼ確信的にしたのは、俺とケフィアさんが初だし、真のゼンツーニスト(?)と言えるのではないだろうか。

『星の子ポロン』と『ガンとゴン』を制作した日本動画の作画スタッフがナック(チャー研などを製作した会社)にいた時に携わった初期の作品『すばらしい世界旅行』が67年~68年の作品なので、恐らくこの後に独立(?)して初期に作った作品が『ゼンちゃんツーちゃん』なのであろう。
ちなみにTV放映版で最古の放送が69年の日本テレビで、今回我々が視聴したのは71年配給とされている劇場版かと思われる。時期は矛盾しない。


映像の公開が叶わないのは非常に残念だが、こうして歴史の闇に埋まっていた(?)アニメ作品を見る事が叶い、とても嬉しく思う。
協力してくださった方々、本当にありがとう!ございます!




おまけ:ケフィアさんの感想


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関係ないですが、『ボクは、声優。』という1995年の本を見かけたので、これも調査してきた。
ポロンちゃんのCVである野沢雅子の自伝的な本なので、『星の子ポロン』や『ガンとゴン』について何かしら新情報を得られるのでは?と思った次第である。

結果から言うと、新情報はなかった、残念。しかし最後の野沢雅子が担当したアニメ作品のリストに両作品についての記述自体はあったので、ここに書いておく。

1974 北海道文化放送 星の子ポロン(ポロン)
1974 静岡放送    ガンとゴン(なし)

(リスト協力:ニフティーサーブ)

…恐らく『TVアニメ25年史』由来の情報だろう。
しかし流石に自伝となる書籍となると、野沢雅子自身もリストに目を通しているはずなので、両作品に野沢雅子が関わったのは間違いない…かな?


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またまた発掘とは関係ないが、中々衝撃的な事があったので、これも書いておきたい。




あの覇権メドレー作者であるシェアさんの新作メドレーの一つである『Nico☆Sea Travel』に、『星の子ポロン』の楽曲がなんかすごい扱いで採用されたぞ!!!!!???なんでそこでポロンを使おうと思ったの!!!??嬉しいけどさ!!??しかもメドレー動画なのにポロンBB素材付きだし!!!????サムネのポロン浮いてるし!!!!!!!!!!!!あ、物理的にも浮いてるわ!!!!!!!!
選曲が汚いとか言われてるけど、青ペンキをそのまま垂れ流したかのようなインパクト!!!ありがとう!!!!!

ともかくここまで至ったのも皆さんの盛り上げがあったからこそです!!!これからもよろしくお願いします!!!!




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▲無断転載OK!迷惑をかけない範囲で、印刷するなり焼くなり色々やろう!



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この世にまだ存在したと言う時点で衝撃的ですな
44ヶ月前
×
>>1
それな
44ヶ月前
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