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後宮の烏 第十三話「想夫香(そうふこう)」
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鵲妃・恵瑤の迎えた悲劇は寿雪、高峻の胸に重く残っていた。その一件から数日後、高峻の命で調べを進めていた衛青は、封宵月(ほうしょうげつ)を後宮に招き...
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後宮の烏 第十二話「兄妹(きょうだい)」
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戻らない温螢(おんけい)を探して、寿雪は鵲巣宮に乗り込んだ。そこで寿雪はやつれはてた鵲妃・琴恵瑤(きんけいよう)に会う。大切な兄を亡くした後、長ら...
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後宮の烏 第十一話「布石(ふせき)」
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寿雪が星烏廟(せいうびょう)を訪ねると、薛魚泳と高峻が碁を打っていた。寿雪が魚泳と代わり、高峻と勝負をする。碁を終えた後、二人はしばし庭で話をする...
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後宮の烏 第十話「仮面の男」
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高峻が珍しく寂しそうな顔をみせた。そのことがどうも気にかかるが、寿雪はその理由を問うことができない。数日後、高峻が幽鬼の取り憑いた面を持って夜明宮...
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後宮の烏 第九話「水の聲(こえ)」
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宮女・安蕙蘭(あんけいらん)が頼み事にやってくる。蕙蘭は水の中から死んだはずの妃の声が聞こえると訴える。炎帝が統治していた時代、鵲妃として迎えられ...
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後宮の烏 第八話「青燕(あおつばめ)」
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飛燕宮の見習い宦官・衣斯哈(いしは)が夜明宮を訪ねてきた。衣斯哈は青燕の羽根を持つ少年の幽鬼を見かけ、その子を救ってほしいと寿雪に頼む。調べを進め...
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後宮の烏 第七話「玻璃(はり)に祈る」
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前王朝の血を引く冰月(ひょうげつ)と明珠公主は、結婚の約束を果たせないまま戦の中で亡くなった。死後、幽鬼となった冰月は、同じく幽鬼になりさまよう明...
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後宮の烏 第六話「夏の王、冬の王」
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皇帝の住まう凝光殿(ぎょうこうでん)の庫(くら)には、幽鬼が身につけていた縞瑪瑙(しまめのう)の玉珮(ぎょくはい)が納められていた。その持ち主は明珠...
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後宮の烏 第五話「懐刀(ふところがたな)」
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高峻の寝所に夜な夜なふたりの幽鬼が現れる。それが原因で憔悴していく高峻の身を、衛青(えいせい)は案じていた。烏妃に相談してはどうかと勧めるが、他言...
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後宮の烏 第四話「雲雀公主(ひばりひめ)」
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夜明宮に雲雀の幽鬼がやってきた。未練があり、楽土へと渡れないらしい。不憫に思った九九は寿雪に雲雀を救ってほしいとお願いした。寿雪は雲雀を飼っていた...
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後宮の烏 第三話「花笛(はなぶえ)」
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鴛鴦宮に住まう後宮最上位の妃、花娘(かじょう)が夜明宮にやってきた。花娘は、花笛がなぜ鳴らなかったのか知りたいという。花笛とは冬の終わり、その年に...
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後宮の烏 第二話「翡翠(ひすい)の耳飾り 後篇」
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高峻に頼まれた寿雪は、翡翠の耳飾りに取り憑いた幽鬼のことを調べていた。耳飾りの持ち主は班鶯女(はんおうじょ)。十年ほど前、三の妃を毒殺した疑いをか...