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  • MMDデータの利用規約と著作権について考えてみる  (4)権利侵害の申立でのポイント

    2021-01-24 00:115
    私が公開・配布しているMMDモーションに関して、モーションの利用規約に反した使用をしていた動画に対し、著作者人格権に基づく権利侵害として削除申請を先日行いました。
    利用規約違反に頭を痛めているクリエイターの方々の参考になればと思い、このことに関するものをブロマガにまとめてみます。
    今回は、私が実際にニコ動に権利侵害の申立を行った経験から、申請に必要なこと、重要なことと思うものを書いていきます。
    予めお断りしておくと、運営からは「申立の際に、どのような資料や情報が必要か」や「申立が通った場合に、どのような判断がなされたか」などは一切教えてはくれません。ですので、ここに書くことが「正解」であるとは限りません。また、いかなる場合のものでも同じように申立が通る保証はありません。あくまでも参考としてお読みください。


    ■申立の際に証明すべきこと

    権利侵害の申立をする際には、3つのことをきちんと証明することが重要になると思います。
    1. 権利主張しているものが「著作物」であり、申請者が正当な権利者であるか
    2. どのような権利を主張するか
    3. 対象としているものがその権利を侵害しているか
    この点はニコ動に限らず、YouTubeなどの他のサイトや、場合によっては裁判などでも同じことだと思います。

    ニコ動に関して言えば、動画通報フォームに次のような文章が表示されます。



    著作権に基づく権利侵害は権利者しか申請ができませんので、それが証明できないと「なりすまし」などと見なされる可能性があります。また、権利や侵害状況がきちんと説明できないと「見当違い」や「いいがかり」のように捉えられることもあるのでしょう。
    正当な権利者であり、権利や侵害状況が間違いのないものであっても、それがしっかり証明できなければ申立は通りませんし、場合によっては申請者自身が不利益を被ることにもなりかねません。

    ■どのように証明するか

    申立をする資料や情報の「中身」についてはもう少し後で触れます。
    まずは「どのような形式のものになるか」を書きます。

    申立の流れとしては、動画の一番下にある「動画通報」のリンクから通報フォームに行きます。(他のサイトであれば同様に動画通報であったり、サイト全体の問い合わせフォームを使います。)
    フォームに必要事項を入力して運営や担当に送信します。その後、フォームの情報だけでは判断や確認ができない場合など運営・担当から必要があればメールで問い合わせがあり、追加で必要な資料や情報を提示します。
     ※フォームだけで一発通過ということは、初めての申立であればまずないと思います。
    このようにフォームやメールでのやり取りとなるので、形式としては主に
    • 文章
    • 画像
    • 動画
    ということになります。
    画像や動画は、モデルやモーションの権利侵害の状況を説明するにはわかりやすい方法と思われますが、これらは補助的なものとして、文章をメインに考えた方がよいと私は考えています。その理由は主に2つあります。

    1つ目は、最初に利用する通報フォームが基本的には文字でのみの対応となるからです。
    サイトによっては添付ファイルをフォームから送付できるものもありますし、後からメールで画像や動画を添付することで情報を補足することもできます。ですが、最初のフォームの中である程度具体的な説明ができていれば、後の手続きがスムーズになると思われます。
    また、添付できるファイルの容量に制限がある場合もあります。一応これを回避する手段もありますが、画像や動画に頼り切ってしまうと、資料提示ができずに結局申立自体ができないというケースも考えられます。

    2つ目は、言葉である程度説明できないと、説得力が弱くなる可能性が考えられます。
    比較ができるような画像や動画を作ったとして、申立者が
     「見てわかるように、私のデータが使われています!」
    と力説しても、運営や担当から
     「『見てわかる』と言われてもねぇ…」
     「よく似ているけど、あなたのものという根拠は?」
     「他の誰かが作ったものの可能性もありますよね。」
    などと言われてしまっては、何も伝わっていないのと同じです。
    「画像や動画を使わずに説明しなさい」ということではありません。運営や担当は皆がMMDや動画に精通しているとは限りません。例えばMMDを全く知らない人にも伝わるように、画像や動画の「どこをどう見れば」を説明し、権利侵害の状況を理解してもらわないと、その先には続かないと思います。
    モデルでもモーションでも、作った本人だからこそ可能な説明ができれば説得力があります。

    こういったことから、最初のフォームで送信する文章で理路整然と説明ができていることが理想かと思います。起承転結ではないですが、
     「私はこのモデルの著作者です」
     「利用規約で○○と定めています」
     「この動画では△△といった使われ方をされています」
     「これは利用規約の○○に反しており、@@権を侵害されています」
    というように、冷静に順序立てて説明することがポイントになるかと思います。
    そして、その後のメール問い合わせに対して、追加の情報や資料(画像や動画)を送ればよいです。

    ■どのような資料や情報を提示するか

    最初に書いた「3つのこと」について、どのような資料や情報があるとよいかや注意点を書いていきます。

    1. 権利主張しているものが「著作物」であり、申請者が正当な権利者であるか
    MMDデータの場合、まず「著作物」として主張するのは「データ」という点であることに気をつけてください。
    「アニメキャラのモデル化」や「踊ってみたのトレース」となると、キャラや振付けにそれぞれ著作者が存在します。モデルやモーションが完全にオリジナルではなく二次創作であれば、申立ができるのは「データ」としての部分のみとなります。
    オリジナルであれば、より広い範囲で主張できるでしょう。

    また、権利主張するデータが改変したものであれば、改変元のデータの著作者が存在し、改変後のデータは「著作物」ではないと判断されることもあります。権利主張や申立は、改変者ではなく改変元の作者でないとできない可能性があります。
    ざっくり言えば「データを自分が『1』から作ったもの」でないと「著作物」の条件は満たせません。
     ※法的にはもっと厳密だと思いますが、各サイトの運営や担当から見ればそこが最低限の条件かと思います。

    そういう点を踏まえて
     「私は○○のMMDモデルを制作し、データを公開・配布しています。」
     「私は△△さんの踊ってみた『@@』の振付けをモーショントレースし、データを公開しています。」
    と切り出すことになります。

    そして、自分が「正当な権利者」であること、つまり「著作者」であることを証明する情報を示します。次のようなものを提示するのがわかりやすいでしょう。
    • データ配布のために最初に投稿した動画や静画のURL(または動画番号、静画番号など)
    • 自分がデータ公開しているサイト(BowlRollなど)のURL
    ただ、これらは他人でも知っているものなので、これだけで「申請者=著作者」であることは運営・担当にはまだ判断できません。「著作者でなければ持ち得ないもの」を提示することで、初めて権利者であることがわかるようになります。
    例としては、次のようなもののスクリーンショット画像などが考えられます。
    • 動画投稿サイトやデータ公開先の投稿者管理画面
    • モデルであれば、pmd/pmx化する前の3Dモデル(メタセコやBlenderなど)のファイル情報
    • モーションであれば、配布用vmdの元となるpmmのファイル情報

    原盤(3Dモデルやpmm)のファイル情報は、Windowsのエクスプローラーのものでも、プロパティでもよいと思います。できればファイルの「更新日時」がわかると、配布データの日時と原盤の日時の前後関係から著作者とわかる(原盤の方が古ければ、著作者でなければ持ち得ない)かと思います。
    ※データ公開後に上書き保存してしまうと使えない方法ですけど。

    モデルならば、メタセコやBlenderなどでの表示をスクショで提示するのも資料になるかもしれません。また、Twitterなどで進捗を投稿していた人であれば、その投稿画像や日時がわかるスクショ(閲覧可能であればツイート自体のURL)を使う手もあるでしょう。

    2. どのような権利を主張するか
    まず権利を主張するのにわかりやすいのは
    • 利用規約
    になると思います。データを使う上で「ここまではOK」「これはNG」と意思表示をしているものであり、それに反した使い方をされていることが権利侵害であるという主張になるからです。
    最初のフォームで全文を載せることができればそれでも構わないでしょうが、文字数の制限もありますし、まずは必要な部分の抜粋だけでもよいと思います。運営や担当から後日情報提示の求めがあれば、データに同梱しているreadme.txtなどを添付したり、ブロマガなどweb上で掲載している場合はそのURLを伝えればよいでしょう。

    それと、「どのような権利を侵害されたか」という判断が重要になってきます。
    前回までのブロマガで、著作財産権と著作者人格権について書いてきました。まず大きく分けて、この2つのどちらが侵害されているのか、ということになります。
    ニコ動の場合は、通報フォームで「侵害された権利の情報」を入力していく中で「権利の内容」を選択肢の中から選ぶことになります。ここで「著作権」(=著作財産権)と「著作者人格権」で分かれることになります。その後の「侵害の状況等」での説明内容と「権利の内容」の選択肢が一致しないと、申立が正当ではないと判断される可能性があります。
    さらに細かいところで、複製権、翻案権、同一性保持権、名誉声望保持権など、どの権利(複数になる場合もある)が侵害されているのかについて、「侵害の状況等」について触れていくことになります。
    ニコ動の場合で説明しましたが、他のサイトでも似たような手続きになると思います。
    これは個人的な考えになりますが、ニコ動などの動画投稿サイトでMMDデータの権利侵害を主張できるのは、基本的には「著作者人格権」だけになるように思います。

    MMDデータにとっての「著作権(著作財産権)」の明確な侵害例としては、「データの無断転載」や「無断で改変して配布」というものかと思います。
    一方で、ニコ動で投稿されているのは動画・静画・ニコニ立体になりますが、データそのものを扱うのはニコニ立体のみで、そこでモデルデータが無断で投稿されているような場合は明らかに「著作権」の侵害(複製権、譲渡権、翻案権)になります。
    しかし動画や静画の場合は、データ公開がされていたとしてもニコ動以外の場所であることがほとんどであり、動画や静画が削除されても権利侵害の状況が解消するものではありません。データ公開そのものがされていない(動画や静画で使われただけ)のであればなおさらで、ニコ動などの運営からしてみれば
     「『著作財産権』の侵害が発生している場所はウチではなく、配布サイトや配布者本人でしょ。」
    という立場になるかも、と思うからです。

    そのように考えると、動画や静画を対象とした場合は「著作者人格権」特に「名誉声望保持権」や「同一性保持権」で主張するケースが多いかも、と思います。
    ただ、何でもこれに当てはめればよいとは思わないでください。
    「『著作財産権』では主張できない」と言っているわけでもありません。

    例えば「VRチャットのようなものでニコ生を配信する場合」に、モデルを使用したのが利用規約に抵触するというケースでは、「公衆送信権」や「翻案権」の侵害として見ることもできるかもしれません
    モデルの改変などについては前にも書いたように、権利侵害が「複製権」「翻案権」「同一性保持権」「著作者人格権」のどれになるのか(また、侵害された権利が単独なのか複数なのか)は、使われ方などにもよるのでケース・バイ・ケースになるでしょう。


    何が侵害されているかは、申請者自身がよく考えて判断してみてください。
    また、最終的な判断は各サイトの運営や担当によるものなので、ここに書いたものは私の一意見に過ぎないということはご承知おきください。

    3. 対象としているものがその権利を侵害しているか
    a) 「自分のデータが使われている」という証明
    ここでまず大事なのは
     「そこで使われているのは間違いなく自分の『著作物(MMDデータ)』である」
    という証明をしなければなりません。
    もしそれが
     「自分の○○式モデルだと思ったら、実は△△式モデルが使われていた。」
     「自分のモーションだと思ったら、投稿者自身の自作モーションだった。」
    となると「正当な権利行使」ではなくなってしまいます。
    また、自分のモデルやモーションが間違いなく使われている場合でも、それが運営や担当に理解できなければ、侵害されているという判断や確認ができません。

    次のような場合は確実だと思います。
    • 「お借りしたもの」として動画説明文やクレジットに記載されている
    • コンテンツツリーにモデルやモーションが親登録されている
    これを文章で伝えたり、スクショで画像添付すればよいでしょう。
     ※利用者(投稿者)が勘違いで、別データを利用していたのに登録しているような場合もありますが。
    ただ、このようなケースは少ないと思います。特にエロ動画などはクレジットやコンテンツツリーは一切スルーすることが多いでしょう。

    そうなると、申請者自身が資料を提示して説明する必要があります。
    • 動画や静画を比較する
    ということを、画像や比較動画によって資料提示するのも一つの方法です。
    画像であれば添付ファイルの容量内に収まると思います。もし動画を提示したいのであれば、クラウドストレージなどに動画を置いておき(パスワードを設定するなどして限定公開が望ましい)、そこへのリンクをメールで伝える方法もあります。

    比較すると一言で言っても、これは実は難しい作業だと思います。
    モデルでもモーションでも、それが「自分が作ったものである」「それを利用者が使っている」という証明なので、
    • 自分のデータの特徴
    • 自分のデータと、相手が使っているデータの共通点
    を明確にする必要があります。

    例えばモデルでは、初音ミクのようなVOCALOIDなどのモデルならば「○○式」「△△式」という括りで特徴があって、それで見分ける方法もなくはないと思います。ですが、MMDerならそれでわかるでしょうが、素人には何が違うかわかりません。アニメやゲームのキャラともなれば、「○○式」「△△式」といっても初音ミク以上に見分けがつかないことがほとんどだと思います。
    モーションであればなおさらでしょう。

    また、運営や担当からすれば
     「そのモデルやモーションは、他の誰かが作って公開している別物ではないのか」
     「通報された動画の投稿者自身が自作した未公開のモデルやモーションではないのか」
    といったことまで想定して判断や確認をしていると思われます。
    そのため「自分のものが使われている」ことが間違いないとしても、申請者自身が「このキャラは自分しか作っていない」「この振付けは自分のもの以外は見たことがない」というだけで、「自分のものが使われている」と言い切ってしまうのは危険です。
    そのようなことから「自分のデータの特徴」を明確にすることが重要になります。

    そして、画像や動画で比較しようとすると、動画であれば動きがあり、カメラによって視点が変わり、時にはエフェクトで色調などが変わり、モーションであればモデルによって動きの変化が生じたり、そのような中で運営・担当に分かるように伝えないといけません。
    そうして
     「改変されたモデルですが、私のモデルの特徴がこの部分に残っています」
     「ここの動きは私のモーションの特徴であり、この動画でも確認することができます」
    などと証明していきます。

    このように、画像や動画で比較して伝えることは、簡単なようであって実は難しいものを含んでいると思います。そこで、先に書いたように「文章で説明できる」ということが大切になってくるのです。
    作った者だからこそ分かること、知っていること(それは時として「細かすぎて伝わらない」というもの)を表現し伝えることになります。

    b) どのように使われて権利侵害されているか
    動画や静画の中での使われ方から、権利侵害の状況を説明します。
    例えば
    • 動画であれば、対象となるのが再生時間全体なのか一部なのか
    • 複数のモデルやモーションが登場するものであれば、どれが該当するのか
    • どのような演出や表現がされているのか(権利侵害にあたる内容など)
    といったものになるかと思います。
    少し具体的に書けば
    • ○分○秒~△分△秒の部分で、@@モデルが踊っているのが私のモーションです。
    • 登場するモデルのうち、○○の衣装を着ているのが私のモデルです。
    • ○分○秒以降で衣装がなくなって全裸となり、性的な演出がされています。
    • 下半身やスカートの中をアップする意図的なカメラワークでわいせつな表現がされている。
    などと書くことができると思います。
    その上で、どのような権利を侵害されているのかを訴えることになります。



    ここまでいろいろと書いてきました。申立にはこれらが全て必要であるかというと、そうでもないかもしれません。決定的で確実な証拠があれば、そこに絞って簡潔明確に証明することもできるでしょう。
    どの著作物について、どのように使われて、どのような権利を侵害されているか、それによって必要な資料や情報は変わってくると思いますし、私が書いたもの以外に適切な方法があるかもしれません。
    冒頭にも書いたように、参考ということでお役に立てることができれば幸いです。
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  • MMDデータの利用規約と著作権について考えてみる  (3)著作者人格権について

    2021-01-20 12:00
    私が公開・配布しているMMDモーションに関して、モーションの利用規約に反した使用をしていた動画に対し、著作者人格権に基づく権利侵害として削除申請を先日行いました。
    利用規約違反に頭を痛めているクリエイターの方々の参考になればと思い、このことに関するものをブロマガにまとめてみます。
    今回は「著作者人格権」について簡単に触れていきます。
    なお、私は著作権や法律関係は素人です。私の考えや解釈が正しくない可能性もあるので、その点はご承知おきください。

    ■「著作者人格権」とは
    前回のブロマガでは「著作財産権」について書きました。これと「著作者人格権」とでは、大きく2つの異なる点があります。
    1つは
    • 著作財産権は、財産的な利益を保護するもの
    • 著作者人格権は、人格的な利益を保護するもの
    です。この「人格的な利益」という各権利については後で説明します。
    もう1つ、
    • 著作財産権は、著作権者が持つ。
    • 著作者人格権は、著作者が持つ。
    という点が異なります。
    著作者が著作財産権を保有し続ければ「著作者=著作権者」であるので、同じ人が著作財産権と著作者人格権を持つことになります。
    著作財産権を第三者に譲渡した場合は、著作財産権はその第三者が持ちます。しかし、著作者人格権は第三者に譲渡できないもので、著作者のみが保有できる権利です。このような場合は、著作財産権と著作者人格権をそれぞれ別の者が持つという状況になります。

    著作者人格権を構成する各権利について、文化庁のwebサイトでは次のように説明されています。



    いずれも著作物に対する著作者の感情やこだわりといったもの(人格的な利益)を保護する権利です。

    これらとは別に、
    著作者の名誉又は声望を害する方法によりその著作物を利用する行為は、その著作者人格権を侵害する行為とみなす。(著作権法第113条11項)
    ※施行日: 令和三年一月一日(令和二年法律第四十八号による改正)

    という「名誉声望保持権」もあります。
    「著作者の名誉声望を害する利用は、『公表権』『氏名表示権』『同一性保持権』を侵害していなくても、著作者人格権を侵害する行為とみなす」という規定で、「みなし侵害」と呼ばれています。
    ※資料によっては、「公表権」「氏名表示権」「同一性保持権」の3つを「著作者人格権」とするものと、「名誉声望保持権」を加えて4つを「著作者人格権」としているものがあって少しややこしいのですが、ここでは文化庁のwebサイトや【はじめての著作権法(著者:池村聡、日経文庫)】に準じて書いていきます。
    ■MMDデータで著作者人格権を考えてみる
    著作者人格権の説明については、次の2つのサイトがわかりやすくまとめていると思いますので、リンクで紹介しておきます。
    ◆◆
    「公表権」は、MMDデータの利用規約として関わる機会はあまりないと思います。基本的にはモデルでもモーションでも、著作者本人が公開しているので、自分の好きなタイミングで公表しています。
    もし何か例を考えるならば、利用規約ではないですが
    • モデラーが、ある企画者(例えばVTuberや歌ってみたの人)から楽曲発表に合わせてモデル制作を依頼された。楽曲に共感してそのイメージでモデルを制作したモデラーは、楽曲発表に合わせてモデル公開を望んでいたが、企画者が完成したモデルを大変気に入って、楽曲発表前の自分の誕生日にモデルを公開した。
    というケースを考えることができるかもしれません。
    ただ条件や例外があります。一例として、もしモデル公表前に著作財産権を企画者に譲渡していると、著作権法第18条第2項に
     著作者は、次の各号に掲げる場合には、当該各号に掲げる行為について同意したものと推定する。
     その著作物でまだ公表されていないものの著作権を譲渡した場合 当該著作物をその著作権の行使により公衆に提供し、又は提示すること。
    というものがあり、「著作権を譲渡した時点で、公表されることに同意したとみなされる」ということになります。
    ◆◆
    「氏名公表権」は、著作物に対する著作者名の表示(表示するかしないか、実名かペンネームか)の権利で、二次的著作物に対しても氏名表示権は及びます。利用規約においてクレジット表記などを求めるものが該当するでしょう。
    ただこれにも例外があり、著作権法第19条3項には
     著作者名の表示は、著作物の利用の目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正な慣行に反しない限り、省略することができる。
    とあります。
    「公正な慣行」の例として挙げられるのは「店内で音楽をBGMとして流す」という利用で、そのような場合に「楽曲の著作者名を表示したりアナウンスする」ということは必要ない、ということです。(やっていたら「この店にはDJでもいるのか」と思ってしまいそう。)
    MMDでは、モデルやモーションの作者を表記する慣習はあるでしょうが、法的な判断となると何とも言えません。ただ、トラブルを避けるためにも、利用者は敬意を払った対応を、著作者(データ配布者)はわかりやすい意思表示をしておいた方がよいと思います。
    ◆◆
    「同一性保持権」は、かなり重要になると思います。
    著作権法第20条でも
    著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
    と書かれてています。パロディや替え歌などが事例として取り上げられるものです。
    モデルについては、モデル改造されたことやその内容が、元となるモデルの作者の「意に反した」ものであれば、同一性保持権が侵害されたと考えることができるでしょう。
    私としては、モデルやモーションを改変された場合に「複製権」「翻案権」「同一性保持権」と後で書く「名誉声望保持権」のどれを侵害されたことになるのか、というのがなかなか整理がつきません。
    Webで著作権法講座の中ではいくつかの事例を交えて説明がされているので、参考になるかと思います。
    ◆◆
    「名誉声望保持権」は、著作権関連の書籍やwebでの解説で次のようなたとえ話や事例が見られます。
    • 芸術作品である裸体画を複製してヌード劇場の立て看板に使う
    • ベジタリアンの作曲家が自分の楽曲をステーキ店のCMに使われる
    • イラストが政治的・思想的企画に利用される
    • 小説がテレビドラマ化される際に、創作意図と異なる内容に脚本が改変される
    このような利用が著作者の名誉や声望を害するとして、著作者人格権の侵害とみなされるというものです。
    モデルやモーションの利用規約で、
    • エログロ禁止
    • 政治的、宗教的な利用の禁止
    などといったものは、著作者にとって「このような利用はされたくない」という意思表示であり、利用をされた場合は著作者の人格的な利益が侵害されたと考えることができます。
    ◇◇
    余談ですが、先にも書いたように「著作者人格権」は著作者のみに認められた権利です。著作者が死亡した場合は遺族などにも相続されないと考えられていますが、著作者の死後も著作者の人格的利益は保護されており、著作者人格権の侵害は禁止されています。また、遺族が侵害者に差止請求ができるとされています(「差止請求権」が遺族に認められている)。
    永久不変とも言える権利ではありますが、ビジネスのような場で契約書が交わされる時に「著作者人格権の不行使特約」という規定をクライアントからクリエイターに求める場合があるようです。
    最近はモデラーにモデル制作を依頼する案件が多いようですし、ビジネス化してくるとこのような契約書を交わされることもあるのでしょう。
    なお、このような場合でも「名誉声望保持権」については、「著作権法としては不行使特約が有効になるが、民法の規定では損害賠償請求が可能である」という解説もありました。


    ■ニコ動に申し立ててみた
    今回私がニコ動に対して権利侵害を申し立てたのは、「名誉声望保持権」に基づいたものです。私が権利侵害を申し立てたものは、いわゆる”紳士動画”と呼ばれるもので、
    • 意図的にパンツを見せる
    • モデル改造などで全裸や半裸にして、胸や性器を露出する
    • モデルの性器、臀部、胸部に焦点を当てた意図的なカメラワーク
    という表現がされています。これが、私が利用規約の中で禁止事項としている「性的、わいせつな表現や内容」に反しているとしたものです。

    モーション自体はそのまま使われていただけなので、「複製権」や「同一性保持権」は当てはまらないと考えました。「翻案権」も、二次的著作物としての動画の作り方(性的なカメラや演出)が「翻案」という解釈もできそうでしたが、その時点では確証がありませんでした。
    私としては「モーションを裸踊りに使われたくない」「パンツを見せるためにモーションが使われる必然性はない」という強い思いがありました。文字どおりの「名誉」や「声望」までは考えていませんが、人格的利益を侵されたということで、ニコ動に申し立てたものです。

    結果として申し立てが通って動画が削除されたことは、一通りの主張が認められたということで大変良かったと考えてます。
    ただ私自身気をつけたいと思っているのは、今回はニコ動によって主張が認められたが、これが違う動画(使われ方など)や、違うサイトや相手(YouTubeなど)で同じように通用するかどうかはわからない、ということです。

    書籍やwebでの解説で多くの裁判判例などが紹介されていましたが、似たような事例なのに「権利侵害」と認められたものとそうではないものがありました。裁判のような場ではいろいろな角度で判断されるので、違う判断をされる場合があると思います。
    • そもそも、権利主張しているものが「著作物」であるか
    • 主張する権利が妥当であるか
    • 対象としているものがその権利を侵害しているか
    特に「モデルやモーションが『著作物』であるか」という根本的なところで否定される可能性も残されている気がしています。



    ここまで、私が調べて理解した範囲で著作権について書いてみました。
    繰り返しになりますが、なにぶん素人が理解した範囲なので、間違っている解釈や情報があるかもしれません。また、個々の事例で判断されるものなので、何でも同じように通用する保証はありません。
    著作権に関心のある方には、このブロマガを参考にしつつ、各自でさらにお調べいただければと思います。

    次回のブロマガでは、実際に権利侵害の申し立てをする際にどのような準備や手続きが必要になるか、権利侵害を主張する上で重要になりそうなものを、私の経験に基づいて書いていきます。
  • MMDデータの利用規約と著作権について考えてみる  (2)著作財産権について

    2021-01-17 15:47
    私が公開・配布しているMMDモーションに関して、モーションの利用規約に反した使用をしていた動画に対し著作者人格権に基づく権利侵害として削除申請を先日行いました。
    利用規約違反に頭を痛めているクリエイターの方々の参考になればと思い、このことに関するものをブロマガにまとめてみます。
    ここでは「著作財産権」について簡単に触れていきます。
    なお、私は著作権や法律関係は素人です。私の考えや解釈が正しくない可能性もあるので、その点はご承知おきください。

    ■「著作財産権」とは

    著作者の権利には大きく分けて「著作財産権」と「著作者人格権」の2つがあり、合わせて「著作権」と呼ばれます。
    ※「著作隣接権」というものもありますが、これは実演家、レコード製作者、放送事業者などに認められた権利であり、MMDデータには直接関わらないと思うので、ここでは触れません。

    著作財産権は、財産的な利益を保護するものです。
    文化庁のwebサイトには、次のように説明されています。



    これらの中で「口述権」は小説などの言語の著作物、「頒布権」は映画の著作物がそれぞれ対象となるので、MMDデータには該当しないと考えられます。
    なお、各説明の中の「公」とは「公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として」という意味合いになります。また「公衆」とは「不特定の人」又は「特定多数の人」を意味するので、「誰か(不特定の)1人」でも「会員限定(特定多数)」も含まれます。


    ■MMDデータの利用規約と著作財産権

    著作物を利用する場合に各権利に抵触する可能性があれば、利用者は著作権者に許諾を得る必要があります。それを一つずつ対応するのは著作権者としても大変であり、MMDデータであれば「利用規約」という形で運用しているのが一般的でしょう。
    利用規約にも様々な表現や対応があるので一概には言えないところがあるでしょうが、各権利について見てみます。
    ◆◆
    「複製権」は、データそのものを複製するだけでなく、盗用やパクリも「複製」とされています。部分的な複製、つまりモデルのパーツ利用などはある意味パクリになるでしょう。衣装改変も、元のモデルを一部を除いて複製したものです。そのように見れば、モデルでもモーションでも利用規約では定番かもしれません。
    ◆◆
    「上演権・演奏権」と「上映権」は、MMDに関しては区別が少し悩ましいと私は思っています。
    「上演権・演奏権」には「コンピュータ制御での演奏、録音・録画物の再生も含まれる」という考え方があるようで、MMDとしてはモデルやモーションの利用形態を考えればこれに当てはまると思います。
    一方「上映権」は、上映の定義として「著作物(公衆送信されるものを除く。)を映写幕その他の物に映写することをいい」と書かれており、MMDをスクリーンに映せば上映になる、とも考えられます。
    いずれにしても、ネットやテレビで動画を流すことは後述の「公衆送信権等」にあたるもので、「上演権」なり「上映権」は、例えばステージイベントでMMDを投影するような場合が当てはまると思います。このような利用形態を利用規約で触れている方もあるでしょう。
    ◆◆
    「公衆送信権等」は、先ほども書いたようにテレビの放送,CATV等の有線放送,インターネットを通じて送信などを行う権利のことで、著作物をサーバに保存して公衆からのアクセスを可能にする「送信可能化」も含まれます。
    MMDはネット投稿が一般的な使い方なので、これ自体を禁止や制限することはあまり無いように思いますが、モデルやモーションをVRチャットなどで使用することを利用規約で禁止・制限しているケースは、これに当てはまるかもしれません。
    ◆◆
    「展示権」は、美術の著作物が対象となるのでモデルが該当する可能性があります。ただ、モデルの画像や写真を展示して直接人に見せるということはあまり想定されていないでしょうし、利用規約に触れているケースは稀でしょう。
    ◇◇
    ここで私はふと気になったことがあります。
    公衆送信にしても展示にしても、そこで表現されるのはモデルやモーションを使った画像・動画であり、それらは二次的創作物になります。モデルやモーション自体はデータであり、そのような著作物を「上演」「上映」「公衆送信」「展示」することはあるのだろうか?と。
    これは天の邪鬼的な発想かもしれませんけれども。
    音楽や振付けもそれ単体で表現されるものではないので、MMDデータもそれらと同じように考えればよいのかもしれませんが。

    ◇◇
    「譲渡権」や「貸与権」は、公衆に提供(販売など)や貸与(レンタル)する権利なので、データの売買や譲渡を禁止するというように、これも利用規約の定番でしょう。
    ◆◆
    翻訳権・翻案権等」は、一般的には小説の英訳、音楽のアレンジ、漫画のアニメ化や実写化といったものがここに該当します。「二次的著作物創作権」とも呼ばれます。
    私にとっては翻案権は複製権と似たようなところがあり、いろいろ資料を見てもわかりにくいところがあります。【はじめての著作権法(著者:池村聡、日経文庫)】では次のような説明がされています。

    ある絵画の「盗作」「パクリ」の類も、度を越してよく似た作品で、そこに創作性が何ら加わっていないような場合は、そうした作品を描いたり印刷したりすることは元の作品の「複製」に該当します。
    既存の著作物に新たな創作性を加えた別の著作物のことを「二次的著作物」といい、無断で二次的著作物を創作されない権利のことを「二次的著作物創作権」(翻案権)という。
    私が理解した範囲では、モデルで例えれば
    • あるモデルに別のモデルから衣装を移植したもの(創作性がない)は「複製」
    • あるモデルを、ぷち化・ちび化したもの(低年齢化という創作性)は「翻案」
    かなと解釈しています。
    ※間違っているかもしれませんし、ものによって判断が変わるかもしれません。
    ※モデルの年齢変更・性別変更・容姿変更は、モデルを素体とした別キャラクターの生成という見方もでき、先にキャラクターが存在していてモデルは「材料」として使われたとなると、違う議論になるかもしれません。

    素人にはなかなか難しい内容ですが、このような「複製」や「翻案」は、モデルでもモーションでも利用規約に盛り込まれていると思います。
    ※「改変」に関する権利については、次回のブロマガでも触れることになります。
    ◆◆
    二次的著作物の利用に関する権利」は、【はじめての著作権法(著者:池村聡、日経文庫)】の中では「自分が著作権を持つ著作物が元になって創作された二次的著作物について、無断で各種利用をされない権利」と表現されています。
    例を考えると「モデルやモーションが使われた動画が、あるテレビドラマの中で使われた」という場合で、ドラマの中で動画を使うことは、動画製作者だけでなくモデルやモーションの著作権者にも許可を得る必要がある、というものになります。
    ※同じことは、モデルの元となるキャラクター、モーションの元となる振付けなどにも当てはまります。
    二次的著作物の使われ方を想定したり、利用規約に触れることは少ないかもしれません。
    ■著作財産権は譲渡できる

    前回と今回で著作権に関することを書いていますが、この中で「著作者」と「著作権者」という2つの言葉が出てきていることにお気づきでしょうか?

    まず「著作者」とは「著作物を創作する者をいう」と著作権法の中で定義されています。MMDであれば、モデルやモーションを作った人が著作者です。

    一方で「著作権者」は「著作権を持つ者」ということですが、大原則として「実際に著作物を創作した者が権利を取得する」となります。ですから「創作者=著作者=著作権者」ということです。
    そして、著作財産権はその一部又は全部を譲渡したり相続したりできます。その場合は、権利を譲り受けたり相続した者が「著作権者」となります。

    MMD関連では次のようなケースを考えることができます。
    モデラーがある企画や依頼でモデル製作をしたとします。モデルが創作された時点で、モデルが「著作物」、モデラーは「著作者」となり、同時に著作権が発生して「著作権者」となります。
    そして、企画者や依頼者から権利譲渡の申し出があって譲り渡せば、企画者や依頼者が「著作権者」となり、権利を管理したり行使することになります。この場合「著作者」はモデラーのままとなります。ここについては、次回にまた触れることになります。


    ■著作物を自由に使える場合がある

    著作財産権によって、他人に著作物を無断で利用されないようになっていますが、著作物を自由に使える場合がいくつかあります。
    身近な例としては「私的使用のための複製」があります。テレビ番組の録画や音楽CDの取り込みなど「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを目的とするとき」には、著作物を自由に複製することができます。
    これらは権利制限規定と呼ばれるもので、とても数が多いのでここでは割愛します。参考に、公益社団法人著作権情報センターのwebサイトをリンクしておきます。

    その中で個人的に気になるものがあったので書いておきます。

    著作権法第38条に「営利を目的としない上演等」というものがあります。上記の著作権情報センターに書かれているものでは

    営利を目的とせず、観客から料金をとらない場合は、著作物の上演・演奏・上映・口述(朗読)などができる。ただし、出演者などは無報酬である必要がある。

    と要約されているものです。

    これをMMD関連で考えると、ポリッドスクリーンなどにMMDを投影して行われるファンメイドライブがこれに該当するように思います。
    先に書いたように、MMDをスクリーンに投影するのは「上演」なのか「上映」なのかは私は判断に迷うところですが、どちらかが該当しますし、どちらであっても第38条に含まれるものです。

    ファンメイドライブについては、以前にモーション制作者と主催者との間に問題が生じたことがあり、利用規約にその項目を設けている人もあるかと思います。私もその一人です。
    この第38条があると、法律的には「営利を目的としない利用であれば、自由に使うことができる」となるので、今回いろいろ調べてみて私自身は自分の利用規約を見直す必要があると思っています。

    ただし、利用する側は「よし!自由に使えるんだ!」と考えるのは早計です。

    文化庁のwebサイトには次のような記載があります。

    営利を目的としない上演等
     著作権の制限規定の一つです(第38条)。複製以外の方法により著作物を利用する場合において、著作権者の了解が必要ないときの要件を定めています。著作物の利用方法に応じ次のような要件が満たされた場合は、著作権者の了解は必要ありません。
    1 学校の学芸会,市民グループの発表会,公民館・図書館等での上映会など(第38条第1項)
    【条件】
    ア 「上演」「演奏」「口述」「上映」のいずれかであること
      (「コピー・譲渡」や「公衆送信」は含まれない)
    イ 既に公表されている著作物であること
    ウ 営利を目的としていないこと
    エ 聴衆・観衆から料金等を受けないこと
    オ 出演者等に報酬が支払われないこと
    カ 慣行があるときは「出所の明示」が必要(第48条)

    著作権者の了解を必要とせずに利用するためには、「ア~カ」の条件を満たしているかどうかが重要となります。特に「ウ~オ」の金銭的な条件はかなり厳密なようです。例えば

    • 上映会自体は無料であるが、会場に入るための入場料が必要である
    • 無料・無報酬であるが、宣伝や営業を目的とした上映である(間接的に営利目的)

    といったものは条件を満たしておらず、了解なしに利用することはできません。
    「ア」の条件も注意が必要です。「複製」「譲渡」「公衆送信」は認められていないので、録音、録画やネット配信は無断ではできず、許諾が必要となります。
    これらはwebでいろいろな解説を見つけることができます。
    著作権なるほど質問箱東京都行政書士会中央支部 著作権実務研究会著作権のネタ帳
    また「カ」の条件は、MMDを上映するイベントで出所(どんなモデルやモーションを使ったか、誰が作ったものか)を明示するという慣行があるかどうかという点はありますが、明示した方がトラブルは少ないでしょうし、「ウ~オ」の条件に問題がないとしても事前に著作権者に声をかけておく方がよいと思います。



    私自身、ここまで調べてみてもよくわからないこともあります。著作権は難しいものですが、きちんと理解していないといろいろな問題が起こり得ます。
    それを防ぐためにMMDデータを公開する側は利用規約を設けているわけですが、全ての権利や利用形態を網羅することも難しいでしょう。
    少なくとも利用者には、利用規約で「OK」「NG」としているものはそれを守っていただきたいですし、書いていないものやどちらとも触れていないものについては勝手に判断せず、著作権者に確認を取っていただきたいです。

    次回のブロマガでは、もう一つの権利である「著作者人格権」について書いていく予定です。