もしも子供の頃に遊んだ懐かしいあのゲームに、続きが出たらプレイしたいですか?
現在までの長いゲーム史には、良作だったRPG/アクションRPGでも1作のみで終わってしまったタイトルが、かなりの数で存在します。
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今回は、米コタクがそんな夢のまた夢のような(地味目の)名作RPGを7作品選びましたので、ひとつずつ見ていくとしましょう。みなさんも遊んでみたいと思われるゲームが入っているでしょうか?
■『3Dドットゲームヒーローズ』
スペランカー先生も参戦するそうな
懐かしの初期『ゼルダの伝説』や『ドラゴンクエスト』を思い出させるかのような、アクションRPGを3Dドットで立体的に遊ばせてくれるこの作品。
ライフに応じて考えられないほど巨大に成長する大剣で敵をコナゴナに粉砕し、仕掛けを作動させてダンジョンの奥深くへ侵入する、冒険が楽しい古くて新しい感じのゲームです。
要所要所に往年のRPGへのパロディーやオマージュが散りばめられているだけでなく、展開もまた古典的なRPGの流れだったりして、オッサン世代には胸キュンな『3Dドットゲームヒーローズ』です。
キャラクターのエディット機能も楽しいですし、密かに続編を楽しみにしている方々も多いかもしれませんね。
■『レジェンド オブ ドラグーン』
美麗グラフィックが自慢
ディスクが4枚組だったこともあり、非常に美しいグラフィックを誇ったこの作品。まるで映画のようでもあり、ドラマのような展開もありで、プレイヤーの想像力に訴えかけるかのような作品です。
バトル時に使用される「アディショナルシステム」は、タイミングを合わせたボタン入力であるため賛否両論なのだそうですが...米コタクのティエリアス記者いわく、そのバトルでも音楽が複数回変化することを大絶賛しています。
普通のRPGであれば、ワンパターンな音楽に飽きが来てしまいますが、これは確かに良いですよね。カンペキなゲームではないにしても、このチャレンジはユニークでRPGの新たな指標となったかもしれない、不朽の名作です。
■『ウィロー』
映画のワクワク感をゲームに!
元々はロン・ハワード監督、ジョージ・ルーカス原案のファンタジー映画で、『スター・ウォーズ』シリーズにてイォークの中の人だった、ワーウィック・デイヴィスさんが主役のウィローを演じ、ヴァル・キルマーさんが人間の戦士役でとても良い映画でした。
そのゲーム化がこの『ウィロー』。アーケード版は横スクロールのアクションでしたが、ファミコン版では『ゼルダの伝説』風のアクションRPGへと一変。
映画のゲーム化というのは昔はよくありましたし、完成したものをプレイしてガッカリすることも多かった時代でしたが...『ウィロー』のゲームでは各キャラクターがカットシーンで登場し、映画のエッセンスをかなり忠実に取り入れたもので、アーケードでもファミコン版でも両方が楽しい作品だったと記憶しています。
『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』同様に映画の続編が出来れば、もしかするとゲームでも2番目のタイトルが作られるかもしれませんね。可能性は全くのゼロではないと願いたいものです。
■『愛の伝説 オリュンポスの戦い』
似てるけど全くの別物です
ディスクシステム時代の『リンクの冒険』にとっても良く似たこのゲーム。舞台はハイラルではなく神話のギリシャとなっています。
面白いのはヘルメスから受け取るアイテム「サンダル」を使うと、ステージの天井に張り付いて移動でき、また地上に降りたりと上下を行ったり来たり出来るアクション。
当時の子供たちにはギリシャ神話の要素は心トキメクものでもありましたし、なんと言ってもラスボスは最初、実体が視えない代わりに水面に映る影という演出も斬新でした。
ここ数年、神々との戦いは『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズが専売特許となってしまいましたが、映画では『タイタンの戦い』もリメイクされたことですし、このゲームも現代版で復活してみてはどうでしょう?
■『ファザナドゥ』
ファミコンの王道的アクションになった
パソコン版の『ザナドゥ』が移植されるのかと思いきや...普通にファミコン的なアクション・ゲームとなってしまった『ファザナドゥ』。グラフィックはいかにもハドソン! という感じの毒々しさで、敵キャラもエイリアンみたいなのがウヨウヨしています。
ストーリーは、エルフ族とドワーフ族が共存していた世界樹に隕石が落ち、ドワーフたちの凶暴化による種族間の対立を、故郷に帰ってきた主人公が救うものとなっています。
いつものRPGでお決まりの(?)地下のダンジョンではない舞台設定が斬新かなと思われます。
レベルが上がっても強くなった実感がなく、ライフゲージは最初から長いもので成長せず、ほぼ武器や防具でのみ強さが変わるようなシステムだったため、一部ではクソゲー扱いされていたようですが...これはこれで、ファミコンの一時代を担った作品のひとつといって良いかと思います。
■『ヴァーミリオン』
場所ごとに違うゲームをプレイしている気になれるかも
『スペースハリアー』や『バーチャファイター』などを世に送り出した、セガのAM2研によるアクションRPG『ヴァーミリオン』。
『メガドライブ』用にリリースされたこのゲームは、フィールドやダンジョンの移動は奥行きのある3Dの一人称視点で、街の中では上から見下ろす2D視点で、通常の戦闘は8方向移動アクションで、巨大なボスキャラとの戦闘は左右移動の騎士アクションでプレイするというユニークなシステムを採り入れています。
1989年に登場したこのゲーム。当時は『メガドライブ』のセガ派か、1990年発売の『スーパーファミコン』の任天堂派かでクラスの男子たちが分かれていた頃でしたが、セガのRPGは他にも『ファンタシースターII』や『シャイニング&ザ・ダクネス』、『スーパーハイドライド』といったタイトルが在り、それらがメガドラ人気を支えていたのではなかろうかと思います。
■『ロストオデッセイ』
『FF』好きにはたまらない...?
2007年に『Xbox 360』用にリリースされた、この中では比較的新しめのタイトルです。『ファイナルファンタジー』シリーズを作られた坂口博信さんによる製作総指揮の下、音楽は同様に『FF』シリーズで有名な植松伸夫さん、さらにキャラクターのデザインには『スラムダンク』や『バガボンド』でお馴染みの漫画家の井上雄彦さんが担当された一本となっています。
ということで以上、「続編が待たれる地味(?)な名作RPG7選」でしたが、皆さんが続編を期待したいタイトルは入っていましたでしょうか?
2000年代に入ってからも尚、シリーズが尽きない人気メジャー作品も多々ありますが、個人的には『魔鐘』や『ゴッドスレイヤー』、『貝獣物語』などの隠れた名作が続編になったら嬉しいなぁと思います。
ぜひともコメントやツイートで、続編をプレイしてみたいマイナーなRPG/アクションRPGを教えてくださいね!
7 Obscure RPGs That I Wish Had Sequels[Kotaku]
(岡本玄介)
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