露咲累さん のコメント
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1972年にオデッセイが登場してから 早43年 、今では家庭用ゲーム機も 第8世代 まで来ています。不格好なゲーム機もスタイリッシュなコンソールも、実に多種多様な デザイン の機体が世に送り出されてきました。
【大きな画像や動画はこちら】 そこで今回は、 家庭用ゲーム機史上最も見た目がかっこいい コンソールを 10種類 ご紹介します。
●セガ:セガ・マークIII(1985年)
ファミコン同様両端にコントローラーを差し込める
日本人からすると、懐かしさと時代を感じる 往年の名機 だと思いますが、日本以外では外装が変更され、 『セガ・マスターシステム』 という名称でリリースされたため、外国人はこのデザインに馴染みがないようです。
だからなのか、米Kotakuのプランケット記者には、80年代のSFアニメの中に出てくる 未来のゲーム機 で、ディスクを挿入などしなくとも、空中に ホログラム を照射してプレイするような機体に見えるそうです。
●任天堂:ニンテンドーゲームキューブ(2001年)
遊べる鈍器
小さく四角い立方体に小さなディスクを入れ、小さなコントローラーでプレイするGC。子供たちは、背面に接続された 持ち手 を握り、友達の家へ持って行って一緒に『マリオカート』で遊んだことでしょう。
一方、大人たちは持ち手をグリップして 物理的な攻撃 で敵にダメージを負わせ、 ムロフシ でブン投げては遠方の敵に迷惑をかける武器として認識しています。
いずれにせよ、 実用性 が伴うデザインとしてランク・インを果たしました。
●シンクレア:ZX Spectrum(1982年)
プリズム光のアクセントがナイス
実は今年の4月から、スマートフォンと連携できる 「再製造版」 として復刻されたイギリスの名機がこちら。単なるキーボードに見えますが、中身は立派な8ビット・コンピューターで、ソフトも 2300 を超える数がリリースされています。
発明者のクライヴ・マールス・シンクレア卿は、当時のイギリスにホーム・コンピューターを普及させた功績が認められ、 爵位 を贈られたそうです。
デザイン的にも無駄がなくシンプルで、黒地に 虹色のアクセント が利いています。
●ソニー:PSX(2003年)
録画ができるプレステ
懐かしのテレビデオやツインファミコンのように、プレステ2とハードディスク搭載DVDレコーダーを合体させた ニコイチ 家電がこちら。
子供向けのゲーム機というよりも、大人が AV機器 の1つとして使い、オシャレなインテリアとしても馴染むような、洗練されたデザインです。
2004年12月に新機種がリリースされたばかりだというのに、2005年2月には 生産終了 が報じられ、飛ぶように売れたのにもかかわらず 超短命 に終わりました。しかも販売は日本のみだったので、色々と もったいない マシンだったように思われます。
●コモドール:SX-64(1984年)
オシロスコープのようでもある
1982年製コモドール64を、 持ち運び可能 なポータブル版にしたタイプがこちら。5インチのブラウン管を搭載した、 世界初の カラー表示が可能なポータブル・コンピューターでもあります。
フロッピーディスク用ドライブも内蔵していますが、残念ながらデータレコーダ用のポートは無いとのことです。パッと見、冷戦時代の レーダー かベクタースキャンみたいな雰囲気で、レトロなハイテク機器っぽいです。
●パナソニック:3DO REAL(1993)
「高価格なマルチメディア機」というコンセプト
商業的には 大失敗 に終わってしまった家電扱いのゲーム機ですが......まるで パルテノン神殿 かのような柱が四隅に立ち、ゴールドのボタンやロゴのデザインが、より一層神々しさに輪をかけています。
昔はこういったデザインのテレビやビデオデッキもあったような気がしますが、ちょっとゴージャスな家電として、AV機器周りとも 調和 が取れる形状なのでしょうか?
●セガ:ドリームキャスト(1998年)
良い意味で、いかにもゲーム機なデザイン
世界のどこかに『ドリームキャスト2』を待ってる人がいる ......。この名機には、 「涙なしには語れない...? 歴史研究家が振り返る『ドリームキャスト』の栄枯盛衰」 というお話もありました。
そして、 ドリームキャスト向けに新作ゲームを作り続ける男たち が今でも頑張っている傍らで、工業デザイン科の学生さんが オニギリ型の『ドリームキャスト2』コンセプト・デザイン を考えていたり、 最狂のセガファンが夢を叶えたキメラハード を産み出していたりと、今もなおファンの 熱意 が冷めることの無いコンソールです。
●アタリ:Atari 2600(1977年)
ウッド・パネル仕様のゲーム機
『カスターの逆襲』に『ビーテム・アンド・イーテム』、そして『エックス・マン』や『バチュラー・パーティー』といった、お下劣な 珍ゲーム を他数排出したAtari 2600は、とてつもなく 70年代 なデザインで、黒地にオレンジの配色+ ウッド・パネル という、ちょっとした 調度品 のようなゲーム機です。
わざわざ ネオジオを木製 にオーダーメイドする人々もいる現代において、このセンスは 渋好み で良いです。
●任天堂:スーパーファミリーコンピュータ(1990年)
日本人には見慣れたデザインですが
日本だけでなく、ヨーロッパ版とオーストラリア版はこのデザインなのですが、なぜか 北米版 のスーファミは安っぽい外装に変更されてしまいました。
グレー系統でまとめられ、重厚感のある厚みと緩やかなカーヴ、そしてA・B・X・Yボタンのみがカラフルという 遊び心 の感じられる日本版の配色は、やはりアメリカのゲーマーからも好かれているようです。
●ソニー:プレイステーション4(2014年)
ムダのないスタイリッシュさ
上記のコンソールはすべて過去のものでしたが、このプレステ4は現役バリバリ。 簡略化 されたデザインはもはや家電というより、アートな オブジェ のようにも見えます。
プランケット記者いわく、「昨今の家庭用ゲーム機デザインからは 攻めの姿勢 が失われつつあり、限りなく 当り障り のないものが主流になりつつある」とのこと。かつてのNINTENDO 64やXboxといった、いかにもゲーム機らしいデザインの潮流はもう終わってしまった、とも言っています。
いかがでしたか?
見た目の評価は個人のセンスに寄るところなので、「オレンジ色の任天堂『ブロック崩し』がイカす」とか「大阪の パークスタワーと瓜二つ のプレステ3が至高」という方もいることでしょう。
ぜひ皆さんがカッコいいと思う家庭用ゲーム機を教えてください。逆に ダサい と思うものでも大歓迎です!
画像: Evan Amos 、 Muband & Bill Bertram The Best-Looking Video Game Consoles Of All Time [Kotaku]
( 岡本玄介 )
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