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千葉女児虐待事件を取材して~守れるはずだった命~
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千葉女児虐待事件を取材して~守れるはずだった命~

2019-02-07 12:58
    私が思うことはまず、電話取材していけばいくほど怒りしかわいてこないことだ。
    そしてもう一つは加害者はもちろん両親なのだが、学校、児童相談所、教育委員会も同罪だということである。何故ならば子供の命を守れる最後の砦であるはずの行政機関であるこれらが、子供が必死に出していたサインに気づかないのではなく、見て見ぬふりをしたからだ。

     児童相談所は1回目の取材の際、繰り返し強調していたのが
    「学校と役割分担をして、連携が取れていた。」
    ということだ。しかしながらマスコミの報道で学校が父親が子供を長期間欠席していることを児童相談所に報告していなかったことが発覚してから、あらためて取材して本当に連携が取れていたのかと問うと
    「その点では連携が取れていなかった。」
    と弁解している。
     また一時保護までしていた子供を、両親と生活してから一度も訪問せず、父親が持参した子供が書いた手紙に不自然さを感じていたにもかかわらず放置している。その訪問をしなかった理由に
    「人員不足でしなかった。」
    と職務怠慢の言い訳にしている。
     子供の人権と命を保護しなければならない児童相談所が、父親の言動や子供の手紙に不信感を持ちながらあれこれと言い訳しながら、子供の出していたサインを気づきながら知らぬ顔をしたのだ。

     そして学校は、子供に一番コンタクトを取れたにもかかわらず、敏感に子供が発したサインを見逃し、連携していなければならなかった児童相談所との連携がまったく取れていなかった。
     虐待やいじめを受けた子供はその事実を悟られまいとするものだ。それは親やいじめている人間からの報復を恐れているからだ。そこに学校に出席しているからとか、傷が見当たらなかったからと、一番敏感に感じていなければならないアンテナを張っていなかった。
     また虐待している当事者である父親からの圧力に屈し、教育委員会とともに子供が必死に訴えているアンケートを見せて事態を悪化させ、事件に拍車をかけるように追い込んでいる。

     教育委員会も父親からの恫喝があったとしても、アンケートという個人情報の開示を正当な情報開示請求に基づいてでしか開示できないと断固拒否していたら、子供の命は守られた可能性は大いにある。
    たとえ父親が
    「教育委員会を告訴する」
    と恫喝したとしても、そんな圧力に対し毅然とした対応すべきであり、圧力を掛ければ手続きに基づかなくても個人情報を開示するというのはあってはならないのだ。
     仮に恐怖感を感じているような状態なら、アンケートを開示する前に警察に相談し、今後のの対応を考えなければならなかったのだ。

     児童相談所、学校、教育委員会それぞれが父親の狂気じみた圧力に屈した結果、子供の出した命がけのサインは気づきながら放置し命は守られなかった。
    そして電話取材した中で感じたのは空虚な同情と
    「所詮は他人事」
    という思わせる言動の数々だった。

     家族からの虐待から子供を守る役割を担うはずのそれぞれの機関の対応は、非難されるべきであり猛省をして頂きたいと思うばかりだ。
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