• 『NieR≠Dragonet』完結しました!(あとがき)

    2018-11-11 11:33
    この文章には、NieRシリーズ、ドラッグオンドラグーン3に関するネタバレが含まれます!
    閲覧は自己責任でお願いいたします!!




    皆さんどうもおはこんばんちは、ククけけです。


    この度、『NieR≠Dragonet』序破急をご視聴いただきありがとうございました!
    比較的短く仕上がったので、ReproGramよりは見やすかったと思います(たぶん)
    実は最初に書き始めていたのはこのDragonetでした。ReproGramは後から書き始め、想定以上に長くなってしまった代物です。
    Dragonetは廃墟と化したとある研究所の探索がメインになっています。なのでどちらかといえば、よりオリジナルストーリーに近くNieRやDOD本編とは遠い話です。
    ほとんど語られることのない、ゲシュタルト計画実施の様子。これだけ巨大な設定ながら描写は極めて少ないので、その部分を妄想して書いてみました。


    設定は2055年。すでにオリジナルゲシュタルト(=ニーア)が確定し、ゲシュタルト計画実行のため、各国の法整備が始まりだした頃です。
    現在の法制度から、全人類が参加するような計画(条約)に参加(批准)するためには、国内の法整備が必要となります。日本は国立兵器研究所などが抵抗していたこともあり、法整備は遅れているものと思われます。法整備の間、日本社会はゲシュタルト計画実行まで、ルーティンをこなすだけの味気ないものとなるでしょう。経済に活気がなくなり、マスメディアは災害時のようなニュースと公共広告機構が独占します。官民問わず、最低限の社会活動を行っているのだろうと思われます。
    さらに環境的にも厳しく、塩害が世界各国で多発していると思われます。病で死んだ人間の全てが塩化するため、風に巻き上げられ偏西風に乗ればそれらが飛来するでしょう。そう行った描写も本編にありました(降塩と寒冷化)。適切な除塩が間に合っていなければ、自然環境は相当破壊されていると考えられます。実際3000年代頃の都市を異世界へ魔素とともに還元した際、異世界で現れた都市(教会都市)は塩を多く含み、周りの村落にまで塩害の被害を与えていました。
    こうしたディストピアな世界を想像してみると面白いものですね。

    主人公が訪れる研究所跡地は、ReproGramの最後で語られた「対花特殊兵器群」の研究を行っていたという設定です。この対花特殊兵器群とはミハイルを始めとする「竜種」であると想定しています。ですが「竜種」が人間によって造られたという設定は未確認情報なのであくまで考察にすぎません。

    しかし指摘しておきたいことは、ミカエルの記憶に一部操作があること(DOD3DLC)、「対花特殊兵器群ミハイル」という名称(シノアリス)、この2点は矛盾します。ミカエルが死に瀕した際、転生の手続きをとって、すべての記憶を失うとともにミハイルになります。ミカエルとミハイルが同質のものである以上、竜種が人間(ニーア世界に関わりがある)の手によって造られたものと推測できますが、ミカエルには何万年も生きたという記憶がありました。その間、多くの人間と行動を共にするも、寿命によってその人間たちを失うことの辛さに耐えられず、孤独を好むようになるという描写があります。これが是とすれば、もともとDODの世界には竜種がいたことになります。しかしDOD3の世界における竜種は花の捕食が本能として備わっています。花は少なくとも大災厄以降でなければ登場しませんから、あらかじめその本能を備えていたとは考えにくい。
    ここで2通り考えられます。
    もともと世界に存在した竜種にその本能を人為的に植えつけた。又は、竜種自体は花の登場以降に造られ、記憶を操作されているというものです。
    前者の場合、魔法実験のようなものに竜種が参加したという構図になります。後者の場合は、人為的に記憶とともに生み出された生物が竜種となります。私はどちらかといえば後者の説を支持します。
    DLCの描写では、ミカエルの過去について本人の記憶が曖昧な点があり、またゼロがミカエルの過去について語ろうとすると謎の妨害が入り確認できません。Cルートのワン戦でミハイルが死亡する際は、ウタウタイが死ぬ際に吐き出す「黒い靄」と同質のもの吐き出しています。

    しかし、ここで気がかりなのは、対花特殊兵器群ミハイルという単語です。なぜミカエルを飛ばしてミハイルなのか。

    DOD世界とニーア世界はどこかの時点でつながっていると言われています。おそらく魔素の扱いを巡って、人類は繰り返し過去に戻っているのではないかと思われます。時代を巻き戻すたびに新しい過去世界が出現し、様々な方法を試して魔素を完全に排除する手掛かりを見つけようとしているのではないでしょうか。この場合、自然の摂理上において、タイムパラドックスが起こらないようになっていることになります。
    つまり「過去」とは自分たちが経験してきた過去ではない別の過去に戻るというわけです。
    A(過去)⇨A’(現在)と仮定し、A‘が干渉できる「過去」とはB(過去)であって、A(過去)には戻らないというわけです。A⇨A‘を横軸ととれば、過去と現在を何度も行き来しているように見えますが、A’⇨Bを縦軸にとれば、時間は進んでいます。これがいわゆる「大いなる時の流れ」ではないでしょうか。これで説明できるのが、ニーアとDOD3の時系列関係です。前者が後者よりも西暦は進んでいるのに「旧世界」と呼ばれるのはこのことからなのでしょう。
    またこの仮説が正しければ、人類はまだ滅亡していないとも言えます。いわゆるニーアレプリカントとそれにつながるニーアオートマタでは人類は滅亡していきます。しかしそれはA⇨A‘の横軸の話であって、縦軸ではまだ繰り返し人類が滅亡しない方法を探っているのだと思われます。
    DOD⇨ニーア魔素還元⇨DOD3⇨DOD1.3⇨新宿2013⇨再び過去……
    ただし人類は縦軸には歴史を刻んでいますが、横軸には一向に進んでいません。だいたい800年代から3000年代を繰り返していると思われます。過去を繰り返すことにも限界があり、それがアコールの危惧する「フォールダウン」なのでしょうか。この辺りは考察が間に合っていません。


    話を戻します。ミカエルを飛ばしてミハイルに至る理由は、ミハイルが花の封印に成功したというDルートの存在です。Dルートはアコールによって記録されています。ミハイルは花の封印を成し遂げた唯一の竜種です。この報告を受けた人類は、少なくとも花に有効なのは竜種であると確信するはずです。そこでミハイルの増産=対花用特殊兵器群という流れは必然で、幾らかの周回を経たのちのニーア世界において実現することになるのでしょう。大いなる時間の中ではDOD3⇨シノアリスと辻褄は合います。
    おそらくDODのEエンド⇨ニーアが最初期の事件で、その後多元世界説が立証され、人類は過去時代に戻ることができるようになります。そして人類は自らが滅亡しない方法を探すというゴールの見えない旅路を今も歩み続けているというわけです。


    話が拡散しましたのでまとめます。
    Dragonetの描きたかった世界観は、花を排除するために竜種を生み出したのは人類であり、そのためにゲシュタルト計画が応用されている、というポイントです。白の書や黒の書にはゲシュタルト(人間の魂)が封じ込められていますが、同じように、竜種にもゲシュタルトが封じられているのではないかと考えています。それは人為的に生み出した怪物に人間の魂を埋め込むことで完成する完璧な兵器であり、魔素を封じ込める最終兵器となる。魔素を生み出す母体を最終的に破ったのはレッドドラゴンであり、母体に酷似した花を封印したのはミハイルでした。この親和性は無視できないはずです。
    私の考察は以上です。続編が出ることがあれば、一つでも当たっていることを願うばかりですね。
    最後にキャラクター紹介です。


    來澄 璙(きすみ りょう)
    今回の主人公です。物語中では名前が一切出てこないので、裏設定になります。
    独りを好み単純作業が性に合っていると自負していながら、荒廃した社会に嫌気がさし、変化を求めています。そんな自分自信に気づいていく物語になっています。
    ゲシュタルト計画に参加している母親から、世界の趨勢を聞かされているため、何も知らない情弱な社会より優位に立っていると錯覚しています。しかしそのせいかそんな社会に辟易し始め、犯罪めいた行為に手を出し始めます。
    夜中の徘徊や、年齢を偽ってバーで酒を飲んでは男女構わずたぶらかして一夜を共にしたり、喫煙やハーブにも手を出しています。当の本人に犯罪意識はなく、全ては好奇心を満たし、快楽を得ることを目的としていました。
    しかし、どれも幾らか回数をこなせばすぐに飽きてしまい、投げ出します。
    そんな中、普段は気にも留めない研究所廃墟に気付きこれを認知します。そこで出会ったAI端末との交流とマモノとの戦いという新鮮な経験を通して、真の自分と向き合うことになりました。
    母親はReproGramに登場した來澄幸子です。彼女はReproGramの一件後、ゲシュタルト計画に参画し、そこで出会った研究員と結婚して璙が生まれます。その後米国での活躍が認められ、早々にゲシュタルト計画の処置を受ける権利が与えられます。しかし実際は、璙のみは竜種のベースとなるゲシュタルトに選抜されており、晴れて竜種として生まれ変わります。そのきっかけを与えたのはAI端末(蒼い髪の女性)でした。
    イメージCVは福〇潤さんです。

    蒼い髪の女性、AI端末
    アコールです。描写から察していただければ幸いです。このアコールは記録途中にこの研究所廃墟へ迷い込み、運悪く白い怪物の餌食となります。しかし、助けを求める端末を打ち上げて、長らく解放される日を待っていました。
    アコールについての考察ですが、彼女たちは観測を目的としたアンドロイドであり、多元世界説が立証されたニーア世界で作られているはずです。なのでデボルポポルやオートマタに登場するレジスタンスたちと目的は違いながらも同じアンドロイドと推測されます。
    NieRシリーズは一貫して「感情を持つこと」がテーマの一つとされています。人間以外の生命体(レプリカント、マモノ、アンドロイド、機械生命体)が様々な環境的要因から、本来設定されていなかった感情が芽生え、それに戸惑いながら様々な結論を出していく姿が記録されています。
    アコールも例外ではありません。彼女たちもまた記録作業をこなすうちに、様々な人間の姿を観測した結果、個体別に感情を持ち始めたことは想像に難くありません。
    その個体別の意思によって、不干渉の原則とは離れた介入によってDエンドが発生し「花」の封印に成功します。このアコールの介入の様子は、そもそもそれ自体を可能とするようでもありました。権限、申請、コードのロード、承認とコード実行。アコールには個体別に権限が定められているようで、不測の事態に陥った場合はその旨を申請することができ、申請が承認されれば、規制の対象となる能力が解禁となる。といったような体制が存在するのだろうと考えられます。
    またゲーム本編以降の世界では、確実にアコールによる介入は増えていくと思われます。DOD3本編では、妹たちの処理を私たち(アコール)に任せてはどうかという話もありました。ゼロはあくまで自分個人の問題だからとこれを拒否します。そもそも特異点と直接接触を図っている時点で、もしかしたらすでに不干渉の原則は廃れているのかもしれません。ずっとバッドエンド見せられる側の気持ちも考えて欲しいとアコールは語っていました。Dルートの確立は、アコールが鳥瞰した記録だけでなく、介入や修正することにも効果はあると証明したことになります。
    今後のアコールの活躍が期待されますね。

    白い怪物
    外見のイメージはDOD3DLCに登場したホムンクルスです。人語を話し、研究所廃墟にいたマモノたちを従えていました。
    その正体は竜種を開発するために誕生した失敗作です。ゲシュタルト化した被験体の魂が取り残されたまま、研究所とともに封印されました。
    悪辣な描写に終始しましたが、信義と公正に信頼され王となったのは事実です。白い怪物を中心にしたネットワークはすべてのマモノと繋がっており、マモノたちはこの白い王に忠誠を誓っていました。イメージとしてはニーアオートマタのアダム、機械生命体のネットワークと置き換えていただければ分かりやすいと思います。
    ちなみにアコールと白い怪物の関係は、井伏鱒二著『山椒魚』をモチーフにしています。実際に食べられてしまうことはないのですが(汗)


    さて、今年の3月から始めたサウンドノベルもこれにて完結です。
    考察もぼんやり続けながら、修正箇所はまたブロマガで書いていきたいと思います。
    それよりも早くドラッグオンドラグーン4が来いって感じです。ソシャゲコラボやってる場合じゃないヨ!
    それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
    本当に、本当にありがとうございました。
    引き続きククけけをよろしくお願いします!



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  • 『NieR≠ReproGram』完結しました!(あとがき)

    2018-11-01 21:47

    この文章には、NieRシリーズ、ドラッグオンドラグーン3に関するネタバレが含まれます!
    閲覧は自己責任でお願いいたします!!



    皆さんどうもおはこんばんちは、ククけけです。
    この度、『NieR≠ReproGram』序破急をご視聴いただき、誠にありがとうございました。

    初サウンドノベル動画ということで、できることできないこと、編集しながらいろいろ発見があり、とても楽しかったです。いかんせん完結までに大変時間が掛かりましたが、制作時間自体はそんなに長くはないという。……これ以上は言えません(サボタージュ)
    ただし文章力に至っては下の下。書いているうちに頭と尻が矛盾したりしてセルフ校閲の連続でした笑(まだおかしいところはたくさんあります)
    これからは書きなれる形で、力がついていけばいいなと思っています。

    さて、『NieR≠ReproGram』で表現したかった世界観はちゃんと伝わっていたでしょうか?

    最大のポイントは、ドラッグオンドラグーン3でお馴染みの「花」は科学力の発達した現代、つまりニーア世界で人類によって造られたものであるという主張です。

    ドラッグオンドラグーン3の世界において、現代のことを「旧世界」と呼称しています(アコールのようなアンドロイドをゼロは旧世界の人形と呼んでいました)。またゲームやコミックスに登場する教会都市の描写はまさしく現代そのものです。極め付けは、ドラッグオンドラグーン3の設定集で語られた教会都市の様子について。

    「海水のように塩辛い雨が降ってきた」「周囲の村落は塩害によって作物が実らない」

    この塩害とは、現代で白塩化症候群により大量の人間が死に至った結果、地上の塩分濃度が高くなっていたと推測するのが妥当でしょう。つまりこの現代とはニーア世界であることが推測できます。
    また、ニーア世界の年表によれば、3287年に魔素の異世界への還元が完了しています。この移転先がドラッグオンドラグーン3の世界であり、856年の大災厄と捉えることが出来ます。
    つまり移転時、塩を多く含んだ都市が魔素と共にドラッグオンドラグーン3の世界へと飛び、大災厄として記録され、都市を飛ばした跡地に中世の世界(ドラッグオンドラグーンの世界)がやってきたと推測できます。
    ところでドラッグオンドラグーン3で鍵を握る「花」はどこからやってきたのでしょうか。大災厄後のドラッグオンドラグーン3の世界では、魔法の研究が行われ、その結果事故を起こしたという記録が残されています。どういった事故だったのか、また研究の詳細などは明らかにされていませんが、「花」はこの際に誕生したのではないかとする見解もあります。

    それでは「花」について整理してみましょう。
    まず「花」は、死に瀕した少女薄紅に寄生します。同時に薄紅は死ぬことができず、花を無理やり引き剥がそうと試みます。
    その結果、花は生き残ろうして、5人の少女を誕生させ、花の力は薄紅を含む6人に分散します。5人の少女たちはその場を逃げ出してしまいました。
    この少女たちがドラッグオンドラグーン3に登場する主人公ゼロ(薄紅)と妹たち(5人の少女)です。
    5人の少女は花の力として、ウタの力使います。ウタうことで人智を超えた能力を発揮し、圧政で人々を苦しませる領主たちと戦います。
    しかし、ゲーム本編中にあった使徒の使役や天使の召喚といった能力はこの時まだありません。

    この能力を獲得する経緯はコミックス『ウタヒメファイブ』に描かれます。以下ウタヒメファイブの詳細です。
    さらなる力を欲した領主たちは、教会都市にあるメルクリウスの扉に封印された力を手に入れようとします。5人の妹たちはこの際惨殺されてしまいます。
    しかし封印が解かれた瞬間、“泥のようなもの”が現れ、死んだウタヒメたちを蘇らせ、さらに急成長をもたらしました。
    そして復活したウタヒメたちはウタの力を使って、天使たちを召喚します。ですがこの力はすぐに暴走してしまい、辺り構わず暴れ出してしまいました。(もちろん領主たちはジエンド)その後、ゼロやワン、ミカエルやガブリエラの活躍により、この力の封印に成功し、妹たちは再び人格を取り戻し、安定することができました。この経緯にワンが関わっていたため、ワンはウタヒメが不要である(危険な存在である)と認識することになります。

    さて、ここで味噌なのはメルクリウスの扉です。

    ゲーム本編ではもちろん登場しません。完全な後付けです。ウタヒメファイブや設定集で登場しますが、その詳細には謎が多いです。

    しかし分かる範囲の情報で整理すると、この扉を守っていたのはアコールを模したシステムでした。また開錠には旧世界の言葉を必要とし、その言葉を理解した戦闘狂の少年(おそらくアンドロイド)が連れて来られます。ここで明らかなのは旧世界の産物であるということ。つまり現代で造られているということです。そして封印されていた黒い泥のような物質。これらは領主たちには味方せず、ウタヒメ(花)と強力な親和性を現しました。このことから、「花」と非常に深い関連性のあるエネルギーであったことがわかります。

    このことから、少なくとも現代(旧世界/ニーア世界)の段階で「花」は用意されていたと推測することができるのです。

    このドラッグオンドラグーン3とニーアの関連性と、メルクリウスの扉の情報から組み立てられたのが、『NieR≠ReproGram』です。

    登場人物は全てオリジナルキャラクターです。

    原作とは一切関係のないメンバーで物語は進行します。というのも、ゲーム中のニーア世界は2053年と3000年の世界のみであり、2003年の6.12事件から2053年までの間は、設定集の年表及び小説、またドラマCDでのみ記録があります。

    その間の登場人物で原作と関連が深いのはゲシュタルト化前のニーア、ヨナ、エミール、ハルア(エミールの姉)、カイネ、カーリー(カイネの祖母)、由良正義(レプリカントカイネの半身に取り付く魔物テュラン)ぐらいです。

    ReproGramの世界は2003年から少なくとも2028年ごろまでを想定しています。これはレプリカントシステムが確立する前にあたります。これにこだわる理由は、国立兵器研究所と世界浄化機関の対立にあります。

    2003年の6.12事件(ドラッグオンドラグーンのEエンド)後、白塩化症候群という奇病とレギオンという怪物により混乱する現代は、徐々に国家間のバランスを崩していきます。
    日本国は白塩化症候群発祥の地として、諸外国から早急な対策を求められます。それと同時に国際社会は、白塩化症候群やレギオンに対抗するため「世界浄化機関」を設立します。
    日本政府は、国内のレギオンを処理するため、また軍事的な弱体化を危惧し、軍備を拡張します。その一環として「国立兵器研究所」を設置し、「強化人間」の研究にあたります。その結果、実験兵器6号(ハルア)、実験兵器7号(エミール)が造りだされます。
    一方、世界浄化機関は下部組織ハーメルンを設立し、十字軍を編成してレギオンとの“聖戦”に挑み、また白塩化症候群の進行を遅らせるルシフェラーゼを開発するなど、初めは危機に対して対抗する動きを見せていました。しかし、ある時を境に、「ゲシュタルト計画」に着手します。
    ゲシュタルト計画では、人類に害を及ぼす魔素が完全に排除されるまで、人類は魂と体を分離、魂(ゲシュタルト)を保管し、そのゲシュタルトに含まれる情報からレプリカントと呼ばれる感情を持たない人工人体を造り、魔素の排除作業を行わせるというもの。
    ゲシュタルト計画は時間をかけて広く世界に受け入れられ、徐々にその流れになっていきます。そこで、あくまでレギオンとの物理的戦闘にこだわる国立兵器研究所との対立が起こります。
    由良正義率いる陸上自衛隊龍の会はハーメルンとつながりを持っていました。一方で国家的英雄であったカーリーは国立兵器研究所に資金援助を行うなど深い関係にありました。
    日本国内の有力者はそれぞれに肩入れしており、おそらく政府内も二派閥の対立があったと思われます。しかし度重なる国立兵器研究所の不祥事(実験兵器6号暴走事故、レッドアイ暴走事故)により、世界浄化機関の監視下に置かれることなり、最終的にはゲシュタルト計画の末端作業を請け負う一機関と成り果てていきます。

    本題に戻りましょう。この国立兵器研究所は、ゲーム本編ではあまり登場しません。エミールの住んでいた館の地下に、その一部設備が残されており、また封印された実験兵器6号も眠っていました。ドラマCDには音声のみで、所長とエミールの保養係が登場しますが、ほかの研究員や職員の情報はほとんどありません。
    また、国策の大規模の研究所であれば、一ヶ所だけだったとは考えにくく、国内に幾らか関連施設があってもおかしくはないでしょう。
    ReproGramで登場する国立兵器研究所は、開所間もないという設定で登場し、実験兵器6号や7号を開発するグループとは違う研究を行うグループという設定です。研究所長の三船は物語の最後で死にますが、ドラマCDの所長とは別人で、後者はのちに就任したということで辻褄も合います。
    またカーリーが資金援助するほどに没落する国立兵器研究所の失態は多い方が良いわけで笑「花」の暴走も数えられると思います。

    そのほか、国内の社会情勢はあくまで私の想像です。ドラマCDより、都内においても西新宿を除くその他の地域では人々の生活が営まれていたため、レギオンとの本格的な戦闘が終わったのちは、ある程度人の往来は可能だったのだろうと思います。また九州に遷都しており、適切な防疫が行われていれば、かなり発展した都市を築いていた可能性があります。

    それでは最後に登場したキャラクターについて記録しておきます。

    ・瀧花寧々について

    ククけけをよくご存知の方は、瀧花寧々という人物が、実はククけけのオリジナルキャラクターであることは周知の事実でしょう。
    今回の登場はあくまで筆者の個人的な嗜好です。寧々には3人の異父妹がいますが、今回は登場していません。一人っ子という設定です。寧々が一人っ子だったことが特異点となって、この世界へ流れるという設定です。イメージCVは林〇めぐみさんです。今敏監督『パプリカ』に登場する千葉敦子というキャラクターが最も近いイメージキャラクターです。

    ・鹿野律人(実験体一九号)について

    知っている人は知っているそんな名前です。彼は一言で言い表せば「依存」です。誰かのために、何かのためにという他者を理由にするしか力を発揮できない人間です。一見協調性があって付き合いやすいのかもしれませんが、見方を変えれば、相手に決定を委ねていて、その責任を負う覚悟がないのです。誰かのために、何かのために頑張っている自分しか承認することができない、そんな弱い心の持ち主だったのです。

    最期は自分の持つ花の力より強い花の力によって駆逐されます。その後はメルクリウスの扉の奥で延々とエネルギー体を生み出す存在となり、ドラッグオンドラグーン3の世界でウタヒメたちに助力します。イメージCVは村〇歩さんです。イイ声で哭いてほしいですね。

    ・綾瀬奎介について

    律人とひょんなことから友人となった人物。律人とは対照的に男らしく、家族を引っ張っていこうという気概に燃える好青年です。律人のことも案じており、九州への疎開へ誘います。物語中では、律人の依存の対象として現れ、すっかり律人を狂わせてしまいます笑。

    しかし、スラムで生活し友人の少ない奎介もまた、律人には歪んだ感情を持っています。本編では描写しませんでしたが、ぶっちゃけ、一度律人を抱いています。友人としての距離感を完全に計り損ねた愚かな男です。

    奎介は、律人の失踪後、家族を連れて九州へ移住します。律人の願い通り国からの干渉は受けません。しかし、最後まで律人が失踪した原因が自分にあると勘違いしたまま余生を過ごすことになります。イメージCVは特に決めていません。実はキャラクターイメージもないとても緩いキャラクターでした笑。誰か考えてください。

    そのほかの人物について。

    ・三船

    国立兵器研究所初代所長。ドラマCDで登場する所長とは別人です。前文部科学省事務次官。国立兵器研究所設置に伴い、所長の任命を受けます。自分の認めた人物には厚遇ですが、実験体やその他職員は露ほども気にしない冷淡な性格の持ち主。国立兵器研究所で成果を出し、出馬する野望を持っていました。ハーメルンとも内通しており、研究の材料となる情報を収集していました。

    最期は律人によって惨殺されます。絵に描いた様な頭固いおっさんです。

    ・秘書

    三船の右腕と称された男性。ハーメルンにも所属しており、諜報員として入り込んでいました。しかし死ぬのはあっさりで、赤目の病を発症し、三船に齧り付いたゾンビ要因。ごめんね。

    ・夏原美穂(かはらみほ)

    入所してすぐ律人の保養係を務めていた職員。精神崩壊寸前だった律人のケアに努め、数少ない理解者でした。本編では語られませんでしたが、美穂は大人びた性格の律人に恋心を抱いており、深い関係になることを望んでいました。しかし、本格的な実験に入るにあたり、寧々との共同生活が決まると酷くこれに嫉妬し、一方的の寧々を妬むようになっていきました。赤目の病に感染したのちも律人を認識できたのはこういった背景があります。

    最期は三船の秘書によって殺害されました。女って怖いね。

    ・律人の弟

    律人と4歳年の離れた弟です。初期設定では妹として登場しシリーズ主人公との親和性を高めようかと思いましたが、断念いたしました。律人よりも体が丈夫で、運動神経も抜群、意思固い性格でしたが、香港でレギオンの襲撃を受けた後、白塩化症候群を発症します。兄である律人は弟のために身体を売ってまで薬を調達しますが、弟はこれに気付いていました。日々やつれていく兄を見て、兄が幸せになることを願い、自死を考えるようになったため、絶命します。

    ・律人の母

    自衛隊員の夫と結婚し、大宮で律人を出産。その後本職の貿易会社に職場復帰し、香港へ異動となります。すでに生まれていた次男と共に香港へ。香港在留中6.12事件が発生し、レギオンとの戦争で夫が殉死。女手一つで2人の子供を育てますが、2023年にネイザンロードにてレギオンの襲撃を受け、子供を庇ってレギオンに捕食され死亡します。

    ・寧々の祖父母

    父方の祖父母にあたります。寧々の父は信州諏訪の出身です。寧々はレギオンが現れ出す前に諏訪へ疎開しこれを受け入れましたが、本州全土に渡るレギオンとの戦争に巻き込まれ、そんな中でも孫の寧々を育て上げます。

    寧々が大学院修了後、東京に戻る際、祖父母は複雑な心境でこれを見送っています。その後ゲシュタルト計画が本格始動する前に老衰により死去します。

    ・寧々の両親

    寧々の両親は西新宿勤務でした。お互い地方出身で職場恋愛をして結婚に至り、寧々が誕生します。住まいは吉祥寺。2003年の6.12事件にて被災し、帰らぬ人となりますが、レギオン化には至っていません。

    ・來澄幸子(きすみゆきこ)

    国立兵器研究所の幹部研究員。三船所長、瀧花寧々と合わせて非公式な3人の会を持っていました。來澄研究員は、リプログラム機能の適応は若年である方が良いと提言しています。詳しくはNieR≠Dragonetにも登場するため、そこに譲ることとします。

    さて、とても長い文章となりましたが、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、大変うれしく思います。もうすぐ終わりです。

    もしよろしければ、貴方の考察も教えてください。魅力あふれるDOD、ニーアについて語り合えればとても光栄です。

    今後はReproGramの姉妹作品Dragonetも作ってまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!


  • 【ゆっくり実況】「ゆっくり実況四姉妹」「ゆっくり実況三姉弟」の別称について

    2018-09-24 11:36

    20180924:

    【お知らせ】
    ククけけの各キャラクターの別称について公開します。


    ★「ゆっくり実況四姉妹」 = 「瀧花家」(たきはなけ)

    ・クク = 瀧花 亜希子(たきはな あきこ)
    ・キキ = 瀧花 貴和 (たきはな きわ)
    ・ココ = 瀧花 想和 (たきはな そわ)
    ・ネネ = 瀧花 寧々 (たきはな ねね)

    ★「ゆっくり実況三姉弟」 = 「海井家」(うみいけ)

    ・ロロ = 海井 瑛太 (うみい えいた)
    ・ララ = 海井 美紗希(うみい みさき)
    ・けけ = 海井 亮人 (うみい あきと)
    ・トト = 海井 翔  (うみい しょう)


    (1)あくまで別称(本名という位置づけ)のため、視聴者の皆様におかれましては、コメント等でどちらの名前を使用して頂いても問題ありません。
    (2)動画本編では平成30年10月1日以降、別称(本名)に統一していきます。
    (3)過去作品について、タグの修正はありません。