• 猿夢みたいな夢

    2016-08-21 22:25

    こないだ猿夢みたいな夢を見たんだ。
    猿夢みたいというよりは夢の中で猿夢を思い出したからそう言っている。
    もちろん夢だからオチはない。
    とりあえず説明から。
    夢の中ではアパートに住んでいた。
    1階の一番奥の家だ。
    左側はお隣さんが住んでいる。
    そして右側は駐車場になっている。
    家と駐車場の間は高さ1メートルくらいの塀がある。
    玄関を開けると駐車場があって、その前はアパートに沿うように道路がある。
    家周辺はそんな感じかな?

    ここから夢の話

    オレは買い物に行こうと玄関の扉を開けた。
    そして外を見たオレは違和感を抱き、駐車場との間にある塀から辺りを見回した。
    そこには街灯があるのだが辺りを照らすわけではなく、街灯そのものがただただ光っているようで他は暗かった。
    自動販売機も同じで、それ自体は光っているのにその周辺は暗い。
    とにかく光るもの以外は黒い布で覆われているような暗さだった。

    そのまま眺めていると何者かに背中を押され、塀の向こう側へ落ちそうになった。
    オレは落ちないように踏ん張って後ろを振り返った。
    そこには誰もいなかった。
    「変だな」と思いつつも深く考えずに買い物に行くことにした。

    101号室の方まで行かないと道路に出れないので石でできた廊下のようなところを歩く。
    すると前から人が歩いてくるのがぼんやりとわかった。
    暗かったので人影を確認するしか出来なかったが、すれ違う時に誰だかわかった。
    警官だった。
    「あ、ご苦労様です」
    警官に向かって言ったのだが警官は無反応でそのまま行ってしまった。
    「なんだよ」とちょっと苛立ったがあまり気にせず歩いていた。

    101号室のあたりでおかしいことに気が付いた。
    すれ違った位置より向こうはオレの家しかない。
    なにか用があって来たのならオレを無視するか?
    オレがそこの住人と気付かなかっただけか?
    というか、オレを押したのは…。
    などと思考が巡る。

    やっぱりおかしい。
    そう思ったオレは一旦道路に出て、そこから家の玄関あたりを見た。
    さっきまでそこに居たはずの警官がそこには居なかった。
    それを確認すると同時に背後に気配を感じ振り返った。
    居た。
    ニヤニヤとしながらオレを見る。
    そして右手を腰の拳銃の方に持っていくのが見えた。

    「殺される」

    そう思ったと同時にオレは猿夢を思い出した。
    そして、今は夢の中に居ること。夢の中で死ぬと現実でも死ぬ。
    それらが頭を一瞬のうちに駆け巡った。

    「やばい、逃げなきゃ」

    オレは警官に背を向け距離をとるために走り出した。
    背後では警官が拳銃を構えるのが感覚でわかった。

    『バン』と破裂音がしたと同時にオレの右頬のあたりを 何か が通ったのがわかった。

    死ぬ。嫌だ。死にたくない。夢から醒めろ。醒めろ。醒めろ。醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ醒めろ。と心の中で祈りながら走り続けた。

    「残念だ」

    耳元で男の声が聴こえたと思ったと同時に目が覚めた。
    その夢の続きは今のところ見ていない。


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  • 視聴者参加型イベント 後編 (R-18描写あり、多少グロあり)

    2016-06-25 11:58

    「ここでは皆様にも一緒に参加してもらいます」

    司会が淡々と説明を続ける。

    その間もデブはオレの耳元で囁いてくる。

    オレは無視し続け説明を聞いている。

    デブがそのまま舐めようとしてくる。

    避ける。

    この繰り返しだった。

    「まず皆様に二人一組になってもらいます。そして二人とも服を脱いでもらいます。その後、片方はこの箱に入ってもらいます」

    箱は透明で人が四つん這いになってやっと入れる大きさだった。

    そして3つの穴が空いていた。

    気付いてしまった。

    その穴の2つは脚を通すもの、そしてもうひとつは四つん這いで穴に脚を通したら必然的に底につく付近に空いていた。

    簡単に言うと後背位になるということだった。

    「片方がこの中に入り、もう片方は絶頂を迎えるゲームとなっております。その時間が早い人が優勝です!!」

    なにを言ってるのかわからなくなった。

    右耳に感じるねっとりとした舌の感触までどうでもよくなるほどだった。

    『片方が後背位の体勢になる』『片方が絶頂を迎える』なんてもう何をするかアホでもわかる。

    もちろん女性もいたのでお楽しみになることもあるかもしれない。

    だけどオレは怖くなってそこから離れた。

    その後の説明は聞かなかった。

    ステージ上を見てはいなかったが女性の喘ぎ声が聞こえたときにイベントが開始したことを悟った。

    「待って待って!おかしいよ!これおかしいって!」

    男性の叫び声が聞こえ、オレは振り返った。

    叫ぶ声の主は好青年だった。

    そのペアになってる人を見た。

    デブだった。

    デブは箱の中に入る側を選んだみたいだったのだが、暴れたのか箱が壊れている。

    普通なら後背位の体勢になるはずなのにデブは正常位の体勢、つまり仰向けで寝ていた。

    そして好青年のモノを両手で掴み、自分の穴に入れようと引いているのが見えた。

    「待って!やめて!司会者!止めろよ!」

    司会者は完全に無視している。

    「やめろ!デブ!離せよ!」

    オレは何故か目を背けられないでいた。

    と言うより頭が真っ白になってぽかんと眺めていたという方が近かった。

    ついに好青年のモノがデブの入り口に当たってしまう。

    「やめろ!やめろって!おい!デブ!あああああああああああああああああ!」

    罵声のような叫び声から悲鳴に変わった時にオレは我に返った。

    デブと好青年はしっかりと繋がっていた。

    もう聞きたくない。もう見たくない。怖い。怖い。

    オレは無我夢中で出口に向かって走った。

    展示されている薄気味悪い笑顔のだるま女を横目に一目散に会場を出た。

    その後オレはそのサイトをそっとお気に入りから外した。







    視聴者参加型イベント前編→ar1055835


  • 視聴者参加型イベント 中編 (R-18描写あり、多少グロあり)

    2016-06-25 11:26

    ベンチには既に男性がひとり座っていた。

    座ったときに右端になる場所に居た。

    その男性は太っているのでわかりやすいようにここではストレートにデブと表現する。

    「あの人も実況好きなのかな?」なんて思いながらオレは真ん中あたりに座った。

    その後も少しずつ人がベンチに座り、オレは追いやられるようにデブの隣になった。

    オレの右隣りにデブが座っている状態だった。

    オレの左隣に座ったのも男性だった。

    20代後半くらいの見るからに好青年って感じだった。

    「実況好きなんですか?」「あ、はい!好きです!」「楽しいですよねぇ!」なんて軽い会話をしていた。

    そのあたりからだった。

    デブがオレにもたれるように近づいてきた。

    そしてオレの耳元で囁くように、

    「ねぇ、耳舐めていい?ねぇ」

    と言った。

    オレは気持ち悪くてデブを無視し好青年と会話を続けた。

    その間ずっと「ねぇ、耳舐めていい?いいでしょ?ねぇ?」などと言っている。

    仕舞いにはそのまま舐めようとしてきた。

    「ちょっ!やめっ!」

    驚きのあまりこれしか言えなかった。

    そしておもむろに立ち上がった。

    その時初めてデブの顔を見た。

    「どんだけー!」と大声で叫ぶ芸能人を太らせ、無精ひげを生やしたような男だった。

    オレはすぐにデブの【対象】にされたと察した。

    「耳舐めてもいいでしょ?ねぇ?」

    デブはオレの顔を見ながら言ってくる。

    「いいわけないだろ!ふざけるな!」

    と叫ぶように言った。

    それでもデブは「舐めていい?ねぇ」と繰り返していた。

    オレは怒りと恐怖が入り混じり、頭がまともに働かなかった。

    「みなさまお待たせしました!これより・・・」

    イベントが開始されるであろうアナウンスが始まり、同時に司会進行を務める男が会場に出てきた。

    「説明をするのでベンチに座ってください」

    は?この場で説明するの?と不思議に思いつつもオレは元の席に座った。

    デブの横に。


    前編→ar1055835  後編→ar1055848