パリ市内の空気もちょっと変わったように感じますが、日本に比べるとこちらの人々は圧倒的にゆるく生きています。日本人ももっと肩の力を抜いた方がいいですね。その方が生きやすい。
さて、それでは今週2回目の配信は、クマムシ研究日誌の第6回目をお届けします。
★クマムシ研究日誌「カーブのすっぽ抜けが真ん中やや高めに甘く入ってきた」
豊島さんに見せてもらったクマムシが僕の心を揺さぶり、研究対象にすべき生き物はこれだ!と直感的に感じた。それまで何ヶ月も卒業研究のテーマの選択で悩んでいたところに突如として現れたクマムシに、僕の心はすべてもって行かれたのだ。
婚活で何度も何度もお見合いパーティーに参加しても理想の相手が見つからなかったのが、同じ会社の他部署から異動してきた同僚に一目惚れしてしまった、あの感覚と同じだ。
とはいえ、婚活も会社勤めもしたことがないので本当に同じ感覚かどうか分からないが。
何はともあれ、クマムシを研究対象にしようと決心し、早速クマムシのことを調べようと思った。まず、Googleで「クマムシ」と単語を入れて検索してみると、300件くらいのページしかヒットしなかった。日本語で書かれたクマムシの本もないか検索してみたが、皆無だった。