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むしマガ Vol.26 2012/06/21【中途半端だった卒業研究】
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むしマガ Vol.26 2012/06/21【中途半端だった卒業研究】

2012-06-21 14:29
    ★クマムシ研究日誌「中途半端だった卒業研究」

     今回は、卒業研究の話に戻ろう。

     卒業研究のテーマで色々考えていたり、大学院受験の勉強などをしていたこともあり、卒業研究は実は、大学院受験の後の9月からスタートしたのだった。

     クマムシを自分で初めて採りに行ったのも、クマムシの乾燥方法を習ったのも、9~10月である。つまり、卒業研究期間は実質的に3~4ヶ月しかなかった。

     ここで改めて僕の卒業研究のテーマを紹介したい。研究テーマタイトルは「高酸素分圧環境がクマムシの生存に与える影響」である。

     クマムシは乾眠状態で長期間生存が可能である。しかし、高分圧酸素、すなわち濃い酸素環境は生物にとって有害だ。疾患がおきたり寿命が縮まるのは、私たちの体が活性酸素種などにより酸化されるからだ、という見方が有力である。

     そういえば、漫画「ジョジョの奇妙な冒険・第6部」でも、周囲の環境の酸素濃度を高めて相手に酸化ダメー
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