今、この原稿を大阪に向かう新幹線の中で書いています。大阪ではクマムシさんのイラストを描いていただいている阪本かもさんと、クマムシさんのぬいぐるみを作っていただいている薄毛ぬいぐるみファクトリーさんにお会いして今後のことを色々とお話しさせていただく予定です。
・クマムシさんプレミアムぬいぐるみ
先日行ったクマムシさんプレミアムぬいぐるみの抽選販売、予想をはるかに上回る数の応募がありました。本当は皆様全員にお届けしたかった。これが私とぬいぐるみ作者の薄毛さんの思いです。
むしマガを購読していただいている方々からも応募がありましたが、中には当選しなかった方も出てしまいました。本当に本当に申し訳ありません。この埋め合わせは必ず何かの形で、例えば、むしマガ読者限定グッズの販売などの形でさせていただきたいと思っています。
・むしマガ読者限定グッズ先行販売
ということで、今決めました。むしマガ読者限定に、クマムシさん手ぬぐいの先行販売を来週実施します。詳細は次週のむしマガで。ぜひお楽しみに!
★クマムシ研究日誌「国際クマムシシンポジウム2003」
<前回までのあらすじ>
国際クマムシシンポジウムに発表のために作成したポスターを成田空港で盗まれ、意気消沈の堀川青年。発表資料がないままシンポジウム会場に到着したが・・・
<本編>
真っ青な空、眩しい砂浜、そして繰り返し流れる陽気なアメリカンミュージック。
そんなリゾート地特有の浮かれた空気の中、発表資料を無くして憂鬱気分の自分。何とかしてこの嫌なコントラストを消すために、行動を起こした。
まず、発表資料作成を手伝ってくれた先輩の所さんに国際電話で資料を無くしたことを報告。ばかーっ!と言われる。そりゃそうだ。
しかし不幸中の幸い、所さんはパソコンの中に僕の発表資料のデータを保存していた。そのデータをメールで送ってもらい、それをシンポジウムオーガナイザーの協力を得て会場でプリントアウトし、なんとか作成することができた。
学会発表用のポスターは通常、1枚刷りのきれいなものが多い。しかし僕の場合はA4サイズのものを壁にペタペタと貼った、あまり見栄えしないものであった。とはいえ、生まれて初めての学会発表をすることができた。