映画「龍三と七人の子分たち」とじじいとキッズ・リターン
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映画「龍三と七人の子分たち」とじじいとキッズ・リターン

2015-05-20 01:53
    今回は北野監督の新作「龍三と七人の子分たち」の感想を書こうかなと。

    僕は北野監督作品が大好きで映画を見る前日緊張するのですが、そういった監督の作品ってほとんどない。

    北野監督以外だと宮崎駿監督や庵野秀明監督のエヴァの新作くらいと言った感じで、そんな大好きな監督の映画の感想を書くと言うだけで、何か緊張する(笑)と言った感じなのですが、暇が暇になった方お読み下さい。


    あらすじ

    元ヤクザの組長の龍三はオレオレ詐欺に出会ってしまう。それが、きっかけで昔の仲間を呼び寄せ組を再結成。オレオレ詐欺で騙す連中を成敗しようとするが・・・。

    すべてをギャグにしたい映画

    「龍三と七人の子分たち」を見ていて、いくつかのキーワードが思いつくのですが。
    例えば「元ヤクザ」「組再結成」「オレオレ詐欺」「警察」「仲間の死」「復讐」などなど、いろいろあると思います。

    このキーワードだけを見ると「アウトレイジ3」もしくは、「アウトレイジ外伝」とか出来たんじゃないだろうか?と思わせるキーワードです。

    このキーワードに、プラス「じじい」と言うキーワードを一つだけ足したら、すべてがギャグになった。そう言う映画なんじゃないだろうか?そんな事を思いました。

    だから若い頃は、うまくいっていた事が「じじい」になった為にうまくいかなくなって、それがギャグになるパターンだと。明らかに「早打ちのマック」は早打ちじゃないし(笑)

    ギャグで始まってギャグで終わる、お笑い映画かなあと言うのが僕の印象です。


    初期の北野映画は、「死」と言うキーワードがあって、ほとんどの映画で主人公が死ぬと言う映画でした。
    でも最近の北野監督の興味は、明らかに「死」と言うキーワードに興味を失い「生」と言うキーワードに興味があると言う印象があって、だから主人公が死なない。主人公が生きるって言うパターンになっているかなと。

    「アウトレイジ」でもあんなに人が死ぬのに、やっぱり主人公の大友は生きていたし、その「生」と言うキーワードに興味を持ち出したのは、「TAKESHIS’」くらいからかなあと。

    「TAKESHIS’」の次の作品の「アキレスと亀」とかになってくると「生」と言うキーワードが完全に出て来ると思います。

    昔の北野映画は、主人公が死に向かっていた、しかし最近の北野映画は生きようとしていると言うのが、特徴だと思います。

    その「生」と言うキーワードの流れかと言うと「龍三と七人の子分たち」の様な「じじい」が主人公の映画のパターンもあるかなと、そんな気がするんですよね。


    「キッズ・リターン」の外伝的映画

    「俺たち、もう終わっちゃったのかなあ」「まだ始まってもいねえよ」

    このセリフは、映画「キッズ・リターン」の最後のセリフで凄く有名なのですが、僕は数回「キッズ・リターン」を繰り返し見ているのですが、このラストのセリフってその時の僕の気分によって意味が、変わってくるんですよね。

    本当に主人公が終わってしまったと思う時とまだ復活のチャンスはあるんじゃないだろうか?と思う時もあって、だからまた見たくなるし、「キッズ・リターン」って北野映画の中でもかなり人気がある作品だと思います。

    それで、このラストのセリフって、この映画にぴったりだと思ったわけです。要するに、じじい達は、「まだ始まってもいねえよ」って思っているんじゃないだろうか?って事です。

    人生を楽しく生きるには、このまだ始まってもいねえよ力と呼ぶべき物が大切で、そもそも世間が思うじじいの過ごし方と言うイメージの中で人は生きる必要性は全く無く、この映画の様に、まだ若い頃と何も変わっていないと思い込んで、過ごした方が幸せなんじゃないか?って感じがするんですよね。

    だけど、めちゃくちゃ失敗ばかりして、それが笑いになると言う残酷さもあるのですが、この映画を見ているとなんだか本人たちは、楽しそうなんですよね。

    こう言う視点で見ると「龍三と七人の子分たち」は「キッズ・リターン外伝」に見えなくもないかなと。

    ひょっとしたら北野監督も世界の北野って言うイメージの中で、作品を作らなくても別にいいじゃんって言う思いもあるかもしれません。

    だから今回の様なギャグで始まりギャグで終わる映画を作ったんじゃないだろうか?って言う気がするんですよね。そして楽しく見れて良い映画でした。


    次回作が気になる

    ファンとしては、黙って次の作品をただ待つのみと言うのが正しい姿勢だと思うのですが、北野監督が、ずーと昔から何かのインタビューで、おっしゃっていたと思うのですが、時代劇の「秀吉」をいつか撮りたいと言っておられたのですが、本当に撮ってほしいですよね。

    だけど、映画ってお金かかるからどうなるか?わからないのですが、一応ここに書いておくと、ひょっとしたらお金を持っている人が僕のブログを読んでくれてたら良いなあみたいな(笑)

    そして良い感じに、北野監督に資金を提供してくれたら良いなあとかそう言う思いを込めてここに、書いて置きましょう。
    ただし、僕のブログは不人気で全く閲覧数とか低いんですけどね。まあとにかくずーと北野作品を応援するので、映画を撮ってほしいですね。


    最後まで読んでくれた方有り難うございました。













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