( 久野 潤 )
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( 久野 潤 )
久野です。
今月22日、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)
2番艦「かが」が就役しました。
基準排水量19500トン/全長248メートル/全幅38メートルと
海上自衛隊最大の艦艇で、厳しい国際関係を生き抜く
我が国に大いなる勇気を与えてくれるでしょう。
そして実は、戦前における
大日本帝国海軍の空母「加賀」はさらに大きいんです。
改装後の基準排水量が約38000トンで
飛行甲板248.576メートル×30.48メートル
――日米開戦時は日本最大の空母で、
開戦から半年間向かうところ敵なしだった
南雲(なぐも)機動部隊の中核戦力でした。
多数の空母を同時運用する機動部隊同士の戦闘を展開した国は、
歴史上アメリカと日本のたった2か国だけです。
緒戦の南雲機動部隊を支えた空母
「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」のうち、
「かが」がいちばん早く“母艦”として復活してくれました。
(とはいえ、戦前の装甲巡洋艦「出雲」の2番艦は「磐手(いわて)」でしたが)
このたび中国外務省は
「日本は歴史の教訓をくみ取るべきだ。
加賀の再現は、軍国主義の復活を意図しているのではないことを希望する」
などと表明しているらしいが、我が国にとって脅威である国から
恐れられているのは結構なことではないですか。
そして戦前も世界トップクラスの海軍力をもっていた日本
――【久野潤チャンネル】では、
その実像をシリーズ「日本海軍の実力」でお伝えしてゆきます。
今週21時からの第一弾は、
世界史上初の空母決戦であった「珊瑚海海戦」。ぜひ気軽に、ご覧下さい!
( 久野 潤 )