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  • 無料公開中【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』第五話

    2023-05-04 14:00  


    著:古樹佳夜
    絵:花篠
    吽野:浅沼晋太郎
    阿文:土田玲央
    -----------------------------------------------------
    ◆第五話 第一章「泥棒!」
    ◆◆◆◆◆不思議堂◆◆◆◆◆
    阿文 「先生、大変だ!」
    阿文が血相を変えて飛んでくるものだから、
    吽野は書き途中の草稿をくしゃくしゃと丸めて部屋の隅に放ってしまった。
    もっとも、原稿用紙の上に、落書いていたことを悟らせないためだ。
    吽野 「どうした? 3日前買い付けてきた呪いのマネキンが喋りでもした?」
    阿文 「あいつ喋るのか!?」
    吽野 「って噂だよ」
    阿文 「昼間ぶつぶつ聞こえるのはあいつだったのか……って!そうじゃない、それよりも大変なことが起きたんだ」
    吽野 「一体何が起きたの?」
    阿文 「不思議堂に泥棒が入った!」
    吽野 「なにぃ!」
    その一言で、吽野は文机をひっくり返す勢いで立ち上が
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 特別編【顔のない男】

    2023-03-24 21:19  
    特別編『顔のない男』著:古樹佳夜
    絵:花篠本編生朗読のアーカイブは「令和5年1月記」の後編でご覧いただけます!吽野:浅沼晋太郎阿文:土田玲央男:武内駿輔前半 https://www.nicovideo.jp/watch/so41780787後半 https://www.nicovideo.jp/watch/so41787628
    [本作に関する注意]---------------------------------
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  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 特別編【ブラックサンタの襲来】

    2023-01-06 18:10  
    特別編『ブラックサンタの襲来』著:古樹佳夜
    絵:花篠本編生朗読のアーカイブ公開中前半 https://www.nicovideo.jp/watch/so41579867後半 https://www.nicovideo.jp/watch/so41579908
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  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 閑話『迷い家』

    2022-11-25 18:21  
    閑話『迷い家』著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    -----------------------------------------------------
    ◆◆◆◆◆民家◆◆◆◆◆
    紅葉に染まる静かな山の奥。
    ぽつんと、取り残されたように佇む古民家に、小さな人影が二つあった。
    ?? 「ねえ、誰か来たようだよ」
    ?? 「ふーん。次の訪問者は二人か」
    ?? 「まもなく日が落ち
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話エピローグ『阿吽の絆』

    2022-10-30 17:58  
    第五話 エピローグ『阿吽の絆』著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    -----------------------------------------------------◆◆◆◆◆不思議堂◆◆◆◆◆

    存在が消えかかった阿文をなんとか救い出した吽野は
    神社で満月と別れた後、不思議堂に帰ってきたのだった。
    吽野「ただいま〜……。ようやく不思議堂に帰ってこられたね……って、う
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話第五章(最終章)『満月』

    2022-10-22 17:50  
    200pt
    第五話第五章(最終章)『満月』著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    ◆◆◆◆◆居酒屋◆◆◆◆◆
    吽野「おじさん、こっちに串3本」
    店主「はーい」
    宵の口。
    商店街の居酒屋のカウンター席に、吽野はぽつんと一人座り、
    ジョッキを片手に、一杯やっていた。
    普段であれば傍に阿文が並んでいて、
    マイペースに杯を傾けているというのに。
    吽野は小さくため息をついた。
    阿文は闇市から帰るなり、寝込んで起き上がる様子もない。
    吽野「……現世に神仏がとどまるのは、難しいもんだな」
    吽野は虚空に向かって呟いた。
    それは、主人のことでもあり、相方である阿文のことでもある。
    懐から銅鏡を取り出し、それをカウンターに置く。
    自然と主人と交わした会話が思い出された。
    主人曰く、この鏡は、闇市で出会った男が長らく所有していたと言う。
    それ故、この汚れた銅鏡を長く依代にするのは困難なのだ。
    ならば、この銅鏡を所有してた、あの男の正体とは――……
    質問を重ねたかったが、
    銅鏡を介しての交信は不安定で真相には未だ辿り着けていない。
    おまけに、心配事は他にもある。
    現在の阿文の依代には、しっかりとしたヒビが入っている。
    吽野(依代の替え時なんだ。こんなことは一度や二度ではなかったし)
    吽野はジョッキを傾けて、心配事を喉の奥に押しやろうとした。
    きっと近いうちに、主人の手で阿行像は再建される。
    そのための繋ぎを早く見つけないとならない。
    念の為、不思議堂店内を隅まで掘り返して、代わりを探したが
    阿文の器にちょうどいいものはなかった。
    布団に横になったまま、ぐったりする阿文を見て、焦りも覚えた。
    吽野「まあ、考えすぎても、仕方のないことだ……」
    先ほどまで作業をしていたので、
    身体中埃まみれでクタクタだった。
    ただでさえ、今日は大捕物だったのだ。
    店主「はい、串3本」
    吽野「ありがと」
    皿を受け取り、焼きたての鳥を頬張りながら、吽野は阿文を思った。
    おかゆを作って台所に置いてきたが、
    きっとあの様子では手はつけてないだろう。
    夕飯をさっさと済ませて家に帰ろう。
    3本目の串を頬張った時だった。
    ??「その鏡、しまっといた方がいいぞ」
    吽野「ん?」
    ??「嫌な気配がする」
    カウンターの隣から声がした。
    横を見れば、いつの間にやら座っていた真っ黒な服を着た大男がいた。
    男はこちらに視線もくれず、何をしているかと覗けば
    手元で一心不乱に焼き魚をほぐしている。
    嫌な気配と、この男は言った。
    主人曰く、この鏡は汚れがあるというから、言い当てられたことになる。
    吽野「わかるのか」
    ??「まあ……」
    妙に低い声だ。威圧感があって、重々しく腹に響く。
    顔から視線を落としていけば、
    黒いタートルネックから刺青がはみ出している。
    それから、耳たぶのあちこちを貫通している刺々しい銀のピアス。
    吽野は怯んで、ジョッキの酒を飲み干した。
    ??「警戒してるだろ」
    空のジョッキを握りしめていた吽野は、酒の代わりに
    ごくりと生唾を飲み込む。
    吽野「警戒しない方がおかしいでしょ」
    どう見てもカタギじゃない。
    男はじろりと睨んだので、吽野と視線がぶつかった。
    おかげで、その瞳が真っ青であることに気づかされる。
    整った鼻梁。髪は真っ黒で、長く伸ばしている。
    外国人だろうか。
    吽野「あんた何者?」
    ??「ただの通りすがり」
    酒のある店で、この手の輩に絡まれるなんて、
    面倒だし都合が悪い。
    なるべく平静を装って、刺激せず、
    やり過ごそうと、吽野は心に決めた。
    男はカウンターに何かを置いた。
    それは、くしゃくしゃになったレシートだった。
    ??「紙……これしかなかったわ。まあいいか。お兄さんペンある?」
    吽野「……万年筆なら」
    ??「貸して」
    吽野は袂に放り入れていたままの万年筆を男に手渡した。
    男は慣れた手つきで、紙に線を引いていく。
    吽野「それ、なに?」
    ??「おまじない。なんかあったら、駆けつけてやる」
    吽野「えー……電話番号かなにか?」
    ??「はは! まさか。そういうのは可愛い子にしかしない」
    ナンパなやつだな、と吽野は鼻で笑った。
    困った時にこいつに電話をかけたとして、
    ことが済んだら取り立てられて身ぐるみ剥がされてしまうのでは……。
    想像して、吽野は身震いした。
    吽野「ねえ、『なんかあったら』って、どんなこと?」
    ??「さてね。俺の勘だと、今夜中に起こると思うぜ」
    吽野「言い切る根拠は?」
    ?? ないよ。勘だっていってるっしょ」
    冗談を交えている間に、男はペンをカウンターに置いた。
    ??「俺の勘って、だいたい当たるんだよね」
    吽野「怖いこと言うなよ……」
    ??「はい、これ袂に入れといて」
    男が書いた線は交差して、格子模様になっていた。
    一体、なんの模様なのか。おまじないと言っていたが。
    裏を返すと、コンビニで煙草と水を買った会計が書いてあった。
    吽野の目には、ただの悪戯書きにしか見えない。
    ??「そんじゃね」
    男は立ち上がって、勘定を置いて去っていった。
    残された皿の焼き魚は、綺麗に骨だけになっていた。
    ◆◆◆◆◆不思議堂◆◆◆◆◆
    煌々と満月の照る丑三つ時だった。
    布団の上から雲ひとつない夜空をぼんやり眺める。
    吽野の目は冴えていた。
    相変わらず、阿文は起き上がってくる様子もない。
    静かで、けれども妙な胸騒ぎがする夜だった。
    先ほど居酒屋で声をかけてきた、
    あの男の声が耳にこだまする。
    ??(今夜中に起こると思うぜ)
    吽野は手に持っていた銅鏡を懐にしまい、
    ムクリと起き上がった。
    そして、足音を立てぬよう、静かに立ち上がり
    阿文が寝ている寝室まで歩んでいく。
    吽野の部屋と隣接しているので、数歩の距離だ。
    襖の前に立つと、部屋の中からかすかな唸り声がする。
     
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話第四章「主人との再会」

    2022-10-13 11:34  
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    第五話第四章 主人との再会著:古樹佳夜
    絵:花篠
    [本作に関する注意]---------------------------------
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    -----------------------------------------------------
    ◆◆◆◆◆不思議堂◆◆◆◆◆
    吽野 「ふう、やれやれ。これで元通りだね」
    吽野は安堵の息を漏らした。
    盗まれた品は全て不思議堂に戻った。
    今回のことは災難だったが、盗人は先ほど捕まったし、
    商品も無傷であったから、よしとしよう。
    そう自分に言い聞かせ、荷解きを始める。
    店内は散乱したままだったが、早々に片付け始めれば
    明後日にはまた不思議堂を開店できそうだ。
    もちろん、阿文も片付けを手伝ってくれるだろう。
    吽野はそのつもりで算段をしていた。
    ところが、
    阿文 「……なんだか、目眩がする」
    そう言った阿文は足元がおぼつかなくなり、
    床の小さな段差でつまずいた。
    吽野 「おっと」
    吽野は転びそうになる阿文を咄嗟に受け止めた。
    そして、いつも腰掛けている籐の椅子に座らせた。
    吽野 「阿文クン、大丈夫?」
    阿文 「ああ」
    阿文はうなだれていた。
    阿文 「疲れたのかもしれない。大捕物だったし」
    一言返すだけなのに、やけに緩慢な様子だった。
    吽野 「捕物をしたのは俺なんだけどね!」
    阿文 「まあ、それはそうだが……」
    吽野は冗談めかした口調で、
    阿文に言い返されるのを待っていた。
    いつも通り軽妙に返してくれると踏んでいたのだ。
    ところが、とうの阿文は笑うこともなく、ぼんやりしている。
    『僕だってあんな場所に付き合わされて、たまったもんじゃない』とか
    普段通りであるならば文句の一つも出そうなものだ。
    吽野 「阿文クン? おーい」
    吽野は阿文の前で掌をひらひらとさせる。
    ようやく、阿文はハッと正気付いた。
    阿文 「すまない。ぼんやりしていた」
    吽野 「ほんとにねぇ。どうかしちゃったの?」
    阿文 「うーん。頭が痛いような。あの場所、空気が悪くて……」
    吽野 「そうだった?」
    阿文 「先生は感じなかったのか?」
    吽野 「……あんまり?」
    阿文 「そうか」
    阿文はそう言ったきり、
    目頭を押さえて、また具合が悪そうに項垂れてしまった。
    言われてみれば、帰り道でも返事が単調で
    朦朧としていたかもしれない。
    吽野 「お風呂に入って、早めに眠ったら」
    吽野は阿文を心配し、肩を叩いて促した。
    阿文 「ああ。そうさせてもらう」
    阿文は勧めに応じ、店の奥へと引っ込んだ。
     
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話第三章「鏡」

    2022-10-05 11:13  
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    第五話第三章 鏡著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    ◆◆◆◆◆骨董闇市◆◆◆◆◆
    吽野 「この茶碗……! 不思議堂から盗まれたものじゃないか!」
    吽野の大声に驚いたのは阿文だけではなかった。
    茶碗を並べていた露天商は腰を浮かせて後ろに後ずさる。
    ?? 「この店の人は泥棒さんってこと、ですかね?」
    さっき会ったばかりの、奇妙な男も、
    目の前でしどろもどろになっている露天商に視線を注ぐ。
    阿文 「ええ。うちは骨董屋なんですが、今朝店内の品物がごっそり無くなっていたんです」
    ?? 「そうか、だからですね。この子達が騒がしかったのは」
    露天商 「えーと、あの……し、失礼!」
    吽野 「こら! 待たないか!」
    露天商は商品を置いたまま一目散に逃げていく。
    吽野は懸命に追いかけようとするのだが、
    向かう先は人波で、揉まれるだけでうまく先へは進めなかった。
    その間にも、露天商は人を蹴散らしながら、
    どんどん先へ行ってしまう。
    吽野に追いつこうと、駆け出そうとした阿文だが、
    隣にいた男が咄嗟に手首を掴んだ。
    ?? 「待って。『また置いていくのか』と、この子達が言ってます」
    男は露店に並んだまま、置き去りにされた茶碗を指さし示す。
    なんの変哲もないように見えるのだが、口調は至って真面目だ。
    ?? 「目を離すとまた盗まれちゃいますよ。ここ、無法地帯ですからね」
    阿文 「でも……!」
    ?? 「まあまあ、任せてくださいな」
    仮面の下で余裕の笑みを浮かべているようだ。
    男は立ち上がり、ジーンズのポケットから紙らしきものを取り出した。
    阿文 「そんなものどうするんですか」
    よく見れば、それは丁寧に折り畳まれた折り紙だった。
    ?? 「とりあえず、足止めだけでいいですよね?」
    阿文 「え?」
    訳もわからず、素っ頓狂な声を出す阿文の返事を待たず、
    男は折り紙に向かって呟いた。
    ?? 「急急如律令」
    手の中で折り紙がむくむくと起き上がり、羽根を伸ばす。
    阿文が「あ!」と声を上げた時には、それは鶴の形になっていた。
    ?? 「いけ」
     
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話第二章「再会」

    2022-09-28 10:35  
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    第五話第二章 再会  著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    ◆◆◆◆◆骨董闇市◆◆◆◆◆
    吽野に案内されてやってきたのは大きな古い洋館だった。
    町外れに建つそれは、近所の子供に『幽霊屋敷』と噂されるような場所だ。
    モダンなアーチ窓に嵌っているガラスは割れ、
    古い木の扉は塗装が剥げてボロボロだ。壁一面には蔦が這っている。
    窓の内側は暗く、人の住んでいる気配はないようだった。
    綺麗に手入れすれば立派であろうに……と阿文は心の中で思った。
    阿文 「こんな場所で骨董市が開催されているのか?」
    吽野 「そう。月一でね〜」
    阿文 「個人の家のように見えるが」
    吽野 「まあね。以前はある富豪が所有はしてたようだけど、ずいぶん前に亡くなってね。骨董闇市の主催者が仲が良くて、譲り受けたらしい。その人もここに住んでるわけじゃないから、手入れも最小限にしかしてないようだよ」
    阿文 「なるほど。てっきり、公園とか、大きな通りで開催してるのかと……」
    吽野 「普通の蚤の市と一緒にしない方がいい。なんせ、扱っている品には、『やばいブツ』もあるんだからね。日の下じゃとても扱えないよ」
    阿文 「ミイラ以上のものもあるのか」
    吽野 「ミイラなんて序の口だよ」
    口元をニヤつかせた吽野とは対照的に、阿文は口をへの字に曲げた。
    大きな鉄製の門を開け、中に入ろうとした時だった。
    後ろで黒塗りのベンツが停まった。
    中から現れた人物は毛皮を纏った太った婦人だった。
    骨董闇市へ参加しようとしている客だろうか。
    洋館の開け放たれた玄関の内側には、
    黒い背広のガードマンがいる。
    屈強な男を前にした吽野は一瞬立ち止まり、
    後ろから来る太った婦人に順番を譲りがてら、阿文に耳打ちをした。
    吽野 「阿文クン、連れてきた毛玉を懐に押し込んどいて」
    阿文 「わかった」
    阿文は強ばりながらも、吽野についていった。
    吽野は着物の袂から会員証を取り出して、ガードマンに見せる。
    ガードマンは頷き、目元を隠す仮面を二つ吽野に手渡した。
    阿文 「仮面……? どうして」
    吽野 「後で説明するよ。とりあえずこれ被っといて。じゃないと会場に入れないの」
    阿文 「あ、ああ……」
     
  • 【連載物語】『不思議堂【黒い猫】~阿吽~』 第五話第一章「泥棒!」

    2022-09-19 20:29  
    第五話 第一章 泥棒!著:古樹佳夜
    絵:花篠
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    阿文 「先生、大変だ!」
    阿文が血相を変えて飛んでくるものだから、
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