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記事 13件
  • 「鎌倉宮」

    2025-05-30 07:00  
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     それにしても溜め息が増えた。寄る年波には勝てないのだろうか。それとも単に曇天の空と海のせいだろうか。ここ数日気持ちがどよんとしている。
     

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  • 「適正価格を決めるものは」

    2025-05-28 07:00  
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    「米の値段は5㎏3000円台が適正価格だ」と総理大臣が答弁した。
      生産者の方はどんな顔で聞いただろうと想像した。自分が精魂込めて作っているものが「高過ぎる」「もっと安くしろ」と言われているのを聞かされるのはどんな気持ちだろうと。
     

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  • 「爪を切る余裕もない人生なんて」

    2025-05-26 07:00  
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     また爪を切るのを忘れて出掛けてきてしまった。だらしない話だが、子どもが生まれてから同じ失敗を何度もしている。子どものせいにしたくはないのだけれど、子どもが生まれる前にはこんなことはなかった。どちらかといえば神経質なくらい身ぎれいにしている方だった。
     

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  • 「手が小さくなったね」

    2025-05-23 07:00  
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     娘はまだ手を繋いで歩いてくれる。
     それでも話すことはだんだん複雑になっている。大人でも返答に困ることだってあるし、時には「そういうの、よくないんだよ」と注意されることもしばしばある。
    「パパは極端なんだよ」と。ぼくのアドバイスは半分くらいで聞いておいた方がいいこともしっかり理解している。
     今朝、ふと握った娘の手を大きく感じた。「手が大きくなったね」 保育園まで送り迎えしていた頃に握っていた小さな手を思い出していた。
     ほんの数年前のことだ。 「違うよ、パパの手が小さくなったんだよ」という言葉が娘から返ってきた。「えー?」と自分の掌を見る。手だけじゃない。ぼくの背中だって小さく見えてきているのかもしれない。
     通学時の送り迎えの距離もだんだん短くなっている。
     見送った娘の背中がまた少しだけ大きく見えた。
     手を繋いで貰っているのは、ぼくの足下が覚束なくなって来たように見えているのかも

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  • 「一週間遅れのカーネーション」

    2025-05-21 07:00  
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     週末に長年お世話になっている南房総の農家さんを訪ねた。我が家の米は100%こちらの農家さんに依存している。農業の師匠であるかしこおばあちゃんの田んぼだ。おつきあいを始めた頃は娘のさつきさんが営んでいたが、今は孫の司さんが継いでいる。御礼も兼ねて今後も農業を続けていく上での困り事などを伺いにいった。
     

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  • 「年を取ると誰かの話を聞くより自分のことを話す方が多くなる」

    2025-05-19 07:00  
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     毎日のように誰かを取材している。対面で話を聞くこともあれば、オンラインのこともある。取材という名目があるおかげで会いたい人に会える。入れない場所に入ることもできる。新しい人や知らなかった世界との出会いが減っていた中でとても学びのあるインプットになっている。
     

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  • 「罪と罰」

    2025-05-16 07:00  
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     オーストラリアの山火事で現場を生息地とする野生のコアラ1100匹をヘリコプターから射殺したというニュースに胸が痛む。
     

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  • 「西海岸通り」

    2025-05-14 07:00  
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     日曜の午後、西海岸通りを家族三人でランニングした。自宅のある秋谷から葉山町と横須賀市の境にある長者ヶ崎までの往復5㎞。ぼくが海辺の町で暮らし始めてから15年走り続けてきた短い方のランニングコースだ。妻とは年に何度か一緒に走ることはあったが娘とは初めてだ。5㎞も走れるだろうかという心配もありつつ、ゆっくりと走り出す。
     

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  • 「渋谷は国際緑肥都市になるべきじゃないだろうか」

    2025-05-12 07:00  
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     100年に一度と言われる東京渋谷駅周辺の再開発が2027年の完成から7年先送りされて2034年の完成になるという見直しが先日発表された。 
     2016年に開局された渋谷のラジオでのボランティアパーソナリティーとして再開発を見守ってきたひとりとして残念な思いがあった。 
     

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  • 「空豆の夜」

    2025-05-09 07:00  
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     南房総の農家さんから空豆が届いた。空豆ほど旬の短い野菜をぼくは知らない。収穫まで半年掛かるのに収穫期は僅かしかない。しかも収穫後はすぐ食べないと美味しさが損なわれる。「空豆三日」と農家のおばあちゃんから聞いたこともある。
     

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