ぼくが子どもの頃、コンビニのおにぎりは存在していなかった。少なくともぼくの町には。家で米を炊き、塩を振って握ったものをホイルにくるんで持ち出すのがスタンダードだった。高校の購買部で売られていたのもパンだけだった。