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長谷川豊は未だに何がまずかったのかを理解していない。
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長谷川豊は未だに何がまずかったのかを理解していない。

2016-10-05 23:34
    あらから言い尽くされているので何か新しい事を書けるわけでもないんだけど、それでも尚、長谷川豊ニキについては語っておきたいので書く。

    少なくない人が感じているかもしれないけど長谷川豊の当初の発言は、それ単体を見れば、信用回復の余地はあったが、事後対応がPCデポ以上に酷く、結果的に数多くの仕事を失うハメになった。
    日頃はマッチョな言動に満ち溢れている人ですらが、今回の長谷川豊にはドン引きだったりしてませんか?
    彼を批判する人の中には、一連の言動を「炎上商法」と揶揄する人も少なくないが、僕はそれは少し違うと思ってる。彼が炎上商法的手法を意図した点は確かにあるのだけれど、それは「殺す」というキーワードを用いた点がせいぜいだ。
    世の中の炎上発言の多くは、言葉を変えればどうという事のない主張であることが非常に多いけど、今回の長谷川豊の言動は、どう言葉をいじくり変えてもフォローのしようが無い呆れ果てた暴論だ。「殺す」という発言があろうが無かろうが同じ結果を招いたに違いない。

    彼はその後も火に油を注ぐような弁明を自らのブログで繰り返し続けています。
    以下、引用。
    (中略)
    何より言葉のチョイスが完全に不適切であること。これはもう間違いない事実で、本当に今苦しんでいらっしゃる人工透析患者の皆様やそれを支え続けているご家族の皆様方にとても不快な思いをさせてしまいました。

    どれだけ主張や訴えたいことがあっても、間違った言葉を選択してしまうと、何も伝わらなくなってしまいます。

    (中略)

    ご自身に何の落ち度もない患者さん
    透析まで至ってしまっても、心を入れ替えて、真摯に治療に当たっている患者さそんな皆様にいらぬ偏見を植え付け、下らない誹謗中傷を誘う可能性のある内容であったことは間違ない話なのだと思います。

    (中略)

    呆れたのはこの『何より言葉のチョイスが完全に不適切であること』という部分と、謝罪の対象の範囲を『ご自身に何の落ち度もない患者さん』に限定している部分。

    彼は、自分の発言の何がまずかったのか、騒ぎになって2週間以上が経つ今になってもまったく理解していないのである。
    長谷川豊は当初から「先天性の患者についてではなく、自堕落な生活を送ってた患者に限定している」という趣旨の但し書きはしていたと思うが(その意味で「慎重」に言葉を選んではいたんだろうなぁ・・・)、それからすると、この期に及んでも「先天性の患者さんへの配慮が足りていなかった」と思い込んでいても不思議ではない。
    彼の主張自体はわりと一貫していて、要するに『自分の不注意・不摂生が元で疾患に陥った患者は社会福祉でケアするな」という事なんです。
    最新のブログを読む限りでは、まぁ、間違いなく今もそう考えている事でしょう。そして今後もそれはきっと変わらない。

    そういうこともあって、僕はChange.orgの『糖尿病患者や透析処置を必要とする人を自堕落と決めつけて殺せと煽っておきながら中傷はしていないと開き直る長谷川豊アナウンサーの人権侵害行為に抗議し、ブログでの全面謝罪を要求します』というキャンペーンには否定的です。
    なぜなら謝罪の強要には何の意味も無いからだ。圧力に屈して成された謝罪は、もはやそれは謝罪ではない。
    形だけの謝罪でも必要なケースも世の中にはあるが、今回はそうではない。その証拠に、大勢の人々が彼のここ数日のブログエントリを「形だけの謝罪」と批判しているわけです。
    形だけの謝罪なんか引き出そうとするこのキャンペーンは支持しない。
    この人は心の底から悪かったと改心する可能性はゼロに近いと思うので、もはや謝罪も撤回もしなくて良いと思う。永久に浮かんでこなければ良い。そのためのキャンペーンなら支持した。

    僕が今回の騒ぎに対して即座に突っ込んだ点は二つあって、一つは長谷川豊に対するもの。『不摂生による疾患か、不可抗力による疾患かをどうやって選別するのか。可能だとして、そのコスト意識は持った上での発言か』という点。これは、巷であらかた言い尽くされているのでここでは書かない。
    もう一つは、長谷川豊に対する批判者の言葉の中にありました。
    『遺伝的な要因で苦しんでいる人になんて事言うんだ!』『自堕落ではない人工透析患者も大勢いる!』といった文脈で批判しているタイプがそれです。
    こういった方々が、思っていたよりも多い事に僕は不安になった。
    何故ならこの人たちもまた、「本当に自堕落な人間が自業自得で透析患者になったのであれば、殺すことには異議はない」という考えの持ち主である可能性が高いからだ。
    そうでなければ上記のような批判の仕方にはなりにくいはずです。

    人間とは弱い生き物である。弱い人間だからこそ不養生で風邪をひくこともあれば、虫歯になる事だってあるだろうし、過労で倒れる事もあるだろうし、リスクを甘く見てHIVに感染した人たちだって世の中には大勢いるだろう。こうした問題に取り組んできた人たち長年の努力も、長谷川豊にはきっと過剰な努力に映っているのでしょう。殺してしまえば一挙解決なのですから。
    人間が弱い生き物だという前提のもと、たとえ自業自得で病気やケガをしても安心して国民が生活できるように作られたセーフティーネットが社会福祉のはずだ。
    先天性だろうが不摂生が祟った結果であろうが、そんなことで命が選別されてたまるかと私は言いたい。
    余談ではあるが、吉田敬なるお笑い芸人が、長谷川豊を後方から撃っていたときのツイートを以下に引用する。

    医者から酒を止めろと10回も20回も言われているような人間はまず間違いなくアルコール依存症だと思います。彼の手にかかればアルコール依存症の患者も見殺し対象のようだ。強い御仁ですね。
    僕はそんな今のフィリピンみたいな世の中、ゴメンですよ。

    ちなみに今回の件で、全国腎臓病協議会なる組織が長谷川豊にクレームを入れた事について、僕は首を傾げた。そりゃ、彼らの立場は理解できる。何もせんわけにもいかんかったのだろう。だけど、これは単に腎臓病を患っている人に向けられた舌禍事件では無いことは明白です。

    そもそものスタート地点は医療費の仕組みに対する問題提起だ(これ自体は良い)。
    その財源とやりくりをどのようにするのかという話をするにあたって、たまたま人工透析患者の例を取り上げたに過ぎないのです。
    あの記事が書いている事は「自業自得で病気になった奴は死ね」という事に他ならないのだから、医療関係者が一致団結して批判声明を出しても良かった。それぐらいのぶっ飛んだ発言なんですよ、あれは。
    全国腎臓病協議会がクレームを入れたことで、皮肉にも腎臓病患者と長谷川豊という対立軸にスケールが縮められてしまった印象を、正直持っています。
    病気で苦しんでる患者や医療関係者が、症状や科を問わずみんなが怒って良い話だと思う。つーか、怒れ!

    おわり。


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