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  • 仮面ライダーストライカー

    2014-11-07 20:23

    「後半ロスタイム、このまま逃げ切れるか、ヴァイゼン・ホークス!逆転か、ウイングス!」

    ここはミッドチルダにある大型スポーツドーム。
    白熱したサッカーのリーグ最終節。最後の試合が繰り広げられていた、スコアは1-1。
    引き分ければホークスのリーグ優勝、逆転すればウイングスが勝ち点3で逆転優勝というまさに天王山の一戦を迎え、スタジアムもそしてモニターからの熱狂も最高潮を迎えていた。

    「アーリクロス!ボールの行方は!おおっと弾かれる!間もなくロスタイム3分を過ぎ――」

    こぼれ球に素早く詰めていたのはウイングスの背番号10番。渾身の力を込めて左足を振り抜く。足もとに魔法陣が展開し、蹴りだす瞬間にボールに急加速が加えられ、翡翠色のエフェクトと共に放たれて反応強化したキーパーの手を弾いてそのままゴールへと吸い込まれていく。

    「ゴォォオオオオオル!!!逆転、逆転!」

    そしてセンターにボールを返そうとしたその時、鳴り響くホイッスルの音。

    「試合、終了~~~!!クラナガン・ウイングス、逆転のリーグ優勝を決めたぁああ!!」

    大歓声のホームサポーター達に手を振っていたがすぐにチームメート達にもみくちゃにされる逆転弾を叩込んだチームのエースナンバーを背負う選手、そして控え選手や監督から手荒い祝福を受ける。
    そんな相手チームを見ながら悔しそうに唇をかみしめる相手チームの選手達。

    「チッ・・・」

    「そしてこの優勝を決めたのは若きエース、我がクラナガン・ウイングスの№10!」

    スタジアムの大型モニターにもそのHEROの顔が映し出された。

    「ツバサ・ハヤカゼだぁああああ!!!!」








    ここは魔法世界・ミッドチルダ。そこにある『st.ヒルデ魔法学院』。
    ここの生徒達も昨日の試合の話で持ちきりだった。ミッドチルダでもサッカーは人気なのだが特殊なルールがあり、簡易の肉体強化や加速、またはボールに効果を付与し、行う『マジック・サッカー』なのだ。

    ?????
    「昨日の試合、凄かったねぇ~!テレビの前でママ達と思わず大声あげちゃった~ 」

    ブロンド髪に青リボンでサイドテールのような髪型にしているこの学院の初等部の制服を着ている少女がやはり興奮気味に一緒に歩いている友達2人に話していた。

    ??
    「うん!昨日はコロナの家にお泊まりにしいってたから2人で大盛り上がりだったよ!」

    絵にかいたような元気な黒髪の女の子が隣のツインテール茶髪の子と昨日の盛上がりを話す。

    コロナ
    「うん、リオと騒ぎ過ぎてお爺様に怒られちゃったけど・・・(汗。」

    ??????
    「ヴィヴィオさんに言われて見始めましたが気分が高揚しました」

    ヴィヴィオ
    「アインハルトさんにも気に入ってもらえて何よりですー♪」

    キャンディー型の髪飾りをつけたツーテールの子は『コロナ・ティミル』。もう一人の元気っ子が『リオ・ウェズリー』、そしてもう一人の蒼リボンの女の子は『高町 ヴィヴィオ』、碧銀の髪をした涼しげな表情の女の子が『アインハルト・ストラトス』、仲良し4人組である。

    アインハルト
    「ヴィヴィオさんは今日はこのまま帰られるのです?」

    ヴィヴィオ
    「はい、今日はママに早く帰っておいでーって言われているので!」

    リオ
    「そっか~・・・それじゃ、皆で練習はまた明日にしようか。今日は各自、自主練で」

    コロナ
    「そうだね」

    アインハルト
    「わたしは今日はチャンピオンと合同練習があるので申し訳ありませんがここで・・・」

    ぺこりと頭を下げてヴィヴィオ達とは別方向へ歩いていって3人も見送るとヴィヴィオリオとコロナの2人と別れて急いでわが家へと向かう事にした。






    ヴィヴィオ
    「こっちの道を抜ければ家まで近道、急げ、急げ!」
    クリス
    (ビシッ!)

    そんなヴィヴィオに檄を飛ばしたのはデバイスと呼ばれる魔導具の1つで人工AIを搭載しており、ウサギのぬいぐるみのような形をしている『セイクリッド・ハート』愛称『クリス』。

    ヴィヴィオ
    「よっと!えっ!?」

    ???
    「ッ!」

    道を抜け出た時、丁度、曲がり角から人が来ていたようでぶつかりそうになってヴィヴィオは避けようとしたのだがバランスを崩して転倒してしまい、相手の方は軽々と空中に飛び上がって着地し、回避していた。

    ヴィヴィオ
    「痛たたッ・・・・~~」

    ???
    「だ、大丈夫かい、お嬢さん!怪我は?えっと~擦り傷もない、どっか痛いところあるか?」

    ヴィヴィオ
    「えっと大丈夫です、ちょっと尻餅ついただけですから(汗。」

    だが目の前の人物を見たヴィヴィオが声を上げる。

    ヴィヴィオ
    「あああああああああああああああああ!!!?」

    ???
    「な、何・・・?」

    ヴィヴィオ
    「ツバサ・ハヤカゼ選手!ツバサ選手だぁーッ!」

    ぶつかったのは昨日、優勝の逆転ゴールを決めた大ファンのツバサ・ハヤカゼでよく見てみると来ていたウェアもクラナガン・ウイングスのロゴ入でどうやら自主練の最中だったらしい。

    ヴィヴィオ
    「あの、あの!わたし大ファンなんです!えっとサインしてください!」

    ツバサ
    「いいけど・・・今、ペンと色紙もないしな・・・」

    その時、何かが弾むような音と共にボールのようなものがこちらに向かってきてヴィヴィオの前で高速回転しながら止まるとパカッと開いてその真ん中にサイン色紙とペンの1セットが入っていてどうやら取れという事らしく、それをヴィヴィオが取ると今度はくるりとツバサのほうを向いた。

    ???
    「ツバサ、イツ ファンニ デアウカワカラナインダ シッカリジュンビ シテオクモノダ」

    するとボールの液晶画面にデジタル表示ではあるが何か怒りマークのようなものと顔絵のようなものが出てポンっと飛び上がるとツバサの頭に乗って止まった。

    ヴィヴィオ
    「簿、ボールがしゃべったー!」

    ツバサ
    「あぁ、こいつは俺の相棒のナビ・エース。ちょいと悪戯好きで困った相方だけどよろしく」

    エース
    「ヨロシク」

    クリス
    「(ピッ、ピッ、ビシッ!)」

    エース
    「クリスト イウンダネ。ヨロシク ワタシハ エースダ」

    和やかな雰囲気だったのだが2人の後ろに近づいてきた影。それに気づいて彼が振り返った。

    ?????
    「こんなところにいたのか、探したぜ。ハヤカゼェ・・・・」

    ツバサ
    「あなたは、ロビキーン選手。こんなところに・・・確か、地元に凱旋帰国したはずじゃ」

    ヴィヴィオ
    「ホークスのロビキーン選手も~!今日はすっごいラッキーだよ、クリス 」

    クリス
    「(サッ!)」

    しかしそんなヴィヴィオを制するように顔の前に浮遊してロビキーンをじっと見つめる。

    ロビキーン
    「俺の夢、ぶち壊しにしてくれやがったお前さんに礼しにきたんだよ、ハヤカゼェ!!!」

    そういって取り出したのは歪で黒をベースにした三角型のバックルがつけられているベルトでそこに禍禍しい色で2桁の数字『50』と描かれたカードを取り出した。

    ツバサ・ヴィヴィオ
    「「?」」

    エース
    「マズイ ツイニ アラワレタカ!」

    【バッドナンバー・・・50.Deathgame KICK OFF】
    ルフィアン50
    「ヌゥゥオオオオオオ!!!・・・・フンッ・・・」

    黒と赤の混ざり合った気持ちの悪いオーラに包まれるとその姿が禍禍しい怪物へと変化して一見するとウェアにも見えるジャケットのようなモノを着ていて背中にはさっきの50の背番号が傷として刻まれている。人型で顔にも特殊なラインが入って人の形をした怪物といったところだった。

    ツバサ
    「な、なんだ、こいつ!?」

    エース
    「ルフィアンダ!ツバサ ハヤカゼハカセガ キグシテイタ コノセカイヲホウカイサセル    
     ソンザイタチ」

    ヴィヴィオ
    「ルフィアン・・・?」

    ルフィアン50
    「ハヤカゼェ・・・、俺が20年もかけてやっと辿り着けたあの舞台に高々数年しかプロをか
     じってない癖に簡単に来て俺の引退をかけたリーグ優勝・・MVP・・名声を奪いやがっ
     て・・・。お前には才能がある、だがそれだけで俺の今までの努力を全て否定しやがっ
     た!!許さない!お前の選手生命をここで潰してやる!!ハッハハッハッハッハ!!!死
     ね!死ね!死ね!」

    そういって手から球体型のエネルギー弾を発射してツバサとヴィヴィオの周辺を攻撃すると炎があがりその衝撃で吹き飛ばされるのだが上手くヴィヴィオを抱えてローリングしながら威力を和らげて立ち上がる。

    ツバサ
    「ロビキーン選手だって何度も年間最優秀選手として何度もDF部門で選ばれた皆からレジェ
     ンドと尊敬されていた選手じゃないか!それほどの選手がなんでこんなことを・・・!」

    ルフィアン50
    「ただの優秀選手なんざ、毎年何人も自動的に選ばれるんだよぉッ!そうじゃねぇ、頂上の景
     色ってのは1チームしかみられれねぇんだ・・今年は優勝出来るメンバーもいた、そして
     やっと辿り着いた場所を高々数年のチームとガキみたいな奴らにかっさられて・・・歴史あ
     るチーム一筋で戦ってきた俺は許せねぇぇええ!!」

    さらにエネルギー弾を乱射してそこら中を破壊しまくるルフィアン50に煙を突き破って飛んできたのはエースで突撃攻撃によってルフィアンを吹き飛ばし、跳ね乍らツバサの前に来るといきなり変形を始めた。そしてそのままツバサの腰に巻きつくように展開するとスタジアムを真上から見たようなバックルのベルトに変化し、腰のホルダーのようなケースから『0』に『FW』の文字があるカードが出された。

    ツバサ
    「な、なんだ、これ!?てかエース、なんでベルトになってんだ!?」

    エース
    「コレガ ワタシホンライノ ケイタイ。キミノチチ ハヤカゼハカセノ ツクッタ フィー
     ルドライバーダ」

    ツバサ
    「フィールドライバー・・・・?それになんなんだ、このカード・・・?」

    エース
    「カレハ アッタハズノ ユメ キボウニヤブレ ホントウノジブンヲ ワスレテシマッテイ
     ル。キミガ ソノチカラヲ ツカッテ トリモドスンダ プレーヤーノココロヲ!ソシテ 
     ミライノコドモタチノ ユメトキボウソレヲ マモルコトガデキルノハ センシ ストライ
     カーダケダ」

    ルフィアン50
    「何をゴチャゴチャと!!才能のない奴は何やってもただの凡人で終わるんだよ!俺はこの力
     で才能のある奴すら踏み潰せる天賦の男になった!そこのガキも夢を見る前に潰してやる!
     俺はなんて優しんだ~~ 」

    高笑いしているルフィアン50が言ったその言葉を聞いた瞬間にツバサの顔が変わって向き直った。

    ツバサ
    「あなたは本当にプロの選手としての魂や心を失ったんですね。以前、俺がみたテレビで見て
     いた頃のあなたはこう言っていた。自分に才能はないかもしれない、だが自分を目標にして
     くれている1人でも2人でもいてくれるサポーターやファンのために目指してもらえるよう
     な選手でありたい! あなたはそう言った!」

    そうしてヴィヴィオを護るように前に立って言葉をつづける。

    ツバサ
    「この子は別の道を歩いている子だけれど俺のファンで応援してくれてると言ってくれた、俺
     のプレーで夢や憧れを持ってくれる子がこんな風にいるなら俺はそんな夢と希望を与えられ
     る選手であり続ける!才能があるとか、無いとか関係ない。大事なのはどんなに挫折しても
     壁に当たって打ちのめされても最後の最後まで自分のやってきた事を信じていられるかどう
     か!俺は俺のやってきたプレーや生き方を信じてプレーし続けます!」

    持っていたナンバー入りのカードを見つめるとそれを挿入口と見られる溝に差し込んだ。

    『STARTING READY?』

    その機械音と共にホイッスルが鳴り待機音なのか、聞き覚えのあるサッカーBGMが流れる。

    エース
    「ミギサイドノ ドライバーマウスヲ オシコムンダ。サァ ヘンシンダ ツバサ!」

    言われたとおりにゴールマウスを模したような突起部分を押し込むとさらに機械音が響く。

    ツバサ
    「・・・変身ッ」
    『KICK OFF!』

    すると足もとに円が描かれてそこから白いスモークのエフェクトとその周りを小さなサッカーボールが虹色の光を纏いながら周りをまわって発散するとその姿が変わった。

    『№ZERO・・・フォ!ワード!』

    その姿が赤いアイカラーに軽装のアーマーと肩装甲のついたハーフジャケットに背中に先ほどいれたカードの番号「0」が描かれているストライカー『ゼロ・フォワードフォーム』に変身した。

    ルフィアン50
    「な、なんだ、それは!?」

    ストライカー
    「さぁね。俺も初プレーなんだ、それじゃ、ルフィアン、試合開始だ!」

    現れたルフィアンに立ち向かう戦士・ストライカー、運命の戦いの歴史がここにKICKOFF!


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  • †リリカル&マギカ∞MOVIE大戦〜HEROS〜†

    2013-06-28 20:36
    第8話 ~メダルの女とウルトラ魔法少女?と道化の女~






    マミ
    「ティロ・フィナーレ!」

    魔法少女『巴 マミ』は魔女シャルロッテにとどめをさすために必殺技を炸裂させ
    それが魔女に直撃したのだがその瞬間にシャルロッテは何かを吐き出すようにして
    口から芋虫のような姿にピエロの顔を持っている分身体を作り出したのだ。

    マミ
    「!?」

    さやか・まどか
    「はっ!?」

    一緒に結界内に入っていた中学生の『美樹 さやか』と『鹿目 まどか』の2人も
    さしずめスローモーション映像でも見ているかのように目に映り、次の瞬間、何か
    を噛み砕くような音と水気のある音が響いてマミの体が肉塊となり落下する。

    キュウベえ
    「まどか、さやか!早く契約を!!」

    フェンリル
    「その必要はないよ」

    まどか・さやか
    「えっ?」「なに?」

    刹那、周りの空間が白黒になって目の前にキュウべえと同じ姿をしているのだがそ
    の目は青く、毛並みも若干、シルバーブルーのように青の混ざった白い毛並みをし
    ている固体でその隣には異型の腕を持った青年が立っていた。

    ???
    「危ないところだったな、俺らが来なけりゃ全員死んでたぜ」
    さやか
    「な、何言ってんのよ・・・マミさん、目の前で殺されちゃったじゃない!?」

    フェンリル
    「だから僕たちが来たからこそ彼女も助けられるのさ」

    するとまどかの目の前に長方形の土台に3つの円形の窪みがついた機器が現れる。

    まどか
    「な、何?何なの?」

    アンク
    「お前は誰かの役に立ちたいんだってな。ならそのオーズベルトを手にとれ。その
     力があればあの女もほかの誰かに役立つという欲望も叶えられるぞ?」

    まどか
    「欲望なんて・・・そんな風に思ってるわけじゃ・・・」

    フェンリル
    「君たち人間はどうにも欲望というのをマイナスに考えるようだけれど君達は普段
     からその欲望の元に暮らしているじゃないか」

    アンク
    「金が欲しい、男が欲しい、名誉が欲しいも誰かの役に立ちたいもそれ全ては欲す
     る心、欲望とは即ち『願い』だ。お前らは欲にランクつけるから面倒なんだよ」

    それからフェンリルは事の真実を話し始めた。このキュウべえとは本来の名を『イ
    ンキュベーダー』といい、その目的は魔法少女が魔女化する際に生まれる膨大なエ
    ネルギーを採取して宇宙の延命工作を行うこと。
    そして一度、魔法少女になればほぼゾンビのような状態になり、その最後はどれも
    凄惨で過酷なモノだという彼が教えなかった真実を2人に話した。

    さやか
    「何よ、それ・・・全然、話が違うじゃない!」

    アンク
    「お前ら人間の欲望につけこんだ巧妙なやり口だ。目の前に甘い蜜ちらされたら誰
     でもそれに食いつく、まずリスクなんて事を考えるやつはいない」

    つまりはマミもそのエネルギーを採取するための駒にすぎなかったということだ。

    まどか
    「そんな・・それじゃマミさんがやってきた事も全部無駄だったの・・・?」

    アンク
    「無駄かどうかはお前次第だ。少なくともお前はあいつとの出会いでここに来た。
     そして事の真実を知った、お前に道を見る時間を与えただけお前にとってはこの
     出会いは得だったはずだぜ?後はお前がどうここから行動するかだ」

    フェンリル
    「さてどうするんだい、君は自分で変えてみる気があるのか、どうか」

    迷いながらもその機器を手にした。するとさっきまで灰色だったベルトに色が戻っ
    て金色で縁取りされ、装着されていた円型の機器でこのオーズシステムの核ともな
    る『オースキャナー』が電子音を鳴らし始める。

    まどか
    「わたし・・・1人で上手くやれるかな・・・・」

    まだ自信のなさそうなまどかだったがここで想わぬ援軍が現れた。

    ??
    「1人じゃない!俺達もいるぜ!」

    すると光が目の前に着地したかと思うと発散して目の前に茶髪をサイドテールにま
    とめて白のショートジャケットに銀ベースに赤や青で装飾を施したバリアジャケッ
    トを下に纏って赤と緑のオッドアイに両腕に特殊な篭手と胸元にコアのようなもの
    を取り付けている女性が現れてまどかとさやかも驚いた。

    ??
    「遅くなっちまったな、アンク。相棒との修行が長引いちまってよ、時の部屋って
     のを使ったおかげでかなり短縮はできたんだけどな」
    まどか
    「えっ?女の人なのになんで男の人の声が・・・?」

    ??
    「ああ、そりゃそうだよな。俺の名はゼロ、ウルトラマンゼロ。俺達の次元とは違
     う宇宙で魔法なんたらに勧誘して悪巧みをしてやがる宇宙怪獣がいるって聞いて
     この次元に来たんだが体を実体化させるのに宿主が必要だったのさ」

    話によればこの女性には女性の人格があるのだが今はゼロのほうが主人格として話
    しているらしく、1つの体に2つの人格があるのだという。

    ヴィヴィオ
    「本当はわたしの方が主人格なんですけどわたしと波長があったらしくてわたしと
     ゼロが合体してこっちの世界に助けに来たんです」

    すると今度は本来の人格であるヴィヴィオが出てきて補足説明をする。

    ゼロ
    「こいつがその外道怪獣か。ちんちくりんな面して好き勝手やってくれたな」

    するとゼロは腕に装備している2対の刃『ゼロスラッガー』の1つを飛ばして操作
    し、時間停止で動けなくなっているキュウべえを一刀両断して消滅させた。

    まどか
    「よ、よし・・・行くよ」


    恐る恐るメダルを手にしたまどかだったのだがここで妙にじれったくなったのかア
    ンクも口を出してきた。

    アンク
    「ふん、お前だけじゃ心底、心許ないからな。俺も少しはフォローしてやるよ」

    まどか
    「アンクも一緒に戦ってくれるの?」

    アンク
    「勘違いするな。俺は俺の目的があるだけだ、だが戦うってんならそのオーズの力
     を熟知しているのは俺だ。情けない戦いしやがったら許さんぞ、相棒よ」

    どうやら仕事をする関係とは言えどもまどかを相棒として容認したようである。

    まどか
    「・・・・わたし・・上手くできないかもしれない。だから皆、力を貸して!」

    フェンリル
    「そうとなれば話は決まったね。さぁ、仮面ライダーへの変身だ!」

    まどかはアンクが選んだ3枚のメダルをドライバーに挿入するとオースキャンを持った。

    まどか
    「がんばるよ、変身・・・!」

    『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

    まどか
    「な、何、今の歌?」

    アンク
    「歌は気にするな!」

    まどかは黒をベースにした上下の服に胸にはさっきスキャンしたメダルの象徴とな
    る絵が金縁の円に描かれているオーラングサークルが装着され腕は虎をイメージし
    たクローと足はバッタをイメージした黄緑の足具がつけられており、腰には大型剣
    メダジャリバーが装備されているのだが2人に共通していえることがあった。

    さやか
    「す、すごい!変身した!?っていうか・・・仮面ライダーなのに仮面ないじゃん」

    アンク
    「あぁあ!?おい、大天使!!これ仮面がねぇじゃねぇか!つうか何だ、この薄い
     装甲は!?俺の伝えたイメージとまるで違うだろうが!」

    どうやらこのベルトを作り出したのは大天使・ルシフェルだったようなのだがアン
    クが伝えた仮面ライダー図とはまるで違っていたらしい。

    ルシフェル
    (せっかく、うら若き乙女達が使うのだから少しかっこかわいいというところを狙
     ってみたんだが・・・・そんな仮面ライダーで大丈夫か?)

    アンク
    「大丈夫なわけねぇだろうが!?これじゃまるで防御力ねぇじゃねぇか!」

    ルシフェル
    (安心したまえ。耐久力は君のオリジナルのオーズより性能はよくしてある。これ
     も日曜大工で得た知識というやつさ。ふふふふふふっ・・・・)

    さやか
    「っていうかあんたは何、1人で奇声あげてんのよ」

    フェンリル
    「わけがわからないよ」

    ゼロ
    「協力する事にはしたがやっぱりいろんな意味ででたらめな野郎だな」
    ヴィヴィオ
    (ゼロがいえないと思うよ?)
    ゼロ
    「んだとヴィヴィオ!」

    フェンリル
    「それより時間を巻き戻すよ。しかしせいぜい1分が限度だ、それ以上は無理だよ」

    ゼロ
    「ヴィヴィオ、俺達であの芋虫野郎を止めるぞ!」
    ヴィヴィオ
    (うん、がんばっていこう、ゼロ!)

    さやか
    「ねぇー!フェンリル、わたしにも何か戦える武器頂戴よ、まどかだけ戦わせるな
     んて心配でしょうがないわ!」

    アンク
    「あぁ?お前もだぁ?あ~と何かねぇかな・・・」

    そういいながらアンクはポケットからあれこれ武器やら機器を出し始めた。

    まどか
    「アンクのポケットってどうなってるの!?」

    アンク
    「4次元だ気にするな。ならこいつを使え」

    そういってさやかの手元に投げられたのは十字架の装飾品でそれが手に触れると同
    時に光を放つと後ろ髪が跳ねる。仮面のついたマント、右腕にまでマントとつなが
    っている同じ材質のものがつき、左腕は黒色のシャープなかぎ爪がついた。

    さやか
    「これ・・・なんなの?」

    アンク
    「今回の仕事で色々と使えそうな武器やらその世界で使える人材がいたら戦力に引
     き抜く事になっててな、そのために俺の記憶にあるアイテムも作ったのさ」

    フェンリル
    「それはイノセンスと呼ばれる力。神界で作り出した人の意思によって進化し、成
     長し、そして君の新たな力だ。さぁ、戦うんだ!」

    こうして全員が戦う力を手に入れて構えを取った。

    ヴィヴィオ
    (どこまでも強くなる。そしてママ達のように護ってみせる!)
    ゼロ
    「いくぜ、まどか、さやか!」

    まどか
    「う、うん!」

    アンク
    「ビビるんじゃねぇ、まどか!しっかりと敵を見据えろ!」

    フェンリル
    「時間操作開始、設定時間1分。タイムリリース、スタート」

    こうして魔女vs新鋭ライダー・魔法少女チームのバトルが開始された。
  • †リリカル&マギカ∞MOVIE大戦〜HEROS〜†

    2013-06-17 20:08
    ~前回までのあらすじ~
    魔女との戦いの中、心に響く少女の声を聞いた圭輔はまだ魔法少女の魂を救える可能性
    にかけてアマ公と長い旅で紡いだ絆・信仰心によって得た神の御業『大降神』を発動し
    魔女と悪魔・ファントムに取り込まれていた魔法少女の魂を分つ事に成功する。
    そして自分自身の最大奥義『オーバーリミッツ・ゼロシフト』によって魔女と悪魔の双
    方を退けて見事、魔女化した少女を救うことが出来たのであった。







    第7話 ~物語の英雄達と再会と新たな物語~




    ティアナ
    「するとそのインキュベーダ―っていう小型動物に誘われて契約したって事?」

    圭輔
    「ああ、何人か他にも魔法少女仲間がいたらしいがそれの全てが何らかの危機的状
     況にあって後先を考えられない状態のところを誘われたらしいな」

    その日、圭輔はこれからの対策について考えていた。前回の戦いで助けた少女は名
    前を『シャルロッテ』といい、聞いた話から推測すると地球側の年代で古代に遡り
    そこで家族を救うために契約し、戦争の荒んだ世界に絶望し、魔女になったという。

    ダンテ
    「んであの子供が持ってた宝玉が『ソウルジェム』でこれがあいつらの魂そのもの
     だったか?多少の傷ならコレが破壊されない限り生き続けられるんだよな」

    はやて
    「でもそれは本人達には知らせていなかった。そしてソウルジェムに溜まる穢れが
     魔女に自身を変える事も伏せられて願いが叶うとだけ言って契約をさせた・・・
     とりあえずここまではOKやね」

    地上本部の会議室の1つを使わせてもらい、今現在の情報やダンテ、ベヨネッタ達
    が仕入れた情報も踏まえて対策とこれからの行動について協議していた。

    ダンテ
    「そういやそこのツリ目のお嬢ちゃんが捕獲したその外道生物はどうした?」

    ティアナ
    「ツ・・ツリ目・・!?ベヨネッタさんに預けてあります、あれを知り合いに改造
     させてこちらにとって有力な情報源にするとかで」

    ダンテ
    「ああ、ロダンならその手の改造もお手のモノだな。楽しみだ」

    圭輔
    「とりあえず・・・すぅ~・・はぁー。今現在で魔女化した魔法少女を元に戻せる
     のは大降神した状態の俺とアマ公だが魔女になる寸前なら降神形態の浄化能力で
     も浄化は出来るって推測は立てられた・・・問題はこれからだ」

    そこで会議室の扉があいて入ってきたのは1人の黒髪の長身で上下黒のシャツとズ
    ボンをはいてティーカップでお茶を飲みながら現れた。

    はやて
    「ここは関係者以外立ち入り禁止です、というよりどこから入ってきたんや」

    圭輔
    「はやて姉ちゃん、こいつは俺の関係者だ。装備とか仕事の依頼だとかを主に俺に
     出してくる神界の大天使『ルシフェル』だ、遅かったな」

    ルシフェル
    「フッフフフ、すまないね。天界の老人達を『説得』するのに時間が掛かってしま
     ったんだが時間転移と異世界転移の自由使用を許可させてきたところだ」

    そういって指をパチンと鳴らすと同時に圭輔の胸の辺りに円球状の光が現れてそこ
    に黒い特殊な鍵が現れる。これが前に話ででていた『クロノスの鍵』であり、ゼロ
    シフトの要なのだがその鍵がさらに歪になり、特殊さを増してまた消えた。

    ルシフェル
    「君自身に時間・時空・次元を超える力を与えておいた。今の状態ならどこの平行
     世界や異世界であっても移動できる。好きにするといい」

    圭輔
    「ありがとよ、大天使様?」

    唖然としている面々を余所に優雅に席に着くとティーカップを置いて一息おく。

    ルシフェル
    「さてこちらが得ている情報を話そうか、それでは説明しよう」







    ヴィヴィオ
    「はっ!はぁっ!!せいっ!!」

    ノーヴェ
    「とっ!なかなかいい感じの動きになってきたな、どうしたんだ、ヴィヴィオ」

    彼女は『ノーヴェ・ナカジマ』。スバルの妹であり、ヴィヴィオやその親友達の
    師匠でもある格闘戦技『ストライク・アーツ』有段者だ。
    少し素直ではないところもあるが面倒見のいいお姉さんでもある。

    ヴィヴィオ
    「お兄ちゃんに稽古してもらったんだ!色々、体術も教えてくれたよ!」

    オリヴィエ
    「ヴィヴィオ~?」

    声の方向を振り向いてみると歩いてきたのはオリヴィエなのだがその顔を見たノ
    ーヴェが口をぽかんと開けたまま固まってしまう。

    ノーヴェ
    「えっ・・?えっ・・・?なんでオリヴィエ聖王女殿下と同じ顔のが・・・?」

    ヴィヴィオ
    「えっとね、ノーヴェ。この方は・・・・」

    ここで告げられる衝撃事実にノーヴェが驚愕する。

    ノーヴェ
    「な、何!?本物の聖王女殿下だってのか、お前の兄貴が古代ベルカ時代にいっ
     て助けに行ったって・・・!?本当かよ・・姉貴から常識外れの人だって話は
     聞いてたけど時も超えるってどういう理屈だ・・・?」

    オリヴィエ
    「まぁ、確かに常識という言葉をしらない人ですが頼りになる殿方です、相棒は」

    それからしばらく話をしたのだがふとあることに気が付いた。

    ノーヴェ
    「これを双子2人が知ったら確実に卒倒するだろうな・・・陛下が2人!?って」

    ヴィヴィオ
    「あぁ~・・・それはもう少し後の方がいいかもしれないね~」

    オリヴィエ
    「?」

    この天然娘もこの魔法世界では教会の象徴なのだが本人に全く自覚はなかった。

    ノーヴェ
    「そういえばオリヴィエ陛下って格闘技が強いんでしたよね。できればわたしと
     模擬戦してもらえませんか?ベルカ時代最強の人となんて早々できないし」

    オリヴィエ
    「わたし程度でよろしければいくらでもお相手しましょう。参りましょうか」







    あの後、家に戻ってきた圭輔だったのだが家の前で固まってしまっていた。

    圭輔
    「この・・・きれいな人型の破壊痕は・・・あいつしかいないよな~」

    帰ってみると家の塀のところにきれいな人型の窪みが出来ていてそんな事が出来る
    奴がいるとするなら1人しか圭輔の頭には浮かんでこなかった。
    そして玄関の方に行ってみると案の定、予想通りの人物が座り込んでいた。

    圭輔
    「やっぱお前だったのか、コレット(汗。」

    そこにいたのは綺麗な金髪にちょっと童顔で白と青を基調としたドレスのような服
    を着た少女が頭を押さえながら玄関前の石段に座り込んでいて彼女が圭輔が旅した
    世界で出会った少女『コレット・ブルーネル』だ。

    コレット
    「あ~!圭輔だー!よかった、アマ公が言ってた御家ここだったんだね~♪」

    圭輔
    「それはいいんだが家を訪ねるのに塀に人型のヒビを作るんじゃない」

    コレット
    「ごめんね、圭輔。失敗、失っ―ーーーむぐっ?!」

    慌てて圭輔がその先を言おうとしたコレットの口を速攻でふさいだ。

    圭輔
    「馬鹿か!?お前のそれは確実に間違えちゃった秘奥義フラグだろう、アホ!?」

    こんな住宅街でコレットの広範囲魔法秘奥義なぞ、発動された日にはご近所様達が
    阿鼻叫喚のカオス空間になるのは間違いなしである。

    圭輔
    「つうか、お前はまさか1人で来たのか?」

    コレット
    「うんうん、アマ公に呼ばれて集まった圭輔の仲間と作ったギルドの皆と来たん
     だけどね。みんなが迷子になっちゃって(汗。」

    少し怒ったような顔で言うコレットに内心の圭輔はこう思う。

    圭輔
    「(あぁ・・迷子か。そうだよな、迷子しかないよな、『こいつ』が)」

    恐らくは迷ったのはコレットの方なのだろうが本人に自覚は皆無なようだった。

    圭輔
    「まぁ、お前が来れたんだから他の奴等ならそのうち到着するだろ。ちなみに誰
     と一緒に来たんだ?」

    コレット
    「もちろん、ギルドの皆だよ?でも先遣隊をクジで決めてわたしにスタンにあと
     はね、エステルとユーリ、あとリタに~・・・・」

    圭輔
    「OK、把握した。今すぐに全員探しに行くぞ、コレット」

    コレット
    「へっ?えっ?えっ?あれぇ~~~~~!?」

    コレットにほぼ無理やりヘルメットをかぶせるとそのまま後部座席に座らせて自
    分もエクシオンにまたがると即行で問題メンバーを捜索に向かった。

    圭輔
    「よりにもよって方向音痴に世間知らずと付き人、挙句に発明馬鹿まで一緒につ
     れてきやがるとは・・・嫌な予感しかしねぇ・・・(汗。」

    コレット
    「心配し過ぎだよ~♪みんな、とっても頼りになる仲間だよ、圭輔~?」

    圭輔
    「あぁ、仕事はともかくな・・・だが問題はそこじゃない。天然方向音痴のはま
     ず在らぬ方向へ行くのは明白、世間知らずのお姫様の付き人は言われるままに
     面倒だから好きにさせ、発明馬鹿はこの魔法世界の技術に興味を持ってどうせ
     そこら中をほっつき歩いてるに決まってる!」

    エクシオンを発進させて一路、迷子になっている他の面々捜索に向かった。








    フェイト
    「ふふ~♪今日はいい豚肉が買えたから圭くんの好きな生姜焼きにしてあげよ」

    その日、フェイトは夕飯の買い出しに出かけていた。和食が好みの圭輔に合わせ
    て色々とメニューを考えて買い物をしていたら時間が掛かったようだ。

    フェイト
    「~♪~~♪・・・・あれ?あの人は・・・・」

    すると目の前には辺りをキョロキョロと見回しながら困っているような男性がい
    たのだがその服装などを見るとこの世界の住人には思えなかった。
    もしかすると管理局員の知り合いがこちらの世界に渡ってきたのかもしれない。

    フェイト
    「あの、どうかしましたか?」

    ???
    「えっ?いや~、友達の家に行く処なんだけど道に迷っちゃって。おかしいな~
     ?この地図間違ってるんのかな~?でも友達からもらったのだしな(汗。」

    そう言う男性は乱雑に伸びた金髪に白を基調とした鎧?のようなモノを着ていて
    蒼木地のシャツを着ていて腰には特殊な剣をさしていた。

    フェイト
    「(もしかしてこの人も管理局?でもこんな人いたかな・・・?)」

    不思議に思いながら地図を見せてもらうのだがここでフェイトは気が付いた。何
    故、地図を見ていながら目的地に着けないのかという根本的な問題に。

    フェイト
    「それ地図が逆ですよ・・・・?」

    ???
    「ええええええ!!?そんな馬鹿な!あっ、本当だ、間違わないように裏に上が
     こっちって矢印つけてたの忘れてたよ、なんだ、どうりで着かないわけだ!」

    フェイト
    「(・・・えっと天然さん?天然さんでいいんだよね?狙ってないよね?)」

    忠勝
    「・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!」

    すると上空から忠勝が白煙を噴きながら飛来してきてフェイトの横に着陸した。

    フェイト
    「忠勝さん、もしかして忠勝さんのお友達?」

    忠勝
    「・・・・・・・・・・・・。・・・・!!」

    フェイト
    「そうなんだ、オリヴィエと圭くんで旅した世界で会った仲間なんだね?」

    ???
    「あぁ~!!忠勝、忠勝じゃないか!元気にしてたか~!」

    忠勝
    「・・・・・・・・・・・・・!!!!」

    ???
    「なんて言ってるか、わかんないけど元気そうで何よりだよ!」

    フェイト
    「分かってないのに元気そうってわかるの!?(汗。」

    しかし何はともあれその男性はまだ自己紹介をしていないのに気が付いたのかフ
    ェイトに手を差し出しながら名乗った。

    スタン
    「俺は『スタン・エルロン』。圭輔の友達で前に一緒に戦った仲間なんだ!」






    なのは
    「今日はフェイトママが夕飯を作ってくれるからわたし達は美味しいデザートでも
     作ろうか、シャル~?」

    シャル
    「は、はい。なのはさ――――――んぐっ?」

    街中をなのはと以前助けた魔法少女『シャルロッテ』愛称『シャル』が手を繋ぎな
    がら一緒に歩いているのだがシャルの顔はかなり赤くなっていた。
    あれからシャルは高町家が預かる事になり、名前も『高町 シャル』になった。

    なのは
    「家族なんだから『さん』はダメだよ~?はい、なんて言うのかな?」

    シャル
    「えっとなのは・・・ママ(照。」

    いきなり家で預かってほしいと頼まれて家族として迎え入れる懐の深さはいかに魔
    王やら管理局の白い悪魔と言われようがさすがなも「頭・・冷やそうか・・・?」

    なのは
    「あら?あれは・・・・」

    すると目の前に長身ではあるのだが後姿が前に覚えのある2人組みを見つけた。

    なのは
    「もしかしてユーリ君にフレン君じゃない?」

    フレン・ユーリ
    「えっ?」「あぁ?」

    1人は金の短髪に白を基調とした騎士の姿にもう1人は全身黒尽くめの服にブーツ
    をはいた黒の長髪の男性なのだがその2人になのはは覚えがあった。
    圭輔の小学校からの友達だった『フレン・シーフォ』に『ユーリ・ローウェル』で
    前に何度か圭輔からの写真で見たのだがすっかり大人になっていた。

    フレン
    「なのはさん!お久しぶりです、お変わりなく元気そうで」

    ユーリ
    「あぁ~、なのはか。随分と前から会ってなかったけど元気そうだな?」

    フレン
    「ユーリ、君は目上の人に対しての礼儀を弁えろ。そんな事だから君は・・・」

    なのは
    「あぁ~、大丈夫、大丈夫(汗。昔っからでしょ、ユーリ君の性格は」

    ユーリ
    「それはそれでなんか引っかかる言い方だが・・まぁ、いいか」

    久々の再会を喜んだ2人にもシャルの事を紹介する。

    なのは
    「わたしの2人目の娘の高町 シャル。シャルもご挨拶」

    シャル
    「た、高町 シャルです。よろしくお願いします!」

    フレン
    「ああ、よろしく。僕はフレン・シーフォ、騎士団で隊長をしているんだ」

    ユーリ
    「俺はユーリ・ローウェル。ギルドでなんでも屋みたいな事やってんだ」

    圭輔が街にいた時も3人は仕事などでつるんでいた事もあり、今回の事件で圭輔の
    手伝いに来てくれたらしいのだが問題が起きていたのだ。

    ユーリ
    「俺らや圭輔の同級生で王室育ちのお姫様がどっか行っちまってな」

    なのは
    「お姫様ってもしかしてエステルちゃん?」

    エステル、基本名『エステリーゼ・シデス・フュラッセイン』は圭輔の高校時代か
    らの親友の1人であり、そのころに護衛もやっていて親睦も深い。
    だが問題癖もあり、珍しいモノだったり、興味を持つモノがあるとフラフラと好奇
    心に任せて一人歩きしてしまう。今回もどこかに行ってしまったようだ。

    圭輔
    「まったくそんな事だろうと思ったよ」

    そんな声が聞こえて振り返ってみるとバイクにまたがった圭輔と彼の前に座ってい
    るコレットに後ろにはヘルメットを脱いでいるエステルの姿があった。
    さらにサイドカー(呼び出し自由)にはもう1人『リタ・モルディオ』がいた。

    フレン・ユーリ
    「エステリーゼ様!」「エステル!・・・・っとリタも見つかったんだな」

    リタ
    「人をおまけみたいに言うなー!」

    なのは
    「圭輔が見つけてくれてたんだね、よかった、よかった」

    圭輔
    「よくない、変なチンピラ連中に絡まれてそいつら叩きのめしたらさらに仲間をつ
     れてきやがってさらに大事になって挙句にはリタの野郎が昌術で一掃したのはい
     いいがそれで大騒ぎになって管理局員来てさらに大事になるは・・・・」

    リタ
    「エステルを護るためよ、正当防衛よ、正当防衛!」

    圭輔
    「あのな!?だからって街中でメテオスウォームなんて大昌術をぶっ放すんじゃね
     ぇよ!!お前はここを廃墟にしたいのか、つうか加減しろ、加減!」

    エステル
    「圭輔が加減という言葉を使うと説得力が・・・・」

    圭輔
    「騒ぎの根源は黙ってろ!つうか、反省しろ、馬鹿エステル!!」

    エステル
    「痛っ~!?」

    いい音を立ててスパーンッ!と頭に張り手を食らって悶絶するエステル。

    圭輔
    「まぁ・・・なんとかフェイト姉ちゃんが来てくれたから助かったけどよ」

    だがそこにたまたま通りかかったフェイト、そして一緒に圭輔の家に向かっていた
    スタン達に出会ってフェイトのおかげで事なきをえたという。

    圭輔
    「どうせお前ら、変な理由で言い争いしてる間にエステルを見失ったんだろ?」

    フレン
    「変な理由じゃない・・・!ユーリが勝手に城を抜け出そうとしたエステリーゼ様
     の手助けをしてしまって僕がそれを連れ戻す事になったんだ」

    ユーリ
    「別に俺は仲間の頼み聞いただけだぜ~?リタの奴にエステルが外で気分転換した
     いから外に出すのを手伝えって言われてからよ」」

    フレン
    「君という奴はエステリーゼ様の立場というモノを考えて―――!」

    圭輔
    「ストーップ!」

    エステル
    「2人とも、落ち着いてくださ~い!」

    シャル
    「け、喧嘩はダメでーーーす!?」

    その言い合いに慌てだしたシャルが大声を上げて止めに入り、なのはも続く。

    なのは
    「あぁ~、はいはい!言い争いはそこまで!エステルちゃんもなんでいきなりお城
     を飛び出すような事したの?ご両親や配下の人達も心配するでしょう?」

    とりあえず言い争いが過熱しそうになっている2人をなのはがなだめて騒ぎの張本
    人であるエステルに理由を説明してもらう事にした。

    エステル
    「いつも皆には助けられてばかりで何もしてあげられてなくてそれでユーリ達が大
     きな戦いに挑むと聞いて助けになりたくてリタにお願いしたんです」

    リタ
    「だから言ったでしょー?ただ単に外出したいだけだーって」

    フレン
    「だからと言って無断で外出をさせるな、リタ!城中が大騒ぎになったんだぞ!」

    圭輔
    「だぁー!!お前ら言い合いを再開させんな!というよりエステル、お前はもう第
     二皇帝になる身分なんだ、もっと自分の立場弁えろ。俺みたいなただの裏稼業の
     男に関わんな、ユーリのギルドは公認なんだからギルドに頼めばいいだろ」

    エステル
    「ですけど・・・!わたしはみんなや圭輔の力になりたいんです!」

    圭輔は彼女の立場を考えてあまり自分の仕事にかかわらせたくないのだがエステル
    はどうしても彼らの手伝いをしたいという事で今度は2人が言い合いになった。

    圭輔
    「帰れ!」

    エステル
    「帰りません!」

    圭輔
    「首に縄つけてでも帰すぞ!」

    エステル
    「縄を切ってでも帰りません!」

    ユーリ
    「お、おい、おい、お前ら落ち着けっての」

    フレン
    「エステリーゼ様、圭輔も落ち着いて!冷静に話し合おう!」

    リタ
    「さっきと言ってる事がきれいに逆転してるわね」

    ここまでの話を聞いていたなのはが何かを思いついたのか間に割って入った。

    なのは
    「それじゃ圭輔はこれからエステルちゃんの護衛を『依頼』として受ければいいん
     じゃないかな?『仕事』なら圭輔も受けないわけにはいかないよね?」

    フレン
    「そういう事なら騎士団から直々の依頼を出そう。それなら文句はないだろ」

    ユーリ
    「まっ、依頼人からの仕事を無下に断るって事も出来ねぇよな?」

    圭輔
    「・・・・・・チッ。わかったよ、依頼を受ければいんだろ、グルになりやがって」

    やはり姉には敵わないらしく、結局は圭輔が折れる事になった。

    エステル
    「本当ですか♪」

    圭輔
    「ただし勝手な行動はするな。必ず俺か、ユーリ達にくっついてろ」

    エステル
    「はい♪」

    認めてもらえたのがうれしかったのか途端に満面の笑みに変わるエステル。

    ????
    「おっと俺達の事も忘れないでくれよ?」

    さらにここで裏から声が聞こえて振り返ってみるとさらに見知った人物達がいた。

    圭輔
    「アスベル、ジューダス!それにクレス、ミントまで!」

    そこにいたのはユーリ達同様に圭輔が旅した世界で出会い、仲間になったメンバー
    で白を基調としたコートタイプに長剣を持った『アスベル・ラント』に黒を基調と
    した装飾服に動物の骸骨を模した仮面をつけた二刀剣士『ジューダス』、そして金
    髪のショートヘアーに赤い鉢巻に白の鎧を纏った剣士『クレス・アルべイン』とそ
    の相棒の金髪で白い僧侶服を着た女性『ミント・アドネード』だった。

    クレス
    「君1人じゃない、僕達もエステル達を護るよ。だから一緒に戦おう」

    アスベル
    「その通りだ。出会った仲間と闇に蝕まれた世界は俺達が護って見せる!」

    ジューダス
    「お前には借りがあるからな。僕はそれを返しに来ただけだ」

    ミント
    「ふふっ、一番、先に先遣隊に立候補したのはジューダスさんでしたけど?」

    おかしそうに笑いながらカミングアウトをするミントにジューダスが釘を刺す。

    ジューダス
    「ミント、余計なことを言うんじゃない!」

    リタ
    「あれね、ツンデレとかいう奴ね。男のくせにバカっぽい~」

    圭輔
    「ツンデレを具現化したような女が何を言っている、化学オタツンデレ娘」

    リタ
    「ファイアーボール!!」

    容赦なく火炎弾の雨霰を浴びせかけて恥ずかしさを紛らわせようとするリタだった。

    なのは
    「ふむふむ、それじゃみんなー!今日はなのはさんとフェイトちゃんが腕によりを
     かけてお料理作るから食べてく人は高町家に移動~!」

    一同
    「おーう!!」

    どうやらなのはは全員まとめて面倒を見ることに決めたようだった。この辺りはさ
    すがに肝っ玉母ちゃんの器の大きさを見せる今も魔法少女ななのはだ。

    圭輔
    「はぁ・・・またやかましくなりそうだ・・・・」

    シャル
    「あ、あの」

    圭輔の服の袖を引っ張ってきたシャルに気づいて視線を向ける圭輔。

    シャル
    「お兄さんも一緒にデザート作りましょう?お・お・・お兄ちゃん(照。」

    顔を赤くしながら精一杯『お兄ちゃん』という兄を求める言葉を口にする。

    ユーリ
    「妹の要望に応えるのも務めだよな、お・に・い・ちゃ・ん―――――ごふっ!?」

    圭輔
    「うるせぇっつうの・・・たくっ、行くぞ、シャル」

    そういって頭に手を置いてクシャクシャと撫でてやると端をつかんでいた手をとっ
    てシャルの手を引いて歩き始める。

    圭輔
    「てめぇらも来るなら来い。今日は俺も腕を振るってやる」

    アスベル
    「わざわざ圭輔も料理をしてくれるのか!では甘口のカレーを頼む!」

    圭輔
    「お前はどんだけカレー食いてぇんだよ!前もカレーばっかだっただろ!!」

    ユーリ
    「クレープも頼むぜ?」

    圭輔
    「まずは主食を食え、主食を。てかスイーツはお前の方が美味いだろ、ユーリ」

    フレン
    「では僕も手伝いを―――――」

    圭輔・ユーリ
    「却下」

    フレン
    「何!?」

    そんな騒がしいメンバー勢揃いになりながら圭輔となのはは家に向かった。






    アマ公
    「グゥ~・・・・・・ワフゥ~」

    その頃、アマ公はある世界に降り立っていた。

    ?????
    「どうやらここが目的地のようだね。ボク達の目的を遂行しよう、アマ公」

    ???
    「復活したと思ったら面倒事とはな・・・前の世界でもそうだったが・・・この
     世界で俺に得になるモノがあるのかよ」

    ?????
    「そういうモノは出会わなければないのは君がよく知っているんじゃないかな?」

    アマ公
    「グゥッ・・・・!ワォォォォーーーーーーーーーーーン!!!」

    ???
    「分かった、分かった、んじゃ行くとするか。欲望の元を探しにな」

    ?????
    「いまだに君の言葉は理解し辛いな・・・少しわけがわからないよ」

    3つの影が異世界『見滝原』の街を見下ろしていた。そして魔法少女を取り巻く
    物語はさらに加速していく。