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仮面ライダーストライカー
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仮面ライダーストライカー

2014-11-07 20:23

    「後半ロスタイム、このまま逃げ切れるか、ヴァイゼン・ホークス!逆転か、ウイングス!」

    ここはミッドチルダにある大型スポーツドーム。
    白熱したサッカーのリーグ最終節。最後の試合が繰り広げられていた、スコアは1-1。
    引き分ければホークスのリーグ優勝、逆転すればウイングスが勝ち点3で逆転優勝というまさに天王山の一戦を迎え、スタジアムもそしてモニターからの熱狂も最高潮を迎えていた。

    「アーリクロス!ボールの行方は!おおっと弾かれる!間もなくロスタイム3分を過ぎ――」

    こぼれ球に素早く詰めていたのはウイングスの背番号10番。渾身の力を込めて左足を振り抜く。足もとに魔法陣が展開し、蹴りだす瞬間にボールに急加速が加えられ、翡翠色のエフェクトと共に放たれて反応強化したキーパーの手を弾いてそのままゴールへと吸い込まれていく。

    「ゴォォオオオオオル!!!逆転、逆転!」

    そしてセンターにボールを返そうとしたその時、鳴り響くホイッスルの音。

    「試合、終了~~~!!クラナガン・ウイングス、逆転のリーグ優勝を決めたぁああ!!」

    大歓声のホームサポーター達に手を振っていたがすぐにチームメート達にもみくちゃにされる逆転弾を叩込んだチームのエースナンバーを背負う選手、そして控え選手や監督から手荒い祝福を受ける。
    そんな相手チームを見ながら悔しそうに唇をかみしめる相手チームの選手達。

    「チッ・・・」

    「そしてこの優勝を決めたのは若きエース、我がクラナガン・ウイングスの№10!」

    スタジアムの大型モニターにもそのHEROの顔が映し出された。

    「ツバサ・ハヤカゼだぁああああ!!!!」








    ここは魔法世界・ミッドチルダ。そこにある『st.ヒルデ魔法学院』。
    ここの生徒達も昨日の試合の話で持ちきりだった。ミッドチルダでもサッカーは人気なのだが特殊なルールがあり、簡易の肉体強化や加速、またはボールに効果を付与し、行う『マジック・サッカー』なのだ。

    ?????
    「昨日の試合、凄かったねぇ~!テレビの前でママ達と思わず大声あげちゃった~ 」

    ブロンド髪に青リボンでサイドテールのような髪型にしているこの学院の初等部の制服を着ている少女がやはり興奮気味に一緒に歩いている友達2人に話していた。

    ??
    「うん!昨日はコロナの家にお泊まりにしいってたから2人で大盛り上がりだったよ!」

    絵にかいたような元気な黒髪の女の子が隣のツインテール茶髪の子と昨日の盛上がりを話す。

    コロナ
    「うん、リオと騒ぎ過ぎてお爺様に怒られちゃったけど・・・(汗。」

    ??????
    「ヴィヴィオさんに言われて見始めましたが気分が高揚しました」

    ヴィヴィオ
    「アインハルトさんにも気に入ってもらえて何よりですー♪」

    キャンディー型の髪飾りをつけたツーテールの子は『コロナ・ティミル』。もう一人の元気っ子が『リオ・ウェズリー』、そしてもう一人の蒼リボンの女の子は『高町 ヴィヴィオ』、碧銀の髪をした涼しげな表情の女の子が『アインハルト・ストラトス』、仲良し4人組である。

    アインハルト
    「ヴィヴィオさんは今日はこのまま帰られるのです?」

    ヴィヴィオ
    「はい、今日はママに早く帰っておいでーって言われているので!」

    リオ
    「そっか~・・・それじゃ、皆で練習はまた明日にしようか。今日は各自、自主練で」

    コロナ
    「そうだね」

    アインハルト
    「わたしは今日はチャンピオンと合同練習があるので申し訳ありませんがここで・・・」

    ぺこりと頭を下げてヴィヴィオ達とは別方向へ歩いていって3人も見送るとヴィヴィオリオとコロナの2人と別れて急いでわが家へと向かう事にした。






    ヴィヴィオ
    「こっちの道を抜ければ家まで近道、急げ、急げ!」
    クリス
    (ビシッ!)

    そんなヴィヴィオに檄を飛ばしたのはデバイスと呼ばれる魔導具の1つで人工AIを搭載しており、ウサギのぬいぐるみのような形をしている『セイクリッド・ハート』愛称『クリス』。

    ヴィヴィオ
    「よっと!えっ!?」

    ???
    「ッ!」

    道を抜け出た時、丁度、曲がり角から人が来ていたようでぶつかりそうになってヴィヴィオは避けようとしたのだがバランスを崩して転倒してしまい、相手の方は軽々と空中に飛び上がって着地し、回避していた。

    ヴィヴィオ
    「痛たたッ・・・・~~」

    ???
    「だ、大丈夫かい、お嬢さん!怪我は?えっと~擦り傷もない、どっか痛いところあるか?」

    ヴィヴィオ
    「えっと大丈夫です、ちょっと尻餅ついただけですから(汗。」

    だが目の前の人物を見たヴィヴィオが声を上げる。

    ヴィヴィオ
    「あああああああああああああああああ!!!?」

    ???
    「な、何・・・?」

    ヴィヴィオ
    「ツバサ・ハヤカゼ選手!ツバサ選手だぁーッ!」

    ぶつかったのは昨日、優勝の逆転ゴールを決めた大ファンのツバサ・ハヤカゼでよく見てみると来ていたウェアもクラナガン・ウイングスのロゴ入でどうやら自主練の最中だったらしい。

    ヴィヴィオ
    「あの、あの!わたし大ファンなんです!えっとサインしてください!」

    ツバサ
    「いいけど・・・今、ペンと色紙もないしな・・・」

    その時、何かが弾むような音と共にボールのようなものがこちらに向かってきてヴィヴィオの前で高速回転しながら止まるとパカッと開いてその真ん中にサイン色紙とペンの1セットが入っていてどうやら取れという事らしく、それをヴィヴィオが取ると今度はくるりとツバサのほうを向いた。

    ???
    「ツバサ、イツ ファンニ デアウカワカラナインダ シッカリジュンビ シテオクモノダ」

    するとボールの液晶画面にデジタル表示ではあるが何か怒りマークのようなものと顔絵のようなものが出てポンっと飛び上がるとツバサの頭に乗って止まった。

    ヴィヴィオ
    「簿、ボールがしゃべったー!」

    ツバサ
    「あぁ、こいつは俺の相棒のナビ・エース。ちょいと悪戯好きで困った相方だけどよろしく」

    エース
    「ヨロシク」

    クリス
    「(ピッ、ピッ、ビシッ!)」

    エース
    「クリスト イウンダネ。ヨロシク ワタシハ エースダ」

    和やかな雰囲気だったのだが2人の後ろに近づいてきた影。それに気づいて彼が振り返った。

    ?????
    「こんなところにいたのか、探したぜ。ハヤカゼェ・・・・」

    ツバサ
    「あなたは、ロビキーン選手。こんなところに・・・確か、地元に凱旋帰国したはずじゃ」

    ヴィヴィオ
    「ホークスのロビキーン選手も~!今日はすっごいラッキーだよ、クリス 」

    クリス
    「(サッ!)」

    しかしそんなヴィヴィオを制するように顔の前に浮遊してロビキーンをじっと見つめる。

    ロビキーン
    「俺の夢、ぶち壊しにしてくれやがったお前さんに礼しにきたんだよ、ハヤカゼェ!!!」

    そういって取り出したのは歪で黒をベースにした三角型のバックルがつけられているベルトでそこに禍禍しい色で2桁の数字『50』と描かれたカードを取り出した。

    ツバサ・ヴィヴィオ
    「「?」」

    エース
    「マズイ ツイニ アラワレタカ!」

    【バッドナンバー・・・50.Deathgame KICK OFF】
    ルフィアン50
    「ヌゥゥオオオオオオ!!!・・・・フンッ・・・」

    黒と赤の混ざり合った気持ちの悪いオーラに包まれるとその姿が禍禍しい怪物へと変化して一見するとウェアにも見えるジャケットのようなモノを着ていて背中にはさっきの50の背番号が傷として刻まれている。人型で顔にも特殊なラインが入って人の形をした怪物といったところだった。

    ツバサ
    「な、なんだ、こいつ!?」

    エース
    「ルフィアンダ!ツバサ ハヤカゼハカセガ キグシテイタ コノセカイヲホウカイサセル    
     ソンザイタチ」

    ヴィヴィオ
    「ルフィアン・・・?」

    ルフィアン50
    「ハヤカゼェ・・・、俺が20年もかけてやっと辿り着けたあの舞台に高々数年しかプロをか
     じってない癖に簡単に来て俺の引退をかけたリーグ優勝・・MVP・・名声を奪いやがっ
     て・・・。お前には才能がある、だがそれだけで俺の今までの努力を全て否定しやがっ
     た!!許さない!お前の選手生命をここで潰してやる!!ハッハハッハッハッハ!!!死
     ね!死ね!死ね!」

    そういって手から球体型のエネルギー弾を発射してツバサとヴィヴィオの周辺を攻撃すると炎があがりその衝撃で吹き飛ばされるのだが上手くヴィヴィオを抱えてローリングしながら威力を和らげて立ち上がる。

    ツバサ
    「ロビキーン選手だって何度も年間最優秀選手として何度もDF部門で選ばれた皆からレジェ
     ンドと尊敬されていた選手じゃないか!それほどの選手がなんでこんなことを・・・!」

    ルフィアン50
    「ただの優秀選手なんざ、毎年何人も自動的に選ばれるんだよぉッ!そうじゃねぇ、頂上の景
     色ってのは1チームしかみられれねぇんだ・・今年は優勝出来るメンバーもいた、そして
     やっと辿り着いた場所を高々数年のチームとガキみたいな奴らにかっさられて・・・歴史あ
     るチーム一筋で戦ってきた俺は許せねぇぇええ!!」

    さらにエネルギー弾を乱射してそこら中を破壊しまくるルフィアン50に煙を突き破って飛んできたのはエースで突撃攻撃によってルフィアンを吹き飛ばし、跳ね乍らツバサの前に来るといきなり変形を始めた。そしてそのままツバサの腰に巻きつくように展開するとスタジアムを真上から見たようなバックルのベルトに変化し、腰のホルダーのようなケースから『0』に『FW』の文字があるカードが出された。

    ツバサ
    「な、なんだ、これ!?てかエース、なんでベルトになってんだ!?」

    エース
    「コレガ ワタシホンライノ ケイタイ。キミノチチ ハヤカゼハカセノ ツクッタ フィー
     ルドライバーダ」

    ツバサ
    「フィールドライバー・・・・?それになんなんだ、このカード・・・?」

    エース
    「カレハ アッタハズノ ユメ キボウニヤブレ ホントウノジブンヲ ワスレテシマッテイ
     ル。キミガ ソノチカラヲ ツカッテ トリモドスンダ プレーヤーノココロヲ!ソシテ 
     ミライノコドモタチノ ユメトキボウソレヲ マモルコトガデキルノハ センシ ストライ
     カーダケダ」

    ルフィアン50
    「何をゴチャゴチャと!!才能のない奴は何やってもただの凡人で終わるんだよ!俺はこの力
     で才能のある奴すら踏み潰せる天賦の男になった!そこのガキも夢を見る前に潰してやる!
     俺はなんて優しんだ~~ 」

    高笑いしているルフィアン50が言ったその言葉を聞いた瞬間にツバサの顔が変わって向き直った。

    ツバサ
    「あなたは本当にプロの選手としての魂や心を失ったんですね。以前、俺がみたテレビで見て
     いた頃のあなたはこう言っていた。自分に才能はないかもしれない、だが自分を目標にして
     くれている1人でも2人でもいてくれるサポーターやファンのために目指してもらえるよう
     な選手でありたい! あなたはそう言った!」

    そうしてヴィヴィオを護るように前に立って言葉をつづける。

    ツバサ
    「この子は別の道を歩いている子だけれど俺のファンで応援してくれてると言ってくれた、俺
     のプレーで夢や憧れを持ってくれる子がこんな風にいるなら俺はそんな夢と希望を与えられ
     る選手であり続ける!才能があるとか、無いとか関係ない。大事なのはどんなに挫折しても
     壁に当たって打ちのめされても最後の最後まで自分のやってきた事を信じていられるかどう
     か!俺は俺のやってきたプレーや生き方を信じてプレーし続けます!」

    持っていたナンバー入りのカードを見つめるとそれを挿入口と見られる溝に差し込んだ。

    『STARTING READY?』

    その機械音と共にホイッスルが鳴り待機音なのか、聞き覚えのあるサッカーBGMが流れる。

    エース
    「ミギサイドノ ドライバーマウスヲ オシコムンダ。サァ ヘンシンダ ツバサ!」

    言われたとおりにゴールマウスを模したような突起部分を押し込むとさらに機械音が響く。

    ツバサ
    「・・・変身ッ」
    『KICK OFF!』

    すると足もとに円が描かれてそこから白いスモークのエフェクトとその周りを小さなサッカーボールが虹色の光を纏いながら周りをまわって発散するとその姿が変わった。

    『№ZERO・・・フォ!ワード!』

    その姿が赤いアイカラーに軽装のアーマーと肩装甲のついたハーフジャケットに背中に先ほどいれたカードの番号「0」が描かれているストライカー『ゼロ・フォワードフォーム』に変身した。

    ルフィアン50
    「な、なんだ、それは!?」

    ストライカー
    「さぁね。俺も初プレーなんだ、それじゃ、ルフィアン、試合開始だ!」

    現れたルフィアンに立ち向かう戦士・ストライカー、運命の戦いの歴史がここにKICKOFF!


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