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  • 【雑記】ハイスコアガールの著作権侵害問題について

    2014-08-08 11:41
    大手出版社がまたやらかしましたね。

    スクウェア・エニックス(以下スクエニ)は同社が出版するコミック『ハイスコアガール』における一部分の表現が著作権を侵害しているとしてSNKから刑事告訴を受けました。

    出版大手、さらに問題となったコミックがアニメ化が決まっていたこともありネットで大きく話題になり、スクエニは事態の収集のため、ハイスコアガールの既刊を自主回収(電子書籍も販売停止)することを発表しました。

    ハイスコアガールについて
     月刊ビッグガンガンで連載中のコミック。90年代の対戦格闘ゲームのブームを背景に様々なゲームのエピソードと絡めながら主人公やヒロインの心情を描くラブコメディである。作者自身の経験からも当時の様子が生々しく描かれ、特に90年代に青春時代を送った世代にはどストライクな内容になっている。あまり絵は上手くはないが、独特なタッチで描く感情豊かな表情や台詞回し、そしてなんといっても女の子が癖になるかわいさをもっていることから単純なラブコメとして見ても面白い。
    作者である押切蓮介さんは他の代表作に『でろでろ』『ゆうやみ特攻隊』『ミスミソウ』などがある。『ハイスコアガール』は90年代の対戦格闘ゲームと当時の空気を良く知る作者の知識とホラー漫画を書くことで培った感情豊かな表情とミステリアスな雰囲気の女の子などの集合体であり、集大成のように感じられる。
    動画を見たほうがわかりやすいです。
    「ハイスコアガール」PV公開 「スト2」「FF5」とコラボ - YouTube




    SNKについて
     90年代に『サムライスピリッツ』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』など数々の大ヒット作を世に送り出し、対戦格闘ゲームブームの火付け役となった会社の一つ。アーケードゲームを家庭で遊べることをコンセプトとしたネオジオの発売元としても有名。対戦格闘ゲームブーム終了後は経営悪化により倒産。系列会社であったプレイモア社が知的財産権を取得、現在SNKプレイモアとしてゲームの制作、販売を行っている。

    なぜこれほどの問題になった?
     ことの発端はハイスコアガールのアニメ化にあたり、関東の映像制作会社がSNKにキャラクターや音楽の使用の許諾の問い合わせをしたことのようです。ここでSNKが著作権を侵害されていることが発覚。スクエニに販売の即時停止を申し入れるも、スクエニ側がこれを無視(?)したため大阪府警に刑事告訴した、という流れのようです。
    ここだけ見るとスクエニの対応は最悪ですね。
    さらに、カプコンとは公式にタイアップした企画を何度も設けている(特定メーカーのみ許諾?)ことやスクエニ側の高圧的な態度、行動などが積もり積もってSNKの怒りを買ってしまったと言われています。
     ・スクエニ広報担当のコメント
    「今回の事態は、SNKプレイモアと話をしていた中で起きた。著作権侵害という指摘について、事実という認識はないが、お騒がせしている状況なので自主回収を決めた」  (出典 ITmedia)
    完全には認めていない様子。スクエニ側からすると早いとこ事態を収拾させてSNKとも示談をし、アニメ化にこぎつけたいといったとこですかね。。

    著作権に対する認識の甘さ
     本来は出版社側が著作権の侵害について深刻に議論し、追求していく立場のはず。それがこういう問題を起こしてしまうのは著作権についてそれほど深く考えていないことが見て取れます。
    つい最近こんな動画が上がっていたのに。。。
    [MAGP] Thanks, friends


    アニメ・漫画の著作権侵害は日本だけにとどまらず、国際的な問題になっています。上の動画内の言葉を借りると、アニメ・漫画の未来を守るためにも著作権についてもっと深刻に考える必要があります。ネット上に大量のデータがあふれる昨今、その一つ一つの著作権をどうにかするのはとても難しい問題ですが、少なくとも出版社などは積極的に著作権侵害について消費者に働きかけていくべきでしょう。間違っても出版社側が著作権を侵害するなどがあってはならないことです。

    そんなところで、まだハイスコアガール既刊を全部持っていないことに涙しながらスクエニの今後の対応を見守りたいと思います。
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  • コミック週刊売上ランキング(2014年5月19日付)

    2014-05-24 13:11
    2014年5月第2週(5日~11日)でのコミックの売上ランキングです。
    ※oricon style調べ

    タイトル出版社発売日
    1 NARUTOーナルトー 69集英社 5/2
    2 黒子のバスケ 27集英社 5/2
    3 暗殺教室 9集英社 5/2
    4 BLEACHーナルトー 63集英社 5/2
    5 ワンパンマン 6集英社 5/2
    6 亜人 4講談社
     5/7
    7 ニセコイ 12集英社 5/2
    8 アルスラーン戦記 2講談社
     5/9
    9 銀魂ーぎんたまー 54集英社 5/2
    10 終わりのセラフ 5集英社 5/2
    11 監獄学園 13講談社 5/2
    12 姉の結婚 7小学館 5/9
    13 進撃の巨人 13講談社 4/9
    14 進撃の巨人 悔いなき選択 1講談社 4/9
    15 刃牙道 1秋田書店 5/8
    16 失恋ショコラティエ 8小学館 5/9
    17 シャーマンキングFLOWERS 5集英社 5/9
    18 BTOOOM! 14新潮社 5/9
    19 ブレイクブレイド 13フレックスコミックス 5/12
    20 マギ 21小学館 4/18
    21 高遠少年の事件簿講談社 5/9
    22 ×××HOLiC・戻 2講談社 4/23
    23 ロザリオとバンパイア seasonⅡ 14(完)集英社 5/2
    24 ハイキュー!! 10集英社 4/4
    25 ホリミヤ 5スクウェア・エニックス 4/26
    26 名探偵コナン 83小学館 4/18
    27 艦これなのです! 艦隊これくしょん -艦これ-KADOKAWA 5/9
    28 妖怪ウォッチ 3小学館 3/25
    29 GIANT KILLING 31講談社 4/23
    30 ハイキュー!! 1集英社 6/4(2012)
    2014年5月5日〜5月11日に発売したコミックは167冊※taiyosha調べ
     ハイキュー!!がアニメ効果で既刊売れまくり状態に。進撃の巨人のときと似たようなことになってますね。妖怪ウォッチがまたランクインしてきたのはなんでなんだろう。

    また、講談社マンガボックスの単行本が発売されて一部で話題になってますね。
    暇なときに何も考えずに読むのにはちょうどいい感じの内容ですのでおすすめです。


    僕のおすすめはホライズン。
  • 【雑記】青少年健全育成条例について思うこと

    2014-05-18 04:2271
    今月12日に東京都・青少年治安対策本部は青少年健全育成条例による不健全図書として、2冊を指定することを決定したと発表しました。

    青少年健全育成条例(東京都青少年の健全な育成に関する条例)とは、
    第一章 総則
    (目的)
    第一条 この条例は、青少年の環境の整備を助長するとともに、青少年の福祉を阻害するおそれのある行為を防止し、もって青少年の健全な育成を図ることを目的とする。
    とあり、つまりは青少年の育成に健全なものを推奨し、不健全なものをどんどん規制していこうという目的のもと作られました。
    そのなかで第7条「図書類等の販売及び興行の自主規制」という項目が平成22年に改正され、大きな話題となりました。どんな内容かというと、漫画・アニメなどにおいて強姦や近親相姦を賛美または誇張するような表現をし、青少年の性に関する判断能力の形成を妨げるおそれのあるものを不健全図書として指定するというものです。
    これのなにが問題なのか?確かに強姦や近親相姦のような表現は青少年の健全な育成にはよろしくないので規制していったほうが良いのは間違いありません。
    しかしながら、平成22年の改正項目では内容に極めて曖昧で主観的な部分を多く含むことから「表現の自由が侵される」「作品の文化性を失う」ということが懸念され、大きな問題として扱われているというわけです。

    さて、今回のニュースに戻ると、今回不健全図書として指定された本は2冊。
    そのうち1冊がKADOKAWAから刊行されたコミック
    『TECHGIAN STYLE 妹ぱらだいす!2〜お兄ちゃんと5人の妹のも〜っと!エッチしまくりな毎日〜』です。
    こちらは「著しく社会規範に反する性交等を、著しく不当に賛美し、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがある」という理由で、同条例第8条第1項第2号に該当するとして指定されました。
    タイトルからもわかりますが、近親相姦を描いた漫画のようです。内容については読んでいないのでよく分かりませんが、あらすじを読んだだけでもなぜ全年齢対象で刊行したのか疑問に感じてしまう程ひどいものであることが読み取れます・・・。
    ちなみに内容が気になる方は青少年・治安対策本部青少年課にて閲覧可能とのこと。

    では不健全図書に指定されると具体的にどうなるのか。
    主には書店などにおいて青少年への販売が禁止されること、また青少年が閲覧できないようにビニール袋やひもで包装するなどの義務が課せられます。こういった対策さえ行えば青少年以外には販売することができるということです。
    しかしながら、今回KADOKAWAは書店の混乱や手間を回避するためという名目で自主回収に踏み切りました。おそらくこれから同書籍が市場に出回ることはないと思われます・・・。
    この措置が正しいものかどうかはさておき、条例が改正されてからとなる不健全図書指定が行われたことについて言及していきたいと思います。
    今回のニュースが大きな話題となったこともあり、今後しばらくは出版社・作家側も表現方法にはかなり敏感になるのではないかと考えられます。曲解した言い方をすると表現の自由が大きく損なわれる懸念があります。今回の指定に関しては妥当なものであったと思いますが、だからといってむやみやたらに指定や規制を行えば表現の肩身が狭くなることを理解する必要があります。
    表現の規制ということで以前にも『あきそら』の絶版騒動やはだしのゲンの閲覧制限などが問題になりました。
    といっても「東京都青少年健全育成審議会」というところで行われる不健全図書かどうかを決める会にはかなり厳密な検討がされるようで、”設定にリアリティがあるか”、”修正具合はどのくらいか”に並び、擬音はどのくらい出ているか体液はどのくらい出ているかなどについてまで検討がされているようです。すごい・・・。
    今後もこういった厳密な検討を行い、間違った指定をしてしまわないように注意をしていってもらいたいと思います。我々消費者側も表現の自由が侵される危険性があることを常に意識しておく必要がありますね。