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【雑記】スポーツ漫画におけるテンプレ化とどう向き合うか
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【雑記】スポーツ漫画におけるテンプレ化とどう向き合うか

2013-04-22 03:35
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このマンガがすごい!2013マンガ大賞2013にノミネートされ、これからもどんどん売れていくと思われる作品『ボールルームへようこそ』について



知らない方のために概要を説明すると、この作品は月刊少年マガジンで連載されている「熱血少年社交ダンス漫画」です。将来の夢も目標もない中学生の主人公が社交ダンスと出会い、その世界の魅力や人々とのつながりを意識する中で成長していく物語・・・うん、いいじゃん。おもしろそう!

この漫画売れるんだろうなぁ…書店でも大プッシュされるんだろうなぁ…とか思いながらいろんな賞やランキングに入っているのを見てたけど、どこか素直に喜べない自分がいた。
それはなぜか。
物語がテンプレすぎる!
タイトルにも書いたけど、この作品はいたるところにスポーツ漫画の鉄板ともいえるようなシーンが使われている。例を挙げると、
(1)主人公がいじめられっ子 or 気が弱く無気力
   もはやいわずもがな。この漫画に限らず多くの漫画に使われまくっている表   現のひとつ。この漫画も例外ではない。
(2)冒頭の表現
   なんらかの世界的な大会の最中、主人公らしき人物がその舞台に立っている   ところから物語が始まる。物語の最後に使われるような表現をあえて冒頭に   持ってくることで読者を1ページ目から引き込む。(1)の条件の作品と相   性が良い。この作品以外には「Over Drive」などがある。
(3)周りのキャラクター
   野性的な性格で非の打ち所のない圧倒的な強さを誇る兄貴分な先輩(主人公   をそのスポーツに引きこむ要因でもある)、クールな2枚目ライバル(実力   もあり若手のホープ)。「はじめの一歩」などに使われている設定。
(etc・・・
と、1巻1話だけでもこれだけのシーンが出てくるわけで、読者からすると「もう見飽きたよ…」となってしまうわけです。
ここまで批判しておいてなんですが、私は「ボールルームへようこそ」はすばらしい作品だと思っています。新人とは思えない画力、社交ダンスという難しい題材を見事にスポーツ漫画に昇華し、とても熱く、とても情熱的な内容になっています。


ダンスシーンの絵やコマ割りはもちろんだけど、表情(特に目)が素晴らしい。


日に日にたくさんの漫画が刊行されている以上、どこかで表現がかぶってしまうのはある程度しょうがないことだと思います。しかし、だからといってそれを容認するというのも何か違うような気がします。作者独自の表現で読者にカタルシスを与えて欲しい!というのが本音だと思うんです。作り手はもっともっといろんな手を使って読み手を驚かせてほしいし、読み手はおもしろい作品にどんどん出会っていってほしい。そのために双方が努力をして、お互いが高め合うような体系をつくり上げることが大事なんじゃないかなと思いました。




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個人的には、同じダンスモノでも「鉄楽レトラ」のほうが好きかなぁ・・。

これは、ちょこちょこっと読んだけど、同じく惹かれなかったなぁ。
99ヶ月前
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鉄楽レトラはあまりダンスを前面に押し出してなくてキャラクター同士の人間関係や心理描写をダンスという題材を使って描いている作品だと思う。なので厳密にはスポーツ漫画という分類ではないので比べるのも難しいけれど、鉄楽レトラを「静」とするならボールルームのほうは「動」の描写を巧みに使った作品と言えるのかな。
99ヶ月前
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