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コード・スケール・6
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コード・スケール・6

2015-01-28 20:50

    ブロマガ活用の一環として、音楽理論的な話題を投入。
    今回もまたコード・スケールの話。
    一段落まとめきるまでコード・スケールの話になる予測。
    使っている用語等については、学問的には誤っている可能性があります。
    なお、状況に応じて、ここの文章を加筆・修正することがあり得ます。
    (間違いとか直せるところは後でこっそり直す予感)


    コード・スケール・6

    前回まで、キーのスケールに基づく形で
    よく使われるコードのコード・スケールを簡単に整理しました。
    今回からは視点を変えて、コード・スケールを検討していきます

    今回からは、前々回予告した、コードの機能の代理関係に着目し、
    コードの機能の代理関係に基づくコード・スケールの構成を検討します。
    今回は、メジャー・キーについて整理します。


    メジャー・キーの場合

    メジャー・キーの場合、そのキーの基盤となるスケールはメジャー・スケールに限られ、
    バリエーションはありません。
    また、主要和音はキーのスケール上の音から構成されるダイアトニック・コードからなり
    それらのコード・スケールもキーのスケール上からノンコードトーンを補完するため
    結果として、導かれるコード・スケールは前に挙げた内容と同じになります
    ここでは、主要和音の機能ごとに代理コードを分類し、
    その共通性について検討していきます。


    トニック・コード

    トニック・コードは、主音をルートとするII6IM7系統のコードです。
    トニック・コード代理コードとしては、
    IIIm[IIIm7]、VIm[VIm7]、IIIm7(-5)VIm6#IVm7(-5)
    が挙げられます。

    基準となるトニック・コードのコード・スケールは、基本として
    イオニアン・スケールになります。

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th

    このコード・スケール上では、完全4度アヴォイドノートになります。

    以下、各コードのコード・スケールを整理していきます。

    IIIm系統:フリジアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th
    iiiiv#iv
    bv
    vbvivibviiviiibiiiibii
    I(イオニアン・スケール)との対応関係

    IIIm系統では、短2度短6度アヴォイドノートになります。
    このうち、短2度アヴォイドノートは、トニック・コード完全4度に相当し、
    アヴォイドノートの共通性が見られます。
    なお、このコード上では短6度アヴォイドノートになりますが、
    この短6度はコードに含めると構成音がIM7と一致する異名同和音になり、
    IM7転回形になる関係があります。

    VIm系統:エオリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th
    vibviiviiibiiiibiiiiiiv#iv
    bv
    vbvi
    I(イオニアン・スケール)との対応関係

    VIm系統では、短6度アヴォイドノートになります。
    この短6度は、トニック・コード完全4度に相当し、
    こちらでもアヴォイドノートの共通性が見られます。

    IIIm7(-5):ロクリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
    iiiiv#iv
    bv
    vbvivibviiviiibiiiibii
    I(イオニアン・スケール)との対応関係

    ノンダイアトニック・コードIIIm7(-5)では、完全5度減5度に変化し
    短6度テンションノートになります。
    短2度アヴォイドノートになりますが、こちらはトニック・コード完全4度に相当し
    アヴォイドノートの共通性が見られます。

    VIm6:ドリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th
    vibviiviiibiiiibiiiiiiv#iv
    bv
    vbvi
    I(イオニアン・スケール)との対応関係

    ノンダイアトニック・コードVIm6では、
    基準のスケールにない音の長6度コードトーンとして含まれ、
    短7度アヴォイドノートになります。
    このコード上では、トニック・コードとの間にアヴォイドノートの共通性は見られません
    一方、次項の#IVm7(-5)との間には、イオニアン・スケール完全5度
    共通してアヴォイドノートになる関係性が見られます。
    なお、VIm6#IVm7(-5)と構成音が重なる異名同和音です。

    #IVm7(-5):ロクリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
    #iv
    bv
    vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiv
    I(イオニアン・スケール)との対応関係

    ノンダイアトニック・コード#IVm7(-5)では、
    基準のスケールにない音のトニックに対する増4度ルート音になり、
    短2度アヴォイドノートになります。
    このコード上でも、トニック・コードとの間にアヴォイドノートの共通性は見られません
    一方、前項IVm6との間には、イオニアン・スケール完全5度
    共通してアヴォイドノートになる関係性が見られます。
    なお改めて書きますが、#IVm7(-5)VIm6と構成音が重なる異名同和音です。


    ドミナントセブンス・コード

    ドミナントセブンス・コードは、V7系統のコードです。
    ダイアトニック・コードとしては、VIIm7(-5)代理コードとして挙げられますが、
    V7(9)のルート音省略形と表記・解釈されることが多く、
    代理コードとしてはあまり活用されていません

    メジャー・キーでのV7系統のコード・スケールは、
    基本的にはミクソリディアン・スケールになります。

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th

    このコード・スケール上では、完全4度アヴォイドノートになります。

    次いで、VIIm(-5)系統のコード・スケールを対比します。

    VIIm(-5)系統:ロクリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
    iiiiv#iv
    bv
    vbvivibviiviiibiiiibiii
    V7(ミクソリディアン・スケール)との対応関係

    VIIm(-5)系統では、短2度アヴォイドノートになります。
    この短2度は、V7系統では完全4度に相当し、アヴォイドノートの共通性が見られます。
    また、この音はキートニックになります。


    サブドミナント・コード

    サブドミナント・コードは、IV系統のコードです。
    メジャー・キーでのサブドミナント・コード代理コード
    IIm[IIm7]、VIm[VIm7]、#IVm7(-5)bVII[bVIIM7]
    などが挙げられます。

    サブドミナント・コードリディアン・スケールと関連付けられ
    アヴォイドノートがないことが特徴です。
    そのため、他の機能のコードと異なり、IV系統のコードと代理コードとの間に
    アヴォイドノートの共通性が成り立ちません。

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th

    以下、各コードのコード・スケールを整理していきます。

    IIm系統:ドリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th
    vibviiviiibiiiibiiiiiiiv#ivvbvi
    IV(リディアン・スケール)との対応関係

    IIm系統では、ドリアン・スケールがコード・スケールの基盤になり、
    長6度アヴォイドノートになります。
    V7に先行してトゥーファイブを構成するコードとして多用されています。

    VIm系統:エオリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
    dim5th
    P5thm6thM6thm7thM7th
    iiiiv#ivvbvivibviiviiibiiiibiii
    IV(リディアン・スケール)との対応関係

    VIm系統では、エオリアン・スケールがコード・スケールになり、
    短6度アヴォイドノートになります。
    トニック・コード代理コードでもあります。
    なお、サブドミナント・コード代理コードとしてVIm系統が活用される例は限られます。

    #IVm7(-5):ロクリアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
    #iii#iiiiiiv#ivv#vvi#viviii
    IV(リディアン・スケール)との対応関係

    ノンダイアトニック・コード#VIm7(-5)は、
    トニック・コード代理コードにもなりますが、
    サブドミナント・コード代理コードとしての機能も持ちます。
    ロクリアン・スケールをコード・スケールに持ち、短2度アヴォイドノートになります。

    bVII系統:リディアン・スケール

    P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
    iv#ivvbvivibviiviiibiiiibiiiiii
    IV(リディアン・スケール)との対応関係

    ノンダイアトニック・コードbVII系統も、
    サブドミナント・コード代理コードになります。
    リディアン・スケールをコード・スケールに持ち、アヴォイドノートはありません。


    サブドミナントマイナー・コード

    サブドミナントマイナー・コードについては、前々回に触れた通りです。


    以上、メジャー・キーにおける、
    コードの機能の代理関係に基づくコード・スケールの構成について
    簡単に整理してみました。
    次回はマイナー・キーについて検討していきます。
    参考になれば幸いです。

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