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コード・スケールをギター上で考える・1
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コード・スケールをギター上で考える・1

2015-04-17 21:00

    1月に大量に投稿した分燃え尽きてたので、
    しばらくぶりにブロマガを再開していくスタイル。
    音楽理論の話からまたしばらく離れるつもりだったものの、
    なぜか理論絡みの話で再開する流れ。
    使っている用語等については、学問的には誤っている可能性があります。
    なお、状況に応じて、ここの文章を加筆・修正することがあり得ます。
    (間違いとか直せるところは後でこっそり直す予感)


    コード・スケールをギター上で考える・1

    過去の記事で、コード進行上の各コードの機能を整理し、
    各コードにおけるコード・スケールについて検討しました。
    ここでは、3回くらいに分けて、
    主にダイアトニックコードについて、ギターの指板上にコード・スケールを展開し、
    その各音の機能や関係性等を整理
    していきます。
    また、キーのスケールの展開図と並べて対比し、
    各コード・スケールとキーの関連についても整理します。

    ギタリストの視点で各コード・スケールを捉え直し、
    インプロビゼーションの際の音選びや
    コードアレンジ等の理解の上で足しになればと思います。


    メジャー・キーの場合

    メジャー・キーで基準となるスケールはメジャー・スケールです。

    I/イオニアン・スケール

    メジャー・キーダイアトニック・コードは、

    トニック・コードI [I6IM7]
    サブドミナント代理IIm [IIm7]
    トニック代理IIIm [IIIm7]
    サブドミナント・コードIV [IV6IVM7]
    ドミナントセブンス・コードV7
    トニック代理VIm [VIm7]
    ドミナントセブンス代理VIIm(-5) [VIIm7(-5)]

    になります。
    ここではまず、トニック・コードサブドミナント・コードについて
    その各コード・スケールをキーのスケールとの対比と並べて整理していきます。


    トニック系コード

    トニック・コードとその代理コードは、I系統・IIIm系統・VIm系統です。

    I系統

    I系統のトニック・コードについては、そのコード・スケールが
    メジャー・キーの基準となるメジャー・スケールと一致します。

    I/イオニアン・スケール

    I系統のコード・スケールの音を整理すると、以下のようになります。

    ルート音:完全1度[P1st]
    コードトーン:長3度[M3rd] 完全5度[P5th]
    準コードトーン:長6度[M6th]/長7度[M7th]
    テンションノート:長2度[M2nd] (長6度[M6th]/長7度[M7th])
    アヴォイドノート:完全4度[P4th]

    長6度長7度は、どちらかがコードトーンに含まれると
    他方はテンションノートになります。
    また、完全4度アヴォイドノートになります。

    IIIm系統

    IIIm系統のコードは、トニック・コードの代理コードの機能を持ちます。
    IIIm系統のコード・スケールは、フリジアン・スケールと一致します。

    IIIm/フリジアン・スケール

    IIIm系統のコード・スケールの音を整理すると、以下のようになります。

    ルート音:完全1度[P1st]
    コードトーン:短3度[m3rd] 完全5度[P5th]
    準コードトーン:短7度[m7th]
    テンションノート:完全4度[P4th]
    アヴォイドノート:短2度[m2nd] 短6度[m6th]

    IIIm系統のコード上の短2度は、キーのスケール上の完全4度と重なり、
    トニック・コード(I系統)と共通して、アヴォイドノートになります。
    IIIm系統のコード上の短6度は、キーのスケール上のトニックにあたり
    このコード上ではアヴォイドノートになります。
    (なお、IIImにこの短6度を含めると、IM7と構成音が同じになります。)

    VIm系統

    VIm系統のコードは、平行調のマイナー・キートニック・コードに当たり、
    トニック・コードの代理コードの機能を持ちます。
    VIm系統のコード・スケールは、エオリアン・スケールと一致します。

    VIm/エオリアン・スケール

    VIm系統のコード・スケールの音を整理すると、以下のようになります。

    ルート音:完全1度[P1st]
    コードトーン:短3度[m3rd] 完全5度[P5th]
    準コードトーン:短7度[m7th]
    テンションノート:長2度[M2nd] 完全4度[P4th]
    アヴォイドノート:短6度[m6th]

    VIm系統のコード上の短6度は、キーのスケール上の完全4度と重なり、
    トニック・コード(I系統)と共通して、アヴォイドノートになります。

    トニック・コードとその代理コードでは、
    キーのスケール上の完全4度の音が共通してアヴォイドノートになります。


    サブドミナント系コード

    サブドミナント・コードとその代理コードは、IV系統・IIm系統です。

    IV系統

    IV系統のコードは、主要和音のサブドミナント・コードです。
    IV系統のコード・スケールは、リディアン・スケールと一致します。

    IV/リディアン・スケール

    IV系統のコード・スケールの音を整理すると、以下のようになります。

    ルート音:完全1度[P1st]
    コードトーン:長3度[M3rd] 完全5度[P5th]
    準コードトーン:長6度[M6th]/長7度[M7th]
    テンションノート:長2度[M2nd] 完全4度[P4th]
    (長6度[M6th]/長7度[M7th])

    IV系統のサブドミナント・コードには、アヴォイドノートがありません
    長6度長7度は、どちらかがコードトーンになると、
    他方はテンションノートになります。

    IIm系統

    IIm系統のコードは、サブドミナント・コードの代理コードです。
    トゥーファイブを先行して構成するコードでもあり、よく活用されます。
    IIm系統のコード・スケールは、ドリアン・スケールと一致します。

    IIm/ドリアン・スケール

    IIm系統のコード・スケールの音を整理すると、以下のようになります。

    ルート音:完全1度[P1st]
    コードトーン:短3度[m3rd] 完全5度[P5th]
    準コードトーン:短7度[m7th]
    テンションノート:長2度[M2nd] 完全4度[P4th]
    アヴォイドノート:長6度[M6th]

    IIm系統のコード上の長6度は、アヴォイドノートとして扱われます。


    以上、メジャー・キーのダイアトニック・コードの内、
    トニック・コードサブドミナント・コードの機能を持つコードについて
    各コードのコード・スケールを、キーのスケールとの対比と並べて
    ギターの指板上の展開図で整理してみました。

    トニック・コードサブドミナント・コードにおいては、
    キーのスケールから逸脱する音が除外されるため、
    そのコード・スケールも、キーのスケール内の音で構成されます。
    特にメジャー・キーではキーの基盤となるスケールが一つに特定されるため、
    メジャー・キーのトニック・コードやサブドミナント・コードでは
    キーのスケールの構成音だけで構成されるコード・スケールが適用されます。


    今回はここまでにします。
    次回は、マイナー・キー上における、
    トニック・コードとサブドミナント・コードの機能を持つコードについて
    コード・スケールをギターの指板上に展開して整理していきます。
    参考になれば幸いです。

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