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【同人音楽】宝石たちの祈りが聞こえる。―lapilapi『七珠の祈り prayer of seven stones』レビュー
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【同人音楽】宝石たちの祈りが聞こえる。―lapilapi『七珠の祈り prayer of seven stones』レビュー

2014-03-03 00:09

    石原けいこによる一人サークルlapilapiのアルバム『七珠の祈り』をひょんなことから入手いたしましてのレビュー。



    音楽を評して「幻想的」というのは、同人音楽にかぎらず、ややふわっとした楽曲やほんのりと心癒されるような楽曲を一言で言う時にとても使いやすい言葉だと思う。だから「幻想浮遊系」といった言葉もイメージが湧きやすく使われるのだろうし、「幻想」というフレーズがもつイメージの想起力は、具体的ではないけれど強い。それをどんな世界観で具体化するのか、クリエイターの腕の見せ所であろう。


    、黒曜石、柘榴石、琥珀、翡翠、天青石、瑠璃、水晶のそれぞれの「祈り」をイメージして作られた本アルバムは「幻想的」という言葉でイメージされるものをぎゅうと詰め込んだような作品だ。ケルティックな楽曲あり、アラビアンな楽曲ありでバリエーション豊かだけれど、とにかく聴きやすく自然に耳に入ってきて居心地がいい

    一部生音を使っているのかと思う(笛のひしぎ等)がDTMをベースにした音曲らしく、BGM寄りで主張は弱いが「石」(黙してかたらず)の「祈り」(何を祈るかは秘密)というしとやかな世界観と相まって説得力がある。和風もあり、ケルティックサウンドもあり、ワールドミュージックの小さなカタログにもなっている。そこらへんのこだわりはなかなかのものだと思う。

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    BGMとして聞くなら、完成度は十分すぎる。
    特に和楽器をつかた「柘榴石の祈り」は、派手ではないけれど世界観を感じる聴き応えある一曲である。ぜひ聞いてほしい。


    全体を聞いて、やはり引っかかりが少ないのが物足りなさにもつながったように思う。もっと主張のあるメロディがあってもいいかもとは思った。転調、移調があってもいいだろうし、はっとするような変則的ななんかがあってもいいのかもしれない。世界観の中に楽曲がキレイにすっぽり収まってしまう安心感はあるのだけれど、その枠を飛び越えた部分があったほうが聞いていてもっとこのCDに愛着が湧くんじゃないかなとは思う。

    もうひとつは僕の聴取環境かもしれないけれど、全体的に音圧が少し低く感じられる。音がべったりしているような所があって、それがもったいないなぁと思った次第。

    ラクーアの低温サウナとかで寝っ転がりながら聞きたい……。

    4m*によるジャケットデザインも強く目立つものではないけれど、素朴で幻想的で曲によくあう。なるほど、これが幻想的ということか。という納得させられた感じです。

    ショートPVはこちら
    https://www.youtube.com/watch?v=bWYlGNzIhgU


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