• 某ウェブ上の謎解き企画の感想記事

    2019-12-14 01:57


     これは感想記事ですが、決して褒めていません。
     むしろボロクソに叩いてます。


     それでもよかったら、どうぞ。







     283プロ謎解きクリスマス、2019年のアイマス関係の更新で一番のクソでした。解法自体は非常にシンプルなものが多いんですけど、それ以外にクソゲー要素が多すぎました。怒りの丈をぶつけます。

    ・最初の手がかりがなさすぎる
     最初に与えられるものがヒントとSNSでの共有だけなんですけど、この時点でとっかかりを思いつけなかったら死です。私は一番最初が「ピンクの謎」だったから解けた、みたいなところあります。「共有」と「チート」じゃなければとっかかりさえ思いつかなかったと思います。太字を合言葉に突っ込むって発想はいつかは出てきた(やったことがあるため)と思いますが、それ以外については無理では?と思います。
    ・登場順がランダム
     TL見たら最初が自分のと別のナゾの人がいてクソほどビビったんですけど、でもそれ意味ある?
    ・ヒントがランダム
     全部終わってから調べてみたら、ヒントがランダムだったそうです(ほぼ答えみたいなものもあったそうな)。
    なんでランダムにしたの?アホちゃうか?しかも答えレベルのものもあったらしいな?なんでそんなヒントが答えになっちゃうような問題にした?SNS時代に合わせたシェア要素か?
    謎解きを楽しみたいタイプの人間が、
    ネットで検索するとでも?

     いや、もうマジで分かんないです。脱出ゲーム的なノリをやりたかったんだとしても、それをインターネットでできるわけないじゃないですか。なんでこんなしたんですか本当に。
    ・「謎の場所」の隠し方が面倒
     これは個々の謎のところで詳述しますけど、マ~~~~~~~ジでクソ要素ばかりでした。もしかしてこれ?という閃きに対し、即座に返事をもらえないのが謎解きとして非常にダメ。お前のことだよオレンジ。




    以下個々のナゾ


    ・ピンクの謎
     これはいい問題だったなーって思います。ヒントが「チート」なのもいいですよね。ゲーマーの甜花の「チート」は、そのまま改造コードを連想させます。そこでこのゲームで「文字を書き込む」要素を思い出せました。初手がこれじゃなかったら詰んでた。
     シェアの文章が「Twitterへ何をシェアすればいいのだろう……」なのもいいですね。「どこかのページをシェアしろ」という誘導にちゃんとなっています。
     もらったヒントは「背景がピンクのページをシェアすると…?謎の中の○の色分けにもちゃんと意味があるみたいです♪」でした。これもいいヒントですね。答えを明言しないけれども、シャニへの知識があれば気がつける、けれども決して答えではない、というラインです。
     謎自身も超良かったですね。色と数字はアイドルと名前だとわかりますが、誰とは明言されていないので、○の配置の意味するところを探し当てないとちゃんとした答えにはたどり着けない。本当にいい謎だなぁ~~~って思って解いてました。この時までは

    ・赤の謎
     キレました。なんやねんこの数字。なんやねん何かって…ノーヒントが過ぎる…(上でピヒントの入力方法を見つけられてなかったら詰んでた)。
     で、ヒントいれると「手がかりの2はシーズン2のことらしいです!」と書いてあったので、ならそのあとは…となりました。最後の3がわからず色々頭動かしてました。一手間違えると5分ほどやり直しさせられるので、めちゃくちゃ慎重になってる。可能性がある動きを、試したくても最後まで試したくない。そんな心境で手当たり次第に試していたらヒットして「そこかよ!」とキレてました。
     謎自体は非常に楽でした。5つ並んでるものって選択肢そんなないですし、「赤」で「5」だとしたらまあそっちだよなぁ…と。これが紫、もしくはオレンジだったら悩んで…いや四角の数で悩まねえな…

    ・紫の謎
     ひどい
     真面目に話すのもバカバカしくなるんでアレなんですけど、URL(中略)/???/って入ってたら3文字かぁって思うじゃないですか、それっぽい3ケタの数を打つじゃないですか、全部無効なURLって言われるんですよ。キレました。それくらい予測しといて他のヒント仕込むとかいう調整法はお考えになられない?ウェブページだけど?やらない。そう…
     まあキレても進まねえもんは進まねえからヒントもらうじゃないですか。「?の部分に言葉が入るみたいです!」って言われるじゃないですか。シェアのところにも「URLの「???」に何が入るのか…」って書いてあるんですよ。んなこたぁ初めから思いついてんだよこっちはその中に入る言葉のヒントが欲しいんだよ進次郎構文か??????ってキレました。
     キレてURL末尾に入りそうな数字を答えにうちまくってたら答えでした。製作者はなに摂取してたらこんな問題思いつくのかな?
     全部終わってちょっと検索掛けたら謎の場所がわかったんですけど、そこ自体もクソでしたね。「「???」に入る文字列(3文字ではない)(手当たり次第では絶対にヒットしない長文)」がヒントに書かれてる場合もあったそうです。無理。
     好意的にとらえると理不尽でひねくれてるくせにストレートなので「MMMっぽい」になるんですけど、でも謎解きとしてはクソです。

    ・オレンジの謎
     謎としてはうえがひどいの一言でしたが、コイツが一番の問題児です。シェアした時の分が「「???283」。何かの末尾なのか……」の時点で嫌な予感がしてましたが、その通りでした。「このナゾはフェスの中に隠されているみたいです!」で予感が確信に変わりましね。
     「フェスの能力値の末尾を283にそろえる」が謎を得るためのキーなんですけど、まあ、なんだ、時間クソほどかかりました。一番キツかったですね。キレながらやりましたけど二度とやりたくないです。ミリシタニコ生がなければ心折れてましたし、ニコ生が終わるまでに偶然一致しなかったら発狂してました。
     この隠し方の何がダメって、本当に手当たり次第で、かつ無数の組み合わせから試さざるを得ないわけですよ。しかも、最悪の場合、このためだけにフェスアイドルを作るしかない。なんなら「新しく始めたばかりの人」なんかもここで詰まるかもしれないですよ。なんでそんなところに仕込んだの?
     「謎解きを掲げておきながら、謎が解けても先に進めない」
     なんて駄作もいいとこです。なので0点です。
     謎そのものを見つけてからは早かったですね。名前と数字、となれば、まあ答えらしきものはすぐに導けるわけです。ヒント文に「身長」とあったので、確信があって手を動かせました。ノーヒントの謎としてはかーなーり良いものだと思うんですけど、そこにたどり着くまでがダメダメすぎてダメです(ヒントも簡単になりすぎる)。

    ・黄色の謎
     「ピンクの謎を解くために特定のページを表示し続けていたらなぜか黄色の謎が出てきた」のでマジで意味不明でした。
     謎の場所のヒント文読んだらなぜ急に黄色の謎が手に入ったのか、その意味が分かりました。う~~~~~~~~~ん、ってなりましたね。試行錯誤しにくいという意味ではオレンジの謎と似た感じです。あっちよりマシ感ありますけど…。
     謎自体は簡単でした。よくある解法パターンのなかでサクっと解けましたので。

    ・最後の謎
     ヒントどこ???????????????????????????
     ってなったので、この文章だけで考えました。
     スノーフレークメモリーズ関係のところウロチョロしてなにも出なかったので、星から離れて真実を重視し、
     「真実」…True!というわけでTrue入門をクソ運のせいで3敗しながら突破して
     「なんも出てこねえじゃねえか!」と完全にやる気がなくなり、答えを調べました。
     「「最後」とか名乗ってるくせに今までの問題が手がかりになっていないじゃん!」と2019年一番のブチ切れをかまし、フィニッシュ。
     いや、答え知ってるうえでは
    「全ユニットが登場している(残りははづきさんのみ)」
    「ゲーム、公式HPの多くは利用されている(あとはキャンペーンページか音楽)」
    「クリスマス企画」
    ってところでヒントなのかなぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああわかるわけねえだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(発狂)

     てな感じでした。
     二度とやりたくないです。

    まとめ
    ・「謎解き」イベントのくせにシェア要素を入れた
    ・「複数の謎解きの連作」のくせに最後につながる要素がない
    ・「謎解き」のくせにランダム要素が多く、そして強い
    ・「謎そのもの」を手に入れるための過程に時間がかかりすぎる
    ・謎を解く快感より、その過程の重たさ、不快さが圧倒的に勝る
     そんな感じで、無駄にヘイトを覚えました。
     謎を考える際は反面教師として参考にしようと思います。


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  • 【ミリシタ】ミリシタの最近のSSRについて、思ったことを書きなぐり(2019/06/20)

    2019-06-20 22:00




     麗しいことこの上ないお姿をしている、私の担当アイドルの画像です(池に反射する姿がとてもよい)


     最近、ミリシタSSRの構図が変わったなーって思うことが増えました。ツイッターや各種掲示板でも「今までのと違う!」みたいな声をよく目にする気がします。多分、みんなそれなりに感じていることなんでしょうね。

     けれども、変わった!っていう人はいますが、具体的に何がどう変わったのか、いつ頃から変わったのかを書いている人はほとんどいません。私も変わった!とは思っていても、なにが変わったのかは文章化できていなかったんですよね。

     しかし、今回の『…コン♪ 白石紬+』を見て、何となくの部分を詰められた気がしたので、こうして自分の言葉でまとめることにしました。

     一言で表すのなら「今まであったルールとは違うルールで描かれている」……でしょうか。

     事前に言っておきますが、私は美術知識も乏しければ、現代のイラストの技術に関してもほとんど知識はありません。ドが付く素人です。なので、本業の人が見たらつたない話をしていることでしょう。

     違う!と思った人は、その人が、自分の言葉で書いてくださると私がとても助かります。


    ① 何がどう違うの?(前)


     今までと違う!と言われ始めたのは、だいたい前回のミリオンフェスからでしょうか。

     
     『サンシャイン・ブライト 我那覇響+』
     
     『月のごとく輝く 四条貴音+』
     
     『スターリー・グロウ 星井美希+』 


     たしかに今までのSSRとは雰囲気が違う気がするSSRです。このイラストが従来のミリシタのSSRと違うと感じる点は、光の使いかた……なのかなぁ?従来のイラストに比べるとシンプルに見えるというか、はっきりしているというか……。ぶっちゃけハイクオリティすぎて、凄さや違いを明文化出来ないです。素人なので……。

     ただ、それでもあえて言葉にするのなら、覚醒後は「ほぼ全方位からライトを浴びて踊るフェアリー」といったイラストなので、全体的に輝度が高く、かつ光が当たっている/いないがはっきりして見えるのかな……?みたいな感じです。

     ただ、素人でも一つだけ、従来のSSRとは、明確に違うといえる点が存在するカードがあります。それは響のカード。

     

     このイラストのメインキャラ(響)には、両目が映っていません
     これが従来のカードとの明確な違いです。

     ……両目が映っていないってそこまで革命的なのか?って言われそうですが、ミリシタにおいては超が付くほど革命的です。
     ミリシタは、サービス開始からもうすぐ2年が経過しますが、その中で両目が映っていないSSRは、なんと覚醒前後合わせてたった6枚ほどしかありません。さらにいうなれば、この6枚のうち5枚がここ4ヵ月で実装されているカードです。それ以前では、両目が映っていないほうが自然な構図になるようなカードでも、両目が映るような顔の描き方をしていた(らしい)のです。分かりやすいのは『お気に入りの物語 七尾百合子』では横顔でも右目が見えますが、『月のごとく輝く 四条貴音』のイラストでは、右目が見えません(まつ毛は見えますが……)

     
    (右目が見えている画像)
     
    (右目が見えない画像)

     片方の目だけしか映っていないのが分かりやすいのは以下の3つです。

     
     『届け、この声! 最上静香』

     
     『サーカスの花形 矢吹可奈+』

     
     『With My Heart 箱崎星梨花』

     これらは、それぞれ背中からのカットなので、両目が見えると多少不自然になるカットです。ですが、従来のSSRでは、これらのような背面が見えるカットでも、何らかの理由をつけ、首や胴を大きくひねるなどして、なんとか両目を入れられるようにしていました。心当たりのあるイラストが。ですが、これらはしていません。

     おそらく、従来のミリシタのSSRでは「メインのキャラクターはきちんと両方の目を描く」という一種の「縛り」が存在していたのだと思います。メインはアイドルなので、そのアイドルの顔はきちんと描こう、という想いが創り出した縛りです。

     ですが、その縛りにとらわれないイラストが増えた。「アイドルの顔をきちんとする」のではなく、「全体をよりきちんとする」ほうが良いと考えるようになったから、ではないでしょうか。

    ② いつ頃から変化したの?

     ぶっちゃけ明確な時期は分かりません


     ただ、上でも述べた「両方の目を描かない」カードが現れるようになったのは『届けこの声! 最上静香』からといっても差し支えないです。
     
     (これ)

     『劇場サスペンス[支配人] 真壁瑞希+』も確かに片方しか目が見えないイラストなのですが、こちらは例外と考えています。一つは次の「両方の目が見えない」イラストと実装が二ヵ月以上離れていること、もう一つはこれが「映像の劇中劇」という設定であることです。おそらく、「劇中劇を描くのであって、アイドルそのものを描くわけではないから、例外として両目を描かない」とした選択をしたのかなぁ……と私が考えたた、例外扱いさせていただきました。
     なので、これの前後あたりから変化が起こり始めた……と考えていいと思います。ぶっちゃけこのカード前後が、私のなかでも「これ今までのSSRとはなんかちょっと違う気がするな」と思うカードが増えた時期でもあるので、このカードを一つの基準にしたい、という感じでもあります。

     それからもう一つ、もがみんのSSR周辺を契機と考えている理由があるんですけど……こいつはちょっと邪推です。

     TB結果発表が2月半ばで、一番最初の実装が8月末。
     ってことは、ミリシタは動き出した企画が実際に私たちの手元に届くまで、だいたい6ヵ月くらいかかると推定できるわけですよ。
     もがみんのSSR実装が2月後半、ってことは発注とかあったのはだいたい半年前だと推測できる。
     その時期になんかがあったから、構図を決める上での制約を一部開放した、といった可能性が考えられる。

     昨年のー8月後半と言えばーなにかあったかなー……

     
     (言わなくてもわかりますよね)
     ……はい。ぶっちゃけ、影響は受けたんだろうなぁ、って思ってます。というよりも、キャラクターを中心に置かなくてもいい、もっと言えば「アイドルをより輝かせる構図があるのならば、アイドルそのものを魅せなくても受け入れられる」という考えが、制作サイドに生まれたんじゃねえかなって思っています。

     後頭部が大きく見えるショットにするとか
     
     『with My Heart 箱崎星梨花』
     あるいはアイドルを中心からあえて外したりとか
     
     『ドキドキの瞬間 篠宮可憐+』
     あるいはあえて小さめに描くとか
     
     『…コン♪ 白石紬+』
     これらは、従来のミリシタのSSRでは使えなかった構図なんですけれども、どれも画面としては正解だなと思っています。

    ③ 今までのSSRとはどう違うの?(後)

     「正解」って言葉をさっき使いました。いや「正解」ってなにがだよ!どんな概念だよ!ってツッコミが入ることでしょう。

     この正解という表現は「アイドルの仕事の画」としてより正しい、といった意味合いで使いました。ここ最近のミリシタのSSRは、非常に実在性が高く優れた構図を採用しているケースが増えていると思います。たとえば――

     雑誌の特集の見開きとして使われていそうなイラストとか
     
     (「新婚さんに聞いた!結婚式のお悩みトップ100」とかいう文章ついてそう)

     
     (「特集 伝統×イマドキ結婚式♪」とかの企画で使われてそう)

     写真集に乗っていそうな雰囲気で作られているものとか

      
     

     映像広告のワンカットなんかでありそうなものとか
     
     (電車の中吊りとかでありそうなタイプ)
     
     (プラネタリウムの広告にあるヤツ)

     そういった感じの、いわゆる「お仕事の結果として手に入った画像」として、以前よりも納得ができる構図のものが増えたなーって思っています。

     いや、今までも「お仕事の結果の映像」じゃないの?って言われそうなんですけど、個人的には半分正解で半分は違うかな……って思います。

     お仕事って、アイドルが主役ではないじゃないケースもあるじゃないですか。あくまで「伝えたいこと」――コンセプトが先にあって、それを叶えるための被写体がある。コンセプトに則った画の世界観の中に人間がいるのであって、人間そのものが必ずしも画の主役ではない、みたいなお仕事。上でも書きましたが、宣伝の一部としてとか、雑誌の特集に使われるための写真とか。
     変化前だったら、そのイラストや衣装に何らかのコンセプトがあったとして、かつそれを十全に描ける構図があったとしても、それは「きちんと顔がみえること」とか「出来る限り大きくアイドルを描くこと」といった制約があった上でのものだったと思うんです。「アイドルをメインとすること」という制約です。この制約は、時に世界観そのものを描いたほうがより綺麗に画を作製できるものであったとしても、その構図を選択できなくさせるものだったと思うんですよ。

     なので、「正解」という言葉は、表現したいことを叶える構図としてより「正しい」構図を選択する方針にした。そのために、以前はあったアイドルを大々的に取り扱うという以前の縛りを撤廃した。といった感じの意味合いで使ってました。伝わっていただけたでしょうか。

     まあ、これは、一部の人にはなかなか理解しがたい概念かなあとも思います。
     だってアイドルゲームとしてアイドルを描くにあたって、アイドルそのものを大々的に描くこと――アイドルを綺麗に魅せることや、かわいく魅せることが、必ずしも正しいわけではない、ということを意味しますから。

     けれども、現実のアイドルって……アイドルに限らずとも、モデルとか女優とかって、その人が使われている写真であったり、あるいはその人自身がメインだったとしても、ご尊顔やお身体が中心なものばかりではないじゃないですか。だから、アイドルとしての実在性を高めようとしたら、彼女たちがメインではない構図が増えていくのはむしろ自然なんだと思います。

     「アイドル個人」ではなく、「アイドルとしての実在性」を表現することを選択した、といえば聞こえはいいですかね。

     そして。「アイドル個人を描かない」という選択肢は、アイドル個人をないがしろにしてる、というわけではありません。むしろ正反対です。

     なぜなら「その人物が起用された理由」が存在しているためです。

     現実ならまあ、色々な商業的な理由があって、その無数にいる人物の中からその人が起用されるわけですが、ミリシタSSRでは、特定のコンセプトを叶えるために52人の中から、だれか一人が起用されるわけです。
     季節に合わせたコンセプトがあり、そのコンセプトを叶えるために、特定のアイドルが起用される。その理由は、翻ってそのアイドルの魅力や佳さといったものを、私たちに伝えてくれるものだと信じています。

     というか、そういう「特定のモノでアイドルをオーバーラップして提供する」ってミリオンライブというコンテンツに得意技じゃないですか。ずっとやってることですよ。
     なので、SSRでもそれ以外のモノと同じように「一枚の画」という形で、私たちに物語を提供し、そこに起用された彼女らを通じて、我々に個人としての彼女たちを伝える、といった方針に切り替えたのかなと私は思っています。


     だってライブ画面なんて、ゲーム中でいくらでも手に入るからね!ライブのイラストってそこまでみんな求めていないでしょ!(主語を広げるな)


     そんなかんじで、最近のミリシタのSSRについて感じたことでした。

     ここ最近のミリシタのSSRは、流行に合わせながらも、自分らの方向性は見失っていない、いい変化だと思っています。


     





    おまけ シャイニーカラーズのイラストとは方向性は違いますよって話

     これだけは最後に書きたいので書きます。おまけと書きましたが、こちらこそ本題なまであります。

     この手のメインを中心に添えないキャラゲーの構図に対して、言語化が苦手な方や感受性が不十分な方々が頻繁に「シャニマスみたい!」って言葉を使うところを見るんですけど、ミリシタのSSRに関しては、おそらく方向性が違うし模倣ではないから「みたい」ではないと思うんですよ(他のコンテンツに関しては知らない)。
     選択出来るようになった理由にシャニの存在はあっても、「あれが売れるみたいだから似たことしよう!」ではないでしょうし、構図の模倣と選択の解放は別ですよ、とだけ。

     もうちょっと詳しく私の感想を書きますね。

     シャイニーカラーズのほうは「アイドルを効果的に魅せるため」に様々な手法や技法、構図を選択している、といった印象があるんですよね。
     対して。あくまでミリシタのSSRは先ほども言いましたが「コンセプトを十全に叶えるため」に選択された構図だと思っています。

     どちらもより洗練されていく過程で「アイドルが中心で無くなる場合がある」のは同じなんですけれども、シャニの場合は「特定のアイドルの物語を描くのにあたって、より効果的な方法を選ぶ」のに対し、ミリシタは「アイドルとしての活動を描くのにあたって、実在性が増す構図を選ぶ」なんですよね。

     極論、シャニはそこに特定のアイドルがいることを匂わせられる絵であれば、特定のアイドルを描かなくても成立しかねないのに対し、ミリオンのほうはどれだけ小さくなっても被写体としてのアイドルがいる必要があるんじゃないかな、と。
     シャニのイラストはADVゲームのイベントスチルで、ミリオンのイラストは(一応)ブロマイド的なものって感じ……といえば、なんとなく伝わってくれるかなーと思います。

     この違いは私のなかでは全く違うモノなので、同一視されたり、そういった認知が広まるのはちょっとやだなー、といった感じの余談でした。



     ほんとにおわり



  • 魂の衝突がより強い煌めきをもたらす。『階のスターエレメンツ』感想記事 ※ネタバレ有

    2019-05-30 22:30


    ※この記事はネタバレを含みます。

     『階のスターエレメンツ』めちゃくちゃ良かったんですよ。皆さん聞きましたよね?

     ……良かった作品の話、ネタバレとか気にしないで話したいよなぁ!?

     ってことで、ネタバレありで感想/考察を書いていきます。
     もし、まだ聞いていなかった方がいらっしゃるのならば、ぜひとも入手して聞いてみてください。ミリオンライブというコンテンツが好きな方なら、後悔はしないはずです。






    (三人の視線が交わらないのすき)



     では、書いていきます。


    ・天羽光駆について


     彼女は未来が演じている、未来らしさがあるキャラです。
     アイドルに憧れ、そのために活動を起こす。未来との違いは、年齢と、アイドルになるために一つ大きな障害があった、という点でしょうか。
     未来は「なりたい!」と思い立って、すぐ765プロに入ることになります(本当にすぐだったか?)
     対して光駆は「なりたい!」と思ってから、その話をしても「目指すための条件」を提示されます。夢を叶えるために努力し続けた経験は、打ち込めるものを見つけられていなかった未来との違いかなぁと思います。そのため、似ているとしても、作品開始時の経験値の違いから、未来本人のようなムーブはしないんですよね。ここらへん、理解力高くて凄く好き。

     あと、これは非常に妄想力強いこと言うんですけど、光駆は言うほど純粋な子でもないんじゃないかなぁ…と。 純粋であろうとする子、というか。
     作中で「お父さんからメール」「お父さんと相談した」と、お父さんの話題ばかりでお母さんの話題が出てこないのも少し不穏ですし。娘の将来ですよ?なんで両親じゃなくてお父さんとだけなんですか?もしかして、いないんですか?
     ……みたいな。深読みですね?
     それと、受験の話でもう一つ。「第一志望」なんて言ってましたが、アレ、本来のレベルからでは到底合格できないレベルを受験させられたんじゃないでしょうか。元が未来ですし、第一志望がそれなりだったとしても、難しい案件だったんじゃないかな、と。だとしたら彼女にとって、相当な障害だったのではないでしょうか?

     なので、私は光駆のことを「色々あるけれども、それらを隠しながら、理想のアイドルらしくありたいと願う少女」なんじゃないかなと考えています。
     「理想のようにありたい」なんて、生半可な覚悟で願い続けられる夢ではないです。自身の在り方にメスを入れることの難しさなんて、言うまでも無いと思います。
     作中で星蘭から覚悟が足りないと見下されたときに「バカにしないで!」と言っていたのは、この「夢のために苦手なことから逃げなかった」「理想のために自分を変えていった」経験からじゃないかなと思ってます。
     そら何も知らない他人に覚悟が無いなんて言われたらキレるよ。


    ・草薙星蘭について


     彼女の言う「覚悟」について。彼女に付きまとうのは、家の話ではないでしょうか。
    「彼女はクラシックの道に進むのかと……」
     作中で水桜が言っていたセリフです。
     草薙星蘭の生まれは、芸術的に優れた才能を持つ人材を多岐にわたって排出し続ける草薙家。星蘭自身も音楽的な才能を持っているとされています。
     格式高い家であるなら、周囲は大衆音楽の道ではなく、伝統的な音楽の道へ進ませようとしたのではないでしょうか。
     けれども、星蘭が憧れたものは、アイドルだった。
     自身の夢を押し通すために与えられた条件が「アイドルニューウェーブにおいて、グランプリを取ること」
     夢を叶えるために与えられた、唯一の道。その道を歩くために、彼女はどれだけの努力をしたことでしょうか。
    「ダンスも凄いなんて……」
     作中世界において、名門草薙の御令嬢である彼女の、音楽的な才能は知られる所だった。けれども、ダンスに関しては、草薙星蘭を最初から目をつけていたであろう審査員も知らなかった。
     本来、彼女にダンスの才能があまりなかったとしたら?事前情報で手に入れられるはずもありませんよね。
     けれども、彼女はダンスでも周囲との違いを見せつけた。そこにあったであろう努力は、いったいどれほどのものだったでしょうか。
     一朝一夕しかアイドルになることを願っていないように思える夢見がちな少女が彼女の逆鱗に触れたのも無理はないと思います。
     とはいえ「辞退しなさい」なんて言うのは些か小物っぽいなと思います。カリカリしすぎでは?胃薬飲む?

     彼女自身の性格に関しては愛おしいキャラしてんなぁって感じですね。そもそもアイドルになりたいという夢を持ち続けてるところがかわいいし、イラつくことされても言い訳の機会も与えちゃう程度のお人好しだし、歓談している光駆に忠告してくれるし、感情と行動の裏表は少ないし、その感情の動きも分かりやすいし、あのユニットだと残り二人のせいで胃痛役させられそうだし……。
     これからの活躍に期待が高まりますね!あればですけど!


    ・神崎水桜について


     この物語を最も動かした人物であり、最も謎の満ちた人物である彼女。
     そんな彼女の背景を、考察していきましょう。私がまず着目した情報はこちら。

    ・「参加したのは2回目」
    ・「昔の自分を見ているよう」(光駆に対して)
    ・「綺麗事だけじゃ勝てない」  

     このあたりの情報から、「一年前のアイドルニューウェーブで妨害を受けて敗退し、そのことが原因で、彼女は今のような人間になった」のではないかなと。
     卑怯な手を使う側ではなく使われる側であると予想した理由は、光駆に対して自分のようだった、と言っているあたりですね。光駆はアイドルが綺麗な存在であると信じているので。それに似たというかつての彼女は卑怯な手を使うような存在ではなかったのでしょう。

     では、一年前のアイドルニューウェーブで彼女を陥れた人物とは?

     候補は一人しかいません。

     昨年のグランプリ、ミツルギマヤ

     私が考える、水桜の過去のあらすじ(妄想)は以下の通りです。

     神崎水桜とミツルギマヤは共にアイドルを目指す友人であった。
     アイドルニューウェーブでグランプリを獲得し、トップアイドルになるために。二人は共に高めあった。  そして、二人はアイドルニューウェーブの審査の舞台へ挑んだ。
     けれども。
     共に研鑽を積んだ仲だったからこそ、友人が自身の最大の障害になると悟った彼女は、友人になんらかの妨害工作を仕掛けた。
     その妨害が直接の原因で水桜はオーディションに落ち。対して、卑怯な手を用いたミツルギマヤが栄光を手にした。
     なんらかの事情でマヤが自身に妨害工作を行ったことを知ってしまった水桜は、自身を陥れたマヤを超えるため、再びアイドルニューウェーブの舞台へ挑んだ。
     今度こそ、絶対に負けるわけにはいかない。例え最強の相手がいたとしても。自らの手を悪行に染めたとしても——


     なんて妄想が過ぎますかね?ですが、私は一定の実在性はあると思っています。


     水桜はマヤのことを呼び捨てにしたり、「あんなやつ」扱いしたり、マヤの本性らしきものを知っているらしい、という描写があります。これらは水桜とマヤが旧知の仲であることの示唆ではないでしょうか。
     しかし、同年代の、ともにアイドルを目指した友人であった場合は、水桜の「アイドルを目指す友達っていないから……」という発言と一見矛盾しているかのように思います。これは、水桜が光駆を利用しようという旨の発言なのですが、別の視点で見れば「過去には共にアイドルを目指す友達がいた」とも取れる発言です。何故いなくなったのでしょうか?その友達がアイドルになってしまったから?なにかがあって絶交したから?あるいはその両方?
     また、一番最後に「やっとたどり着いた……あなたを追うことのできるステージに!」という発言もあります。これは、永い間ずっと敵対している相手に向ける言葉ではないように思えます。
     といった感じで考えると、妨害工作を行い神崎水桜を敗退させたのはミツルギマヤ説は一定の根拠がないでししょうか。
     ……拡大解釈が過ぎますかね?

     そんな感じで妨害をしまくったゲスの極み乙女な神崎水桜ちゃん。けれども、ただの妨害マニアじゃない描写も、ステージ以外できちんとあります。

     事情をしらない光駆に助けてもらったとき。友達になろうと誘われたとき。水桜は、このアイドルニューウェーブという一人しか勝者のいない舞台で、なにを甘えたことを言っているんだとも思ったことでしょう。
     けれども、彼女は妨害を行ったのは自分であると自白した後も、光駆のことは「光駆ちゃん」と呼んでいます。マヤは「マヤ」、草薙は「草薙」なのに!(一応最後に星蘭さん呼びしてますけどね。お優しいこと)。たしかに、水桜は光駆を利用しようとした。甘いことを言う彼女の在り方にイラついた。それでも、嫌いになりきれるほど、彼女は非情になれなかったのではないでしょうか。
     自白は、精神を楽にさせる効果があるといいます。もしかしたら、彼女は心のどこかでずっと、アイドルになるためにあくどいことを行うことが引っかかっていて。出来ることなら、すべてを晒して、悪であるかのようにふるまって。全てを終わりにして、許してもらって、あるいは関係を切って、楽になりたかったのではないでしょうか。
     演技の上手な神崎水桜の本心が、この物語のどこにあったのか。それは、彼女さえ知らないかもしれません。
     かつての水桜は、光駆みたいだった。この言葉は、嘘ではないと信じてみたいです。



    ・全体について


    『階のスターエレメンツ』という話を語る……というよりも、MILLION_THE@TER_GENERATIONというシリーズ、ひいては、ミリオンライブのシナリオ全体のシナリオに関して、私の見解を少し。

     ミリオンライブというコンテンツにおいて物語は、彼女たちの行動と性格を描写するためのもので、しかし、物語の根底は彼女たちに左右されてはならない。あくまで大枠のシナリオがあり、その中で動くキャラクターがいる。けれども、動くキャラクターは、その人であることに意義がある。……何となくですが、伝わってくれるでしょうか。

     アイドルマスターミリオンライブというコンテンツは、キラキラしていて、温かくて、優しいものばかりで構成されている劇場のお話です。それ自体を責めるつもりはありません。そういったものも、私は嫌いではないです。しかし、その柔らかな世界に、わずかながら不満を抱く人もいるのではないでしょうか。

     MILLION_THE@TER_GENERATIONというシリーズは、そんな優しい世界ではないです。
     騙したり、傷つけあったり、いがみ合ったり。優しいシナリオのほうが少ないくらいです。それは、この『階のスターエレメンツ』という物語も、きれいなだけではありません。
     この物語は、ゲームと同様に、少女たちがアイドルを目指す物語。ですが、そこにあったものは本編とは異なり、キラキラしたものだけではなく、彼女たちの暗い感情も、正しくない行為も、ありのまま描いたものでした。
     
     おそらく、ミリオンライブというコンテンツは、このようなお話をゲーム内でやろうとすれば、やれるのだと思います。そういう方針ではないから、やらないというだけで。

     だから、この物語が――
     MILLION_THE@TER_GENERATIONというシリーズが存在すること自体に意味があるのではないではないでしょうか。

     MTGシリーズで描かれたものは、彼女たちの異なる世界でのシミュレーション。薄暗い話も、ドロドロした話も、やろうと思えばやれる。けれども、劇場にいる彼女たちは、そういった諍いを好む人たちではないから、そうはならない。彼女たちの善性が、そういった話を望まないし、許さない。明るいお話が主体の世界で、暗い世界のお話――違うものがあるという事実は、より、明るい世界を顕在化させるもの。

     本来の劇場の世界線で描かれるモノが生ぬるいと感じる人もいるでしょう。見たいものと違うという人もいるでしょう。
     そういった人に向けて、様々なシナリオを用意したものが、MTGシリーズではないでしょうか。

     とはいえ、未だに自分で気に入った物語が無い人も、あるいは自身の考える彼女たちの姿と違うものしかないと嘆く人もいるでしょう。
     ならば。描けばいい。作ればいい。

     彼女たちが存在している世界は、何も劇場だけじゃない。
     彼女たちの描ける物語は、優しいだけではない。
     異なる過去を与えてもいい。種族から違っていてもいい。
     それでも、彼女たちが彼女たちであるのならば。


     彼女たちの定義は、曖昧です。観測する私たちの記述によって、その性質は変わります。

     粗削りな彼女たちは、だからこそ、想像を――物語をまとえる

     観測者にしか過ぎない私たちができることは、そんな彼女たちを伝えることだけです。

     MTGというシリーズで描かれた物語の最後に用意された『ギブミーメタファー』という曲は、そんな彼女たちの在り方を――「すべて晒すから、私を見てほしい」とさらけだすという、アイドルや創作を貫く建前さえも晒した歌でした。
     MTGシリーズで描きたかったものに対する解説であり、私たちへの回答なのだと、私は思っています。


    ・終わりに


     この記事を最後まで読んで、まだ買っていないMTGシリーズがあるのならば。ぜひ、CDを入手して、ドラマも楽曲も、両方をお楽しみください。

     ミリオンライブというコンテンツが好きな方なら、後悔はしないはずです。