4月18日、6野党幹事長・書記局長会談が国会内で開かれた。
6野党の国対は与党に対し先週から、5大疑惑全容解明のための衆参予算委員会集中審議と柳瀬元首相秘書官などの証人喚問を求めてきた。ところが与党からは、予算集中は23日に衆参各3.5時間、証人喚問は受けられないとの回答があり、それでも交渉を続けたが歩み寄りもなかった。これを受け、より強力に与党に求めていくため、幹事長・書記局長クラスで今後の対応を協議することとなった。
自由党の玉城デニー幹事長は会談中、「与党のこのような状況では審議に応じる環境にない。日程協議などすべきではない。粛々と国会が進んでいるように見え、国民から野党は何しているのだとなってきている。限界だと思う」と現況を報告した。
今会談では政府・与党に対し、以下の4点を要求することで合意した。
①麻生財務大臣の辞任、並びに福田淳一財務事務次官の罷免を強く求める。
②森友・加計問題の全容解明のため、柳瀬唯夫元総理秘書官をはじめ、関係者の証人喚問を強く求める。
③財務省による文書改ざん問題の調査結果の4月中の公表、並びに改ざん前の文書の全容の即時公開を求める。
④自衛隊の日報問題の真相究明、並びに自衛官の暴言問題の早期の事実確認を強く求める。