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生主麻雀の裏側をレポート 後編
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生主麻雀の裏側をレポート 後編

2013-04-09 17:00
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    ここにかじり捨てられた赤いリンゴがある。持ち主は不明だ。

    やや茶色く酸化し、そして食べ逃げされたりんごは今回の
    生主麻雀の結末を見守った最後の生き残りの証人なのだ。

    そう、最後まで食べられることもなく歯型を残し捨てられたりんごは虚しくも天を仰ぐようにして横たわった。

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    この男の名前はピョコタン
    売れない漫画家である。


    ここは漫画の世界ではない。現実の世界と漫画の見境がなくなった男の悲惨な末路だ。
    自称麻雀の神にもっとも近い男と名乗り今大会では優勝が当たり前だと豪語していた人間だ。

    勝負に破れた者は「嘆きの部屋」と呼ばれる部屋で携帯用ゲーム機で遊戯をしていた。
    誰も声はかけられない。彼は我々を発見すると三白眼の目をそっと伏せゲームにのめり込んだ。
    ゲームをすることで負けたという現実から逃避する処方箋ともいうべき高等な哺乳類の本来なすべき姿の行動である
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    カレー&ビーフシチューを合わせて5杯平らげた蛯原天さん。もう一人付き添いで女の友達がついて来て悪い虫が寄り付かないように、ずっと見張られていた。

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    12名の戦士達の戦いは熾烈を極めた。
    今回のディレクターでもあるタイガー倉内氏はのちにこう語っている

    「いや~正直疲れました。なんていうんですかね…いやらしい意味じゃないんですが試合を見ながら思わず勃起している自分がそこにはいたんです。」


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    そういうとタイガー倉内氏はそっと頬を赤らめながら決して人様に自慢できるとは言い難い顔を手で隠した。
    そして、甘いカルピスジュースをいっきに飲み干し、肥え太った重い体をうすり動かし両手を組むと「フーッ」と大きくため息をついたみせた。


    「なんというか、みんなに惚れちゃったんですよ。僕の指示にみんなが従ってくれるんです。これって僕にとっていわば最高のオーガニズムなんですよね」(倉内談)

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    戦いは長期戦へと突入してゆく。予定時刻を大幅に超越する8時間近くの延長戦に、麻雀戦士達も疲労の色が伺い知ることができた。

    中央に鎮座するヒゲの濃い男、まこと氏も頭をフル回転させながら麻雀の解説をこなした一人である。

    すでに、うっすらと青くなっていたヒゲは、全試合が終了するころには、パンに生えた青カビの如く、かれの顎全体をコバルトブルー一色に染めあげてゆく。
    あるものは何もすることなく敗北の苦味をしり、あるものは運だけで勝利するなど通常の常識では測り兼ねる麻雀勝負が卓上では繰り広げられた。

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    ここから先は私、横山緑記者の感想である。

    今回の勝負は正直実力を見せる麻雀にはほど遠いまるで「ドンジャラ」のような麻雀であったことは否めない。
    多少麻雀をかじったことのあるセオリー通りの打ち手は「自分ならこう打つ」と決め込んで麻雀をやる。
    しかしながら今回はとにかく揃ったらリーチとか、無意味にチーで鳴いて場を混乱させたり麻雀のセオリーや常識を無視した宇宙空間のような麻雀プレーも多く見られた。
    それはそれで面白いのだが…しかし、それが2人以上だとそれはもう麻雀ではなくなってしまう。
    運だけで決まるジャンケンなようなものと後に、まこと氏は語っていたが本当にそうなってしまうのだ。
    次回は、多少の実力を兼ね備えた戦士を召喚したいと思っている。
    反省点は第二戦が3時間もかかるほど長引いたこと。これは次回は改善しなければならない。
    必ずあがらなければ継続できないとか、長引かない努力をしたい。
    しかし、無償で出演してくれた出演者、スタッフ、そして多くの人の協力がなければできなかったことだ。

    やっぱり公式やチャンネルと違って、自由にできるのは本当に良いことだ。お金が絡んでない放送は作られた番組と違って伸び伸びと羽を伸ばした鳩のように自由にやれる。
    今後は年に四回やると倉内氏が言ったようにまたやりたいと思う。
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    今回、運良く優勝したのはこの男、よっさんだ。自称麻雀マスターと名乗るだけあって決勝ではぶっちぎりの運の強さを発揮し逃げ切り勝ちを収めた。
    しかもこの男、このあとの相撲大会を申し込んだが断られ巨乳女リスナーと花見を洒落込むなどギャンブルと女に溺れるダメ人間が勝ったことで参加者全員が唇を噛み締めた。
    あの倉内ですら「なんでこいつが…」という顔をしていた。

    しかし、勝ちは勝ちである。
    豪華景品4点を見事に勝ち取った、よっさんは嬉しそうに薄汚れたリュックサックに、それをしまいこんだ。

    そんなわけで結果は以下の通りだ。

    優勝 よっさん

    2位 三重の人 

    3位 横山緑

    4位 ナオキ兄さん

    中でも三重の人は、PS3とXBOX360をゲットしたのだが、なんとPS3は欲しがっていた蛯原天に渡し、BOX360の方も心折れし負け犬達の中から、りなりなが選ばれ与えられた。
    この行為は欲のない男として、末代まで褒め称えられるられるであろう。

    そんなわけで朝まで全員が死闘を繰り広げた生主麻雀は次回は夏に予定している。

    今回の出場者たち:
    横山緑、よっさん、りなりな、東京キティ、ピョコタン、マーシー、三重の人、ナオキ兄さん、りんちゃん、蛯原天、スマッシュ、けんちゃん

    スタッフ:
    タイガー倉内、まこと、AM、竜人、ぺぺ、おまーりー、まさんじ、他、協力して頂くれたリスナー達


    ■関連記事:
    生主麻雀の裏側をレポート 前編
    http://ch.nicovideo.jp/lifelog/blomaga/ar182301
    0799387e1203db396d521a0f5ab0b8a28efe2cb3記者名:横山 緑
    プロフィール:ニコニコ生放送のトークカテゴリで人気の放送者。トレードマークのマスク姿でさまざまな企画を自ら考案し、実施している。
    コミュニティ:co1827022
    タレント紹介ページ:http://razil.jp/profile/yokoyamamidori.html
    ガジェット通信記者リンク:http://getnews.jp/archives/author/midori

    写真:まさんじ(ガジェット通信)



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