7月17日に横山緑が短パン半袖、サンダル(途中でスニーカーに変更)で富士山の頂上を目指す放送を開始。7時間49分で登りきった。
須走ルートからの登山だった。
登山中に荷物をもってもらうサポーターや食料などの手助けはなかったが富士山までの車&写真係の方から、今回の写真を何枚か提供していただいた。
なので、完全にサポーター無しという訳ではない。
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ここからスタート、五合目はまだ雨も降っていて若干肌寒い。サンダルの足の指もふやけてきて歩いてると体重の重みで痛くなる。一人だけ黒い覆面姿にカッパ姿に短パン(その下にパンスト)サンダルという奇抜な姿だ。写真はすでに後悔してるところ。前方のオレンジの姿の人はスタッフと言われていたがただの登山客である。
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カッパ姿の横山緑。カッパを着込んでるために風の冷たさは感じないが、蒸し暑くじわ~っと汗が吹き出して来る。足を止めると急激に汗が引き体温が下がる。手に持っているのはジップロック。充電器が濡れないように中に入れている。

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足の隙間に小石が入り込み、雨でふやけた足に鋭く食い込んでくる。あと寒い。パンストが雨を吸い込み重みを感じる。放送も電波が悪くプツプツ状態だ。空気も薄くなっていて少し登るだけで息があがってしまう。
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観光客の持ってるこんな棒でも\1000円もする。しかし世界文化遺産バージョンだから高い値段でも売れていそう。お土産屋は儲けが出てホクホクだろう。
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五合目~六合目は全体的に霧がかかっていた。涼しいのだが日光が出てないので眺めは良くない。しかし午後に向けてだんだんと天候は晴れて雨も止んだ。外で企画配信を行うと雨に祟られるのは毎度のことだ。

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休憩所は本当にありがたい。乱れた息を整えてくれる。お土産屋の食物や飲食料は下界とは比べ物にならないほど高いので一切手をつけない。トイレも有料で200円もするので一回もしなかった。
この俺の背負ってるColemanリュックはよっさんとけんちゃんも背負ってる性獣界では愛されてる貴重なリュックだ。結構使い勝手がいいぞ!

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八合目の山小屋「江戸屋」から生中継をしていたアナウンサーの大西欄レポーター。ずっとここで寝泊りしていて毎日中継を行ってるのだそうだ。八合目まで来るともう戻ることは許されない。大西が言うにはあと1時間30分もあれば頂上に到着できるのだという。がんばろう。

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富士山は落石も多く注意書きがしてあった。登山客に気を使っていて海外ではあまり見られない光景だ。
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九合目「迎久須志神社」の鳥居である。ここまで来ると坂道の一歩一歩の本当にしんどい。しかし目を閉じると下界の汚い空気や雑音もなく富士山のシーンとした音とシンクロできる。ここまで来たら頂上まであと少しである。

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荒削りな岩がむき出しになった富士山の9合目。草木や緑はない。
生物はいないように感じるのだが蜂がブンブンとまとわりついてきた。雲より高い位置にいるのか天候は晴れて太陽も出てきた。気温も俺が持参した気温計によると13℃だった。
とにかく食べ物がなんでも美味しく感じる。グミとスニッカーズがこんなに美味しいと思ったのは初めてだ。

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富士山の頂上付近。ゴツゴツした岩も取り除かれ整備されていてお店や郵便局、自動販売機まであった。
自動販売機は全て500円以上もした。日光の日差しには注意だ。俺も鼻の皮は破れて、手は火傷のように日焼けして真っ赤になったんで肌を大事にしたいなら日焼け止めは必須だ。
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最後の砦、剣ヶ峰を超えて日本で一番高い所から生放送をした。12時49分に富士山登頂は無事に成功。
みんな重装備をしていったがこの通り富士山は半袖、短パンで登れるのだ。

これだけあれば富士山は誰でも登れる

・リュック
・パンスト
・お菓子3つほど
・緊急時のお金(5000円)
・日焼け止め薬
・カッパ

これだけあればどんな老人でも病弱者でも富士山に登れてしまう。逆に重たい荷物は持っていかないほうがいい。競馬でも重量ハンデがあるだけでスピードもパワーも落ちてしまう。
だから背負うのは極力軽ければ軽いほどいいというのが俺の持論だ。

しかし、行きで体力を全部使ってはいけない。一番辛いのは帰り道であるからだ。
帰りの下山は砂走りと言って足首まで埋まる砂と石にまみれた急な下りを走らなければならない。
こっちも走りたくはないが坂道が急すぎて走らざるを得ないのだ。前に重心が置かれるので前のめりになって転ぶ人も多い。走ってる最中に大きな石を踏みつけるとそこでバランスを崩す。
これがずっと続くのだ。足には小石が入るし急斜面をずっと強制ダッシュさせられるしこれは大変だ。
どうりで登山側から逆走して下ってくる登山客が多いはずだ。本当にこれは辛かった。
走り込んで2時間30分ほどで入口に到着したがぐったりだ。お店の人が無料でキノコ茶を配っていて優しさを感じた。途中で諦めようとしてたが最後までやれてよかった。


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だいたい半日もあれば登りと下りができることが証明された。山小屋に8000円も出して寝泊りする必要はない。
次の日は足腰が筋肉痛になったが、一年に一回はまた行きたい山である。今回は登山客は多くなかったが、これから押し寄せる前に登っておいたほうが良いだろう。


横山緑記者名:横山 緑
プロフィール:ニコニコ生放送のトークカテゴリで人気の放送者。トレードマークのマスク姿でさまざまな企画を自ら考案し、実施している。
コミュニティ:co1827022
ガジェット通信記者リンク:
http://getnews.jp/archives/author/midori
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