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sugitoreさん のコメント

配信すればリスナー集まってくるうちは楽しんだらええやん。
No.11
137ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
引退を宣言し、ニコ生から姿を消す生主。 理由は様々だが、 中でも最も多いのが   「リアルを優先したいから」   なるほど…それなら仕方ない。 これにはリスナーも納得せざるを得ない。   生放送で楽しませてもらった恩もある この時ばかりは辛口のリスナーも「がんばれよ!」と エールを送るのだった。   筆者も何度か引退する生主を涙を浮かべ見送った。   …。   ところがである。   ニコ生を辞めたはずの引退生主が 数日後には当たり前のようにニコ生に帰ってくる。   「あれ?辞めたはずでは?」 のコメントに 平然と 「ただいま」 を言ってのける生主、数知れず。   多くのリスナーが疑問に思う 「謎」 「なぜ引退を決意した生主がまた戻ってくるのか?」     ■引退宣言後の生主の心理状態とは   引退宣言をしてニコ生に戻ってくる生主。 筆者もその一人である。 しかも、2回。 覚悟を決めリアルを優先すると誓ったあの日の言葉は嘘なのか。 予め決められた「引退詐欺」放送だったのか。   少なくとも筆者は、そうではなかった。 確固たる覚悟と決意があった。 ニコニコ生放送と決別し、自分の人生を取り戻そうとしていた。 そこに嘘はなかった。 信じてほしい。     では、なぜ戻ってきた。 引退から復活まで、筆者の心に生じた葛藤を綴る。   ■引退宣言、当日   決意の日。 寂しさはあるが、これから先の未来を見据えた行動を取る自分に、 快く送り出してくれたリスナーに報いようと、気持ちは高揚していた。 今までありがとう、さようなら。 コミュニティは削除出来なかった。 思い出の詰まったコミュニティ、容易に消せるものではなかった。 今思えば、これがいけなかった。     ■引退後、一週間   自分の身の回りの時間の流れがゆっくりな事に気付く。 生放送をしている時には感じなかった「空虚な時間」の存在。 人生の大半がコレである事を思い知らされる。 何も起こらない日常、繰り返しの毎日。 ニコニコ生放送をしていた頃の目まぐるしく 毎日事件の連続だった日々を思い出す。 何もない時間に苦痛を覚える。 禁断症状、キーボードに手が伸びる。 引退後一週間が最も辛かった。   それでも我慢するのだが、 ニコニコ生放送で自分の事を話す放送が無いか探して回る 徘徊癖が、しばらく抜けなかった。     ■引退後、一ヶ月 この頃にはニコニコ生放送をしようという気持ちはだいぶ薄らぐ。 生活のリズムも生まれ、人間らしい生活を送れる様になる。 不思議と健康体になっていく実感を得る。 反省と後悔をしだすのもこの頃からである。 「なんて無駄な時間を過ごしていたのだろう」 「あの膨大な時間を別の事に使えていたら」 この頃にはニコニコ生放送のページを開く事もなくなり 常時つけっぱなしだったパソコンは、ホコリをかぶった。 思い出すことも少なくなり、リアルが充実する。 そして 「もう、自分は大丈夫」だと、油断する。 この油断が悲劇を生む。   ■引退後、二ヶ月 人生思い通りには行かない。 ストレスは様々、生きていれば何かしら降りかかる。 筆者は仕事先での人間トラブルに悩んでいた。 こんな時、気軽に相談できる相手がいない。 以前はどうしていただろう。 ふと、ニコニコ生放送を思い出す。 誰かに話をしたい時、愚痴を聞いてもらいたい時 思えばリスナーには何でも話が出来た。 いつでもどんな話でも聞いてくれた。 内容が不幸であればあるほど、放送は盛り上がった。   ニコ生を辞めて二ヶ月、リスナーに話したい事が山程ある。 「ネタがあるのにもったいない」と思い始める。 そして妄想ニコ生を始める。 ※妄想ニコ生とは、頭に中だけでくりひろげらる生放送の事である。  草生えっぱなしで常に満員である   この頃から、どうやって復活しようか考える。 「プレ垢だけでも復活しておこうかな」 「Skype凸してみようか」 「コミュニティ掲示板に近況報告だけでも…」 ニコ生に時間を、人生を吸い取られ続け 容易に抜け出せなかった日々の事などすっかり忘れている。 そしてついに…。   ■引退後、三ヵ月   本格的にニコ生復活の計画を立て始める。 生活リズムも身に付き、空いた時間を活用して 生放送をすればリアルに影響はないだろう、と、甘い目算を立てる。   リアルとの両立、自分になら出来る。 と、根拠のない自信を持つようになる。 断言出来るが、長時間配信や長期間配信を行ってきた人間は 自己管理や自制といった機能が欠如している。 始めたが最後、のめり込み、抜け出せなくなる。 いつものダメ人間の完成である。   ■引退後、四ヵ月 ついに、プレミアムアカウントを復活する。 筆者はこれが引き金になった。   掲示板のコメント 「プレ垢復活www 放送復帰か?」 「放送するのか?はよ帰って来い!」   バレた事で、開き直る。 むしろチャンスだと受け取る。 もう頭の中は放送の事でいっぱいである。 ついに、放送枠を取る。   「お久しぶりです」   意外にもリスナーの反応は暖かい。 煽りもあるが、それすら嬉しくて堪らない。 自分の居場所を感じる。 脳内麻薬分泌…コメントが心地いい…。   「やっぱり放送は楽しいなあー!」 …。 そして現在に至る。     如何だろう。   あくまで筆者の経験に寄る一例ではあるが 概ね他の配信者にも同じ心理状態が生まれているのではないだろうか。     改めて 「なぜ戻ってくるのか」 をまとめる。 ・リアルには劇的なドラマは何も起こらない。 ・遠慮なしに何でも話せる相手がいない。 ・「求められている」という錯覚。 ・コメントの雨に打たれたい欲求。 ・居心地のよい場所から離れられない。     コレ、一言で言えば   「中毒」である。   謂わば病気、ニコ生は依存する。     「引退→復活」 の期間が短い者程、その症状は重い。 一日の大半を生放送に費やす者は最早、廃人。 緩やかに死に至る病に陥る。   何事も程々が肝心。 度が過ぎれば全身を冒される「毒」となる。 とある生主が言っていた。 「ニコ生やめたら何も残らん」 その言葉は自重や自虐からではなく、紛れもない事実。   気が付けば30後半。 他に取り得もなく、社会に活かせるスキルも身に付かない。 ニコ生をコミュニケーション能力開発に活かせると勘違いする 若き配信者も多いが、ニコ生でいくら長時間話せても、 それは 「独り言」 が得意になるだけで実社会に活かす事は出来ない。   壁に向かって延々喋り続けるスキルが身に付くだけである。     人生棒に振る危険を含む、ニコニコ生放送。 辞めたくても辞められないのは何故か?   そりゃ… ニコ生が楽しいからである。 月額525円。 プレミアアカウントなら動画の再生もサクサク! 生放送も追い出されることなく視聴出来て 自分で生放送も簡単に始められちゃう! 一緒に充実したニコニコライフを送ろうよ!!   …などと、 甘い誘惑に簡単に流されてはいけない。 これからの若き配信者諸君! よく考えた上で「程々に」生放送を楽しんで頂きたい。 総括:引退後戻る配信者は、すでに手遅れ。 記者名: 力也 プロフィール: 福井から上京し「綿菓子屋ふわり」を開店 半年で潰すも現在チラシポスティングで生計を立てながら 元気にニコ生で活動中。35歳。 コミュニティ: co352781 Twitter: https://twitter.com/lilyfilter e-mail: lilyfilter2@yahoo.co.jp ガジェット通信記者リンク: http://getnews.jp/archives/author/rikiya
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