私はギャルが好きだ。大好きだ。黒ければ黒いほど心の琴線に触れる。 しかし自分自身のことは、自分自身が分かっていなかったりする。 これが勘違いの元になり、そして後々、厄介で難儀なことになる。 つまり、自分が自分のことを1番わかっていないということだ。 その例が現在進行形で、ニコ生で私自身に起きている。 まず私は、「初々しい妹」的な妹系、ロリ系、清楚系、優しいお姉さん系女子には全く興味がない。女は、やさぐれてナンボだと思っている。スレてスレてスレまくった女性から放たれているアンニュイなオーラ、艶、麗らかさに心撃たれるのである。 もっと簡単に言うと、目が大きくパッチリより、目つきが鋭く悪く、タバコを吸ってないよりは吸っている方が良く、「いつも元気」より「いつも気だるい」といった女性が好きなのだ。 前述した私の好みを踏まえていただいて、話を戻す。 今回は女性生主の紹介だ。 コミュニティーを開設したのは、今年の6月7日。まだ3ヶ月をちょっとすぎたばかりと日が浅い。 平成生まれの21歳。スリーサイズは150 cm　Ｂ82　Ｗ54　Ｈ80で、39kg ある日、副業の仕事の電話をしながら、 放送ページを開いては閉じ、開いては閉じという感じで ニコ生をザッピングしていた。。 ここ最近のマイブームは、ビール飲んでいて限界までゲップをためて、一気にゲップを放出させることだ。 そのマイブームを電話をしている相手に披露したばかりで、また限界までゲップをためながらニコ生をザッピングしていた。今回紹介する女性生主の放送ページが完全に表示されても、意識は電話の内容に向いていたのでページを閉じることをしないで、ただPCの画面には、女性生主の下着姿が映し出されていた。後ろ向きから正面に体勢を変え、彼女の顔が見えた瞬間ゲップが出てしまった。 とても素敵で、逆に拍子抜けしてしまったのだろう。 その女性は素人ではない。プロだ。 Wikipediaの情報によると、「日本のグラビアアイドル」「主に着エロの分野で活動している」と紹介されている。 容姿端麗なことは言うまでもないが、特筆すべき点は配信の雰囲気だ。 ニコ生の醍醐味といったら、放送主の、リスナーコメントに対する返しである。イマイチな放送主にあちがりな、リアルな知り合いのコメントにはタメ口で、その他大勢のリスナーのコメントには敬語で返すといったような、余所余所しいのか、馴れ馴れしいのかハッキリしないものではなく、 リスナーは全員リアルの友達なのかと思えるくらいの、友達が集まって、その友達に向けて配信している仲間内感が半端ない雰囲気にある。 そこで私は錯覚したのだ、私も友達の中の１人ではないのかと。 コメントの返し方、喋り方が、完全にリアルの友達に話している。スタバやマックなんかで友達同士の会話が耳に入ってくるあの感じを、そのままにしたかのような話し方なのだ。 しかし、日サロで焼いた機械的な肌の黒さ、染髪、カラコン、へそピ、装飾したネイルというような派手さはどこにもない。私の好みからはかけ離れている。しかし心奪われている自分が確かに存在している。謎だ、不可解すぎる。 声も可愛いくてルックスも素敵な美人さんだが、私は好みではないのになぜ心奪われているのか。自分がわからない。 現在進行形で私の身に起きている、今いる自分と、そこからかけ離れたところにいる自分、２つの自分が、何かを受け入れることでいずれ譲歩し収まるのか。または、完全に交わる糸口的なものが見つかるのか。今、出来ることは彼女の配信を見続けることしかないのだろう。 皆さんも彼女の虜になるのは時間の問題だ。 その女性のコミュニティーを紹介して今回は皆さんとサヨナラだ。 それではまた次の記事で。 （とりあげて欲しい生主さんがいたら是非、私のTwitterか記事のコメントで教えて下さい。） ●逢坂愛 あいさか めぐみ ●通称 めぐたん 引用：（ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A2%E5%9D%82%E6%84%9B ） 記者名： 月白タクミ プロフィール： 現役の小説家であり、重度のニコ厨リスナー。著書に「枕絵に蝶女舞う嘘」がある。 リスナー目線によるリスナーにしか書けない記事を担当する。 Twitter： https://twitter.com/69ageha