【第4回】ダイアトニックについて学ぼう!
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【第4回】ダイアトニックについて学ぼう!

2018-05-15 20:09

    ~目次~
    ・ダイアトニック・スケール
    ・教会旋法(チャーチモード)
    ・ダイアトニック・コード


    メジャー・スケールマイナー・スケールについては理解できましたか?
    この2つは平行調という関係性があり、表裏一体といった所でしょうか。
    特に音程やコードも最初はとっつきにくいかもしれませんが、がんばりましょう。


    では今度はダイアトニック・スケールについて覚えていきましょう!


    正直な所、平行調であるCメジャーとAマイナーも感じ方や捉え方の違いだけで、
    この2つを覚えた時点で既に読者の方はダイアトニック・スケールを覚えていることになります。
    単純な話、Cキーがあるとして、7音(8音)を抜き出して並べたものがダイアトニック・スケールになります。


    《教会旋法(チャーチモード)》

    皆さんがよく口にするメジャー・スケールやマイナー・スケール。
    理論的に言うと厳密にはこれらはモードと呼ばれる中での他の名称なんです。

    ではCメジャーを基準にメジャー・スケールから7つのモードの正式名称と形を覚えていきましょう。
    基本始まりの音から7音(8音)構成です。
    ※見やすいように色分けしてます。





    1.アイオニアン・スケール(Ionian・Scale)
    通称メジャー・スケール。
    主音(ルート音)から7度(8度)までの誰もが知ってる音階です。
    Cメジャー・スケールならドから始まる7音のこと。

    2.ドリアン・スケール(Dorian・Scale)
    メジャースケールの2度から始まる7音。
    実際に弾いてみると同じスケールの音なのに少し変わった雰囲気に聞こえますね。
    Jazzによく使われています。覚え方は”臭いフルーツ”じゃないよ!

    3.フリジアン・スケール(Phrygian・Scale)
    3度から始まる7音のフリジアン・スケール。
    フラメンコ音楽とかで多様されている民族っぽいスケール。

    4.リディアン・スケール(Lydian・Scale)
    ここまでくればもう流れのように4度からの7音構成。
    これまたJazzによく使われるスケールです。
    構成音の中の増4度(Cメジャースケールの場合はB)が非常に特徴的で不思議な感じ。

    5.ミクソリディアン・スケール(Mixolydian・Scale)
    完全5度からの7音構成のスケール。
    メジャースケールと比べると♭7度の違いしかありません。一番覚えやすいスケールですね!
    弾いてみたらわかると思うんだけど、インドっぽい感じ。ヒンズー音楽的な音階です。

    6.エオリアン・スケール(Aeolian・Scale)
    まんまですが、ナチュラル・マイナー・スケールです。6度から7音構成。
    特に言うことはないですが、アイオニアン(メジャー・スケール)と比べると
    ♭3度・♭6度・♭7度してるくらいかな。
    これは特にっていうか絶対に覚えておきましょう。

    7.ロクリアン・スケール(Locrian・Scale)
    7度からの7音構成。7度なのにロク・・・。
    構成音の中に減5度が入っているためか、あまり使われてる音楽って少ないんじゃないでしょうか。
    名前だけは覚えておきましょう。とっても不安定。




    さてさて、上記7つのモードは名前くらいは覚えられたでしょうか。
    実践で使いたい方はまずはこれらの”形”をしっかりと把握する必要がありますね。
    要は各モードの音程(インターバル)です。
    アイオニアンとエオリアンの音程を覚えているなら、そんな感じで例えば・・・

    Dドリアン・スケールなら
    全・半・全・全・全・半・全 
    D・E・F・G・A・B・C・D
    まぁCメジャースケールの音程がわかるなら一個ずらせば良いだけです。
    特に理屈っぽくもなく、ただ単純にダイアトニック・スケールの中でずれてる7つの音がモードなわけで。


    ダイアトニック・スケールと教会旋法は覚えられたでしょうか?
    もしちょっと苦手だなぁと思う方は反復暗記でも構いませんし、実際に弾いてみてイメージするのが得策かと思います。

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    《ダイアトニック・コード》

    次はダイアトニック・コードです。

    これは第4回目の記事である意味一番重要かもしれません。
    なぜなら作曲や実践で絶対に考えなければいけないものだからです。

    とは言っても初めはそんな難しい話ではありません。
    先程ダイアトニック・スケールを覚えましたよね。
    例えばCメジャー・スケールの場合
    C・D・E・F・G・A・B・C 
    (全・全・半・全・全・全・半)

    これら7音(8音)が使えることになります。
    ダイアトニック・コードはこの7つにコードを割り振ってあげたもの。ただそれだけです!

    Cメジャー・ダイアトニック・コード(3和音)
    CM⇨Dm⇨Em⇨FM⇨GM⇨Am⇨Bm(♭5)⇨CM

    このままでも良いですが、あくまでキーが変わっても使えるように形で覚えましょう。



    ⅠM⇨Ⅱm⇨Ⅲm⇨ⅣM⇨ⅤM⇨Ⅵm⇨Ⅶm(♭5)⇨ⅠM



    ちなみにこれらのコード(和音)は全て7音のみで構成されています。

    ただ、ここで間違った認識をして欲しくないことが1点あります。
    曲のキーが決まっていたとして、必ずこの7つのコードを使うとは限らない。

    ということです。

    曲には転調(キーが途中で変わる)や代理など様々なテクニックがあります。
    キーがCメジャーだからC#の音は使ってはならないとか、そういった縛りはないのです。
    たしかに不協和音だったり避けなければならない音はあります。

    作曲においては耳だけを頼りにするのではなく、正しい知識を目で見て使う。
    それらの指標になるのがダイアトニックなのです。


    簡単に言えば作曲はこれらのコードを使って並べ、メロディーをその上に乗せたものになります。
    もちろん単純にそのままでも良いですが、数あるテクニックを駆使してアレンジしていくわけですね。

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    ※余談ですが、なぜダイアトニック・コードのⅦmが♭5するのか。
    以前に教えていた生徒らにもよく聞かれたことがあるので記述しておきます。
    例えばCメジャーキーの場合はC・D・E・F・G・A・B・C の7つの音からコードも構成されます。

    CM・コードの場合はC・E・G
    Dm・コードの場合はD・F・A
    Em・コードの場合はE・G・B...etc

    では♭5させないままBmのコード構成音は?
    B・D・F#

    5度目のFに#がついてしまいますよね?
    このままでは7度目のBmを鳴らしている間、メロディーを鳴らした時にForGの音が半音隣で不協和音になります。
    この現象は普通であれば避ける(アヴォイド)べき音なんですね。

    なので7度のBmは自然と(♭5)というダイアトニック・コードが割り当てられます。

    Bm(♭5)⇨B・D・F


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    今回は以上となります。第○回を重ねるごとに少しずつ知識が増えて混乱するかもしれません。
    でもわからなかったら弾いてみたりして、音を実際に聞きながら理解していくのが近道だと思います。
    次回はトニック・サブドミナント・ドミナントの役割や影響について書いていきたいと思います。

    ここまでは基礎中の基礎。これからは理論が楽しくなりますよ!









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