明治時代の地理の教科書が手に入ったので解読してみる その3
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明治時代の地理の教科書が手に入ったので解読してみる その3

2017-02-22 21:04
    どうもです。
    前回は第二課を読みました。今回は第三課から読んでみます。




    第三課 陸

    地球表面の固形部、卽(そく)陸は地球の全面積の、四分
    の一に過ぎず、其面積は、五千三百萬(まん)方理にして、
    水は、一億四千四百万方理なり、
    陸は、地球の兩(りょう)半球に集りて、二群をなせり、其一
    は、他に比べて、殆二倍の大さあり、其大なるもの
    は、東半球にありて、舊(きゅう)世界と稱(しょう)し、小なるものは
    西半球にありて、新世界と稱す、

    地球の陸は、六個の大洲(たいしゅう)と、數(かず)多くの嶋嶼(とうしょ)とより成
    れり、大洲と嶋嶼との區(く)
    別は、其大小によるのみならず、亦(また)其構成により
    て、定むるものなり、大洲は兩高地と、中央低地と
    を有し、嶋嶼は、斯(かく)の如き
    ものなく、唯、山脉(みゃく)高原の
    頂部、陸となりて、水面上




    に、出でたるものなり、
    大洲を、大小の順序に從い、叙(じょ)列するときは、亞細
    亞、亞非利加、北亞米利加、南亞米利加、歐羅巴、阿西
    亞尼亞なり、阿西亞尼亞と、歐羅巴とは同じ
    大さにして、其他の四洲を、歐羅巴に比ぶれば、南
    南亞米利加は、二倍、北亞米利加は、二倍半、亞非利加
    は三倍餘(あまり)、亞細亞は、四倍半の大さあり、
    嶋嶼を、大小の順に從い、列擧(きょ)するときは、ぼるね
    おにゆうぎにい、まだがすら(?)る、すまとら、日本
    等なり、

    嶋嶼は、其の位置によりて、二種に分つべし、洲嶋、洋
    嶋是なり、又、其何れに關(かん)せず島嶼の集れるもの
    を、群島と言う、



    ・・・ここまで読み終えました。
    あまり聞かないであろう用語を以下にまとめました。

    大洲・・・地球の陸地を領域に区分したもの
    嶋嶼、島嶼・・・島、島々
    斯の如き・・・このようである。かくのごとくである。
    洋嶋・・・大洋中に孤立している島

    では、簡単に言い換えてみます。


    陸は地球の全面積の四分の一に過ぎず、面積は五千三百万方里で
    水は一億四千四百万方里である。
    陸は地球の両半球に集まって二群をなす。
    一つは他に比べてほぼ二倍の大きさある。
    大きい方は東半球にあり、旧世界と呼んでいる。
    小さい方は西半球にあり、新世界と呼んでいる。

    地球の陸は六個の州と島々によって成り立ち
    州と島々の区別は大小によるものだけでなく
    その構成によって定めて入りう。州は両高地と中央低地を有し
    島々はこのようなものは無く、ただ山脈高原の頂部、陸が
    水面上に出ているものである。(この辺りの訳は自信がありません。悪しからず)

    州を大小の順序に従って並べるとアジア、アフリカ、北アメリカ
    南アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアであり
    オセアニアとヨーロッパは同じ大きさで、その他の4州をヨーロッパと比べると
    南アメリカは二倍、北アメリカは二倍半、アフリカは三倍余り、
    アジアは四倍半の大きさである。
    島々を大小の順に並べるとボルネオ島、マダガスカル、スマトラ、日本等である。
    島々は、その位置によって二種に分かれる。洲嶋、洋嶋である。
    また、それに関わらず島々の集まっているものを群島という。



    いかがでしょうか。
    終盤の、嶋嶼は~分つべしの「べし」の言い換え方がきわどいです。
    高校の地理を習っていないので何とも言えないですが
    洲嶋、洋嶋とか大洲、嶋嶼など今では使われていないような言葉を見ると
    なんだか歴史を感じます。また、州の名前の当て字が無理矢理すぎて草生えました。
    途中「ぼるねおにゆうぎにい」が訳分からなさすぎて焦りました。


    では、次回は第四課を読んでいきます。
    ここまで読んで下さり、ありがとうございました。


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