ドラフト10年史 年度別編(2) 2005年
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ドラフト10年史 年度別編(2) 2005年

2014-03-14 22:16
    近鉄が消滅し、東北楽天が誕生してからドラフトも10年が経過した。
    そこでドラフト10年史と題し、2004年以降のドラフトをまずは年度別に振り返っていきたいと思う。
    なお一般のドラフトサイト等と違い、主観や偏見、毒が多数含まれており、
    仮想ドラフトやドラフトマニアの視点から書かれていることをご容赦いただきたい。

    WARNING!
    筆者はこの年仮想ドラフトに多数参加したため、
    妙に思い入れが強く毒が加速しているかもしれない。


    2005年は「辻内世代」と呼ばれたことからもわかるとおり
    高校生がマニアに抜群の人気を誇った年である。
    世代の代表とされた辻内崇伸(大阪桐蔭高)以外にも、辻内とともに浪速四天王と呼ばれた
    平田良介(同)、鶴直人(近大付高)、岡田貴弘(履正社高)に
    山口俊(柳ヶ浦高)や片山博覗(報徳学園高)をはじめとした
    多数の高校生がドラフト上位候補に名を連ねた。
    この年からドラフトは高校生と大学社会人の分離開催となっており、
    希望枠のない高校生ドラフトでは
    抽選の可能性が現実味を帯びたこともこの傾向に拍車をかけたかもしれない。
    事実、高校生ドラフト以降は大社ドラフト終了まで仮想ドラフトが一気に下火になった。
    また大社の希望枠も自由枠以前の2枠から1枠に変更された。

    この年のマニアの評価は概ね「高校生大豊作、大学社会人不作」というものだった。
    ただ、夏の大阪府大会で28回22四死球、甲子園でも41 2/3回22四死球
    という辻内が世代の中心とされたことからもわかるとおり高校生、
    特に投手の大半は例年と比べても完成度の低い素材型が目立っており、
    高校生をあまり好まない筆者などは
    これならまだ2年生だった田中将大(駒大苫小牧高)のほうが欲しいと思ったものである。
    とはいえ大社投手も平野佳寿(京都産業大)を除くと福田聡志(東北福祉大)、
    高宮和也(ホンダ鈴鹿)など制球に難のある選手が人気だったのだが。

    この年の高卒組は

    投手:村中恭兵(東海大甲府高)、山口、片山、鶴、斉藤悠葵(福井商高)
    野手:炭谷銀仁朗(平安高)、岡田、宇部銀次(盛岡中央高)、川端慎吾(市立和歌山高)、陽仲寿(福岡第一高)、平田、前田大和(樟南高)、枡田慎太郎(智弁学園高)

    とまずまずの選手は多いものの活躍した年数が少ない
    or活躍まで時間がかかりすぎた選手が多く、
    数は少ないものの前年のダルビッシュ有、涌井秀章、
    翌年の田中将大、前田健太、坂本勇人のインパクトに完全に負けてしまっている。

    しかも実際の指名では高校生37人に対し大社が59人も指名(育成除く)された上

    投手:吉見一起(トヨタ自動車)、武田勝(シダックス)、平野、岸田護(NTT西日本)、
    岩田稔(関西大)、青山浩二(八戸大)、八木智哉(創価大)、越智大祐(早稲田大)、
    渡辺亮(日本生命)、川崎雄介(ホンダ熊本)
    野手:松田宣浩(亜細亜大)、本多雄一(三菱重工名古屋)、梵英心(日産自動車)、
    草野大輔(ホンダ熊本)、飯原誉士(白鴎大)、新井良太(駒沢大)

    といった当たり選手(これでもまだ一部である)を
    多く輩出する(他に育成で山口鉄也)など、
    プロと巷の評価との乖離をさらに鮮明に印象付けた年と言える。

    これ以降、各仮想ドラフトでの高校生指名(特にこの年は高校生指名数が
    大社を大幅に上回ることが多かった)はプロ志望か否かも加味する風潮が
    強まったこともあり以前と比べてやや抑え気味になっていく。
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