ドラフト10年史 年度別編(4) 2007年
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ドラフト10年史 年度別編(4) 2007年

2014-03-16 22:31
    近鉄が消滅し、東北楽天が誕生してからドラフトも10年が経過した。
    そこでドラフト10年史と題し、
    2004年以降のドラフトをまずは年度別に振り返っていきたいと思う。
    なお一般のドラフトサイト等と違い主観や偏見、毒が多数含まれており、
    仮想ドラフトやドラフトマニアの視点から書かれていることをご容赦いただきたい。

    2007年は再び栄養費問題が発覚し、当事者となった東京ガスの木村雄太が出場停止、
    西武が高校生ドラフトの上位2人の指名権はく奪という事態に。
    また希望枠制度も廃止され、高校生と大学社会人の分離ドラフトはこの年が最後となった。

    11チームが1位入札できるこの年の高校生ドラフトは
    快速球で甲子園を沸かせた佐藤由規(仙台育英高)、
    最後の夏は甲子園に出られなかったものの夏に急成長を遂げた唐川侑己(成田高)、
    1年生から大型スラッガー兼投手として注目されていた中田翔(大阪桐蔭高)
    がBIG3と呼ばれ、実際の指名もこの3人に全チームが1位入札することになった。
    裏を返せばそれ以外の選手はこの3人との実力差が大きいということでもあり、
    現在複数年活躍しているのが丸佳浩(千葉経大付属高)しかいない
    ことからもそれが証明される。
    典型的なのはセンバツで大活躍しながら以降伸び悩み
    夏大会では2番手投手となってしまった大田阿斗里(帝京高)だろうか。
    とはいえ大田、岩嵜翔(市立船橋高)、中村晃(帝京高)、
    藤村大介(熊本工高)、伊藤光(明徳義塾高)
    など単年で頑張った選手は多く今後が期待されるところ。

    さてこの年は本指名で高校生39、大社34と珍しく高校生が多く指名されたが
    それもそのはず2007年は大社が大不作の年だった。
    ドラフト前の評価は大場翔太(東洋大)、長谷部康平(愛知工業大)、加藤幹典(慶応大)の
    大学生3人が高校生と同じくBIG3を形成していたが
    加藤はそれ以前の東京六大学候補と比べても平凡な成績しか残しておらず、
    長谷部も以前の愛知大学リーグ上・中位候補に対し突出してはいない。
    最有力の大場は前年不調で1年先輩の永井怜にエースの座を奪われたうえ、
    この年は2度の神宮大会を含めると公式戦で212 1/3回も投げており、
    今から見ると不安要素満載であった。
    とはいえ外れ1位候補はまた輪をかけて
    完成度に疑問符のつく選手がほとんどだったのだから仕方ないところ。
    外れ1位で競合し社会人の中では最も評価が高かった
    服部泰卓(トヨタ自動車)も大場ほどではないがいささか多投が目立っていた。
    実際に複数年活躍している選手も
    1巡候補と目されながら3巡最後の指名となった宮西尚生(関西学院大)のほかは
    聖澤諒(國學院大)、伊藤義弘(JR東海)、山内壮馬(名城大)ぐらいである。
    2年目ですでに活躍の兆しを見せていた小瀬浩之(近畿大)が惜しまれる。

    また2002年に自由枠を回避され、
    仮想ドラフトでは毎年たびたび強行指名されネタとなっていた
    多田野数人がこの年指名された。
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