ドラフト10年史 年度別編(6) 2009年
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ドラフト10年史 年度別編(6) 2009年

2014-03-20 22:46
    近鉄が消滅し、東北楽天が誕生してからドラフトも10年が経過した。
    そこでドラフト10年史と題し、
    2004年以降のドラフトをまずは年度別に振り返っていきたいと思う。
    なお一般のドラフトサイト等と違い主観や偏見、毒が多数含まれており、
    仮想ドラフトやドラフトマニアの視点から書かれていることをご容赦いただきたい。

    今回は2009年。

    2009年のドラフトの趨勢はセンバツ大会の決勝が全て、とある意味言えなくもない。
    決勝で対戦した花巻東高の菊池雄星と
    清峰高の今村猛の両エースがこの大会で主役に躍り出たのである。
    菊池は夏も甲子園に出場したのちMLB志望を表明するが、
    結局国内の指名を待つことで落ち着く。
    夏は県大会で敗れた今村もプロ志望を表明したため
    この年のドラフトは1位入札に期待が集まった。

    また筒香嘉智(横浜高)を地元横浜が1位指名すると見られていた以外は情報が混沌。
    高校生では今宮健太(明豊高)、堂林翔太(愛工大名電高)、
    岡田俊哉(智弁和歌山高)、山田修義(敦賀気比高)、
    眞下貴之(東海大望洋高)など様々な名前が外れ1位候補に挙げられたが、
    実際の指名では3、4位で指名された選手の名前も挙がるあたり本命以外の選手たちの
    評価がそれほど上がらなかったことを示していると言えよう。

    これに拍車をかけたのが大学生と社会人の不作ぶり。
    2度も拒否し巨人1位指名が濃厚だった長野久義(Honda)以外は
    春に調子を上げた二神一人(法政大)、
    即戦力左腕として評価されていた藤原正典(立命館大)や古川秀一(日本文理大)、
    都市対抗で急に1位候補と目された中澤雅人(トヨタ自動車)などが
    仮想ドラフトの外れ1位で指名されているが、
    他に多数いた上位候補を含め誰が単独、外れ1位になるかは全く予測がつかない状態だった。

    実際に指名された選手を見ると、現在プロで活躍していると言える選手は少なく、
    特に2位以下だと加賀繁(住友金属鹿島)、堂林、山本哲哉(三菱重工神戸)、
    大島洋平(日本生命)、増井浩俊(東芝)ぐらいか。
    とはいえ今年でプロ5年目なので野手はまだこれからである。
    そんな中、1位指名でしっかり結果を残している今村、菊池、今宮、長野は
    さすがと言ったところか。

    ちなみにこの年の仮想ドラフトとの比較で目立ったのは中・下位の大学生投手評価であろう。
    どの仮想でも必ずと言っていいほど指名された選手の中では、
    中林伸陽(慶応大)、祖父江大輔(愛知大)、湯本五十六(専修大)、
    山内晴貴(九州共立大)、門脇康太(福岡大)あたりが指名漏れとなったのである。
    他の年と比べてもここまで多いのはかなり珍しい。
    祖父江は昨年ようやく指名されたが、他の選手は中林以外
    社会人でもあまり使われているとは言い難い。
    この中でまだ社会人でプレーしている選手たちの逆襲は果してあるのだろうか。

    またこの年の高校生は野手としても評価される投手が例年より多く、
    甲子園優勝投手ながら野手として入団した堂林や同じく投手だった今宮、
    一部では夏大会最高の投手と絶賛されたが野手での挑戦を選んだ庄司隼人(常葉橘高)、
    逆に野手評価の方が高かったにも関わらず投手での指名を選んだ秋山拓巳(西条高)
    など様々な展開が見られた。
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