ドラフト10年史 年度別編(7) 2010年
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ドラフト10年史 年度別編(7) 2010年

2014-03-22 23:47
    WARNING!
    この記事には一般のドラフトサイト等と違い
    仮想ドラフトやドラフトマニアの視点から書かれており、
    主観や偏見、毒が多数含まれているおそれがあります!


    4年前の2006年に巻き起こった斎藤佑樹フィーバー。
    斎藤は早稲田大に進み高卒即プロ入りはしなかったが4年後の2010年、
    彼と同じいわゆる「ハンカチ世代」の大学生がドラフトの中心と位置付けられ、
    1998年高卒・2002年大卒の「松坂世代」に勝るとも劣らない豊作と見られていた。

    中心にいたのは斎藤、大石達也、福井優也の早稲田勢。
    他に東京六大学では加賀美希昇(法政大)、
    東都では澤村拓一(中央大)、南昌輝(立正大)、乾真大(東洋大)、
    さらに地方でも塩見貴洋(八戸大)、中村恭平(富士大)の北東北勢、
    大野雄大(佛教大)、榎下陽大(九州産業大)など多数の投手が
    1~上位候補に名を連ねていた。
    ただ松坂世代と比べると野手の1位候補がほとんどいないのがまず一点。
    主な1位候補を個別に見ても斎藤は大舞台での勝ち運と大学通算勝利数は多いが成績は平凡、
    大石は抑えなので実績を割引く必要がある(リリーフは先発より成績がぶれやすい)、
    澤村はシーズンによって目立つ一発病、大野は最後の秋に負傷と
    それぞれに不安要素を抱えており、
    松坂世代というよりは2005年の辻内世代のほうがイメージが近かった。

    高校生で目玉と目されたのは甲子園春夏連覇を果たした興南高の島袋洋奨
    ではなく、東海大相模高の一二三慎太。
    前年秋の神宮大会でマニアの心をわしづかみにした彼だったが、
    センバツ大会では今一つの出来だったあとサイドスローに改造、
    球速は早くなったものの内容は高校生の平本(元ヤクルト、立命館大)であった。
    プロ入り後肩痛で野手転向を余儀なくされる(もともと身体能力は高い印象だった)が、
    実はこの時点で肩痛がかなり深刻だったのではと思えてしまう。
    それでも一部マニアやドラフト解説者には投手としての評価が高かったようだが、
    仮想ドラフトでは1位指名されることはほぼなくなっていった。
    一方野手は実際に上位で指名された山田哲人(履正社高)、吉川大幾(PL学園高)、
    山下斐紹(習志野高)らが上位候補と目されていた。

    社会人はというと、高校生同様大学生のイメージに押され1位候補は少なかった。
    その中で1位とされたのは榎田大樹(東京ガス)と岩見優輝(大阪ガス)か。
    ただ同僚の美馬学(東京ガス)と共に活躍していた榎田はともかく、
    岩見は2年前の1位候補という印象をそのまま当てはめた感は否めなかった。

    さてこの年の仮想ドラフトでは1位中10枠を大学生投手が
    占めてしまうことが多かったが、ふたを開けてみれば計6人。
    大学生野手で伊志嶺翔大(東海大)が入った以外は社会人投手2、高校生野手3
    と思った以上にばらける結果となった。
    3年で結果を判断するのは酷だが、現状期待通りの結果を残しているのも
    大学生投手は澤村と塩見ぐらいで、あとは榎田、美馬、牧田和久(日本通運)、
    久古健太郎(日本製紙石巻)、大原慎司(TDK)など投手は社会人に集中している。
    高校生投手も1年結果を出した宮國椋丞(糸満高)以外は今年が正念場であろう。
    その一方で大学生野手は伊志嶺、秋山翔吾(八戸大)、柳田悠岐(広島経済大)が奮闘し、
    高校生では山田、西川遥輝(智弁和歌山高)、社会人も荒波翔(トヨタ自動車)と
    全体的に野手が結果を残している。

    また澤村がドラフト前に巨人を事実上逆指名し、
    まだ逆指名制度が巨人(とMLB)にのみ生き続けていることを印象付けた。
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