2014年ドラフト感想(続き)
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2014年ドラフト感想(続き)

2014-10-24 23:24
    前回の記事はチーム別にしか見ておらず総括するのを忘れていた。
    なので簡単にまとめてみようと思う。

    (1)不作感の要因とは
    今年の上位24人の内訳はこうなった。
    高投4 高野4 大投10 大野2 社投4 社野0

    一般的には今年目玉とされた高校・大学生投手が不調だったからと
    されるが、結局大学生投手は10人も指名。
    ここ7年では2012年と並んで最多タイとなった(謎の指名もあったが)。

    それよりも今年目立つのは野手が少ないことで、
    上位指名中6人はやはり2012年と並んで最少タイ。
    社会人野手は上位24人に入ってこない年も珍しくないし
    大学生も毎年2、3人程度なのでいつも通りなのだが
    高校生野手、中でもショートで上位確実と言われる選手が出なかった。
    何だかんだで3位以下ではかなり内野手の指名があった(それも
    今年は特に予想外の選手の指名が目立った)ものの、
    あれだけ不調の投手が多かったにもかかわらず彼らの評価を覆すだけの
    高校生野手が結局現れなかったのが今年の「不作」を後押ししたと言えよう。


    (2)最終的な指名比率について
    本指名 高投14 高野17 大投14 大野10 社投18 社野8 計81
    育成含 高投19 高野25 大投15 大野13 社投21 社野11 計104

    上位では野手があまり指名されなかったが3位以下ではかなり指名され、
    野手の比率が意外に高い結果(43.2%)になった。
    やや野手多めにも見えるが、第二次戦力外などで動きもあるのだろうし、
    基本的にはファーム状況に合わせた補強をするチームが多かったと思う
    (そこまで獲るのかと言いたいチームもあったが。5年間で15人も高卒野手
    を獲り、うち一軍はまだ3、4人なのにどこで育成するつもりなのだろう)。
    また今回は例年以上に名前のほとんど出なかった野手が目立っている。

    一方投手は昨年に比べれば少ないが社会人の比率が高く、
    高校生と大学生に不安要素が大きかったことがうかがえる。


    (3)意外な順位の選手について雑感
    毎年意外な選手が指名漏れや下位での指名になったり、
    逆に高い順位で指名されるケースは存在する。
    指名漏れ選手はここでは触れず、指名された選手から想像以上に低い(高い)
    選手について少しだけ触れてみよう。

    前評判より低かった選手
    ここで真っ先に上がるのは脇本直人だろう。
    甲子園でもかなり話題になった選手(というかチーム)だっただけに
    意外だったが、よく見ると高校生外野手では2番目の指名。
    高校生外野手そのものが今年は敬遠されたようだ。

    他には社会人で外れ1位まで噂されていた高木伴と福地元春か。
    この2人に関しては今年結果を残せなかったのが痛かったと思う。
    社会人のリリーフ専任というと最近では美馬学が思い浮かぶが、
    美馬とこの2人では実績は雲泥の差がある。
    素質には期待されているので、プロで巻き返してほしい。

    前評判より高かった選手
    何と言っても名前が挙がるのは薮田和樹だ。
    あちこちですでに書かれているが、
    3年春に1イニング投げた以外まったく登板していない。
    大学で投げた実績があまりない選手は最近だと柴田章吾や塚田晃平がいるが、
    ここまで投げていないのも珍しい。
    数年後果たしてどんな結果になっているだろうか。

    あとは外崎修汰か。
    たしかに一部マニアには名前の挙がる選手ではあったが、3位は相当高い。
    ただこちらの場合は5人終了の予定だったので
    この順位に落ち着いたと考えればしっくりくる。


    以上、3つの項目について簡単に感想を述べてみたが、
    今年は最近のチームの傾向を良くも悪くもそのまま反映した指名が多かったと思う。
    路線をやや変えてきたチームもあるのだが、候補の選び方は
    やはりどことなくそれまでのチーム傾向そのままという印象が強かった。
    とはいえその結果は10年後、20年後にならないとわからない。
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