現役選手仮想ドラフトとは
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現役選手仮想ドラフトとは

2014-12-29 13:18
    仮想(模擬)ドラフトというと、
    このブロマガなどでも「その年のドラフト対象となるアマチュア選手をドラフトする」
    形態のものをずっと取り上げてきたわけだが、
    他にも仮想ドラフトの種類はある。

    その一つが現役のNPB所属選手をドラフトしてオリジナルのチームを作るというもの。
    最近ではあまり見なくなった企画ではあるが、
    2002年頃のあるTV番組で行われた仮想ドラフト企画がきっかけだろうと思う。

    この企画の利点は野球ファンなら誰でも知っている選手を選ぶということ。
    つまり参加・鑑賞ともに敷居が低い。
    参加者の人数次第ではオールスター級のドリームチームを作ることも可能だ。
    一方で一般的な評価とは異なる選手評価の参加者が現れることもあり、
    それによってその選手が再評価されるきっかけになるのも魅力である。

    ルールは基本的に普通のドラフトと変わらない。
    1位はだいたい入札制となり、2位以下は企画にどれほど時間をかけられるか、
    参加者がどれぐらい企画に慣れているかによって入札かウェーバーかが変わる。
    入札で競合すればもちろん抽選だ。
    指名する選手の数は企画によって大きく変わり、
    スタメン(先発投手含)のみの場合もあればセットアップとクローザーを
    追加するケース、一軍登録選手全部を選ぶケースなどさまざまで、
    これは後述するシミュレーション用ソフトにも左右される。
    ルールを追加するなら、MLBに移籍した選手もドラフト可能にする、
    特定チームのファンには専用の自由枠を設ける、といったものも面白いかもしれない。

    難しいのは作られたチームの評価の仕方だろう。
    前述のTV番組ではこれといった評価は行われなかった(視聴者投票はあったかも)が、
    ネット上で行われる場合、それだけでは面白くないので
    何らかの評価をシミュレーションすることが多い。
    といっても、PECOTAのような成績予測システムを用いるのはさすがに無理なので
    たいていは実況パワフルプロ野球やベストプレープロ野球などのゲームを使って行われる。
    この場合は仮想ドラフトのコンセプトとしては「現役選手のドラフト」よりも
    「ゲームをみんなで遊ぶ」のがメインであることも多い。

    チームの評価を客観的に知ることができるのは利点だが、
    注意しなければならないのは現実のシミュレートではないという点だ。
    パワプロにせよベスプレにせよ、これらのゲームには
    実際のプロ野球とは異なる「ソフトごとのゲームバランス」が存在している。
    選手の評価もそのソフトが選手成績を完全再現するものになっているとは
    限らない(有名どころではパワプロの阪神贔屓査定など)。
    そのため、ほぼありえないような構成のチームが圧勝することがある。
    たとえばPCで一番シミュレーションしやすいベストプレープロ野球'00(注1)は
    守備による失点の増減が異常に激しく、二遊間は井口資仁や松井稼頭央を差し置いて
    奈良原浩、久慈照嘉や稲田直人が、三塁に強打の選手たちではなく上田浩明が入る
    などということも日常茶飯事だ(たとえが古いな)。
    また、シミュレーション役の負担が非常に大きいのも厄介なところ。

    そんなわけで難しい部分も多々あるわけだが、
    見る側、参加する側としては非常に面白い企画であることは間違いない。
    誰か企画してくれないかな。


    注1 現在ではオークションで4万越えの高値がつく超レアもの。筆者は所有していない。
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