◆ファイルシステムの修復 & コンポーネントストアの修復
自動メンテナンスがスケジュールされているので普段から手動で実施する必要は無い。
必要となるケースとして、 Windows Update などが失敗するので今すぐ実施したいなど。
・自動メンテナンス
コントロールパネル → システムとセキュリティ → アクション センター → メンテナンス → メンテナンスの開始
サードパーティ製セキュリティソフトを導入していない場合は Windows Defender のスキャンも実施されるので完了まで時間がかかる。
以下自動メンテナンスのスケジュールを停止していたり、いじりすぎて手動でも自動メンテナンスが動かない人向け。
・自己復旧
ボリュームの破損ログのエントリの列挙
fsutil repair enumerate %SystemDrive%
上記コマンドで破損レコードが見つかった場合は fsutil repair で修復できなくは無いが、一つ一つ手作業でする必要がある。自動メンテナンスを実行するのが楽。後述するProactiveScanでも修復できる?
・チェックディスク
chkdsk %SystemDrive% /f
より強力に破損をチェックするがディスクにかかる負荷は大きい。
・チェックディスク (ProactiveScan)
タスクスケジューラ → タスクスケジューラ\タスクスケジューラ ライブラリ\Microsoft\Chkdsk → ProactiveScan を右クリックして実行
おそらく自動メンテナンスはこのタスクを実行して修復を行っているのだと思う。
・次回起動時にチェックディスクをする
必要となるケースとして、ユーザープロファイルを別ドライブに移している環境で、ユーザープロファイルのあるドライブをチェックディスクしようとするとそのドライブをアンマウントして実行できてしまう(Windowsが起動したまま実行できてしまう)のでいろいろと不都合が発生することもあるので、起動時にチェックさせたいときや、一度に全部のドライブをチェックさせたいなど。
fsutil dirty set %SystemDrive%
fsutil dirty set d:
etc...
・コンポーネントストアの修復
dism /online /cleanup-image /restorehealth
・システムファイルの修復
sfc /scannow
・使用していないドライバーのクリーンアップ
rundll32.exe pnpclean.dll,RunDLL_PnpClean /DRIVERS /MAXCLEAN
ロールバックのために保持している古いドライバーのバックアップや接続されていない機器のドライバーを削除。Win10の大型アップデートに失敗する場合などに試してみる価値あり。
・トランザクションログのリセット
fsutil resource setautoreset true %SystemDrive%\
通常は下記までする必要はない。
attrib -r -s -h %SystemRoot%\System32\Config\TxR\*
del %SystemRoot%\System32\Config\TxR\*
attrib -r -s -h %SystemRoot%\System32\SMI\Store\Machine\*
del %SystemRoot%\System32\SMI\Store\Machine\*.tm*
del %SystemRoot%\System32\SMI\Store\Machine\*.blf
del %SystemRoot%\System32\SMI\Store\Machine\*.regtrans-ms