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「果報は5年待て」? 株式投資テーマの歴史に学ぶコツ/日経新聞[有料会員限定]
株式投資に限ったことでは無いですが、
この手のマジックには注意が必要です。
このケースで言えば、銘柄と起点の選び方次第で
いかようにも結論づけることが可能だからです。
1年後でも3年後でも自在でしょう。
逆に5年後に底値になるパターンを選べば「5年持てば最悪の結果」
というのも可能です(笑)
ですから、
こういう話を持って「5年持つのが得策」といった「結論ありき」で
投資を行うことがもっとも危険だと思います。
何年も言い続けていますが、「期間/時間」は結果に過ぎません。
「その期間、投資したから上手く行く」なんてことはあり得ません。
「5年ゴルフをすればシングルになれる」
「5年宝くじを買い続ければ億万長者になれる」
「5年ビジネスをすれば成功する」
そんなバカな話が無いのは誰でもわかるはずです。
因果関係は、どれだけ良い投資判断をしたか、し続けたか、
これしかないのです。
その結果として、「期間/時間」があとからついてくるだけ。
近年、もっとも成功した銘柄の象徴であるガンホー(2013年5月高値1633円)は、
パスドラのリリース日2012年2月を起点とすれば株価17円→1年3ヶ月で約96倍
自民政権となり株価が上昇し始めた2012年11月を起点とすれば株価60円→6ヶ月で約27倍
(オマケですが、96倍と27倍も大きく違うようですが、株価で言えば43円しか違わず、100株なら4300円に過ぎません)
ガンホーでいえば半年や1年で十分すぎるほどでした。
でも果たしてそれだけ持てるのか?
100倍近くなっても5年持った方が良いのか?
こんなものは状況と銘柄の成長次第で全然変わってくるものです。
期間とかつまんないことを考えずに、
素直に伸びると思うテーマや企業を考え、
ご自身の投資の目的/目標/スタイルに合わせて実行するのみでしょう。
なぜ期間の話題を毛嫌いするかというと、
往々にしてそれが失敗の先送りに繋がったり、その言い訳に使われたりし、
投資成績を悪化させる要因となるからです。
投資は、開始前から終了時まで、常になんらかのジャッジ(判断)をしているわけです。
なにもしていないときも、それは保有という判断をし続けているということです。
常に自分にとってベストと思う判断をし、その判断が終了(売却)となった時が、
投資期間が決定する瞬間です。
もちろん事前に目標として期間を設定したりイメージすることもアリですが
(そんなものもちろんアリに決まってます(笑)そもそも自由だ!)、
期間ありきで振り回されたり、勘違いしたり、損失を拡大させたりしないで欲しいということです。
関係ないけど、記事最後の
「有望と思うテーマ以外の事業で充分利益を上げている企業から選べ」って(笑)
これがもし経営判断だとすれば、こういう中途半端なやり方が一番嫌い(笑)
「有望と思う事業は伸びた、でもそれ以外が減益に転じた」とすれば意味が無い。
私なら、「有望と思うテーマでもっとも伸びそうな企業」を選び、
「ヤバイと思ったらすぐに逃げる」
そういう選択と行動ができないから中途半端なやり方になるのでしょうが、
それは中途半端な結果しか期待できないことと、なにより投資後の判断が複雑で迷うから
かえって難しくなると思います。こっちは良いけどあっちが悪い、どうしよう?
下手に策を弄するものではありません。
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