『第00回 世界ボーカロイド大会』にぼっちで参加してみた⑥まさにグローバル!ボカロが世界を救う日 編
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『第00回 世界ボーカロイド大会』にぼっちで参加してみた⑥まさにグローバル!ボカロが世界を救う日 編

2013-07-15 20:46
    どんどんボカロ界隈に染まってゆくことを心から楽しんでいる都まんじゅうです。
    この前初めて「ボーマス」に参加してまいりましたイエーイ
    無論、独りで。イエーイ…

    にもかかわらず
    ボカコンで知り合った方々や、この拙筆なブロマガを見て下さっている方から声を掛けて
    頂きました…、私は本当に果報者でございます。

    とても嬉しかったのですが、一体何人に私が変態淑女だとバレてしまったのだろうかと
    考えるとこんなに暑い夏もクールに過ごせる気がします。

    父が勤める会社の社員さんにも大学院の後輩にも留学生にも臺灣の方にも「読んだよ^^
    と言われた(脅された)ので、
    この分だとおそらく自分の性癖を自らの手でばら撒いてしまったのですね。
    ソーシャルメディアぼっけぇきょうてぇ


    前回の記事で「天使にふれたよ」編を書くよ、と宣言しましたが予定を急遽変更いたします。
    (期待されていた方、申し訳ございません)

    今回ご紹介するイベントは
     第00回ボーカロイド学会
          「ボーカロイド:その文化と世界へのインパクト」


    もうタイトルからお察しの通り、ガチ。真面目なシンポジウムです。

    (ここからなっがーーーい文章が始まりますので、スナック菓子でもつまみつつゆっくり
    ゆったりのーんびり読んで下さると助かります。)

    この学会のすごいところはSkypeで日本ーアメリカードイツを結びつけ、それぞれの
    国のボーカロイド現象に関する状況をプレゼンし、パネルディスカッションしようという
    試みを行っていたこと。ちなみに使用言語は基本的にENGLISH。
    OMG!ハードルたっけぇ!と思ったけど適宜日本語に通訳されてホッとしました。

    今回は、その学会を中心に「こんなことが話し合われていたよ」という内容をレポート
    できたらと思います。
    まだまだボカロ初心者でボカロについては薄識の私にとっては「ほえー…」と思う事が
    盛りだくさんでした。

    まず日本チームからのプレゼン

    『HOW THE WORLD HAS BEEN ACCEPTING VOCALOID SO FAR.』
    (『ボーカロイドが世界でどのように受け入れられているのか』)

    このプレゼン、あの「結月ゆかり」等ハイクオリティボカロでおなじみ
    AHSの尾形社長がそれはもう流暢な英語で発表なさっておりました。すごいや…。

    まずボカロというのは前提として「voice synthesis software:音声合成ソフト」なのだ、
    という点を踏まえます。

    認知度ですが、2011年時点EURO圏では10%以下だったのが、2013年、つまり今年は
    20%程度にまで上昇したそうです。ほほー。
    掲載した写真のスライドにもありますが、その対象は「アニメ・ゲーム好きでボーカロイド
    を知っている」人。

    よくYOU TUBEを見ていると、初音ミク関連の動画に
    「これって何てアニメのキャラか教えて!」とかコメントついてますよね。
    その都度「これはボーカロイドっていう音声合成ソフトで…」と一生懸命マジレスしている
    外国人同士のやりとりを見ていると、こうやってボカロは伝播していくのだな、と感慨深い。

    ちなみに今ボカロは日本語・中国語・韓国語・スペイン語・英語の5か国語対応。
    スペイン語にも対応していることを知らなかったのは多分会場で私だけだったでしょう…。

    驚くべきことにソフトウェアは知らなくとも「ボカロP」は知っているという外国人が多い
    らしい。そして欧米はキャラクター先行型で「もっとこのキャラの曲が聴きたいわ!」という
    感覚で伝播していくのです。これらも実はYOU TUBEのコメント見ると納得できるお話。

    そしてAHS尾形社長曰く、購入者で多いのはブラジルの方だそうです。
    ブラジルの人きこえますか―――!Obrigada―――!

    理由としては物価が高いので「ボカロってそんなに高価な物じゃないよね」という感覚で
    買えること、そして音楽を学んでいる人が多いということ。

    逆に考えると中国や中近東諸国でボカロが普及しないのは、物価が安くて音楽教育がまだまだ
    発展途上だから。
    そういえば友人の中国人留学生も「子供の頃から楽器といえばピアノ!」って言ってました。

    以上をまとめると “ボカロを販売できる(しやすい)土壌” として
    ・音楽を聴く文化がある
    ・音楽教育が盛んである
    ・パソコンが普及している
    ・物価水準が日本に近い
    ・英語教育が普及
    ・アニメ、ゲームへの理解がある
    という以上の点が鍵になってくるということです。

    キャラクターが認知されていても、買えなかったり、そもそも音楽が生活に根付いていない
    文化土壌ではボカロは普及しないのです。

    ―――コソボの少年の、こんなエピソードが紹介されました。

    ボーカロイド(「音声合成ソフト」)の説明した際に
    「こんな夢みたいなことができるんだね!」と目を輝かせていたこと。
    そして
    「僕の国にはようやく危険がなくなったから、もうすぐ僕もボーカロイドを使うことが
     できるかな?」と言ったそうです。

    (´;ω;`)ブワッ

    おおおおねいさん、僭越ながらバイトを頑張ってこの少年にボカロ買ってあげたい!!
    と切実に思いましたが、黒柳さんが「買い与えるのが善意とは限らない」と仰っていたのを
    思い出し、この子が自分の力で手に入れるボカロでなければ意味が無いんだと自省。

    つまり平和じゃないとボーカロイドは普及しない

    このことは今日もなんだかんだで平和な日本に住んでいる私には当たり前すぎて
    看過してしまっていた事実でした。
    恵まれた環境に居るのだな、と日常に感謝。なんでもない日おめでとう。

    日本のプレゼンから見えた未来予想。(シパング風)
    ボカロが全世界的に普及する日、それは
    世界が本当の意味で平和になった証拠
    なのでしょう……。そんな日が早く訪れることを祈っています。


    次にアメリカからの中継。
    なんと『ミクメンタリー』の監督、Tara Knight氏がプレゼンを行って下さいました!


    ※『ミクメンタリー(MiKumentary)』とは初音ミク現象についてのショートドキュメンタリー
      シリーズ。YOU TUBE等で動画を見ることができますし、現在森美術館で行われている
     『LOVE展』でも最新作を見ることができます!ヒルズは今ミクカフェ第二弾もやってるしオススメ!

    Taraさんの発表内容はだいたい以下の流れで進行しました。
    ・ボーカロイドについて知っているアメリカ人
    ・ボーカロイドについて知らないアメリカ人
    ・ミクメンタリーについて

    まず日本人がミクをはじめとしたボカロを知るきっかけとしては
    あーきはーばらー♪(桐乃」といった場所。そしてご存知『ニコニコ動画』
    ではアメリカ人は?というとさっきからワーワー言ってますが『YOU TUBE』。
    アニメコンベンション等で知った、という人もいます。
    全体的に見れば、主にカジュアルなライトユーザーが多いらしい。まぁようつべ発ですし。

    タイプとしてはアニメ・J-POP・新しい音楽テクノロジーに興味がある人がそれらの
    カテゴリーのサブカテゴリーとしての「ボカロ」を知るそうです。

    また、話題に上がったのは↓の『HOT TOPIC』というお店。


    ググってみたところ、10代をターゲットにした(主に女の子向け?)の雑貨や
    服を売っているお店みたいです。最高にクールなお店よ、との評価。HOTなのに。
    そこではハローキティのTシャツと同じような扱いで初音ミクのTシャツが売っている
    という…!ハリウッドにも店舗があるらしいので旅行に行った際には是非立ち寄ってみたい。



    次にアメリカのFAN ART事情ですが、これらのクオリティが高い&そこはかとなく
    アメリカナイズドされてて面白いです。


    「Just be Friends」のコスプレふつくしい…


    POPアートな感じでこういうの好きです。個人的にパワー●フガールズ思い出したり。

    こんな感じでファンによる創作も盛んなアメリカのボカロ界隈ですが、一般のメディアで
    どのように報じられているのかというと、、、
    主に「ミクのコンサート」が取り上げられることが多いらしいのですが、、、

    ただ、ボカロ=高い声ハイピッチな曲、加えて「これなんてアニメ?」とか
    言われてたように、見た目の為か『Alvin and Chipmunks』という子供向けカートゥーン
    と並列。つまりToo Childishな浅い表現だと…。
    またライブで見せる映像による早着替え(?)というか変化もdolled-up、
    お人形の着せ替えみたいな感覚で受け止められてしまう現実。


    しかし、「初音ミク」についてよーーく知っているぜ!なアメリカの方々はこのような報道に
    わかってない、奴らは全然分かってない」と反駁していたそうで。

    一方、“Los Angels Times”では実体のないものにリアリティを感じる現象に焦点が
    あてられていた点に注目。
    そこで例に出されたのがTupac Shakur(米のヒップホップMC・俳優として有名)の
    ホログラム。

    (気になる方は参考に→http://nmn.nifty.com/cs/catalog/nmn_topics/catalog_120418075755_1.htm

    故人をまるでそこに召喚したかのような演出のパフォーマンスって最近では
    プレスリーとセリーヌ・ディオンの共演など、結構試みられている気がしますが


    しかし、あくまでも初音ミクのライブは「死んだ人を蘇らせる」わけではないのだと
    言及されていました。

    アメリカでは過去の大物歌手を歌わせるのにこのような技術を使っている。
    日本はキャラクターを歌わせたり踊らせたりする為に使っている。

    この観点で「初音ミクのライブ」を考えると興味深いですね…。

    そして最後に


    ミクメンタリー エピソード4の制作が進行していることを発表し、
    会場は盛り上がりました!! 個人的にも超注目 超期待です




    そして最後にクールジャパン研究会(最近では方法論・アニメツーリズム・アイドル文化等を研究)プレゼンツ。ドイツチーム


    ボカロに関するオンラインコミュニティやメディアに関する発表をして下さいました。

    Animexxというアニメファンの交流サイトには約10万人が登録し、
    その三分の二が女性!
    なんだか私の仲間がたくさん居そう。

    ジャンル分類は
    Fan Art、漫画・同人誌、Fanfics、コスプレ…等だそうです。
    ボカロというジャンルはまだ無いですが、↓のようにコスプレなど盛んに
    取り上げられている様子。



    ドイツにはピアプロに投稿されている、レベルの高い絵師さんもおり、
    またKentaiPさんという、これまたハイレベルのボカロPさんもいらっしゃると
    のこと。知らなかった方は要チェック!

    (KentaiPさんは主にVocanoというサイトをプラットホームにして楽曲を発表しています)

    そして『KONEKO』という日本文化(サブカル)紹介雑誌もあるそうな。
    誌名がすっごく可愛いです。


    ボカロ特集号もあるぞやったね!

    ドイツでは日本のポップカルチャー現象に焦点があてられており、
    ミクのコンサート等に関する報道はアメリカとほとんど同じだそうです。


    ―――――

    私の感想としては、やはり「ボカロ」を普及させるうえで重要なのは、
    ボーカロイドはこういう風に楽しめばいいんだよ」という
    理解や受容の仕方のコンテクストを同時に輸出しなければいけないんだな、
    ということでした。
    これはいわゆるクールジャパン(←実は個人的にくっそ寒い名称だと思ってる…)という
    事象にも幅広く言えることなのではないかな、と思います。


    さらに、海外でも日本でもキャラクター消費されがちなボーカロイドですが
    「音声合成ソフト」としてのボーカロイドももっと注目されるべき。


    尾形社長も仰られていましたが、クリエイターがピアノやギターを選ぶように
    表現方法の一つとしてボーカロイドを使用できるような環境をつくっていけば
    永続性を得られるはずです。
    でもやはり日本なのでまずキャラクターありき、ですが。



    先ほど触れましたように海外ではToo Childishに報道されがちなボカロ。
    Taraさんは「個人的にはChildishなものだと考えていない」と苦笑されていました。
    海外でも日本の音声合成技術は確実に評価されています。
    その上でボカロが「芸術的なツールだ」と認められるようになれば…。
    ミクのコンサートもアーティスティックだと報道される日がくるのでしょうか。
    (しかし本家日本でも“色物扱い”されている感も否めず…難しい問題です)


    しかしボカロの生存戦略に必要なのは…なによりも世界平和!!
    音楽を、ボカロを楽しめるような文化を世界中の人々が享受できるような
    世界になると良いですね。
    それこそミクさんのパンツとか真面目に世界中の人と語り合えるような…(笑)



    コソボの少年がボーカロイドを手に入れて、ボカロ楽曲をうpできるような日が
    来ることを楽しみにしています

    ボカロが世界を救う日を夢見て、今回のレポートは終了です。

    いつにもまして冗長な文章で申し訳ありませんでした<(__)>
    たぶん読んでいて途中で眠気が襲ってきたのではないかと思いますが
    ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございます。
    (正直、私も書きながら「なっげえ…しぬ」と、何度も匙を投げかけ……)


    ちなみに学会終了後はお昼ごはんでした↓

    カレー好き都まんじゅうイエロー歓喜。お肉ごろごろ美味しかったです。


    次回こそは(ミクさんマジ)天使にふれます
    そしてふれた結果、私が本格的に壊れます

    どうぞ過度な期待はせず、お楽しみに。

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