ありとあらゆるオタク的事象を憎む母にはヲタの娘がおりまして 前編
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ありとあらゆるオタク的事象を憎む母にはヲタの娘がおりまして 前編

2013-09-09 16:53
  • 137
  
   わかってくれとは言わないが そんなに俺が悪いのか
                              (ギザギザハートの子守唄 /チェッカーズ)

 

はじめましての方ははじめまして!
「ま た お 前 か」の方は、いつもお世話になっております。
都まんじゅうと申します。

この2か月は主に『世界ボーカロイド大会』の体験レポを書いておりました。
それもこのほど完結したということで、少し趣向を変えて、雑記を垂れ流してみようと
思い立ったのが今回のブロマガの内容でございます。

TOKYOオリンピックおめ!!という時流に完全に乗り遅れる感じで申しわけない…。

簡潔に言えば、母と娘のくだらない喧嘩と私の恥ずかしい告白大公開スペシャルです。

正直、これはバトルをニコ生…、映像を配信した方が面白いのではないか!?と思ったのですが
配信環境が整っていない&私のブサイクな泣き顔マツコデラックス激似の母の鬼の形相を
皆様にお見せするのはしのびないと内省し、文章のみでお送りいたします。



まず私の自己紹介から
・実家暮らしの大学院生。つまり親のすねかじり虫
・バイトで塾講師を少々。自分の趣味は自分の稼いだお金で楽しむ主義。
・中学時代の友人に勧められたギャルゲでオタになった。可愛い女の子に目が無い。ハァハァ
・スリザリンは嫌だ!な魔法学校物語で腐女子に覚醒。なんでもBLに変換する程度の能力。
・コミケ(夏・冬)参戦歴9年
・プレミアムなニコ厨
・ブロマガを読んでくださった方から「全方位アニヲタ」と呼ばれる。「変態」とも。
フィギュアをやたら集めたがる。中野ブロードウェイ、アキバのホビ天大好き。
・ボカロ廃と名乗るのも恥ずかしいぐらいの浅識ですが、ボカロ廃に両足つっこんだ状態
・2か月前コスプレイヤーデビュー
・中高6年間のトラウマが響いており、致命的なコミュ障
・最近提督になった





続いて、母さん紹介
・高卒。しかし切れ者だった為、出世街道まっしぐらのハイスペックOLだったらしい。
・現在は父の自営業を事務仕事で支える。お疲れ様です。そして相変わらずハイスペック。
・昔取った杵柄でファッションセンスがかなり優れている
・娘の私から見てもコミュ力が異常
・昔は「貴女のナイトになりたい」と砂糖ぶっかけ祭りのような口説き文句でチヤホヤされ、
 リアルにアラブの石油王等、多くの男性から求婚されるレベルのハーレクインロマンスに
 登場しそうな美女だったが、現在の姿はあわれマツコ・デラックス
・暇さえあればショップチャンネル&QVCを監視する通販マニア。
・某国ドラマ、アイドルに夢中。一週間の疲れを『トンイ』で癒す
・アニメを「マンガビデオ」と呼ぶ
・「オタク…?きもい氏ね」




            
              ―――「オタク…?きもい氏ね」

そんな母のもとになぜか重度のヲタ娘。が爆誕してしまったことから
悲劇は始まりました。



このブロマガを読んで下さっているであろう方に「私(ヲタ)の味方になってよ」
というつもりは毛頭ありません。
ただ、こういう真逆の母娘がいるんだな、と笑っていただければと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


小6までの私は、というと
マンガ?とかアニメ?とかポケモン?とかそういう低俗なものは知りたくもない
という完全なるクソガk……、ガリ勉・文学少女でありました。
過去の自分が地獄のミサワ絵で再生されるので、過去に遡ったら無条件で殴りたいです。

それもこれも母の完璧な“調教”の成果。
ありとあらゆる因子の侵入を防ぎ、私の目に触れさせないウォール・ママン。
安倍首相ではありませんが「 「状況はコントロールされている!」」のです。
母の目の届く範囲内でしか行動できなかったわけなので、当然っちゃあ当然。
ポケモンいえるかな??いえるはずがない!――こんな小学生は嫌だ。な小学生でした。

しかし、中学入学後、クソガキに転機が訪れます。
鬼の居ぬ間になんとやら、マンガの面白さに目覚めました
いやぁ、『フルーツバスケット』は名作ですよね。主に白泉社の作品が大好きでした。

それにとどまらず、私の中の潜在的オタ要素を見抜いた友人Aは「コイツならイケる」
と踏んだのか、すかさず『サクラ大戦』シリーズをハードごと貸し出します。
この体験は衝撃で、「萌え」という言葉をデュアルショックを通して学びました。
レニ・ミルヒシュトラーセは俺の嫁。

それから鍵(Key)っ子になったり、エヴァにハマったり
また別の友人から「なんでも┌(^o^ ┐)┐に変換する」というその発想はなかった的
アニメ・マンガの楽しみ方を伝授され、むくむくと私の中の悪の華が咲き乱れ始めます。

思ったほど中学に馴染めず、小学校からのエスカレーター組に「デブス」とプギャー
されていた私にも仲の良い友人が出来たことに、当初母は喜んでくれました。

アニメ・マンガ・ゲームはあくまでコミュニケーションの道具」なのだと、
私が割り切り、そして母もそのように理解していたうちは。。。

これは私の非でしかないのですが、どんどん「その世界」にハマっていきました。
……辛い現実から逃げるように。
中二という時期も重なり、オタク的なセカイが私には唯一のオアシスになりました。
こんなに楽しいことには逆らえないっ!状態。
まぁ「依存」ですね。



そんな娘の姿を、いつしか母は気持ちが悪いと表現し始めます。

気持ちが悪い

理解できない

そして「失敗した」と。

理想の「娘」からどんどん逸脱していく私の姿は、母にとってさぞかし異形に思えた
ことでしょう。

もしかすると母の脳裏には宮崎勤事件における「オタク」像が未だにこびりついている
のかもしれません。

自分が「理解ができない」ものを、人は「恐れ」ます。
私は母の「恐れ」、「異形」と成り果てました。

異形の子」…か、悪くない響きだ…。と厨二の私は不敵な笑みを浮かべた。

――って、そんなこと言ってる場合じゃないんすよ!!!!!!

こうして母はありとあらゆるオタク的事象を憎むようになりました。
元々「好きじゃなかった」らしいのですが、憎しみにまで変わったのは私のせいです。

ここから母も反撃を開始します。
アニメ・マンガ・ゲーム・ネット・アニソン…すべてを天岩戸へ封印しました。
汚名返上。

「元の私」つまり小学生時代の私に戻るよう、再調教の開始です。

あらゆるオタク的事象は、私の眼前から消し去られました。

しかし、一度オタであることの味をしめた娘は
隙を見つけてはお小遣いを握りしめアニ〇イトへ進撃する日々。

そして隠す→見つかる→母激怒→反省したそぶりを見せる→許される→アニメ〇トへ
の無限ループを繰り返します。

私のオタク化(異形化)は禁止されればされるほど加速する一方でした。


唯一母を黙らせる方法は、『勉強』している姿を見せることだったので、そちらの方面
は頑張ったつもりです。このあたりは母の調教が成功しているように思えます。

高校時代も陰湿なイジメを体験しつつも、心優しいオタク仲間と楽しく青春を謳歌し、
親を納得させるため、無事現役で大学へ入学した私は、さっそくアルバイトを始めます。

生まれて初めて「自分の意志で自由に使えるお金を手に入れた」のです。


その金でさらにオタ化に歯止めがかからない状態へと進行しつつある私を母は
気持ちが悪い」「理解できない」「失敗した
どうしてこんな娘に育ってしまったのか…と嘆きました。

私はそんな母を横目に、

「なぜ放っておいてくれないの」
「自分で稼いだ金で遊んでなにが悪いの」
「別に犯罪に手を染めているわけでもなしに、なぜそんな誹りを受けねばならないのか」

こんなに素晴らしい文化をなぜ理解してくれないんだ!
という気持ちが湧きあがるようになりました。

これは単に「甘え」だと思います。理解してよぅ!と泣きわめくのはただのガキです。
いい歳して親のすねをかじって生かせてもらっている以上、親の言う事を聴き入れる
のは義務ですよ。

しかし、私は母が韓国ドラマを見る時
「きっと母がハマるぐらいだから、どこかしら良い点や面白いところがあるのだろう」
と思い、むしろ微笑ましく母の姿を眺めていました。

自分の萎えは誰かの萌え

母の幸せのカタチ、私の幸せのカタチがただ違うだけなのだ
――そのことを母は何故分かってくれないのか。

「アニメ」や「マンガ」を見ているだけでなぜ「気持ちが悪い」と
言われなければならないのか。

甘え、尊大な自尊心、そして自我の目覚め。密やかな反抗。自立への意欲―――

こいつぁ思春期をこじらせていますね。こっぱずかしい///
でも書かずにはいられない!不思議!
私はドMなのでしょうか。たぶんドSに憧れるドMでしょうね!



その一方で
何事も卒なくこなしてしまう母を誰よりも尊敬している私は、
母の発言は世間一般の意見を代表しているはずだ」とも考えていました。

きっと一般の人は「オタク」を見て「気持ち悪い」「理解できない」「しね」と
思っているに違いない、と。

なぜ私は、普通の女子になれなかったのか。
なぜ私は、母の言うところの「異形」になってしまったのか。

小学生の頃の私が、すでに成人した私の中で幾度も嘲笑してきます。
「今のアナタは わたしがなりたかった  大人 ではないよ」 と。

休日は友達や彼氏とカラオケに行ったり、ショッピングモールで遊んだり、
スイーツパラダイスで思い切り食べたり、映画やネズミの国で満たされる。

そんな別の幸せのカタチをなぜ優先的に選べなかったのか。

もちろん両立は可能でしょう。
現代のオタクの方々は往々にして「リア充」と「オタ充」の世界を横断して生きている
ように思います。二つの顔を持っているとでもいいましょうか。
異なる二面性が日常生活をより輝かせているように思います。

私も、おこがましいことですが、割と“両立”してきた方だと自負しています。
隠すときは隠すし、見せるときは見せる。


ただ、友達と服を買いにいくときに
「うわ、高いな。このアウター1枚で一体何冊の同人誌が買えると思ってんだ!!」
「Tシャツだけでボカロコンピアルバムが2枚買える…だと…!?」
と脳内で計算してしまいますし、

逆に
「このコスプレ衣装は丁寧につくってある…!セットで2万か。安いほうだわ」
「7ページしかないコピ本だけど、この人が描いているんだから800円は出せる」
と一般人の金銭感覚ではないことが多々あります。


一番心にひっかかるのは母の存在。そこから派生する
「真っ当に育ててくれたにも関わらず、気持ちの悪い存在に成り果ててしまった私自身」
に対する激しい自己嫌悪です。

心のどこかでずっと、肩身の狭さや息苦しさ、申し訳なさを感じながら生活しているの
かもしれません。

つい最近そんな母と娘の不満が互いに衝突しあう出来事がありました。
『世界ボーカロイド大会』への参加、そしてコスプレデビューです。

母は言います。
「アンタ、最近ほんとうに頭おかしいよ。
        ちょっと方向性が違うんじゃない?」


私は呟きます。
  「方向性?なんの方向性だよ!!」と。


このやりとりが母娘の溝を深める決定的な契機となりました。
大人になった私と母の間に横たわる溝を乗り越えるための選択肢は2つです。

私が母に理性的な説明をした上で一定の理解を求め、一緒に暮らす、共存
もう母なんかどうでもいいじゃないか。我が道を行こう、独りで生きていく、別離


小学生の頃の私が現在の私をあざ笑うと先述しました。
そういう時は決まって

「あの時なりたかった大人にはなれなかったけど、今すごく楽しいよ?」

と、言い返すことにしています。

たまに哀しくなりますが、オタクであることに後悔はほとんどないのです。

今の自分が好きになれそうな場所まで、ようやく到達できた喜びを
昔のいじめられてしょげていた自分に見て欲しい。

だから私にも日本文化を愛するオタクとしての自尊心があります。
韓流好きのマツコデラックスに負けてなるものか。いや、どこの国の文化にハマるとか
そういうのは別に各個人の自由で良いのだけど。

ただ私が私らしく生きる権利を獲得したいだけなのです。
厚顔無恥だと自覚していますが、そろそろ自己肯定をして、生きていきたいのです。


そこで私は、母に提案しました。

昔の「真剣10代しゃべり場」みたいに、直接本音でお互いをぶつけ合ってみよう、と。

今までお互いに避けてきた話題です。家庭内の和を乱さないために、あえて遠回り
して築きあげてきた妥協点をぶっ壊す作業なので、どうなるのか分かりません。

かくして「ありとあらゆるオタク的事象を憎む母」と「ヲタの娘」の本音バトルは
幕を開けました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

戦いの舞台は、一泊二日の『伊勢志摩』旅行。
あえて非日常の中で、丸2日かけて争ってみようというわけです。


戦いの末に何が見えたか―― は次回。
誰も得しない結末が待っていました

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他127件のコメントを表示
×
ウォール・ママンわろたwwww
好きなものを好きでいるのは大変いい事だと思うけどね。

自分は自分の趣味を否定されると悲しくなるから、他の人の趣味も否定しないようにしてる。
何が好きかが個人によって違うのは当たり前だし、それが気に入らないからってその人そのものを否定するのはなんか違う気がするなぁ。趣味ってあくまでもその人の一部分っていうか。
指の形が気に入らないからってその人全部を嫌いにはなったりしない、というか・・・

よくわからん意見ですいません。
お母さん完全に理解、とまではいかなくても
否定する事をやめてくれたらなぁ。
趣味じゃなくて娘さん自身を見てほしい。
71ヶ月前
×
これは・・・自分なら何の迷いもなく「別離」を選択しますね。
子は親の所有物ではないのです。
親であっても他人は他人、子の人生を決める権利はありません。
それが分からないようでは、お母様は「完璧な人間」ではないと言えます。
なので、無理に従う理由なんてありません。
自分の選択が正しいと思うならそれでいいと思います。
ただし、「自分で選択する=自分で責任を負う」という事をお忘れなく・・・。
71ヶ月前
×
この親は非常に偏った偏見を持っているものと思われますが
アニメだろうがドラマだろうが同じようなものでしょ?
ただ、2Dの映像か3Dの世界の映像かの違いでしょう?
例えば主婦がずっと見てる朝ドラがあったとして
それを毎回見逃さずに見てその朝ドラにすごく詳しい主婦は朝ドラヲタといえると思います
筆者は悪くない。親の脳ミソが固いだけなのでは?その偏見、何とかして消し去ってあげれればいいんですけどね…
71ヶ月前
×
始めましてNatukaです。
うちの場合、母がまさしくこんな感じで、祖母とは分かり合っていません(ここまでの激闘をしたわけでもなく、ただ、理解はしてないけれど良いんじゃない別に、程度のことですが。)
母はというと、今じゃ私と一緒に深夜アニメやガンダムやらを録画してお茶の間で一緒に見るまでにww

そもそも母は、松本零士やら銀河英雄伝説やらが好きだったためそのままアニオタ継続といった感じでしょうか。声優なんかにもめっぽう詳しいです(曰く、石田 彰さんが大好きとのことww)。というか、自分の知らない間に一人でアニメ見てる事も・・・

ここのコメントやらを読んで、改めてうちの母の特殊性に気付きました。
71ヶ月前
×
このような雑記を読んで下さった上、コメントを書き込んでくださった
皆様一人ひとりに頭を下げて回りたいです。
本当にありがとうございます!!

コメントはすべて拝読させて頂いております。
本当は全て返信したいのですが、こんなに反応を頂けるとは思わず…、
ご容赦下さい…。

皆様の暖かく、時に鋭いご意見(「オタク」の定義、そしてサクラ大戦に関する指摘は特に鋭くて震えあがりました)を勘案しつつ書き進めていけたらと思っていますので、宜しければ「後編」もお付き合い下さると幸いです。
71ヶ月前
×
親とは言えど、アニメをハマっている自分の娘に事もあろうことか気持ち悪いとか言う上に批判するなんてどうかしている!理想の娘から離れてしまったのは悲しいということに関しては同情しますけどね。
娘のあなたが悪いだなんて全くありえません!ましてや、アニメ好きな自分を嫌悪するなんて愚かですよ!今、自分のしたい事をめいいっぱいしなさい。
70ヶ月前
×
あれ、一生懸命過去ログ探して遡ってきたんだけどまだ更新されてないですね。
忙しい?
まあ機会があったら次回報告お待ちしてますよ。
70ヶ月前
×
なんか感動しました。読めてよかったです。
一般人はオタクを何かと勘違いしてるんですよ、きっと。
先入観はなかなか変えられないものなので共感できます。
でも、そう思われているからこそ先入観を一歩引いて考えられる
という点はオタクのいいところだと思ってます。
63ヶ月前
×
心労、お察しいたします…
ちなみに本当に余計なことを申し上げますと、
現在マツコな方が仰る「過去のウツクシかった、チヤホヤされてた輝いたアテクシ」は大抵相当話を盛っているか、若い時代の美しさを維持するだけの美意識や自制心を持ち続けられなかったことの証明であるので、その部分は引け目に感じる必要は全くありません。
美意識があって元が美しければマツコではなく、森久美子さんに近くなるでしょう……
マツコに似てる皆様ごめんなさい。
57ヶ月前
×
くっせえ氏ね
49ヶ月前
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