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  • マクガイヤーチャンネル 第61号 【何故風呂場でセックスするのか? あるいはスーパーマンの子孫存続に関する考察】

    2016-04-04 07:00  
    216pt
    こんにちは。放送が終わってほっと一息ついてるマクガイヤーです。
    まだ『Fallout4』をクリアしてないけど、『ファークライ プライマル』を買うべきかどうか悩んでおります。初回限定特典でマンモスに変身して大暴れできるってなんやねん! 気になりすぎるわ!!
    さて、今回のブロマガですが、前回のニコ生の補講っぽいことを書かせて下さい。
    放送でしっかりと言うのを忘れてしまったのですが、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は 実に「なう」が詰まっている――「いま」という時代を反映している――映画です。
    本作は『マン・オブ・スティール』の続編なのですが、『ダークナイト・リターンズ』でブルース・ウェイン少年がバットマンとして覚醒する有名なシーンをそのまま映像化した後、前作のクライマックスに続きます。スーパーマンとゾッド将軍がニューヨークで高層ビルをなぎ倒しつつドツき合うシーンです。
    あれだけビルが壊されたにも関わらず、『マン・オブ・スティール』では、まるで被害者など一人もいなかったような描写でした。しかし、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』では、やっぱり死人はいたのです。それもバットマンの知人――会社の部下が死んでいたのです……というシーンとして語りなおされます。今にも倒壊せんとするビルから沢山の人が逃げ出す中、部下を助けようと、人波に逆らって一人ビルに向かって走りだすシーンは、911にて倒壊せんとするWTCビルに向かって走り出す消防士たちの再現です。貧富の差を解消しようとテロを起こしてニューヨーク市民を殺したテロリストが悪なのか、長年中東の石油利権を握り続けてきたアメリカ政府が悪なのか、何が正義で何が悪なのか分からない世の中で、彼ら消防士たちは唯一「911に立ち向かったヒーロー」と呼ばれました。
    そんなヒーローが「1%も敵になる可能性があるなら、それは敵だ」という、まるきりドナルド・トランプのテロに対する主張みたいな台詞を口にして、スーパーマンを殺そうとするわけです。それも、クリプトナイトを盗んだり、と、全力で殺そうとします。
    廃墟となった町をうろつくブルースが、主人を失って彷徨う馬(ニューヨーク市警にはアメリカの都市の中でも最大級の騎馬部隊があります)をみつけるのもいい描写です。映画において馬というものは「高貴さ」、「自由」、「美」……そして「アメリカ」の象徴です。それらが失われてしまった――という意味なわけです。『ジャーヘッド』でも同じようなシーンがありましたね。