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  • マクガイヤーチャンネル 第86号 【デヴィッド・エアーの青春就活物語『バッドタイム』】

    2016-09-26 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、『スーサイド・スクワッド』の監督であるデヴィッド・エアーの過去作、それも初監督作である『バッドタイム』について書かせて下さい。
    クリスチャン・ベールが主演してるにも関わらず日本ではDVDスルーになってしまった地味な作品ですが、実は本当に愛しい愛しい映画だと思うのですよ。
    デヴィッド・エアーは1968年にイリノイ州シャンペーンで生まれました。以後、ミネソタ州ブルーミントン、メリーランド州ベセスダと引越しを続けますが、父の死で母親に家から放り出されたのを契機に、従兄弟が住むロサンゼルスのサウスセントラルへ移り住みます。この時、デヴィッド・エアーはまだティーンエイジャーでした。
    サウスセントラルは全米で一、二を争うほど治安の悪い街です。元々は工場があり、黒人の労働者たちが働いていたのですが、工場閉鎖後にスラム化しました。その後、ラティーノ、チカーノ、コリアン、ヒスパニック……と様々な人種が住むようになり、人種間での対立や、ギャングチーム間での抗争が起こるようになりました。65年の「ワッツ暴動」や92年の「ロス暴動」の舞台にもなったロサンゼルスでも有数の貧困地帯です。数キロ歩けば同じロサンゼルス内に立派なオフィス街もあり、アメリカ資本主義社会の貧富の差を象徴していたりもします。